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映画『トムとジェリー ロビン・フッド』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』の概要:リチャード王がイングランドの国を治めていたが、十字軍遠征のためしばらく国を離れることになる。その隙に、弟であるジョン殿下が王座に就き、国民から税金を搾り取っていた。その裏には、ノッティンガム代官の存在があった。

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』の作品情報

トムとジェリー ロビン・フッド

製作年:2012年
上映時間:58分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、アニメ
監督:スパイク・ブラント、トニー・セルヴォーン

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』の登場人物(キャスト)

トム(肝付兼太)
猫。ジェリーを捕らえるため、ノッティンガム代官に雇われる。ドジで間抜け。
ジェリー(堀絢子)
ネズミ。ロビン・フッドの仲間。主に手紙の配達人として活躍している。
ドルーピー(中尾隆聖)
大きな体格の犬。ロビン・フッドの仲間。小さな息子が1匹いる。普段は川の傍でボートの見張りをしている。
ロビン・フッド(小松史法)
イングランド1の弓の名手。ジョン殿下の悪政を憂い、税金を盗んで国民達に返している。心優しき青年。
ノッティンガム代官(藤原啓治)
ジョン殿下を巧みに操り、贅沢な暮らしを送っている。
メイド・マリアン(坂井恭子)
ロビン・フッドの恋人。スパイとして城内に留まっている。
スパイク(島香裕)
犬。ロビン・フッドの仲間。あまり表情が変わらず、淡々とした性格。
ジョン殿下
リチャード王の弟。リチャード王がいない隙に国民から税金を巻き上げ、好き勝手な暮らしをしている。
リチャード王
十字軍遠征のため、国を離れている。国と国民を愛する、心優しい王様。

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』のあらすじ【起】

遥か昔、ライオンハートと呼ばれたリチャード王がイングランドの国を治めていた。しかし、リチャード王が外国で戦っている間、リチャード王の弟であるひねくれ者のジョン殿下が王座に就き、人々に重い税金を課してしまった。ノッティンガム代官がジョンに悪巧みを吹き込んでいたのだ。イングランドの国民達は貧困に陥り、ヒーローを求めていた。

村人から徴収した税金を乗せた馬車が森を通っていた。そこに、ロビン・フッドとネズミのジェリーが現れる。ロビン・フッド達はノッティンガム代官の罠をものともせず、森に隠れていた仲間達と共にノッティンガム代官達を返り討ちにした。そして、国民に税金を返すため、お金を奪って行った。その中の1つの樽にトムが隠れていたのだが、ジェリーが樽の上を歩いて運んでいたため、トムは樽の中に体を打ち付けながら運ばれることになった。トムはジェリーに襲い掛かろうとするが、樽が焚火の中に落ちてしまい、熱さに悶えながらその場を去った。

ジョン殿下はロビン・フッドが税金を盗み、国民達に返していることが理解できなかった。しかも、王になるためにはお金が必要なので、盗まれることに腹立たしさを覚えていた。ノッティンガム代官は城内にロビン・フッドの仲間がいるのではないかと進言した。その時、マリアンは話を遮るように寝室に行くため、ジョン殿下達に就寝の挨拶をした。

ロビン・フッドは城内の者と連絡を取り合うのに、ジェリーを使っていた。それをノッティンガム代官も知っており、ジェリーを捕まえるために猫のトムを雇った。その頃、十字軍に遠征中のリチャード王は、故郷と国民達を心配して憂いていた。だが、部下から後2日で帰れると励まされる。その話をジョン殿下のスパイである猫達が聞いていた。

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映画『トムとジェリー ロビン・フッド』のあらすじ【承】

夜になり、ロビン・フッドは仲間達の手を借りて、国民達に税金を返した。その頃、ジェリーはロビン・フッドに頼まれて、恋文をマリアンに届けに行っていた。弓矢を使って城内に忍び込もうとしたが、トムに追い返されてしまう。ジェリーはさらに大きな矢を放ち、城内に忍び込んだ。そして、小さな剣を使ってトムと戦い、熱せられた石の上に落としてやっつけた。その隙にマリアンに手紙を渡した。マリアンは喜び、手紙の返事として身に付けていたペンダントをジェリーに託した。ロビン・フッドのスパイは、マリアンのことだった。

ジョン殿下は自身が金を抱えている像を国民達に作らせようとしていた。だが、ロビン・フッドに金を盗まれたせいで、金が足りなかった。そこで、忌まわしきロビン・フッドを捕まえるため、ある計画を立てる。それは、国一番の弓の名手を決めるという名目で、御膳試合を行うことだった。

