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映画『マーシャル・ロー』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『マーシャル・ロー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マーシャル・ロー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『マーシャル・ロー』の結末までのストーリー
  • 『マーシャル・ロー』を見た感想・レビュー
  • 『マーシャル・ロー』を見た人におすすめの映画5選

映画『マーシャル・ロー』 作品情報

マーシャル・ロー

  • 製作年:1998年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:サスペンス、アクション
  • 監督:エドワード・ズウィック
  • キャスト:デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス、トニー・シャルーブ etc

映画『マーシャル・ロー』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『マーシャル・ロー』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『マーシャル・ロー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『マーシャル・ロー』 あらすじ【起・承】

アメリカではテロが頻発していた。
報道の数も日ごとに増えていき、国民も危機を感じるようになる。
そんなある時、中東でシークという族長が監禁されるという事態に陥った。

アンソニーはテロリスト対策本部長である。
ある日ニューヨークでアラブ系の民族がバスジャックするという事件が起きた。
アンソニーが直ぐさま犯人と直接交渉するため現場に直行。
しかし彼らが到着する前に事が起こってしまう。
だが既に爆発したものは爆弾などではなく、ペンキ缶だった。
その後「彼を釈放しろ」という謎のFAXが届いた。

しかしこの後本物のテロが起こる。
ニューヨークでバスが爆破され、犠牲者を出してしまった。
これが連続テロの最初だった。
犯人はアラブ系が怪しいということになった。
そんな時アンソニーは現場で一人の女性と出会う
名前はエリースと言い、CIAの職員だと言う。
彼女はテロについて何か知っていそうな雰囲気を出していたため、不審に思いながらもアンソニーは彼女と協力捜査をすることにする。

だが彼女には疑わしいところがたくさんある。
まずアンソニーが掴んでいない爆破の情報を掴んでいること。
そしてアラブ系アメリカ人を庇うことだ。
今回のバスジャックで容疑者となったサミールというアラブ系の男を保釈させ泳がせる方が得策だと主張するのだ。
サミールは情報やで彼自身は問題ないという。

映画『マーシャル・ロー』 結末・ラスト(ネタバレ)

ニューヨークには次々とテロが起こり、見かねた政府は戒厳令を出した。
街中を軍が支配、頭上をヘリコプターが飛ぶ中で国民の緊張も高まってくる。
そしてアラブ系のアメリカ人が片端から連行され、拷問をされるという事態に。
かなりの緊迫した状態である。
これに対しアメリカ国民はデモを起こし、戒厳令に反発し始めた。
アラブ系だけではなく、黒人たちもいる。
アンソニーも強く否定していた。
そこにはエリースもいる、彼女の本名はシャロンという。
中東を中心に仕事をしているCIAであった。

国内にいるテロの首謀者をおびき出すため、サミールを会わせることにする。
シャロンはサミールに付き一緒に向かう。
そして首謀者を待つ二人。
実はこの犯人こそはサミールだった。

シャロンに銃口を向け、アンソニーはけつけるのが一足遅く撃たれてしまう。
アンソニーはそのままサミールを銃殺。
彼女の最後の言葉は「偉大なるアラー」という言葉だった。

テロ首謀者もいなくなり、非合法で中東の族長を軟禁しているアメリカ群に非難が集まる。
アンソニー対軍隊。
しかしアメリカ軍は降参し、将軍は逮捕される。
捕まっていたアラブ系の人々も解放されるのだった。

映画『マーシャル・ロー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『マーシャル・ロー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

9.11事件前のリアルテロ作品

本作品は上映されたのは2000年。
つまり9.11事件の前である。
そのためニューヨークで大きなテロが起こるということ自体が作り話であったし、あったらこうなるという仮定のもとで製作された映画である。

それなのに非常に良く作り込まれている。
一時、現実に起こったテロでこの映画をモデルにしたのでは無いかと言う噂まででたほどだ。

劇中で疑われているアラブ系アメリカ人というのも生々しい。
この時点では全く中近東の話は出ていなかった筈であるが、アラブ系を犯人にするあたり、実際には何か感じ取る動きがあったのだろうか?

