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映画『愛しのタチアナ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『愛しのタチアナ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『愛しのタチアナ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0078640

製作年 1994年
上映時間 62分
ジャンル ヒューマンドラマ
コメディ
監督 アキ・カウリスマキ
キャスト カティ・オウティネン
マッティ・ペロンパー
マト・ヴァルトネン
キルシ・テュッキュライネン
製作国 フィンランド

映画『愛しのタチアナ』の登場人物(キャスト)

ヴァルト(マト・ヴァルトネン)
母親と二人で仕立ての仕事をしている40過ぎの独身男。コーヒーが好物で、カフェインが切れると不機嫌になる。友人のレイノとは無愛想なもの同士、馬が合う様子。レイノとのドライブ途中でタチアナ達に出会うが、女性に免疫がないため全く会話ができず呆れられる。
レイノ(マッティ・ペロンパー)
自動車修理工をしているヴァルトの友人。いい年をしてロックンローラー気取りで、いつもウォッカをラッパ飲みしている。普段は無口だが、酔っ払うと聞いてもいない武勇伝を延々と語り出す。ヴァルトと同じく女性に縁がない人生だったが、出会ったタチアナのことを好きになってしまう。
タチアナ(カティ・オウティネン)
友人のクラウディアとフィンランドへやって来たエストニア人。フィンランド語が少々話せるため、男二人とクラウディアの通訳を務める。クラウディアが男達の無愛想ぶりに呆れる一方で、不器用な二人に親近感を寄せレイノと心を通わせるようになる。
クラウディア(キルシ・テュッキュライネン)
タチアナとフィンランドにやって来たロシア出身の友人。旅の途中で立ち往生していたところ、ヴァルト達を見かけて港まで送ってもらうことにする。タチアナと違って男慣れしており、無口で気の利かないヴァルト達に呆れ小馬鹿にしている。

映画『愛しのタチアナ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『愛しのタチアナ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『愛しのタチアナ』のあらすじ【起】

フィンランドの田舎町。独身の中年男ヴァルトは、母親と仕立ての仕事をしている。ある日の仕事中、大好きなコーヒーを母親が切らしていたことにヴァルトは激怒する。「コーヒーは明日届く」と言う母親を物置に閉じ込めて、バッグから金を盗み、家を飛び出して行った。

郵便局で荷物を受け取った後、カフェでコーヒーを飲むヴァルト。包みを開けると車用のコーヒーメーカーが入っていた。ヴァルトは修理を頼んでいた車を取りに、友人で自動車修理工のレイノを訪ねる。早速車にコーヒーメーカーを取り付けたヴァルト。ロックンローラーを気取ったレイノは、「“行け”とジョニー・キャッシュも言った」とヴァルトに告げた。試運転という名目で、二人はそのまま当て所ない旅に出る。

夜になり二人は、眠気覚ましのためバーに入る。そこには、乗り合わせたバスがパンクし立ち往生している二人の女性がいた。エストニア人のタチアナと、ロシア人のクラウディアだ。クラウディアは、ヴァルトとレイノを見て「あの間抜けな顔の二人に港まで送らせよう」とタチアナに呟く。フィンランド語を多少話せるタチアナが、港まで送って欲しいと頼み、二人は承諾した。

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映画『愛しのタチアナ』のあらすじ【承】

無口でシャイなヴァルトとレイノは車内でも一切喋らず、女達が話しかけても返答さえしない。そうこうしている内に夜となり、一行は道中の安ホテルへ泊まることにする。クラウディアとヴァルト、タチアナとレイノがそれぞれ同室になったが、男二人は相変わらず喋らない。見かねたクラウディアが、ロシアの男は愛想がいいという話をするが、もちろんヴァルトには全く響かない。

その後、4人はホテルにあるレストランで食事をするが、やはり全く話は弾まず気まずい空気が漂う。ダンスタイムになり、タチアナとクラウディアは踊り始めた。男二人はそれを見ながら「馬鹿な女達だ」「まずいコーヒーだ」などと文句ばかり言っている。レイノは「もう寝る」と言ってさっさと部屋に戻って行ってしまい、タチアナは彼を慌てて追いかけた。残されたヴァルトは何も言わず、クラウディアは呆れ返ってしまう。

部屋に戻ったレイノは、タバコを持ったまま眠ってしまった。タチアナは彼の手からタバコを抜き取って何度か吸うと、横に寝転がって眠りについた。

映画『愛しのタチアナ』のあらすじ【転】

翌朝、ホテルを出発した一行。その後もヴァルトとレイノは、女達を待たせて寄り道ばかりする。工具屋のショーウインドウに飾ってある工具を眺めながら、ああだこうだと話し女二人は辟易させられる。クラウディアは、「バスが動くのを待てば良かった」とタチアナに愚痴をこぼした。

一行は途中、車を停めて休憩する。仮眠を取るヴァルトの横で、レイノはタチアナと目が合い、車を降りて彼女の隣に腰を下ろした。タチアナが肩にもたれかかってきたので、レイノはぎこちなく彼女の肩に手を回す。

ようやく目的地の近くまでやって来た夜、タチアナとクラウディアは「最後の夜だから」と言って、立ち寄ったカフェでサンドウィッチと紅茶をご馳走してくれた。タチアナは記念写真を撮らせてほしいと言って、レイノにカメラを向けてシャッターを押す。二人は恥ずかしそうに、お互いに視線を送り合った。

映画『愛しのタチアナ』の結末・ラスト(ネタバレ)

次の日、ようやく港に着き、男達と別れたタチアナとクラウディアは船に乗り込む。しかし、タチアナに惚れてしまったレイノは、ヴァルトと共に女達の後を追って船に乗り込んだ。船内で女達と合流するが、何を話すわけでもなく相変わらず不器用な男二人。レイノはぎこちない手つきでタチアナにタバコを差し出し、気持ちを伝えた。

一行はエストニアのタリン駅へ到着。クラウディアはヴァルトにプレゼントを渡し、列車に乗ってロシアに帰って行った。続いてヴァルト達はタチアナを自宅へ送り届けた。「さあ帰ろうと」とヴァルトが言うと、レイノが急に「俺は彼女とここに残る」と言い出す。「作家になる」と言い残して、そのまま彼女の家に消えて行きヴァルトは呆然とする。

一人淋しく帰路に着いたヴァルト。途中立ち寄ったカフェで、クラウディアから貰ったプレゼントの包みを開けてみると、コーヒーミルが入っていた。ヴァルトは再び4人で旅を続ける妄想をして、我に返り虚しくなる。

帰宅したヴァルトは、物置の鍵を開けて母親を出してやる。ヴァルトは母親に視線をやることもなく、いつものように黙々とミシンを動かし始める。母親はそんな彼にすぐコーヒーを作ってやるのだった。

映画『愛しのタチアナ』の感想・評価・レビュー

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映画『愛しのタチアナ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『愛しのタチアナ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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