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映画『隣のヒットマン』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『隣のヒットマン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『隣のヒットマン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『隣のヒットマン』の結末までのストーリー
  • 『隣のヒットマン』を見た感想・レビュー
  • 『隣のヒットマン』を見た人におすすめの映画5選

映画『隣のヒットマン』 作品情報

隣のヒットマン

  • 製作年:2000年
  • 上映時間:99分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:ジョナサン・リン
  • キャスト:ブルース・ウィリス、マシュー・ペリー、ロザンナ・アークエット、マイケル・クラーク・ダンカン etc

映画『隣のヒットマン』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『隣のヒットマン』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『隣のヒットマン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『隣のヒットマン』 あらすじ【起・承】

カナダのモントリオールで歯医者をしているオズ・オゼランスキー(マシュー・ペリー)は、強欲な妻のソフィと義母に悩まされていた。2人は義父が残した借金を返済しているオズに、保険金が入るから早く死んでくれと言う始末だった。

オズは最近ジルという助手を雇い始めた。ジルはなぜかソフィのことを毛嫌いしていた。

ある日、オズの隣家に新しい住人が引っ越してくる。オズは“ジミー・ジョーンズ”と名乗る隣人の左腕にあるチューリップのタトゥーを見て驚く。ジミーはシカゴでは有名なマフィア御用達の殺し屋ジミー・チュデスキ(ブルース・ウィリス)だった。ボスのラズロを裏切ったジミーの首には、息子のヤンニが高額な賞金をかけていた。

ジミーと色々と話すうちにオズのジミーに対する印象は変わる。しかしソフィはヤンニにジミーを売り、金を貰ってこいと言う。やってくれたら離婚してやるが、断ったら人生をボロボロにしてやるとソフィはオズを脅す。

仕方なくシカゴへ飛んだオズはホテルでいきなり殺し屋のフランキーに拉致されヤンニの屋敷へ連れて行かれる。そこにはジミーの妻のシンシアもいた。

ヤンニはオズにフランキーとカナダへ帰り、ジミーの居場所を教えるよう命令する。居場所が確認できたらヤンニとシンシアもカナダへ行くという。

ホテルに戻ったオズはジミーに電話で“逃げろ”と警告するがジミーはすでに全てを知っていた。混乱するオズの部屋をシンシアが訪ねてくる。

シンシアは自分もジミーに金のため殺されると言う。オズは美しいシンシアに恋をしてしまい、2人は愛し合う。オズは必ずシンシアを守ると約束する。

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映画『隣のヒットマン』 結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、フランキーとカナダへ帰ったオズは彼とホテルの部屋へ行く。するとそこにはジミーがいた。なんとジミーとフランキーは仲間だったのだ。

ソフィはオズを裏切りジミーに全てを話し、さらにオズの殺害まで依頼していた。それを聞いたジミーはわざとオズをヤンニに会わせ、彼らを呼び寄せて殺す計画を立てていた。

ジルはオズからジミーの話を聞き、彼に会わせてもらう。何とジルはソフィに雇われた殺し屋だったが、オズに情が移り依頼を断っていた。ジミーはジルを気に入り、彼女に今夜のヤンニ殺しを手伝えと言う。シンシアも殺すと言うジミーの話を聞き、オズは焦る。

その夜、フランキーの案内でジミーの家に忍び込んだヤンニの一味はジミーたちに殺される。現場にはソフィが新たに雇った殺し屋までウロついておりジミーはこの男も始末する。それを見たソフィは恐れおののいて逃げ出す。しかし殺し屋だと思っていた男はソフィの囮捜査をしていた警察官だった。

一方、オズはシンシアを連れて逃げていた。オズは電話でジミーにシンシアとのことを正直に話す。ジミーはオズの裏切りに怒り心頭だったが、オズの計画を聞いて気が変わる。

その計画とは、警察官の死体にジミーが過去に治療した銀歯を埋め込み焼いてしまい、ジミーが死んだように偽装するというものだった。

計画は成功し警察はジミーとヤンニたちが殺し合いをしたと判断した。さらに行方不明になっている警察官の車から発見されたテープでソフィの嘱託殺人未遂が明るみになり彼女と義母は逮捕される。そしてオズは堂々とソフィと離婚する。

ジミーはシンシアが2人名義の1000万ドルを手放すならオズを許すと言う。シンシアはまっすぐに自分を愛してくれるオズを本気で愛するようになっており、金よりも愛を選ぶ。