デンゼル・ワシントンはヒーロー

いつも正義感に溢れた役柄で魅了してくれるのがデンゼル・ワシントン。
自分が正しいと思うことをする役柄が多く、顔つきも精悍なためこの役どころもマッチしている。
彼はもはやアメリカのヒーロー像を演じるのがお約束であり、安心して見ていられる。
一方でシャロンを演じたアネット・ベニングもまたミステリアスな女性を好演。
キャスティングの素晴らしさが、内容の重厚性と比例していて好感が持てる。

迫力ある演出

戒厳令、所謂マーシャル・ローを引いたアメリカでの演出が非常にリアル。
群が街中を占拠する様などは迫力もあるし、アラブ系アメリカ人を捉えていくシーンも鬼気迫るものがある。
全てにおいて細かく設定され、丁寧に作られているため嘘っぽくも無く見ているだけで危機感を持つ仕上がりとなっている。


テロ事件をきっかけにニューヨークが戒厳令下に置かれる展開は、アクション映画というより社会派ドラマに近い重さを感じた。軍が市民を拘束し、アラブ系住民が一斉検挙される場面は強烈で、恐怖が恐怖を生む連鎖を描いている。最後に真犯人が政府側の過去の介入にあると示される構成は皮肉的で、正義とは何かを問いかける。単なるテロ映画ではなく、自由と安全の境界を考えさせられる作品だった。(20代 男性)


テロへの恐怖が市民の差別意識と暴力を正当化していく様子がとてもリアルで、観ていて苦しくなった。ブルース・ウィリス演じるFBI捜査官が理想と現実の板挟みになる姿に共感した。軍が主導権を握ることで秩序は保たれるが、人権が失われていく描写は現代にも通じる問題だと思う。最後に真実が明らかになっても、失われた信頼は戻らない。その後味の悪さがこの映画の価値だと感じた。(30代 女性)


公開当時よりも、現在の世界情勢を知った上で観ると一層重みを感じる作品だった。テロの脅威に対して、法と自由を犠牲にしてでも安全を優先する選択が本当に正しいのかという問いが突きつけられる。将軍の冷酷な判断と、FBI捜査官の葛藤の対立構造が明確で分かりやすい。アクションの裏に政治的メッセージが強く込められた映画として、今こそ再評価されるべきだと思う。(40代 男性)


単純な勧善懲悪では終わらない点が印象的だった。テロリストが生まれた背景に、アメリカの軍事介入があると示されることで、被害者と加害者の境界が曖昧になる。戒厳令下で無実の人々が拘束される場面は、観る側に強い不安を与える。安全のために自由を捨てる社会の危うさを描いた寓話のように感じた。娯楽性と社会性を両立させた、重たいが忘れられない映画だった。(50代 女性)


アクション要素よりも、人間の心理と政治の構造を描く部分に引き込まれた。テロの恐怖が広がるにつれ、市民が簡単に軍の支配を受け入れていく流れが怖い。特にスタジアムにアラブ系市民が集められる場面は、歴史の暗い記憶を思い起こさせる。ラストで軍の暴走が止められるものの、完全な解決にはならない点がリアルだった。現代社会への警告として観るべき作品だと思う。(60代 男性)


この映画の一番の恐怖は爆弾ではなく、人が人を疑い、排除していく空気だと感じた。テロ事件の犯人探しが、いつの間にか特定の民族を敵とみなす行為に変わっていく。その流れがとても自然に描かれていて、観ていてぞっとした。正義を守ろうとする主人公たちも、状況に飲み込まれそうになるのが切ない。エンタメでありながら、深く社会を映す作品だと思う。(70代 女性)


スリラーとしても緊張感が高く、爆破事件の連続は息をつく暇がなかった。しかし本当の見どころは、戒厳令という極端な政策が日常をどう変えてしまうかを描いた点にある。軍が街を支配することで安心感が生まれる一方、自由が失われる皮肉が強烈だった。最後に政府の責任が示唆される展開は、単なる娯楽を超えた問題提起として心に残った。(20代 女性)


