この記事では、映画『KCIA 南山の部長たち』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『KCIA 南山の部長たち』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0056838
| 製作年 | 2020年 |
|---|---|
| 上映時間 | 113分 |
| ジャンル | サスペンス 政治ドラマ |
| 監督 | ウ・ミンホ |
| キャスト | イ・ビョンホン イ・ソンミン クァク・ドウォン イ・ヒジュン |
| 製作国 | 韓国 |
映画『KCIA 南山の部長たち』の登場人物（キャスト）
- キム・ギュピョン（イ・ビョンホン）
- 大韓民国中央情報局（KCIA）部長。パク大統領とは、かつて革命の同志だった
- パク大統領（イ・ソンミン）
- 大韓民国第5～9代大統領。
- パク・ヨンガク（クァク・ドウォン）
- 元KCIA部長。アメリカに亡命している。
- クァク・サンチョン（イ・ヒジュン）
- 大統領警護室長。デモを軍事行動で抑えようとする強硬派。
- デボラ・シム（キム・ソジン）
- アメリカに移住したロビイスト。
- チョン・トヒョク（ソ・ヒョヌ）
- 国軍保安司令官。クァク室長に懐柔される。
- チャン・スンホ（キム・ミンサン）
- 陸軍参謀総長。
映画『KCIA 南山の部長たち』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『KCIA 南山の部長たち』のあらすじ【起】
1979年10月26日。大韓帝国中央情報局（KCIA）部長キム・ギュピョンは、会食中のパク・チョンヒ大統領を暗殺する。
大統領暗殺事件の40日前。ワシントンD.C.で開かれた下院議院聴聞会において、アメリカに亡命していた元KCIA部長パク・ヨンガクは、コリアゲートについての証言で、パク大統領について「革命への裏切り者」と述べる。
激怒したパク大統領の命令でキム部長は、アメリカに向かう。友人でもあるパク元部長に対し、出版しようとしている回顧録の原稿を渡すよう迫るキム部長。
その後、公演で落ち合い、パク元部長はキム部長に原稿を渡す。その際、キム部長はパク元部長から、大統領がKCIAよりも信頼する秘密情報組織「イアーゴ」が存在することを聞かされる。
原稿を持ち帰国したキム部長は、パク大統領と会食する。席上でパク元部長を許してくれるよう懇願するキム部長。3人とも元は革命の同志であった。2人は酒を酌み交わしながら昔を懐かしむ。
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映画『KCIA 南山の部長たち』のあらすじ【承】
国民を戦車で威嚇するなど、力で押さえつけようとするクァク・サンチョン大統領警護室長とキム部長の確執が次第に露になってくる。
そんな折、韓国政界の内幕を暴露したパク元部長による回顧録「革命の裏切り者」が流出。キム部長は、パク大統領の怒りを買ってしまう。
クァク室長が自身の息がかかった中央情報部の要員と駐仏大使を使い、パク元部長の動静を調べていること、さらに自身が盗聴されていることを知ったキム部長。クァク室長の機先を制するべく直ちに信頼できる要員をパリに送る。
キム部長は部下からの報告で、クァク室長がパク元部長の暗殺を計画しているという情報を掴む。
パク大統領にパク元部長の暗殺を示唆されたキム部長。クァク室長ではなく、自らの主導で友人を暗殺することを決意。デボラ・シムを使って、パク元部長をおびき寄せ、現地で雇ったアルジェリア人を使ってパク元部長を車で誘拐する。一度は車から脱出したパク元部長だったが、キム部長の部下に見つかり射殺される。
映画『KCIA 南山の部長たち』のあらすじ【転】
韓国国内では、パク政権への反発が日増しに強まりデモが頻発。治安は不安定になる一方であった。戒厳令による軍事行動によりそれを鎮圧しようとするクァク室長一派及びパク大統領による強硬派と、あくまで民主的に問題を解決すべしという穏健派のキム部長との対立は激しさを増す。キム部長は徐々にパク大統領の信頼を失いつつあった。
パク大統領とクァク室長の会食を盗聴するキム部長。そこでパク大統領が、自身の暗殺を示唆する会話を聞いてしまう。
一方、釜山では放送局が襲われるなど学生や市民によるデモは激しさを増していった。パク大統領は強硬派が主張するデモ隊の軍事的鎮圧を支持。議会による民主的解決を主張するキム部長を、完全に見限る。
映画『KCIA 南山の部長たち』の結末・ラスト（ネタバレ）
パク大統領に宮井洞での宴会に招かれたキム部長。そこにはクァク室長も同席していた。
一旦席を立つキム部長。彼は参謀総長を招いて別室で待機させる。
金庫から拳銃を取り出し、部下の元へと行くキム部長。彼は、もはやパク大統領の暴走を止めることは出来ないと判断。大統領暗殺を決意していた。キム部長は部下に指示を出し、宴席へと戻る。
在りし日の革命の思い出を、パク大統領に語るキム部長。最後の希望をかけて大統領に辞任を迫るが、激しく叱責される。
直後、キム部長は大統領に拳銃を向ける。キム部長は掴みかかって来たクァク室長を銃撃。クァク室長は右腕を負傷し床を転がる。キム部長はパク大統領に向かって「貴様も死ね」と発砲。銃弾は右胸を貫き、大統領は瀕死の状態に。
突然、館の電気が落ち、クァク室長は逃亡。キム部長は、部下から新たな拳銃を受け取り、パク大統領に止めを刺す。
参謀総長を連れ、車で館を脱出したキム部長。部下に中央情報局がある南山か陸軍本部、どちらへ向かうかを尋ねられる。彼は逡巡の末、陸軍本部へと向かう。
軍で逮捕されたキム部長は、陸軍高等裁判で死刑を言い渡され、絞首刑に処される。
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映画『KCIA 南山の部長たち』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『KCIA 南山の部長たち』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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