この記事では、映画『悪魔の世代』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『悪魔の世代』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『悪魔の世代』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0093122
| 製作年 | 2021年 |
|---|---|
| 上映時間 | 114分 |
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 監督 | エミリス・ヴェリヴィス |
| キャスト | インゲボルガ・ダプコナイテ ヴィータウタス・カニュショニス ヴァイドタス・マルティナイティス |
| 製作国 | エストニア |
映画『悪魔の世代』の登場人物(キャスト)
- ギンタス・クラサウスカス(ヴィータウタス・カニュショニス)
- 警察署長で、政治家を目指している。ギンタスの子供の、名付け親であるほど仲がいいライモナスという親友を持っているが、彼の妻と不倫関係にある。
- シモナス(アイニス・ストルピルスティス)
- 国家検事局の男性。事件の真相を明らかにするため、田舎まで足を運んできたという。細部なところにも気が付く優秀な検事。
- ラサ(インゲボルガ・ダクネイト)
- 女性の市長。ギンタスの古い友人で、ギンタスの行動を怪しんでいるが彼に協力する。
映画『悪魔の世代』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『悪魔の世代』のあらすじ【起】
ギンタスの息子であるベネイは、学校に銃を持ちだし、先生に銃口を向け、学校に呼び出される。ギンタスは、親友であるライモナスの妻と不倫をしていた。
一本の電話が入り、ギンタスは現場に駆け付ける。そこには、ライモナスが銃で自害した残骸があった。彼の死体が持っていたスマホには、ギンタスとライモナスの妻が浮気をしている動画があった。ギンタスはその動画の流出防止のために、人気のない場所でスマホを踏みつけ粉砕し、マンホールの中に落とし証拠隠滅を図る。
ライモナスの葬式が開かれ、シモナスという検事局から来た男がギンタスを尋ねる。現場にはサイフや鍵はあったが、携帯がどこにもなかったという報告書を、シモナスは読んだ。旧ソ連のルーブル紙幣まであったというのに、携帯だけがないことに疑問を覚える。ギンタスは、明らかに彼は自殺だったと訴える。
映画『悪魔の世代』のあらすじ【承】
ギンタスは、ライモナスに動画を送った犯人を探すために、発信源の携帯電話番号を調べる。所有者は不明だが、発信源はリィエパ通りだと突き止めることができた。そこには家が一軒しかなく、ギンタスの知っている家だった。
激しい雨の日に、ライモナスの妻が車に乗ろうとする。すると突然背後から男性の影が現れ、妻を取り押さえる。その男性はギンタスで、なぜライモナスに動画を送ったのかと激しく問いただす。何のことかと怯えながら聞き返す妻だったが、ギンタスに激しく抑えられ、強く罵られた。ギンタスに解放された女性は、ひとりで激しい雨に撃たれながらひとり涙した。
ギンタスは息子のベネイに銃の練習をさせていた。学校に銃を持ち出し、騒ぎを起こさないように注意した。ギンタスは、自分より弱いものは殺してはダメで、自分より強いものは殺してもいいとベネイに伝えた。
映画『悪魔の世代』のあらすじ【転】
ギンタスは、シモナスが独断でライモナスの墓を掘り起こしているのを発見した。ギンタスは勝手なことはするなと彼に強く伝えた。しかしいくつかの証拠が見つかり、ライモナスは自殺ではなかったと判断された。
突如ギンタスの家で家宅捜索が行われることとなった。下水口で携帯が発見され、残っていたデータの動画を見られてしまったのである。下水口で携帯を発見するのは不可能なため、誰かがギンタスの携帯を捨てる瞬間を目撃したのではないかと疑う。そして、ライモナスを撃った銃が、ギンタスの家で見つかったため彼は取り押さえられる。
教会の中で、ギンタスと繋がりがあった神父が殺されていた。ギンタスが神父といるところを目撃されており、ギンタスの容疑はますます強くなっていくのであった。しかし、ギンタスが拘束されている間に新しい犯行があり、裁判所からの許しが出て釈放された。
ギンタスの娘は、誰かに強い暴行を受け、顔面を強く殴られ、レイプを受けた。彼女の顔面は驚くほど痛々しく腫れ上がっていた。
映画『悪魔の世代』の結末・ラスト(ネタバレ)
ベネイが行方不明となった。ベネイが誘拐されたとされる赤い車が見つかり、その車に近づくと爆発した。しかし車の中は無人であった。そしてベネイは別の場所で無事に発見された。
市長であるラサの助けを求める叫び声を聞いたギンタスは、その場に駆け付ける。「犯人は彼だった」とラサが叫ぶが、その名前を聞く前にギンタスは何者かによって身体を撃たれてしまう。そこに現れたのは、シモナスであった。