この映画はテロリズムよりも、国家権力の怖さを描いていると感じた。非常時という名目で、法や倫理が簡単にねじ曲げられる様子が恐ろしい。ブルース・ウィリスの理想主義と、将軍の現実主義の対立は、どちらも一理あるからこそ苦しい。答えを示さず、観客に判断を委ねる構成が印象的だった。アクション映画として観ても、思想映画として観ても成立する稀有な作品だと思う。(30代 男性)


観終わった後、しばらく考え込んでしまった。テロへの恐怖が社会全体を変質させる過程があまりにも現実的で、他人事に思えない。差別と暴力が正当化される瞬間の危うさを、映画として分かりやすく提示している。犯人が単なる悪ではなく、過去の政策の犠牲者である点も重い。単なる娯楽ではなく、現代への問いかけとして価値のある一本だった。(40代 女性)


『マーシャル・ロー』はアクション映画の形を借りた社会批評だと思う。テロと戦う名目で自由が奪われるとき、人はどこまでそれを許すのかという問いが中心にある。ラストで軍の支配が終わっても、街に残る不信感は消えない。その余韻が、この映画のリアルさを強めている。娯楽性は高いが、軽い気持ちで観ると重くのしかかる内容だった。(50代 男性)

映画『マーシャル・ロー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マーシャル・ロー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ミュンヘン(Munich)

この映画を一言で表すと?

テロと報復の連鎖が人間を壊していく、重厚な政治サスペンス。

どんな話?

ミュンヘン五輪事件をきっかけに、イスラエル政府の極秘報復作戦を担う男たちの姿を描く。正義を掲げながらも、暗殺を重ねることで精神的に追い詰められていく主人公たちの葛藤が、緊張感あふれるドラマとして展開される。

ここがおすすめ!

テロへの対処が新たな暴力を生むという構図は『マーシャル・ロー』と共通。スピルバーグ監督らしい重厚な演出で、国家と個人の倫理を深く問いかける。アクションと思想性を両立した見応えある一本。

ユナイテッド93(United 93)

この映画を一言で表すと?

9.11の一便を描く、極限のリアリズム映画。

どんな話?

同時多発テロ当日にハイジャックされたユナイテッド航空93便の機内と、管制室の様子を克明に再現。乗客たちが恐怖の中で選択を迫られる姿を、ドキュメンタリーのような手法で描く。

ここがおすすめ!

テロの現場を感情的に美化せず、事実と緊張感を重視して描く点が印象的。『マーシャル・ロー』の社会的テーマとあわせて観ることで、テロが個人と社会に与える影響をより深く実感できる。

ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)

この映画を一言で表すと?

テロ首謀者追跡の裏側を描く、執念の捜査ドラマ。

どんな話?

9.11以降、ビンラディンの行方を追うCIA分析官の長年にわたる捜査を描く。拷問や極秘作戦など、国家が選ぶ過激な手段と、その代償がリアルに描写される。

ここがおすすめ!

安全のためにどこまで踏み込むべきかという問題意識が『マーシャル・ロー』と共通。スリリングな展開と同時に、正義と暴力の境界線を観客に問いかける骨太な社会派スリラー。

アルゴ(Argo)

この映画を一言で表すと?

実話を基にした、知略と緊張の脱出サスペンス。

どんな話?

イラン革命下のテヘランで人質となった米国人を救出するため、CIAが映画制作を装った極秘作戦を実行する。失敗すれば命はないという状況で、嘘と演技が命綱となる。

ここがおすすめ!

国家と個人の判断が交錯する緊張感は『マーシャル・ロー』に通じる。政治的背景を持ちながらも娯楽性が高く、サスペンスとして純粋に楽しめる完成度の高い作品。

シリアナ(Syriana)

この映画を一言で表すと?

テロと石油と政治が絡み合う、複雑で知的な社会派ドラマ。

どんな話?

中東のテロ組織、CIA工作員、石油企業、王族など複数の視点から、世界を動かす裏の構造を描く群像劇。それぞれの選択が思わぬ形で交錯し、悲劇を生んでいく。

ここがおすすめ!

テロを単純な悪として描かず、政治や経済の背景と結びつける点が『マーシャル・ロー』と共通。理解するほどに怖くなる現代社会の構造を描いた、大人向けの一本。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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