この記事では、映画『アルピニスト』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アルピニスト』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0075998
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 92分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | ピーター・モーティマー ニック・ローゼン |
キャスト | マーク=アンドレ・ルクレール ブレット・ハリントン アレックス・オノルド ラインホルト・メスナー |
製作国 | アメリカ |
映画『アルピニスト』の登場人物(キャスト)
- マーク・アンドレ・ルクレール(本人)
- ロッククライマー兼アルピニスト。自分だけの世界を持っている。単独登頂を基本とし、前人未踏の難関ルートにも果敢に挑戦する。
- ブレット・ハリントン(本人)
- マークの恋人で、共にクライミングなどを楽しむ。マークの考え方や価値観を誰よりも理解している。
- ミシェル・カイパース(本人)
- マークの母。マークの行動を決して否定せず、好きなことをさせて育てた。
- ピーター・モーティマー(本人)
- 映画監督。登山家に密着したドキュメンタリー映画を製作している。自身もロッククライミングをする。
- アレックス・オノルド(本人)
- ロッククライマー。マークとはクライミングのタイムを競い合った経験がある。
映画『アルピニスト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アルピニスト』のあらすじ【起】
数々の記録を持つ世界的ロッククライマーのアレックス・オノルドは、尊敬する人物を聞かれ、こう答えた。「マーク・アンドレ・ルクレール。彼はレベルが違う」と。それを聞いた映画監督のピーター・モーティマーは驚く。これまで20年以上にわたり、登山家に密着したドキュメンタリー映画を製作してきた彼だが、マークの名前を耳にしたのはこの時が初めてだったからだ。
ピーターは撮影班を連れて、カナダにあるクライミングの聖地スコーミッシュへ向かう。そこで出会ったマークは、車も携帯電話も持っていない23歳の若者だった。マークの恋人ブレットは、「彼は誰とも違う」と言う。そしてマーク自身にも、その自覚があった。彼はたった一人で山を登り、自分の全てを制御する瞬間がたまらなく好きなのだ。
初めての撮影は「グランドウォール」で行われた。高さが300mもある岩の壁を、マークは命綱も着けずにスルスルと登ってしまった。「緊張感やスリルは求めていない」と言う彼にとって、常人なら逃げ出したくなるような断崖絶壁ですら、単なる娯楽に過ぎないのだ。
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映画『アルピニスト』のあらすじ【承】
マークはカナディアンロッキーに移動し、今度はアイスクライミングを始める。氷は表面が崩れやすく、ロッククライミング以上の危険を伴う。それでもマークは命綱を着けようとはしない。アイスアックスを岩や氷に巧みに突き刺し、難なく登頂を成功させるのだった。
マークの母ミシェルが登場し、彼の生い立ちを語る。マークは小さい頃から学校に馴染めず、ADHDと診断されていた。ミシェルは、彼をホームスクールで育てることを決意し、好きなことをやらせた。登山家の本を好んで読むようになったマークは、その勇敢な姿に憧れを抱き、いつしかクライミングを始めたのだった。
ここで問題が発生する。マークが撮影班の前から姿を消し、連絡が取れなくなった。マークのクライミング仲間のSNSを頼りに行方を追ったところ、彼は各地を転々としながらクライミングを楽しんでいた。「撮影がストレスだったんだ」とスタッフたちは反省するが、恋人のブレットだけがマークの心情をよく理解していた。マークは自分の活躍を世に示したいとは思っておらず、「そんな暇があるなら山に登りたい」と考えていることを。
映画『アルピニスト』のあらすじ【転】
連絡が取れない間に、マークはカナディアンロッキー最高峰と言われる、ロブソン山の単独登頂を成し遂げていた。二回目のロブソン山への登頂となり、ようやく同行を許された撮影班は、数カ月ぶりにマークと再会する。
彼は再びインタビューに答え始めた。「僕が考える最高の登山は、何も持たずに登ることだ。自分だけを頼りに山の大自然に浸るんだ」。この言葉通り、彼は通信機器を持たず、下見もせずロブソン山に入る。天候や日照時間、雪の状態など、山が見せる僅かな兆しを読み取りながら登り、頂上に到達するのだった。
翌年になり、マークは念願の挑戦をする。南米最南端の地、パタゴニアの「トーレ・エガ―」の冬季単独登頂だ。「冬のパタゴニアなんてありえない」と登山家たちが口を揃えるほどの過酷な環境であり、マーク自身も今回は次元が違う挑戦だと感じていた。テントやロープなど大量の持ち物を準備するマーク。食事は何にするのかと聞かれ、「毎回最後の食事になるかもしれないから、好きなものを味わって食べるのさ」と笑顔で答えるのだった。
映画『アルピニスト』の結末・ラスト(ネタバレ)
トーレ・エガ―への挑戦が始まった。雪崩の危険が大きい斜面をマークは慎重に進む。予定から遅れつつも、なんとか頂上付近まで進んだが、吹雪により下山をよぎなくされた。帰国するだろうと誰もが考えていたが、マークは天候を見てすぐに再挑戦した。装備を減らし、一回目の倍以上のスピードで山を登っていく。そしてついに登頂に成功するのだった。「今までの人生はこのためにあったと思う」。マークの口から出たのは、万感の思いが込められた言葉だった。
物語はこれで終わりを迎えるはずだった。しかし、撮影班にブレットから連絡が入る。マークが、アラスカで出会った地元のクライマーと二人で山に入り、通信が途絶えたというのだ。撮影班は急いで現場へと向かったが、吹雪のせいで入山は不可能。救助ヘリが飛べたのは、それから4日後のことだった。一面の雪の中に、マークのロープを発見する。しかし、それは雪崩でできた雪塊の中にあり、生存の可能性は無かった。
事故から数カ月がたち、世界中の登山家たちがマークを追悼するため、スコーミッシュへ集まった。マークの母ミシェルは語る。「マークは自分が何をしたいのかを追求した。限界を超えて、恐怖に打ち勝ったら、そのとき何がしたいのかを」と。
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映画『アルピニスト』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アルピニスト』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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