『2012』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2009年のアメリカ映画、2012年人類滅亡説をヒントに作られたパニック映画。監督は「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ、出演はジョーン・キューザック。

あらすじ

2012』のあらすじを紹介します。

2009年インド、ナーガ・デン銅山の地下3350mにニューデリー大学宇宙物理学研究所がある、そこへヘルムズリー博士がやってきた、サトナム博士がある異常を発見した為呼んだのだ。地下へ下るほどどんどん暑くなっていく、普段は50度以上になることもあるらしい。そこでニュートリノのデータを見せられたヘルムズリー博士、通常では絶対あり得ないニュートリノの数値と物理反応に茫然としてしまう。

早速アメリカワシントンDCに帰りこのことを資金集めパーティー真っ最中の大統領首席補佐官のカールに報告した。最初はヘルムズリーを煙たがっていたカールも報告書を読んで真っ青になった。そこから様々な計画が始まる、2010年にはG8が招集され各国首相にのみこれから起こる大惨事が話された。そして金持ち(いわゆるエリート)にのみ箱舟に乗るための乗車券が秘密裏に売りだされていた。金額は一人10億ユーロ、それだけのお金を払える人間だけが生き残れるのだった。
地球滅亡を知る人物は事故に見せかけて次々と殺されていき、人々が真実を知る事はなかった。

売れない作家ジャクソンは別居中の子どもたちを連れてキャンプのためイエローストーンを訪れて立ち入り禁止区域に入り込み異変を目にしてしまう。軍によって拘束されたジャクソンたちはたまたま居合わせたヘルムズリー博士からここの湖に異変があるから調べているのだと説明されて釈放される。何かがおかしい・・・そしてイエローストーンを監視し続けながら人類滅亡をラジオで説いている男チャーリーから信じられない事実を聞くのだった。

評価

  • 点数:20点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★☆☆☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2009年11月21日
  • 上映時間:158分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ローランド・エメリッヒ
  • キャスト:ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート、オリバー・プラット、タンディ・ニュートン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『2012』について、考察・解説します。※ネタバレあり

理不尽とすべての崩壊

この映画には綺麗事はほとんどありません、一部の金持ちのみ生き残りそれ以外は見捨てられます。一番理不尽だと感じるのはこの異変をいち早く察知して知らせてくれたインド人のサトナム博士です。最後は迎えの飛行機が来なかったため壁のようになった津波を見ながら家族と共に呑みこまれていきます。さらに箱舟を作った中国人の作業員たちも目の前で見捨てられてしまいます。

情報を統制して人々を無知の状態に置き、何も知らせずに最後を迎えます。人々には知る権利があるといってアメリカ最後の大統領がホワイトハウスで演説してやっと真実を伝えられるのです。ですがその時にどれだけの人が聞いていたのか分かりません、もっと早く伝えてくれれば大切な人にさようならを言えたかもしれないのに。それが豪華客船で演奏者をしている人物に象徴されています。息子が日本人女性と結婚したため絶縁していた男は世界が崩壊すると知って慌てて電話をします。ですが息子が電話に出る直前、日本が崩壊してしまうのです。

世界各地の崩壊が描かれていますがそのほとんどが宗教的象徴の瓦解です。旧世界での考え方の規範となる宗教というものが新世界にはなくなるということなのでしょうか。世界の終わりというと必ず宗教的なものが崩れさる描写が入るのですが正直あまりぴんときません、文化の違いなんでしょう。

まとめ

さすがの映像技術で人間が作ったものが瞬く間に崩壊していく様が圧巻でした。地下鉄が地割れで露出してしまって地割れの底へとダイブしていくのは何度見ても息を呑んでしまいます。津波が押し寄せるシーンも非常にリアルだったため日本人としてはかなり複雑な心境になりました。

正直崩壊映像がすごくて人間模様はただの醜悪なおまけとしか映っていません。いつもは活躍するはずの軍も出てきません、自然相手では軍力は無力だということでしょう。ノアの大洪水の時は神様が生き残る人間を決め、文明が発達したらお金が生き残る人間を決める、そんな現実を見せ付けてくれます。さらにこの映画には様々なメッセージが隠されていそうです、例えばキスをする黒人の男女・行き先がアフリカ、それは人類発祥の地から再出発をするという暗示なのでしょうか。

主人公とその家族が生き残る様子があまりにも無理がありすぎて「デイ・アフター・トゥモロー」のような感じを期待して見るとがっかりしてしまいます。

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