御膳試合について、詳細を知らせる看板が町に置かれた。ジェリーはその看板を持ち帰り、ロビン・フッド達に見せた。看板には、優勝者に多額の賞金とイングランド1の称号が与えられること書かれていた。さらに、マリアンからのご褒美のキスまで付いていた。ロビン・フッドは弓矢の名手であるため、すぐさま参加を決めた。恋人のマリアンからのキスも、ロビン・フッドの心を動かした理由の1つだった。

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』のあらすじ【転】

御膳試合当日。ロビン・フッド達は罠を疑い、変装して試合に参加した。ロビン・フッドはマリアンからペンダントを貰ったため、ジェリーにお返しの品を持って行ってもらった。それは、自身がいつも付けている、イニシャル入りの指輪だった。ジェリーはトムに邪魔をされながらも、観客席にいるマリアンに指輪を渡した。マリアンはロビン・フッドの存在に気がつき、密かにアイコンタクトをして笑い合った。

決勝戦に残っていたのは、ノッティンガム代官と変装したロビン・フッドだけだった。ロビン・フッドが見事に優勝を収めて喜んでいると、ノッティンガム代官の指示の元、多くの兵士に囲まれてしまう。そして、仲間達と共に捕らわれてしまう。

ジェリーは様々な手を使って馬車の中からロビン・フッド達を救い出そうとするが、失敗に終わる。ロビン・フッド達は城に連れていかれ、牢屋に入れられる。処刑は明日に迫っていた。国民達はロビン・フッドが捕まったことを知り、絶望した。そして、ロビン・フッドを救う更なるヒーローの存在を願った。ジェリーは自分がそのヒーローになるため、城へと向かった。

マリアンがロビン・フッドに手紙を書いていると、ノッティンガム代官が訪ねてくる。ノッティンガム代官は手紙を見て、マリアンがスパイだったことに気づく。国の裏切り者は死刑に値するため、ノッティンガム代官は命を救う代わりに妻になれとマリアンに強制した。だが、マリアンはそれを嫌がり、ノッティンガム代官を罵った。怒ったノッティンガム代官は3人の衛兵を呼び、マリアンが逃げようとしたら殺せと指示を出した。

スパイの猫達がジョン殿下に、リチャード王が戻ってくることを報告した。ジョン殿下は金を失うことを恐れて発狂した。すると、ノッティンガム代官が海岸に軍を派遣して、リチャード王の帰還を阻止する案を進言した。そして、マリアンがスパイだったことが判明したため、ロビン・フッドと同じときに処刑して欲しいと頼んだ。ジョン殿下はその提案を受け入れた。トムはジョン殿下達の話を全て聞き、マリアンとリチャード王を救うためジェリーと仲直りをした。

映画『トムとジェリー ロビン・フッド』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジョン殿下とノッティンガム代官は軍隊と共に海岸に向かった。その隙に、ロビン・フッドの仲間であるスパイクとドルーピー親子が城に侵入した。スパイクは修道士の振りをしてマリアンの部屋に忍び込もうとするが、見張りの兵士達に追い返されてしまう。マリアンは部屋から抜け出すため、2人きりになりたいと衛兵達に嘘を吐いた。すると、衛兵達は自分以外の男を蹴落とすために争った。マリアンは最後の1人になった衛兵の頭をギターで殴って気絶させた。スパイクはマリアンの部屋に忍び込むが、衛兵達は全員気絶しており、全て終わった後だった。

トムとジェリーは協力して牢屋の鍵を手に入れ、ロビン・フッド達を救い出すことに成功する。そして、マリアン達と再会を果たした。そこに、ドルーピー親子がジョン殿下の部屋から持ってきた紙を掲げて現れる、紙には金貨や毛皮など、贅沢をして楽しむジョン殿下の絵が描かれていた。その中の1枚に、海岸にバツ印を描いた地図が挟まっていた。ロビン・フッドはリチャード王が危ないことに気づき、皆でボートを使ってすぐに海岸に向かった。

ノッティンガム代官はリチャード王を殺すべく、軍に矢を放つよう指示を出した。ロビン・フッドが間一髪で間に合い、放った矢に乗ったジェリーがリチャード王を海に落として救った。そして、皆で協力してノッティンガム代官達を捕らえた。

トムとジェリーは勇敢な行動が称えられ、リチャード王からトム卿とジェリー卿の名が与えられた。マリアンはまだ贈っていなかった優勝者のキスを、ロビン・フッドに贈った。

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