12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『テイキング・ライブス』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『テイキング・ライブス』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『テイキング・ライブス』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『テイキング・ライブス』の結末までのストーリー
  • 『テイキング・ライブス』を見た感想・レビュー
  • 『テイキング・ライブス』を見た人におすすめの映画5選

映画『テイキング・ライブス』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0015753

製作年 2004年
上映時間 103分
ジャンル サスペンス
アクション
犯罪
監督 D・J・カルーソー
キャスト アンジェリーナ・ジョリー
イーサン・ホーク
キーファー・サザーランド
ジーナ・ローランズ
製作国 アメリカ
カナダ

映画『テイキング・ライブス』の登場人物(キャスト)

イリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)
FBI捜査官。マーティンの事件を追う。
ジェームズ・コスタ(イーサン・ホーク)
殺人事件の目撃者の男性。
アッシャー夫人(ジーナ・ローランズ)
マーティンの母親。
マーティンの少年時代(ポール・ダノ)
連続殺人犯。

映画『テイキング・ライブス』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『テイキング・ライブス』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『テイキング・ライブス』のあらすじ【起】

1983年のカナダのケベック州。モンローリエ行きのバスに16歳の少年マーティンが乗っていた。しかしバスがエンジントラブルで運行不可能となってしまった。そのためマーティンはバスの中で出会った少年マットとレンタカーを借りることにした。マーティンはマットが自分と同じくらいの背格好であることから、マットを殺害し彼になりすますことにした。マットの顔は身元が分からないように潰されており、遺体を発見した警察もなりすましには気づかなかった。

その後、マーティンは何人もの人を殺害し、被害者になりすますという行動を何年も続けていた。

20年後のカナダのモントリオール。警察に、ある建設現場からミイラ化した遺体が発見されたという報告が入った。FBI捜査官のスコットは、マーティンの一連の事件を捜査していた。建設現場の遺体のもとに到着したスコットは遺体の横に寝転ぶと、犯人は遺体を見つけて欲しかったのではないかということを推理した。

映画『テイキング・ライブス』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『テイキング・ライブス』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『テイキング・ライブス』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『テイキング・ライブス』のあらすじ【承】

ある日、19年前に死んだはずの息子を見たというアッシャー夫人が警察を訪ねた。警察は彼女の話を見間違いだと思っていたが、アッシャー夫人は息子はとても危険な人物であるため見間違えるはずはないと主張した。

その後、新たな殺人事件が発生した。コスタという男性が事件を目撃しており、スコットは彼に会いにいった。そしてコスタの協力のもと犯人の似顔絵が作成され公表された。すると、似顔絵の人物は自分が貸している家の家賃を滞納している人物であると言う大家から連絡が入った。警察がその家を捜査すると、住んでいたと思われる人物はおらず、屋根裏から遺体を発見した。その後、遺体で発見された人物がアッシャー夫人に電話をかけていたことが判明した。

スコットはアッシャー夫人のもとを訪れ似顔絵の確認をしてもらった。アッシャー夫人は息子に似ていると答えた。

映画『テイキング・ライブス』のあらすじ【転】

スコットはアッシャー夫人の家に隠された部屋があり、そこがマーティンの部屋であったことに気づいた。部屋に入ったスコットは何者かに背後から襲われるが、スコットが抵抗するとその人物はすぐに逃げてしまった。

後日、コスタの所有する画廊に何者かが侵入したとの通報があった。翌日コスタが商談するエドワーズという男がマーティンではないかと疑った警察は、秘密裏にコスタを警護することにした。

実はマーティンの正体はコスタであったが、そのことに誰も気づいていなかった。
コスタはわざとエドワーズを怒らせ自分を襲わせると、その騒動の中で警護をしていた刑事の一人を殺害した。そしてコスタは事故に見せかけてエドワーズを殺害した。
マーティンの毛髪とエドワーズのものが一致したため、警察は事件が解決したと思い込んでしまった。

その頃、コスタに惹かれていたスコットは彼と関係を持ってしまった。スコットはコスタの正体に気づかないまま彼に恋に落ちていた。

映画『テイキング・ライブス』の結末・ラスト(ネタバレ)

マーティンの遺体を確認するためにアッシャー夫人が病院を訪れたが、彼女は遺体は息子ではないと主張した。その場にスコットも向かっていたが彼女が到着する直前に、アッシャー夫人は病院のエレベーターでコスタにより殺害されてしまった。そこでスコットは初めてコスタがマーティンであったことに気づいたのであった。

