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映画『ヴォイジャー』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ヴォイジャー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ヴォイジャー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ヴォイジャー』の結末までのストーリー
  • 『ヴォイジャー』を見た感想・レビュー
  • 『ヴォイジャー』を見た人におすすめの映画5選

映画『ヴォイジャー』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0069100

製作年 2021年
上映時間 107分
ジャンル SF
スリラー
監督 ニール・バーガー
キャスト タイ・シェリダン
リリー=ローズ・デップ
フィオン・ホワイトヘッド
コリン・ファレル
製作国 アメリカ
イギリス
チェコ
ルーマニア

映画『ヴォイジャー』の登場人物(キャスト)

クリストファー(タイ・シェリダン)
人工授精で生まれた優秀な若者。落ち着きがあり、思慮深い男。温厚な性格。
リチャード(コリン・ファレル)
クルーの教育係の男性。地球で生まれ、両親の元で育った。誠実な人柄。船内の記録をビデオに残すなど、責任感も強い。
セラ(リリー=ローズ・デップ)
人工授精で生まれた優秀な若者。聡明な医療主任の女。リチャードを慕っている。
ザック(フィオン・ホワイトヘッド)
人工授精で生まれた優秀な若者。技術主任。能力はあるが悪ふざけをする一面もある。利己的で短気な性格の男。
フィービー(シャンテ・アダムズ)
人工授精で生まれた優秀な若者。知性があり、規則に忠実な性格の女。

映画『ヴォイジャー』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ヴォイジャー』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ヴォイジャー』のあらすじ【起】

地球の温暖化問題は深刻で、新しい惑星への移住が必要だった。

2063年、科学者たちは人類の居住に適した惑星を見つける。だが、その惑星へ探査隊を送ったとしても86年はかかった。そこで、宇宙船内でクルーが子供を作り、彼らの孫が惑星に到達するよう計画を立てる。

クルーには人工授精で生まれた、遺伝子的にも優秀な子が選ばれ、隔離した環境で教育された。子供たちは外の世界を知らない。教育係のリチャードは、子供だけ宇宙船に乗せる計画に反対し、万が一に備え同乗することを希望する。

こうして小学校低学年位の子供30名とリチャードを乗せたヒューマニタス号は、地球を出発した。

それから10年が経ち、子供は10代の若者へ成長する。

30人の若者は、毎日「ブルー」とよばれる青い水を飲まされていた。クリストファーは、ある日かんがい用水に毒素が含まれていると気づく。そこで仲間のザックと機密データを調べると、ブルーに快楽を低下させ、性欲を抑える薬が混ざっていると分かった。

その日以来、クリストファーとザックはブルーを飲むのを止めた。またクリストファーは、船内に隠し部屋があると知る。

映画『ヴォイジャー』のあらすじ【承】

ザックはどんどん野性的になっていった。ここでは、他人への接触が禁じられている。しかしリチャードがセラの肩に触れるのを見て、ザックは嫉妬した。

ある日通信装置が故障し、地球との連絡が取れなくなった。修理するには船外での作業が必要で、リチャードとザックが行くことになる。しかしザックはハッチ付近でセラに欲情し、胸を触った。リチャードはセラを守り、ザックを叱る。

船外へはザックの代わりに、クリストファーが行った。しかし船外活動中、突然大きな音がして船内は停電、システム室では火災が発生した。クリストファーは意識不明のリチャードを連れ、宇宙船に戻る。

その後リチャードは死亡し、新リーダーが必要になった。ザックは指揮官をやりたがったが、規則に従い投票をするとクリストファーが選ばれる。クリストファーは、まず船を修理し監視システムを復元して、事故の原因を確かめようと言った。

ザックがブルーの話を広め、ほとんどの人が飲むのを止めた。また彼は、食料も気にせず食べればよいと言う。船内は笑いに溢れたが、その反面徐々に秩序も壊れていった。一部の人は喧嘩を始める。

映画『ヴォイジャー』のあらすじ【転】

クリストファーは皆を集め「暴力で物事を解決するな」と忠告する。また、仕事をサボる人間が増えたと指摘した。システム室の修復が必要だが、エイリアンを恐れ拒否する者もいた。理性的なフィービーは、エイリアンなどいるはずがないと主張する。

