この記事では、映画『北の果ての小さな村で』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『北の果ての小さな村で』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0045091
製作年 | 2017年 |
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上映時間 | 94分 |
ジャンル | ドラマ ドキュメンタリー |
監督 | サミュエル・コラルデ |
キャスト | アンダース・ヴィーデゴー アサー・ボアセン |
製作国 | フランス |
映画『北の果ての小さな村で』の登場人物(キャスト)
- アンダース・ビーデゴー(アンダース・ビーデゴー)
- 教師を志す青年。家業を継ぐことに悩んでおり、あえてグリーンランドの片田舎への赴任を希望する。
- アサー・ボアセン(アサー・ボアセン)
- アンダースの生徒。学校の教育よりも、村で生きるためのノウハウを学ぼうとする。
映画『北の果ての小さな村で』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『北の果ての小さな村で』のあらすじ【起】
アンダースはデンマーク人ながら、グリーンランドの教師になることを志していた。
かつてデンマークは、グリーンランドを植民地支配していた。
今となっては支配されていないが、デンマークからの完全な独立もできていない。
それを目指すグリーンランドは、急速な近代化を見せていた。
アンダースは赴任先として、チニツキラークを選ぶ。
チニツキラークの人口は80人ほど。
彼は近代化が進む都市部よりも、敢えて田舎の地方を選んだのだった。
赴任先も決まり順風満帆かに思えたが、家族の反応はかんばしくない。
特にアンダースの父親は、なかなか受け入れられていないようだった。
彼らは7代続く農場だからであり、長男のアンダースが家業を継がないのは、許しがたくもあったのだろう。
とはいえ、アンダースも悩んでいなかったわけではない。
これからの進路について葛藤していたのだ。
だからこそ、教師としての赴任は自分探しになるとも考えていたのだった。
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映画『北の果ての小さな村で』のあらすじ【承】
アンダースは、赴任後すぐに現実を思い知らされる。
言葉や習慣の違いはもちろん、「子供を相手にする」ということを彼は楽観視していた。
授業の一環として、家族の絵を描かせることにしたアンダース。
しかし予想以上の数の生徒が、両親を描いていなかった。
多くの生徒が家族と一緒に暮らしていないのだ。
ただ、それはこの村では決して珍しくない。
祖父母と暮らしている生徒もいれば、両親は出稼ぎに行っているケースもあるのだった。
しかし、アンダースからすればカルチャーギャップだったはず。
そんな彼を見てチニツキラークの人々は、「アンダースは自分達を見下している」と思ってしまう。
生徒のアサーが1週間も無断欠席をしたので、アンダースは彼女が暮らす祖母の家を訪ねてみた。
アサーは、祖父と狩りに出かけていて学校を休んでいたのだ。
アンダースは学校に通う意味や、教育の大事さをアサーの祖母に説く。
しかし彼女は母国語で「デンマーク流の教育ではなく、大事なことは祖父が教える」と言う。
アサーは狩りや釣りなど、自然の中で生きる方法を学んでいた。
映画『北の果ての小さな村で』のあらすじ【転】
授業も上手くいかず、村人にも煙たがられていくアンダース。
しかし新年を迎えた頃、彼は今まで以上に村を理解しようと心に決めた。
まずは、自分のソリを持つこと。
村人に作ってもらい、彼らのように乗りこなそうとしたのだった。
だが、アンダースはソリを甘く見ていた。
犬がソリを引いたとたん、彼は落ちてしまったのだ。
また、アンダースは村の言葉を覚えようとした。
言語を理解するのは、その土地の人々を理解するのと同じだったのだ。
徐々にながら言葉を覚えていくアンダースは、子供たちともコミュニケーションが取れるようになっていった。
やがて、アサーの祖父が亡くなる。
それを受けてアンダースは、この地で生きる子供たちに役立つ授業をすることに。
彼はトビアスという猟師を呼んだ。
子供たちは元気に、そして楽しそうにトビアスに様々な質問をする。
この地で生きていくとしたら、猟師から学ぶ伝統・技術・精神はとても重要だからだ。
そしてアンダースはトビアスと、それにジュリアスという猟師と狩りに行くことに。
さらにアサーもそれに加わるのだった。
映画『北の果ての小さな村で』の結末・ラスト(ネタバレ)
雪原をソリで進んだ一行は、シロクマの足跡を見つける。
シロクマを狩ることになり、彼らは坂道を進み、魚を釣って食べた。
シロクマを追いながら、アンダースとアサーはお互いを理解し合うようになる。
雪で作ったシェルターに入り、吹雪をしのぐことにした一行。
ジュリアスはアンダースに、デンマークに帰りたい気持ちの有無を聞く。
アンダースは、農業を継ぎたくない気持ちを打ち明ける。
『何がしたいのか』と聞くジュリアスに対し、彼は『後に戻りたくない』と答えるのだった。
朝になると、シェルターの外で犬たちが吠えている。
一行が確認してみると、遠くでシロクマの親子が歩いていたのだ。
子供を守ろうとする母クマを見て、一行は銃で撃つことを止めるのだった。
美しい風景の中で、アンダースもアサーもどこか満足げな表情を浮かべる。
やがて、一行は村に帰ることになった。
とある日、アンダースとアサーは2人でカヌーに乗っていた。
カヌーのすぐ横では、クジラの群れも泳いでいた。
アンダースは、今もチニツキラークの教師だ。
それこそが彼の決断だった。
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映画『北の果ての小さな村で』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『北の果ての小さな村で』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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