その後コスタは再び殺人を繰り返し逃走していた。

スコットはFBIにクビを言い渡されたが、それはコスタを逮捕するための画策であった。7ヶ月後、スコットはコスタとの間に子供ができたことを装い妊婦として一人で暮らしていた。スコットはコスタが現れる日を待ち続けていた。

そしてある日、コスタがスコットの家に侵入した。この時のためにスコットは家の中に武器を隠していたが、すぐにコスタにバレて奪われてしまった。コスタはハサミを持つと、スコットの大きくなったお腹に突き刺した。しかし、スコットはお腹からハサミを抜くとコスタに突き刺し彼を殺した。コスタが刺したスコットのお腹には妊婦を装うためにプラスチックが詰められていたのであった。スコットは全てが終わったとFBIに連絡した。

映画『テイキング・ライブス』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

サイコサスペンス好きにはたまらない展開の連続でした。アンジェリーナ・ジョリー演じるFBI捜査官のイリアナが、連続殺人犯を追う中で徐々に犯人に近づいていく緊張感が非常に良く描かれています。特にイーサン・ホーク演じるコスタとの関係性が物語に大きな起伏を与え、後半の“真実”が明かされたときの衝撃はかなりのものでした。終盤のどんでん返しには思わず声が出ました。犯人の目的や動機にはやや不明瞭な点もありますが、それを補って余りある演出とテンポ感。ジョリーの冷静さと内面の揺らぎを両立させた演技が光ります。(20代 男性)


心理戦の要素が強く、緊張感の持続する映画でした。特に、イーサン・ホークのキャラクターが持つ“信用できそう”な雰囲気が、まさに罠であると気づいた時のショックが印象的でした。終盤でのイリアナの逆転劇は痛快で、思わず拍手したくなるほど。女性の立場で観ると、彼女のプロフェッショナルな姿勢と母性のバランスがとても魅力的に映りました。暗いトーンの中にも希望を感じられるエンディングが心に残ります。(30代 女性)


ジョリーの魅力が存分に発揮された作品でした。序盤はミステリアスな雰囲気を漂わせながらも、彼女が冷静に事件を解決していく姿に引き込まれました。特に、犯人との心理的な駆け引きが見どころで、彼が実は“被害者”のふりをしていたという真相が明らかになった時の緊迫感は鳥肌モノ。あの妊娠の演出も衝撃的で、観る者の心をかき乱します。ラストでの反撃はスカッとしましたが、後味はやや重め。(40代 男性)


全体的に暗めのトーンながら、緻密なプロットと役者陣の演技に引き込まれました。アンジェリーナ・ジョリーは冷徹なFBI捜査官という役柄ながらも、心の揺らぎや迷いを見せる演技が素晴らしかったです。犯人が徐々に明らかになる過程で、観る側も騙されていく感じがとても良かった。コスタが実は犯人だったという展開は意外性がありつつ、伏線もきちんと張られていて納得感がありました。(50代 女性)


どこかで観たような設定ながら、俳優たちの演技力とスリリングな展開で最後まで楽しめました。イーサン・ホークが見せた豹変ぶりは必見で、序盤の好青年ぶりからは想像もできない残虐性とのギャップがすごい。ジョリーとの関係がただの恋愛で終わらず、そこに恐怖が加わることで強烈な印象を残しました。暴力表現は控えめですが、精神的な怖さが強い映画でした。(30代 男性)


「静かな狂気」を描いたサスペンスとして非常に優れていると思います。犯人が他人になりすますという設定は昔からありますが、この映画はその“なりすまし”に感情が絡むことでより深みを持たせています。イリアナが妊娠していると見せかけて自らの命を守るシーンは特に印象的で、観ていて手に汗握りました。サスペンスとスリラーが上手くミックスされた作品です。(40代 女性)


古典的なサイコスリラーの香りがする一作でした。特に、犯人の“過去の人生を奪う”という動機と手口に背筋が寒くなりました。イーサン・ホークの静かな演技が逆に不気味で、ラストの豹変とのギャップに唖然。全体としてはテンポも良く、長さを感じさせない作りだったと思います。犯人の心の闇がもっと深堀りされていたらさらに良かったですが、それでも十分満足できる作品でした。(60代 男性)


FBI捜査官が主人公という設定にありがちな硬派な作風かと思いきや、女性としての葛藤や恋愛感情を交えたストーリー展開がとてもリアルで共感できました。犯人が愛情を装って近づいてくるという恐怖は、女性目線だとかなり怖いです。イリアナがその恐怖を乗り越え、自ら決着をつける姿には勇気をもらいました。ハリウッド的な派手さよりも、人間心理の深さが光る映画です。(20代 女性)


