この記事では、映画『余命10年』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『余命10年』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0070635
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 124分 |
ジャンル | ラブストーリー ヒューマンドラマ |
監督 | 藤井直人 |
キャスト | 小松菜奈 坂口健太郎 山田裕貴 奈緒 井口理 |
製作国 | 日本 |
映画『余命10年』の登場人物(キャスト)
- 高林茉莉(小松菜奈)
- 短大生だった20歳のとき難病を患い、短大を中退して入院治療を受けたが完治せず、主治医から余命10年の宣告をされる。余命を意識した自身は、残りの人生は恋愛をしないと決意する。
- 真部和人(坂口健太郎)
- 静岡県で茉莉と中学校生活を共にした。周囲の反対を押し切って、父の会社を継がずに上京し就職するも、リストラされ、生きる意味を見失う。
- 富田タケル(山田裕貴)
- 茉莉と和人の中学の同窓生。卒業後は和人と共に上京し、現在も和人のよき理解者である。「焼き鳥げん」の店長梶原を「東京の父」と呼び慕っている。
- 藤崎沙苗(奈緒)
- 茉莉の親友。短大卒業後、出版社で勤めている。茉莉が小説家志望だったことを理解しており、自身の勤める出版会社の仕事に茉莉を誘う。
- 高林桔梗(黒木華)
- 茉莉の姉。20歳で難病を発症した妹に対して、いたたまれなさを感じながらも、お互い強く生きるために余計な同情はせず、茉莉に真っ直ぐに向き合う。
- 梶原玄(リリー・フランキー)
- タケルが「東京の父」と慕う、「焼き鳥げん」の店長。和人をバイトとして引き受け、和人の成長を見守る。
映画『余命10年』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『余命10年』のあらすじ【起】
2011年、高林茉莉は20歳で肺動脈性肺高血圧症という難病を患い、短大を中退して入院治療を受けていた。治療法は確立されておらず、茉莉の身体の状況から、主治医は茉莉に、余命10年の宣告をした。
同室の、同じ病気を患う礼子は、「息子の小学校の入学式までもたないと覚悟していたものの、何とか出席出来た」と、嬉しそうに茉莉に語った。礼子は、息子の入学式の撮影に使ったハンディカムを茉莉に託し、「最後まで生きてね」と言った数日後、この世を去った。
2013年、茉莉は退院し、通院で治療を継続することになった。退院の日、父の明久と母の百合子、姉の桔梗が迎えに来てくれた。病院からの帰り道、茉莉は礼子がくれたハンディカムで、車窓から見える景色を撮った。
茉莉の友人たちが、茉莉の退院祝いパーティーを開いてくれた。会場は、茉莉の友人・美弥の恋人である三浦が経営するカフェ。そこで、茉莉の親友の沙苗が茉莉に、自分の勤める出版社の仕事を手伝ってくれないかと話す。茉莉が小説家志望だったことを知っている沙苗は、茉莉が出版業界に興味を示すと期待したのだ。
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映画『余命10年』のあらすじ【承】
2014年、茉莉は、静岡県で中学の同窓会に出席した。
会の席上で、茉莉は、和人とタケルが卒業後上京し、現在は茉莉と同じく東京で暮らしていることを知る。
同窓生たちが二次会へ移動している途中、酔った和人が道に座り込んでしまい、茉莉は水を与えて和人に付き添った。これがきっかけで和人は茉莉に親近感を覚えた。
東京に戻った茉莉は就職活動を始めたが、病気と社会経験のなさが原因で、活動は難航していた。
そんな中、タケルから茉莉に「和人が飛び降り自殺を図り、入院している」という連絡が入る。
和人の病室を訪れた茉莉は、和人が周囲の反対を押し切って、父の会社を継がずに上京し就職した会社を解雇され、生きる意味を見失っていると知る。そんな和人を茉莉は「凄く、ずるい」と、目に涙を浮かべて怒った。
タケルは茉莉を誘い、タケルが父のように慕う梶原の店「焼き鳥げん」で、和人の退院祝いをした。帰り道に咲く満開の桜の下、ハンディカムで今日という日を記録する茉莉に、和人は前向きに生きることを約束した。
茉莉は沙苗の出版社で、和人は「焼き鳥げん」で働き始める。
映画『余命10年』のあらすじ【転】
茉莉と沙苗、和人とタケルは4人で花見や花火大会に出かけ、親交を深めていた。茉莉は沙苗の出版社で、和人は「焼き鳥げん」で働き始める。
やがて沙苗とタケルは交際を始め、和人は茉莉に好意を伝えるが、茉莉はいつもはぐらかした。
2016年、桔梗の結婚式に参列した茉莉は、親戚が、茉莉の余命が短いだろうと噂していると知る。
「焼き鳥げん」で経験を積んだ和人は、梶原から、独立して自分の店を持つことを展望に邁進するよう激励を受ける。和人は茉莉に、ここまで来られたのは茉莉のおかげだと伝え、交際を申し込むが、茉莉は拒否した直後に倒れてしまう。
茉莉が病を抱えていると知っても、和人は茉莉を守るから一緒にいたいと伝え続け、茉莉と和人は交際を始めた。同時に、茉莉は自分をモデルに、余命10年のヒロインの恋を描いた小説を書き始めた。
2018年、茉莉は小説を完成させて沙苗に見せ、沙苗はこれを書籍化したいと茉莉に伝えた。
和人は意を決して、旅先で茉莉にプロポーズをしたが、茉莉は自分の病は完治しないこと、余命宣告を受けていることを告白し、和人に別れを告げた。
帰宅した茉莉は母に、「もっと生きたい」と心中を語り、泣いた。
映画『余命10年』の結末・ラスト(ネタバレ)
2019年、茉莉は入院生活を送りながら、書籍化が決まった自分の小説の校正に励んでいた。
茉莉の見舞いに訪れた桔梗が、妊娠2カ月であることを報告した。桔梗が出産する頃、自分はいないと悟った茉莉は、桔梗に感謝の気持ちを伝え、小説の中で、無事に生まれた桔梗の子供を描いた。
和人は遂に自分の店を持った。店名は「まつり」。
開店初日、沙苗とタケルが店を訪れ、沙苗は店に出版社の袋を置いていった。
茉莉は病室で、ハンディカムに蓄積してきた思い出のデータを、見返しては削除していた。愛する家族や友人と見た景色、和人と共有した時間…それらに思いを馳せながら眠りにつき、夢の中で和人と幸せな家庭を築いている茉莉の容態が急変する。
和人は、沙苗が置いて行った袋の中に、茉莉の執筆した小説を発見する。それを読み終えた和人は、茉莉の病床に駆けつける。
最期のときを迎えようとしている茉莉に、和人は自分の店を開業した報告をし、「茉莉ちゃん、頑張ったね」と労いの言葉をかける。
茉莉の小説は書店に並び、和人は茉莉の遺したハンディカムで、2人の思い出の桜を撮影する。
映画『余命10年』の感想・評価・レビュー
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映画『余命10年』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『余命10年』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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