フランキーはそれでもオズを始末すべきだとジミーに言い、逆にジミーに殺されてしまう。ジミーもまたジルと愛し合うようになっていた。

オズはシンシアにプロポーズをし、2人は無事に結ばれる。

映画『隣のヒットマン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『隣のヒットマン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

バランスのいい人物配置とストーリー展開

有名な殺し屋が隣に引っ越してきたことで、人のいい歯医者の人生が大きく変わっていくというこの物語。次の展開が読めそうで読めない。

毒婦の妻が裏切ることや助手のジルが実はオズの命を狙う殺し屋なのだろうなということぐらいはすぐにわかるし、マシュー・ペリーの演じるオズはとても素直な男なので彼の動きや感情はわかりやすい。ただ、あまりに人がいいので“おいおい、そんなことして大丈夫か?”と心配させられるのだが、それが彼への感情移入につながる。

対照的にブルース・ウィリスの演じる殺し屋のジミーは何を考えているのかが本当にわからない。ブルース・ウィリスが含みのある演技で本性を見せない殺し屋を非常にうまく演じており、ジミーの存在は常にスリリングだ。さらにジミーの妻であるシンシアもあまり感情を表に出さない女で、腹の底が読めない。

わかりやすい人物であるオズと悪党側のバランスがとてもいいので、最後の最後まで緊張感が持続し先の読めない展開に胸が踊る。よくできた人物配置とストーリー展開だ。

ナイスなキャラクターとキャスティング

殺し屋のジミーと歯医者のオズを取り囲む脇役のキャラクターとキャスティングの面白さも光っていた。

明るい殺し屋のジルをサバサバと気持ちよく演じたアマンダ・ピートも可愛かったし、どこか間抜けなマフィアのヤンニを演じたケヴィン・ポラックも登場シーンから笑わせてくれる。なぜかずっと眉毛をなで続ける彼の仕草がだんだんツボに入ってくるのだ。

大男の殺し屋フランキーもマイケル・クラーク・ダンカンにぴったりのキャラクターで、何となく好きになってしまう。最後に撃ち殺された時は本気で悲しかった。

映像の中の作り物の人物たちに感情移入できるのは、その人物像と役者の演技に説得力があるから。この作品はその点でも評価できる。


ミステリアスな殺し屋を演じるブルース・ウィリスを観たい人にはおすすめの作品です。コメディ色が強いので、笑いながら観れます。
オズとジミーの嚙み合っているようで噛み合っていない会話や、オズがジミーの正体に気付いてからの挙動不審っぷりには笑いが止まりません。ジミーの妻や歯科助手の女性陣もキャラがハッキリしていて楽しいです。
派手なアクションはありませんが、ひたすら笑えるガンアクション映画です。(女性 30代)


人間関係が複雑に絡み合っていて、最後まで読めない展開でおもしろかった。普通だったら隣に殺し屋が引っ越してきたら恐ろしくて堪らないと思う。でも、オズがおっちょこちょいな人物なので、悲壮感がなくて心から楽しめた。
ブルース・ウィリスの殺し屋の演技が上手かった。どんな考えを内に秘めているのか読めなくて、興味深いキャラクターだった。最後は収まるべきところに収まったという感じで、スッキリとした気持ちになった。(女性 30代)


歯科医オズと元殺し屋ジミーの奇妙な友情(?)が最高に笑えました。最初はジミーに怯えまくるオズですが、巻き込まれていくうちに意外な度胸を見せる展開が痛快。ネタバレですが、ジミーが最初からオズを利用しつつも最後は彼を助ける流れが良かった。ブラックユーモアとクライムコメディのバランスが絶妙でした。(20代 男性)


ブルース・ウィリスの余裕ある殺し屋っぷりと、マシュー・ペリーのドタバタ演技の相性が抜群。特にオズが殺し屋の世界に半ば強制的に関わっていく過程が笑えるのに緊張感もありました。終盤、妻やマフィアの裏切りが一気に爆発する展開は、ドタバタ劇のようでいてしっかり伏線回収されていて満足感大。(30代 女性)


殺し屋コメディと聞くと軽い内容を想像しますが、意外に脚本が緻密。ジミーの目的やオズの妻の裏切りなどが重なり、最後まで目が離せませんでした。ネタバレですが、ジミーがオズに「人生を楽しめ」と諭すように去るラストは意外に温かみがあり印象的。(40代 男性)


ブルース・ウィリスのクールな笑顔と、マシュー・ペリーの情けない表情の掛け合いだけで面白い。殺し屋と普通の歯医者というギャップがストーリーを加速させます。裏切り者が次々に出てくるが、それすらも軽妙に描かれ、観ていて重くならないのが良い。(50代 女性)