意外性のある展開と、アンジェリーナ・ジョリーの繊細な演技が見どころでした。特に後半での“妊娠”という要素が、物語に大きな意味を与えていたと感じます。ラストのどんでん返しも鮮やかで、サスペンスとしてはよくできた部類だと思います。犯人の描き方にもう少し深みがあっても良かったですが、見終わった後の満足感は高め。映像も全体的にスタイリッシュでした。(30代 女性)


見ごたえのあるサスペンスでした。最初から最後まで緊張感が続き、観客に“誰が信じられるのか”という疑問を持たせ続ける構成が巧妙です。犯人の正体が明らかになる中盤以降は一気に物語が加速し、イリアナが仕掛けた反撃に至るまでの流れが非常にスリリング。特に、最後の“妊娠”を利用した一手は秀逸で、犯人を欺いた瞬間の達成感はたまりませんでした。(50代 男性)

映画『テイキング・ライブス』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『テイキング・ライブス』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

セブン(Se7en)

この映画を一言で表すと?

終始張り詰めた緊張感と衝撃のラストが心に刺さる、極限のサイコサスペンス。

どんな話?

猟奇殺人犯を追うベテラン刑事と新人刑事が、キリスト教の「七つの大罪」になぞらえた連続殺人事件に挑むストーリー。犯人の異常な哲学に翻弄されながら、やがて二人は想像を絶する結末へと導かれていく。

ここがおすすめ!

終盤の展開はまさに伝説級。映像美、脚本、演技の全てが高水準で、サスペンスファンなら絶対に外せない1本です。『テイキング・ライブス』同様、人間の心理に迫る緊迫のドラマが味わえます。

羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs)

この映画を一言で表すと?

天才的な狂気と知性のぶつかり合いが生む、究極の心理スリラー。

どんな話?

若きFBI訓練生クラリスが、猟奇殺人犯を追うために収監中の天才殺人鬼・レクター博士に接触。犯人逮捕の鍵を探る中で、二人の間に緊張感溢れる頭脳戦が繰り広げられていく。

ここがおすすめ!

アンソニー・ホプキンスの怪演は圧巻で、一度観たら忘れられないキャラクターに。知能戦と心理描写の濃密さは『テイキング・ライブス』ファンにも響くはず。女性捜査官視点の物語という点でも共通性あり。

ゴーン・ガール(Gone Girl)

この映画を一言で表すと?

愛と狂気が紙一重な、予測不能の心理ミステリー。

どんな話?

失踪した妻の捜索が進む中、夫に殺人の疑いがかけられ、世間の注目が集まる。しかし、物語は意外な方向へと転がり、次第に「真実」が複雑に歪んでいく。夫婦の関係性が全ての鍵を握る。

ここがおすすめ!

一見、普通の夫婦に見える2人の裏に隠された心理戦が見どころ。何が真実なのか最後までわからない展開は『テイキング・ライブス』同様、観客を翻弄します。フィンチャー監督ならではの緻密な演出も◎。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(The Girl with the Dragon Tattoo)

この映画を一言で表すと?

暗黒に潜む真実を暴く、知性と狂気のミステリースリラー。

どんな話?

40年前に失踪した女性の謎を追うジャーナリストと、天才ハッカーの女性が協力して事件の真相に迫る。調査が進むにつれて、ある一家の暗い歴史と衝撃の事実が浮かび上がってくる。

ここがおすすめ!

社会派ミステリーとしての重厚さと、スリラーとしての緊張感が見事に融合。『テイキング・ライブス』が好きな人なら、女性主人公の芯の強さとストーリーの深みに魅了されること間違いなし。

アイデンティティー(Identity)

この映画を一言で表すと?

全てがひっくり返る衝撃のラストが待つ、密室心理サスペンス。

どんな話?

嵐の夜、モーテルに偶然集まった10人の男女が次々と殺されていく。誰が犯人なのか?動機は?パニックの中で明かされていく真相は、予想を遥かに超えるものだった。

ここがおすすめ!

閉鎖空間の中で進行するサスペンスが、次第に心理的な領域へと発展していく構成は見応え抜群。『テイキング・ライブス』同様、最後の最後に明かされる「真実」が衝撃的で、見終わった後も余韻が残ります。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
映画のネタバレあらすじ

みんなの感想・レビュー