映画『都会の牙』の概要:恋人との距離感に悩むフランクは、気分転換に一人で旅行をすることにした。仕事を忘れ、旅先で出会った人たちと楽しい日々を過ごすはずだったフランクだが、立ち寄った酒場で何者かに毒を盛られてしまう。
映画『都会の牙』の作品情報
上映時間:83分
ジャンル:サスペンス、フィルムノワール
監督:ルドルフ・マテ
キャスト:エドモンド・オブライエン、パメラ・ブリットン、ルーサー・アドラー、ネヴィル・ブランド etc
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映画『都会の牙』の登場人物(キャスト)
- フランク・ビグロウ(エドモンド・オブライエン)
- 会計士。旅先で毒を盛られ、医者に一週間の余命だと宣告される。
- ポーラ・ギブソン(パメラ・ブリットン)
- フランクの部下であり、彼の恋人。
- マジェック(ルーサー・アドラー)
- マフィアのボス。
映画『都会の牙』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『都会の牙』のあらすじ【起】
殺人課を訪ねるフランク。彼は殺人を報告しにやってきた。被害者は自分だと言う。担当者は一通の手紙を取り出した。サンフランシスコの警察から届けられたもので、フランクの捜索依頼だった。フランクはこれまでの経緯を語り始めた。
会計士として働いていたフランクは、旅行の計画を間近に控えていた。同僚で恋人のポーラは自分も行きたいと言い出し、突然黙って旅行を計画したフランクを責めた。フランクは数日間町を離れたいだけだと弁明する。しかし、ポーラは離れたいのは町からではなくわたしからだろうと更に問い詰めた。説得の末仲直りをした二人は酒場に向かう。愛し合う二人。ポーラはそこで自分も旅行に行くと、先の話を蒸し返す。君を傷つけたくないからだと話をはぐらかすフランク。ポーラは渋々諦めた。
ホテルにやってきたフランク。チェックインをするとポーラから電話がきたと知らされる。フランクは部屋に着くと早速電話をかけ直した。要件は仕事の話で、フィリップスという男から事務所に急用があるから連絡を取りたいというものだった。ポーラはフィリップスに彼の居場所を教えたと言った。電話を切ると、彼の部屋にサムという男が電話を借りにやってきた。取引先の接待で宴会を開いているから、参加してくれないかと誘われる。フランクはそれに出席し、ハリーという女性と知り合った。彼女はサムの妻だった。踊りの相手を探していたというハリーは、フランクの手を取る。
映画『都会の牙』のあらすじ【承】
ホテルでの宴会にも飽きたということで、サムたちは町の酒場で飲みなおすことにした。フランクの踊りを気に入ったハリーは彼も誘う。フランクと親密なハリーにサムは怪訝な顔をした。しばし飲んだ後、酒場の喧騒に疲れたフランクは帰ろうとするが、ハリーが引き止める。サムはクランクと親しげに振舞うハリーに苛立ちを募らせた。フランクがサムたちから離れ、カウンターで酒を飲もうとすると一人で飲んでいる女性が目に留まった。店員に話を聞くと常連だと言う。ジーニーという名のその女性に近付くフランク。フランクは後日、別の店でジーニーと待ち合わせる約束をして店を出た。ホテルの部屋に戻るとポーラからの言付を見つけた。それを破って棄てた後、フランクは眠りについた。
目覚めると体調が優れなかったフランクは医者に診てもらった。しかし、予備検査の結果、異常は見当たらない。フランクは昨晩の飲み過ぎを反省しながら帰ろうとした。しかし、他の医者がやってきてフランクは重症であると言う。体内から致死量のアルミ毒が検出された。現実を受け入れられないフランクは怒鳴りたてる。そんな彼に、医者から余命は長くて二週間だと宣告される。信じられないフランクは別の医者にも診てもらう。結果は同じだった。医者は毒を盛られたんだと断言した。フランクは病院を出て町を走る。向かった先は、昨日飲んだ店だった。
映画『都会の牙』のあらすじ【転】
ホテルに戻ったフランクは、サムがいた部屋のドアを叩く。だが、彼らは既にホテルを出た後で、部屋には別の客がいた。落胆したフランクはポーラに電話した。自分が死ぬことを告げようとしたが、中々切り出せなかった。すると、ポーラは昨日電話をかけてきたフィリップスが死んだことを話す。彼の死因には何か自分との関連があると思ったフランクは、フィリップスの事務所を聞き出し、そこに向かった。事務所の者は死因は自殺だということを教えてくれたが、フィリップスの要件を知らなかった。親族を訪ねることにしたフランク。弟から、フィリップスは二日前に、マジェックという人物にイリジウムを売り、それが盗品だと発覚したため捕まったと言った。ホテルに戻るとポーラから電話があったと従業員から知らされた。ポーラはジョージ・レイノルズからフィリップスへの売渡証の書類を作成したという記録を見つけたと話した。マジェックとの取引に関連していると見抜いたフランクは、フィリップスの夫人を再度訪ねた。すると、ジョージは姿を消してしまったと夫人は話した。
フィリップスの事務所に戻り、フランクは秘書を問い詰めた。マーラ・ラクービアンという女の名を吐いた秘書。フランクはその女のところに行き、ジョージについての話を聞いた。マーラは口を開くことはなかったが、彼女の口ぶりは明らかにフィリップスとジョージの間に問題があったことを示していた。彼女が持っていたジョージの写真から印刷会社を訪ね、ジョージという名が偽名であったことが解かった。本名はレイモンド・ラクービアン。フランクが印刷所から出たところ、彼は銃撃を受けた。銃弾を潜り抜け、犯人を捜すフランク。近くの工場に人影を見つけ、後を追った。しかし、正体を特定できぬまま犯人を逃してしまう。
映画『都会の牙』の結末・ラスト(ネタバレ)
ホテルに戻ると、男たちが待ち伏せをしていた。男たちはフランクを拉致に、マジェックの元に連れて行った。マジェックはフランクに首を突っ込む理由を問う。自分はジョージに毒を盛られたとマジェックに語るフランク。マジェックはそれは無理だと言う。ジョージは五ヶ月前に死んでいた。そして、マジェックはフランクのことを殺すつもりはなかったと言う。しかし、フランクはジョージを追い、多くを知り過ぎた。マジェックは部下にフランクを殺させようとした。しかし、フランクは機転を利かせて逃げ出す。町をさ迷っていると、ポーラと遭遇した。事務所に警察の殺人課から電話がかかってきて心配になって来たのだと言う。ポーラに町から離れるようにフランクは言ったが、ポーラは言うことを聞かない。せめてホテルの部屋で待つようポーラを説得したフランクはフィリップスの事務所に向かう。彼がもう二度と戻らないだろうと悟ったポーラは泣き崩れた。
フィリップスの事務所で、フランクは秘書に事務員を呼び出せと詰め寄る。彼は事務員こそが犯人だと睨んでいた。しかし、事務員も毒を盛られていた。犯人はフィリップスの夫人だと言う事務員。フランクはフィリップスの自宅に押し入り、夫人を問い詰めた。夫人は事務員と共謀したのだと白状した。毒を盛られたというのは演技だったのだ。犯人を突き止めたフランク。しかし、そこにマジェックが部下を引き連れてやってきた。フランクは逃げ出し、フィリップスの事務所に戻ると事務員と対峙した。事務員を撃ち殺したフランクは警察の殺人課を訪ねるとこれまでの経緯を語り、息を引き取った。
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