シモナスはラサの全身に液体燃料をかけた。ギンタスの娘をレイプした犯人もシモナスであった。ギンタスは昔、小さな男の子をわざと窓から落としたことがあり、その小さな男の子が大きくなったシモナスであった。シモナスは燃料に火をつけ、ラサを焼き殺す。
シモナスが、ギンタスに銃を向けたとき、何者かがシモナスを銃殺した。そこには、銃を持つとても小さなベネイがいた。
映画『悪魔の世代』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
作品全体に漂う不気味な空気がとても印象的だった。物語は若者たちの集団の中に潜む狂気が徐々に表面化していく構成で、序盤は普通の青春ドラマのように見えるのに、少しずつ違和感が積み重なっていく。特に後半で仲間同士の関係が崩れていき、暴力や裏切りが一気に表面化する展開はかなり衝撃的だった。タイトル通り、若い世代の中に潜む危うさを描いているように感じる。最後の結末も救いがあるとは言えず、観終わった後に重い余韻が残った。(30代 男性)
最初は普通の若者たちの日常を描いた映画かと思ったが、徐々に物語の雰囲気が変わっていくのが面白かった。登場人物たちはそれぞれ悩みや不満を抱えていて、それが少しずつ暴力的な方向に向かっていくのが怖い。特に仲間内の関係が崩れていく場面はリアルで、見ていてかなり緊張感があった。ラストでは取り返しのつかない結果になり、若さゆえの衝動の恐ろしさを感じた。派手な演出ではないが、心理的に強い印象を残す映画だった。(20代 女性)
映画『悪魔の世代』は、若者の集団心理をテーマにした作品だと感じた。最初はただの仲間同士の集まりのように見えるが、徐々に疑念や嫉妬が広がり、関係が崩壊していく。特に中盤以降の展開はかなり不穏で、登場人物たちの行動がどんどんエスカレートしていく。最後には暴力的な結末に至るが、それが突然ではなく積み重ねの結果として描かれている点がリアルだった。観終わったあと、社会や世代について考えさせられる作品だった。(40代 男性)
若者たちの危うさを描いた映画で、見ていて少し不安になるような雰囲気が続く作品だった。登場人物たちはどこにでもいそうな普通の若者なのに、少しのきっかけで関係が大きく崩れてしまう。その過程が丁寧に描かれていて、心理的な怖さを感じる。後半の暴力的な展開は衝撃的だったが、ただのショック描写ではなく人間関係の崩壊として描かれている点が印象的だった。ラストの余韻も重く、考えさせられる映画だった。(30代 女性)
青春映画のような雰囲気から始まりながら、徐々に不穏な方向へ進んでいく構成が印象的だった。登場人物たちの小さな不満や嫉妬が積み重なり、やがて取り返しのつかない出来事につながる展開はかなりリアルに感じる。特に終盤の衝突シーンは緊張感があり、誰が何をするか分からない怖さがあった。結末も決して明るいものではなく、タイトルが示す通り「世代」の問題を考えさせられる内容だった。(20代 男性)
若者の衝動や集団心理の危うさを描いた作品で、かなり重いテーマだと感じた。最初は友情や仲間意識が描かれているが、次第にそれが暴力や裏切りへと変わっていく。その変化がとてもリアルで、見ていて緊張感があった。特に終盤の展開は衝撃的で、誰も止められない状況になっていくのが怖い。派手なアクションはないが、人間関係の崩壊を描いた心理ドラマとして印象に残る作品だった。(50代 男性)
若者たちの感情の揺れを丁寧に描いている映画だと思った。登場人物たちはそれぞれ悩みを抱えていて、その不安や怒りが徐々に暴力的な方向へ向かっていく。最初は小さな衝突だったのに、最後には大きな事件へ発展してしまう展開が怖かった。特に仲間同士の信頼が崩れる場面は印象的だった。観終わったあと、若さのエネルギーが良い方向にも悪い方向にも向かう可能性を感じた。(20代 女性)
この映画は派手な演出はないが、人間の心理を描く力が強い作品だった。若者たちの会話や行動の中に少しずつ不穏な空気が混ざっていき、後半ではそれが爆発する。特に終盤の衝突はとてもリアルで、見ていて息苦しさを感じた。結末も決して救いがあるとは言えず、社会の中で若者が抱える不満や孤独を象徴しているように思えた。重いテーマだが、印象に残る映画だった。(40代 女性)
全体的に暗い雰囲気の映画だが、若者の心理をリアルに描いている点が印象的だった。仲間内の関係が少しずつ崩れていく様子が丁寧に描かれていて、見ていて緊張感がある。特に後半の展開では、誰が敵で誰が味方なのか分からなくなる不安があった。最終的な結末はかなり重く、観終わったあとに考えさせられる内容だった。社会的なテーマを感じる作品だった。(30代 男性)
若者たちの危うい関係を描いた映画で、心理的な緊張感が強い作品だった。序盤は普通の青春映画のようだが、次第に登場人物たちの感情が暴走していく。その変化がリアルで、見ていて怖さを感じる。特に終盤の衝突は衝撃的で、取り返しのつかない結果になるのが印象的だった。派手な演出はないが、人間の内面を描いた重いドラマとして強い余韻が残った。(50代 女性)
映画『悪魔の世代』を見た人におすすめの映画5選
時計じかけのオレンジ
この映画を一言で表すと?