ザックとクリストファーの意見は対立し、本能に従う若者はザックを支持した。フィービーやセラなど半分の若者は、冷静なクリストファーの元に残る。

クリストファーたちは監視システムを復旧させ、船外活動時の映像を見た。すると実は、ザックがリチャードを感電死させたのだと分かる。

その晩セラは1人で居たくないと言い、クリストファーとキスをした。

クリストファーは食堂で皆に監視映像を見せながら、ザックがリチャードを殺したのだと知らせる。皆は顔色を変えた。しかしザックは、リチャードにエイリアンが寄生していたから殺したのだと、嘘をつく。さらに若者の1人を指さして「エイリアンが奴に寄生している」と出鱈目を言い、彼は皆から殺された。

ザックの指揮下にある者は、刃物など武器を持ち凶暴になった。

映画『ヴォイジャー』の結末・ラスト(ネタバレ)

クリストファーはセラの情報から、あの隠し部屋に武器があると知った。しかしザックらに先を越され、武器を奪われてしまう。皆がザックに降参し、クリストファー側に残ったのは、セラとフィービーだけになった。

3人はザックの率いる集団から攻撃を受け、セラが会話で解決しようと試みる。フィービーが「暴力はいらない、人間の本質に反している」と批判すると、ザックは彼女を銃殺した。

セラとクリストファーは、身の危険を察知し逃げた。ザックはどこまでも2人を追い、銃を撃ちまくる。

2人は宇宙服を着て、ハッチを開けザックを船外へ追いやろうとした。揉みあいの末、ザックは宇宙へ放り出される。セラを守ろうとしたクリストファーも船外へ出たが、宇宙船にしがみつき助かった。

2人が皆の元へ戻りザックの死を伝えると、全員構えていた銃を下ろした。

次の投票では、セラが指揮官に選ばれた。セラは「ブルーは飲まないことに決めたが、私たちなら上手くやれる」と話す。また、クリストファーとの子供を出産した。

出発から86年が経ち、宇宙船内の人々は無事、目的の惑星を目前にした。

映画『ヴォイジャー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

少年少女だけで構成された宇宙船が、秩序を失っていく過程がとても生々しく描かれていた。感情を抑制する薬をやめた途端、理性より本能が支配していく展開は、人間の本質を突きつけられるようで怖かった。リーダー争いと暴力がエスカレートする中で、科学的理想が簡単に崩れる様子が印象的。SFでありながら、集団心理の実験を見ているような作品だった。(20代 男性)


若者たちが自由を得た瞬間に混乱へ向かう姿は、理想社会の難しさを象徴しているように感じた。ザックの独裁的な支配と、クリストファーの理性的な抵抗の対比が物語を緊張感あるものにしている。恋愛感情や嫉妬が争いの火種になる点もリアルだった。人は管理されている方が安全なのか、それとも自由を選ぶべきかを考えさせられる作品だった。(30代 女性)


設定はシンプルだが、テーマは非常に重い。人類の未来を託された若者たちが、感情を抑える薬という「管理」によって秩序を保っていた事実は、教育や社会制度そのものを暗示しているようだ。薬を断ったことで暴走する様子は、文明と本能のせめぎ合いそのもの。結末で再び秩序を取り戻そうとする姿は希望的だが、同時に不安も残る終わり方だった。(40代 男性)


青春映画のようでありながら、実際はかなり残酷な物語だった。閉ざされた宇宙船という空間で、愛や欲望がむき出しになっていく様子は見ていて苦しくなる。特に支配と恐怖で仲間を従わせる展開は、歴史上の独裁政権を思わせた。最後に生き残った若者たちが再び協力し始める姿に、かすかな希望を感じた。(50代 女性)


この映画はSFというより社会実験の記録のようだと感じた。秩序を失った集団がどれほど脆いかが、極端な形で描かれている。ザックの狂気は突然ではなく、自由と恐怖の中で自然に生まれたものに見える点が恐ろしい。人間は環境次第で善にも悪にもなるというメッセージが強く、観後に重い余韻が残った。(60代 男性)


若者たちだけの宇宙船という設定が新鮮で、最初は青春SFのように感じたが、次第にホラーに近い展開へ変わっていくのが印象的だった。理性を抑えていた薬が実は必要だったと分かる構成は皮肉だ。自由を得た代償として仲間を失っていく姿は、現代社会の不安とも重なる。考えさせられるエンタメ作品だった。(20代 女性)


