この記事では、映画『トムボーイ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『トムボーイ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0066661
製作年 | 2011年 |
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上映時間 | 82分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | セリーヌ・シアマ |
キャスト | ゾエ・エラン マロン・レヴァナ ジャンヌ・ディソン マチュー・ドゥミ |
製作国 | フランス |
映画『トムボーイ』の登場人物(キャスト)
- ロール / ミカエル(ゾエ・エラン)
- 10歳の夏休みに、フランス郊外の住宅街に引っ越して来た。両親から深い愛情を注がれ、4歳下の妹との関係も良好。家の中ではロールとして過ごすが、引っ越し先の新しい仲間にはミカエルと名乗る。短髪で、ハーフパンツにシャツという少年らしい風貌の持ち主である。
- ジャンヌ(マロン・レヴァナ)
- ロールの妹で、現在6歳。ロールを慕っており、どこに行くときも何をするときも、ロールと一緒でいたいと望んでいる。臨月の母親の体調を気遣い、ロールの気持ちに寄り添う、素直で優しい少女。
- リザ(ジャンヌ・ディソン)
- ロールの引っ越し先の住宅街に住む、5年生の少女。中庭を散歩していたロールに声を掛け、ミカエルと名乗るロールに、少年のミカエルとして接するうちに、好意を抱くようになる。大人びた雰囲気を持ち、キスの仕方やメイクにも関心を持っている。
映画『トムボーイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『トムボーイ』のあらすじ【起】
10歳のロールは、両親と6歳の妹・ジャンヌとともにフランスのある住宅街に引っ越してきた。
母は出産間近で、ベッドで休んでいることが増えたが、ロールとジャンヌに、惜しみない愛情を与え続けている。
いつも優しい父はロールに「引っ越しばかりで辛かっただろう。ずっとここで暮らすつもりだから、安心して」と、転々と住処を変える生活に終止符を打つことを伝える。
ジャンヌはロールを慕っていて、遊ぶ時も、入浴時も、いつも一緒にいたがる。
転校先の小学校も現在は夏休み期間で、ロールは毎日、新居でジャンヌと遊んで過ごしていた。
ジャンヌの昼寝中に、ロールが住宅街の中庭を散歩していると、同じ住宅街に住む10歳の少女・リザが声を掛けてきた。
名前を聞かれたロールは「ミカエル」という男の子の名を名乗った。
ロールは短髪で線が細く、服装もハーフパンツにシャツ姿なので、少年として認識されることは難しくなかった。
リザはロールを仲間に紹介し、ロールはこの後「ミカエル」という少年として、住宅街の同年代の仲間たちと付き合うことになる。
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映画『トムボーイ』のあらすじ【承】
ミカエルは、仲間の少年たちが、暑いと言ってシャツを脱ぎ捨て、上半身裸で遊んだり、地面に唾を吐いたりするなどの「男の子っぽい」所作を真似るようになった。
それと同時に、リザがミカエルに好意を持っていることに、仲間たちもミカエル自身も気付き始め、仲間たちにはやし立てられたミカエルとリザが、皆の前で間接キスをすることもあった。
仲間たちと泳ぎに行く日は、ミカエルは自分の、女の子用の水着を鋏で切って海パンにし、粘土で作った突起を海パンの中に仕込んで、男の子として自然に振る舞った。
ある日、屋外で仲間たちとサッカーをしていたミカエルは、男の子たちが立ちションを始めたので、一人でこっそり茂みに隠れて用を足そうとしたが、途中で仲間に見つかってしまい「ミカエルがおもらしをした」と騒がれた。
翌日、ミカエルは仲間たちの集まる場所へ行く気になれず、家でジャンヌと遊んでいたところ、リザが訪ねて来た。
リザは「私の家で、2人で遊ぼう」と誘い、ミカエルはリザの家で、音楽に合わせて踊ったり、メイクごっこをしたりして遊んだ。
映画『トムボーイ』のあらすじ【転】
ジャンヌが一人で留守番をしているときに、リザが訪ねて来た。
「ミカエルは?」と訊くリザにジャンヌは「私ひとり」とだけ答えた。
やがてミカエルを名乗るロールが帰宅すると、ジャンヌはロールに「リザがミカエルに会いに来た。男の子のふりをしているでしょう」と言った。
ロールはジャンヌに「仲間たちと遊ぶときに連れて行ってやるから、ママにはこのことを言うな」と口止めした。
ミカエルは約束通り、仲間たちにジャンヌを紹介し、ジャンヌはミカエルの妹として振る舞った。
ジャンヌはリザに「お兄ちゃんと一緒に来たの」と話し、新たにできた同年代の女友達には「お兄ちゃんは、私に意地悪をした男の子をやっつけてくれた。お兄ちゃんは男の子からは怖がられて、女の子にモテる。でもお兄ちゃんが好きなのは私だけ」と語った。
夏休みが終わろうとしていた。
リザは学校に、クラス分けの発表を見に行き、ミカエルと同じ学校の5年生で、クラスは1つしかないのに、ミカエルの名前がないことに戸惑った。
ミカエルは「転校の手続きがまだ済んでいないのかも」と説明した。
映画『トムボーイ』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジャンヌが、男の子に突き飛ばされて転び、怪我をした。
それを知ったミカエルは、男の子に掴みかかり、喧嘩となった。
その男の子と母親がミカエルの家を訪れ「ミカエルに怪我をさせられた」と訴えたことがきっかけで、ロールの親は全てを知ることとなった。
ロールの父はロールを優しく宥めたが、母は悩んだ末、夏休みが明けたらミカエルという少年がロールという少女だということが明かされてしまうから、今のうちに正直に皆に事実を伝えなくてはいけないという結論に達し、翌日、嫌がるロールにワンピースを着せて、ミカエルが怪我をさせた男の子の家と、リズの家を訪問した。
ロールの母は、訪問先の家の母親にも丁寧に事情を説明したが、ロールは事情を知った仲間たちから非難され、リザからは「気持ち悪い」と言われてしまった。
その後、ロールの母は無事に出産を終え、ロールは家の中で、家族と過ごしていた。
ロールがふとベランダに出ると、中庭にリズが佇み、ロールを見つめている。
ロールがリズの傍へ行くと、リズは「名前は?」と訊く。
ロールは「ロール」と名乗った。
映画『トムボーイ』の感想・評価・レビュー
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映画『トムボーイ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『トムボーイ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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