暴力と若者文化を鋭く描いた、衝撃的なカルト映画。
どんな話?
近未来の社会で、アレックスという若者は仲間たちと共に暴力や犯罪を楽しむ日々を送っていました。しかしある事件をきっかけに彼は逮捕され、暴力衝動を抑えるための矯正治療を受けることになります。自由意思と社会の統制というテーマを通して、人間の本質や暴力の意味を問いかける物語です。
ここがおすすめ!
若者の暴力性や社会との関係を鋭く描いている点で、映画『悪魔の世代』と共通するテーマを感じられる作品です。独特の映像表現や音楽の使い方も印象的で、映画史に残る問題作として知られています。観終わったあとも長く考えさせられる、非常にインパクトのある映画です。
ファイト・クラブ
この映画を一言で表すと?
現代社会に対する怒りを爆発させる衝撃の心理ドラマ。
どんな話?
平凡な会社員である主人公は、不眠症と空虚な日常に悩んでいました。ある日、タイラーという謎めいた男と出会い、二人は地下格闘クラブを作り始めます。暴力によって自分を取り戻そうとする男たちの活動は次第に過激化し、やがて社会を揺るがす計画へと発展していきます。
ここがおすすめ!
若者の不満や怒りが爆発していく物語は、映画『悪魔の世代』と似たエネルギーを感じさせます。予測不能なストーリー展開と衝撃的な結末が魅力で、心理的なスリルを楽しめる作品です。観る人の価値観を揺さぶる強烈な映画としておすすめです。
エレファント
この映画を一言で表すと?
学校で起きる悲劇を静かに描いた衝撃の青春ドラマ。
どんな話?
アメリカの高校を舞台に、生徒たちの日常が淡々と描かれていきます。友人との会話や授業、何気ない日常が続く中、物語は次第に不穏な空気を帯びていきます。そしてある日、学校で取り返しのつかない事件が起こります。若者たちの孤独と社会の問題を描いた作品です。
ここがおすすめ!
若者の心理や社会の問題を静かに描く手法が、映画『悪魔の世代』の雰囲気に近い作品です。派手な演出ではなく、日常の中に潜む不安を丁寧に描くことで強い印象を残します。リアルで重いテーマを扱った映画を観たい人におすすめです。
トレインスポッティング
この映画を一言で表すと?
若者たちの破滅的な人生を描く衝撃の青春映画。
どんな話?
スコットランドの若者マークとその仲間たちは、ドラッグに溺れながら刹那的な日々を送っています。彼らは現実から逃げるように快楽を追い求めますが、その生活は次第に悲劇的な方向へと進んでいきます。社会からはみ出した若者たちの生き様をリアルに描いた作品です。
ここがおすすめ!
若者の衝動や社会への反発を描いた作品として、映画『悪魔の世代』が好きな人におすすめです。エネルギッシュな映像と音楽が特徴で、青春の危うさを強烈に表現しています。個性的なキャラクターたちも魅力的で、印象に残るシーンが多い映画です。
ザ・バニシング 消失
この映画を一言で表すと?
人間の闇を静かに描く心理サスペンスの傑作。
どんな話?
旅行中に突然恋人が姿を消してしまい、主人公はその行方を追い続けます。数年後、事件の真相を知るという男が現れますが、その人物には恐ろしい秘密が隠されていました。失踪事件の謎を追う中で、人間の恐ろしい心理が明らかになっていきます。
ここがおすすめ!
人間の内面に潜む闇をリアルに描く点で、映画『悪魔の世代』と共通する魅力があります。派手な演出はないものの、静かな恐怖がじわじわと広がっていく構成が秀逸です。観終わったあとに強烈な余韻を残す心理サスペンスとしておすすめです。



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