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映画『地獄の警備員』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『地獄の警備員』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『地獄の警備員』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0063843

製作年 1992年
上映時間 96分
ジャンル ホラー
監督 黒沢清
キャスト 久野真紀子
松重豊
長谷川初範
由良宣子
製作国 日本

映画『地獄の警備員』の登場人物(キャスト)

成島秋子(久野真紀子)
美術館の学芸員という経歴を買われ、商社の絵画売買を扱う部署に配属された若い女性。
富士丸(松重豊)
元力士で、2メートル近い体格を持つ警備員。
兵頭(長谷川初範)
秋子が働く会社の人事部に勤める男。
間宮(田辺博之)
富士丸の先輩でベテラン警備員。
久留米(大杉漣)
秋子の働く部署の課長。

映画『地獄の警備員』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『地獄の警備員』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『地獄の警備員』のあらすじ【起】

美術館で学芸員をしていた成島秋子は、曙商事の12課に転職する。12課は絵画の取引を扱うために作られた新部署で、人事部の兵頭という男が美術品に詳しい秋子をスカウトしての就職だった。

ある日秋子は、会社の資料室に入った後に入口の自動ロックがかかってしまい、中に閉じこめられてしまう。秋子が内線で警備室に電話して、表からカギを開けてもらうよう頼むと、しばらくして資料室の奥にある鉄のドアを、外からガンガンと叩く音が聞えて来る。

そこでベテラン警備員の間宮が資料室の入口を開けてくれるが、秋子が奥のドアのことを訴えると、間宮は新人の富士丸という警備員で、勝手がわからなかったのではないかと答える。

間宮が警備室に戻ると、ロッカーから血が滴っているのに気付く。間宮が恐る恐るロッカーを開けてみると、中には同僚の警備員・白井の死体が入っていた。間宮は白井に多額の借金をしていて、返済を迫られていたが、その話を聞いていた富士丸が白井を殺害したのだった。

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映画『地獄の警備員』のあらすじ【承】

富士丸は元力士で2メートル近い体格の持ち主だったが、自分をいじめていた兄弟子を殺害し逮捕されていた。しかし精神鑑定の結果責任能力がないと判断され、釈放されて警備の仕事に就いていた。

秋子は資料室に閉じこめられた時にイヤリングを片方失くしたことに気付き、警備室に届け出がないか聞きに行くが、警備室にいた間宮は不愛想に知らないと答える。秋子は新人の警備のことが気になり、地下室に行ってみると、奥にテントが張ってあるのを見つける。

テントには食事をした跡があり、誰かがここに住み着いていると思われた。そして秋子はテントの中に、身元確認用にと間宮に渡していた自分の写真があることに気付く。そこに誰かがやって来て秋子が物陰に隠れると、富士丸が姿を現す。富士丸は秋子が失くしたイヤリングを、自分の耳に付けていた。

間宮は富士丸が自分の恨みを晴らしてくれたのだと考え、資料室にいた秋子を12課に送り届けた際に、課長の久留米に若い女子社員に手を出すなと嫌味を言われた、その恨みを晴らして欲しいと富士丸に訴える。

映画『地獄の警備員』のあらすじ【転】

富士丸は久留米が帰宅しようとエレベーターから出たところを狙い、殴りつけて地下室へ連れて行く。富士丸は久留米の手足の骨を折り、遺体をポリ袋に詰めて破棄する。そこで富士丸は、地下で電気工事をしていた技師の死体を運んでくる。間宮がそんなことは頼んでいないと富士丸を責めると、富士丸は容赦なく間宮も叩きのめす。

残業で12課の同僚たちと遅くまで社内に残っていた秋子は、非常階段で1階へ降りてみると、地下室から血の跡が続いているのを発見する。それは間宮が地下から逃げて来た跡で、秋子が這いつくばっている間宮を見つけ助けようとすると、そこに富士丸が現れ、間宮を殺害する。

秋子は警備員が殺人を犯したことを同僚に訴え、社内から逃げようとするが、富士丸は地下の配電盤を操作して社内の電源を落とす。

富士丸は会社の出入り口を全て施錠し、秋子たちを社内に閉じこめる。秋子たちは給湯室で同僚の野々村が殺されているのを見つけ、どこかに脱出口がないかと探すうち、社内に残っていた兵頭と遭遇する。

映画『地獄の警備員』の結末・ラスト(ネタバレ)

兵頭は富士丸が合鍵を持っていない自分の個室に秋子たちを呼び、そこに立て籠って富士丸の襲撃を逃れようと考える。富士丸は社内の電話線も切断していて、助けを呼ぶ手段はないかと思われたが、秋子の同僚・吉岡がテレックスなら別回線だから大丈夫ではと考える。

吉岡はテレックスのある12課へ向かうものの、富士丸に襲撃される。兵頭と秋子は吉岡の戻りが遅いことで12課へ様子を見に行くが、兵頭の部屋に1人残った秋子の同僚・高田は、富士丸に見つかり殺害されてしまう。

個室に戻った秋子と兵頭にも、富士丸が襲いかかる。兵頭を警棒で叩きのめす富士丸を見て、秋子は富士丸が自分に執着心を持っていると考え、説得を試みる。しかし「俺のことがわかるのか」と富士丸に問われ、秋子が「わからない」と答えると、秋子も殺害しようとする。

兵頭は争った時に裁断機が落ちて壊れたのに気付き、裁断機の歯を富士丸の首元に突き刺す。富士丸は「俺のことを忘れるな」と言い残すと、地下室に向かい首を吊って自害するのだった。

映画『地獄の警備員』の感想・評価・レビュー

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映画『地獄の警備員』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『地獄の警備員』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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