前半の隣人が実は伝説の殺し屋という設定で一気に引き込まれ、後半は騙し合いと計画が入り乱れるドタバタ劇に。ネタバレですが、オズの妻が殺されても妙にスッキリしてしまうのは彼女の性格のせいでしょう。笑いとサスペンスの塩梅がちょうど良い。(20代 女性)


ジミーの殺し屋としての冷酷さと、オズとの間に芽生える妙な友情が魅力。マフィアの抗争や妻の裏切りもありながら、全体的に軽快なテンポで進むのが心地よい。ラストのジミーの笑顔は、ただの犯罪者ではない魅力を感じさせました。(30代 男性)


この作品はキャラクターの個性が際立っていて、誰もが印象に残ります。ブルース・ウィリスの余裕、マシュー・ペリーの間抜けさ、そして妻の腹黒さ。ネタバレですが、最終的に悪人だけが消えてハッピーエンドになる展開は、観ていてスッキリします。(40代 女性)


軽快なセリフ回しと、全員が何かを企んでいるというプロットが絶妙に絡み合っています。ジミーがオズを守る理由が最後に明かされるシーンで、単なる金のためだけではない人間味を感じました。コメディなのにほろっとする瞬間があるのも好印象。(50代 男性)

映画『隣のヒットマン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『隣のヒットマン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ミッドナイト・ラン

この映画を一言で表すと?

「賞金稼ぎと詐欺師の逃避行を描く、笑いとスリルのロードムービー。」

どんな話?

元刑事で賞金稼ぎのジャックは、巨額の横領をした会計士デュークを連行する任務を請け負う。しかしFBI、マフィア、警察に追われながらの長距離移動は、予想外のトラブル続きに。互いの関係は次第に奇妙な友情へと変化していく。

ここがおすすめ!

アクションとコメディの黄金比が絶妙で、『隣のヒットマン』の凸凹コンビの魅力に通じる。会話劇のテンポ、予測不能な展開、そして意外と胸を打つラストが楽しめる傑作。

ゲット・ショーティ

この映画を一言で表すと?

「借金取りが映画業界に進出し、裏社会とハリウッドが交錯するクライムコメディ。」

どんな話?

借金回収人チリ・パーマーは、債務者を追ってハリウッドにやってくる。やがて映画業界の裏側に興味を持ち、自らプロデューサー業を始めるが、マフィアや怪しい映画人との駆け引きに巻き込まれていく。

ここがおすすめ!

マフィアの世界観にコメディ要素を巧みに融合。軽妙な会話や奇抜なキャラクター造形は『隣のヒットマン』ファンならハマるはず。ジョン・トラボルタの洒脱な演技も見どころ。

セブン・サイコパス

この映画を一言で表すと?

「売れない脚本家と個性派犯罪者たちが織りなす、メタで破天荒な群像劇。」

どんな話?

脚本家マーティは、友人がギャングの愛犬を盗んだことから命を狙われる羽目に。逃亡の中で出会う“サイコパス”な人物たちとの関わりが、彼の作品作りにも影響していく。

ここがおすすめ!

奇想天外な展開とブラックユーモアが炸裂。『隣のヒットマン』のようなクライムコメディ好きにおすすめ。暴力描写の中にも不思議な人間味があり、クセになる作品。

ビッグ・ヒット

この映画を一言で表すと?

「人の良すぎる殺し屋が、最悪の仕事で大ピンチに陥るドタバタアクション。」

どんな話?

完璧な殺し屋だが気が弱いメルは、同僚と共に誘拐を計画。しかし誘拐した相手が大物の娘だったことで事態は急変し、裏社会や警察を巻き込む大混乱へと発展する。

ここがおすすめ!

殺し屋なのに人が良すぎるというギャップが笑いを誘う。『隣のヒットマン』同様、緊張感とコメディのバランスが秀逸で、軽快なテンポで最後まで楽しめる。

キス・キス・バン・バン

この映画を一言で表すと?

「詐欺師と探偵が殺人事件に巻き込まれる、皮肉たっぷりのクライムミステリー。」

どんな話?

泥棒のハリーは逃走中に映画オーディションに紛れ込み、俳優としてハリウッド入り。役作りのため探偵ゲイブリーと組むが、実際の殺人事件に巻き込まれてしまう。

ここがおすすめ!

テンポの良い掛け合いと予測不能な展開が魅力。『隣のヒットマン』の軽妙な会話劇とブラックユーモアが好きな人にぴったりの一本。ロバート・ダウニー・Jrとヴァル・キルマーの名コンビも必見。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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