支配と反抗の構図が明確で、寓話のような映画だと思った。宇宙という閉鎖空間で起こる争いは、人類史の縮図のようでもある。恋愛感情が引き金となり暴力が加速する描写は、感情のコントロールが社会にとってどれほど重要かを示している。SF設定を借りた人間ドラマとして非常に興味深い作品だった。(30代 男性)


若者たちが大人の計画に従わされてきたこと自体が悲劇だと感じた。感情を奪われ、使命だけを背負わされた彼らが、自由を知って暴走するのは当然にも思える。理性と本能の間で揺れる姿が切なく、単なる悪役は存在しない構成が印象的。未来への希望と不安を同時に描いた作品だった。(40代 女性)


科学の理想と人間の現実が衝突する物語として、とても示唆的だった。若者たちが感情を取り戻したことで、秩序が崩壊する皮肉な展開は、管理社会への警告のようにも見える。最後に協力し合う姿は救いだが、完全な解決ではない点がリアルだ。SFながら人間心理を深く掘り下げた一本だった。(50代 男性)


人生の後半にこの映画を観ると、若さと未熟さの危うさを強く感じる。感情を制御されていた彼らが、自由と欲望に飲み込まれていく様子は痛ましい。だが同時に、人間らしさを取り戻した結果でもある。最後に再び協力し始める結末は、人は失敗を経て成長するというメッセージのように思えた。(60代 女性)

映画『ヴォイジャー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ヴォイジャー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ロード・オブ・ザ・フライ

この映画を一言で表すと?

文明を失った少年たちが、本能に支配されていく衝撃の寓話。

どんな話?

無人島に漂着した少年たちが自分たちで社会を築こうとするが、恐怖と権力争いによって秩序は崩壊していく。理性と暴力の対立を通して、人間の本質がむき出しになる過程を描く心理ドラマ。

ここがおすすめ!

閉鎖空間で若者たちの集団が崩れていく構図は『ヴォイジャー』と非常に近い。理想社会がなぜ失敗するのかを鋭く描き、人間の本能と権力欲の怖さを突きつける名作。

キューブ

この映画を一言で表すと?

極限状況で暴かれる人間の理性と狂気の実験室。

どんな話?

見知らぬ男女が謎の立方体迷宮に閉じ込められ、脱出を目指して協力するが、次第に疑心暗鬼と対立が生まれていく。極限状態での心理と集団崩壊を描いたサスペンス。

ここがおすすめ!

秩序が崩れ、支配と恐怖が広がる展開は『ヴォイジャー』の後半と重なる。人間の理性がどこまで保てるのかを試す構成がスリリングで、知的SFとしても楽しめる。

サークル

この映画を一言で表すと?

生き残るために選択を迫られる、究極の心理スリラー。

どんな話?

見知らぬ人々が円形の部屋に集められ、一定時間ごとに誰かを犠牲にしなければ全員が死ぬ状況に置かれる。話し合いと裏切りの中で、人間の本性が露わになる。

ここがおすすめ!

集団心理と恐怖が支配を生む過程が『ヴォイジャー』と共通する。シンプルな設定ながら、人間社会の残酷さを鋭く描き、観る者に重い問いを投げかける作品。

エクス・マキナ

この映画を一言で表すと?

知性と欲望が交錯する、危険なSF心理ドラマ。

どんな話?

若きプログラマーが、天才科学者の開発した女性型AIのテストに参加する。対話を重ねるうちに、支配する側とされる側の立場が逆転し、予測不能な結末へと向かう。

ここがおすすめ!

理性と本能、管理と自由の対立というテーマが『ヴォイジャー』と共鳴する。閉鎖空間で起こる心理戦が緊張感を生み、人間と文明の限界を考えさせる一作。

サンシャイン 2057

この映画を一言で表すと?

宇宙空間で崩壊していく人間の精神を描くSFサバイバル。

どんな話?

太陽を再生させる極秘ミッションに挑む宇宙飛行士たちが、事故と孤独の中で次第に精神を追い詰められていく。使命と狂気の境界が曖昧になる過程を描く。

ここがおすすめ!

宇宙という閉鎖空間で秩序が崩れていく点が『ヴォイジャー』と共通。科学的使命と人間の感情が衝突するドラマが重厚で、SFと心理劇の両方を楽しめる作品。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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