映画『アラジン』のネタバレあらすじ結末

アラジンの概要:アグラバーに住む貧しい青年アラジンは不思議なランプを手に入れる。そのランプには精霊ジーニーがおり、3つの願いを叶えてくれるというのだ。アラジンは自分を王子にしてもらい、憧れのジャスミン王女に近づく。しかしその一方でアグラバーを支配しようとする大臣ジャファーが悪巧みを考えていた。

アラジンの作品概要

アラジン

公開日:1992年
上映時間:90分
ジャンル:アニメ、ファンタジー
監督:ジョン・マスカーロン・クレメンツ
キャスト:スコット・ウェインガー、リンダ・ラーキン、ロビン・ウィリアムズ、ギルバート・ゴットフリード etc

アラジンの登場人物(キャスト)

アラジン(スコット・ウェインガー)
アグラバーの町で暮らす青年。貧しい暮らしをしており、日頃は相棒のサルのアブーと食べ物を盗んで暮らしている。その為、衛兵からはドブネズミと揶揄されている。不思議なランプを手に入れ、その精霊ジーニーと仲良くなり、運命を変え始める。
ジャスミン(リンダ・ラーキン)
アグラバーの王女。父サルタンに将来の相手を決められそうになり、城を抜け出す。町で騒ぎを起こした所をアラジンに助けられ、自分とは違って自由な暮らしをする彼に惹かれていく。
ジャファー(ジョナサン・フリーマン)
アグラバーの王サルタンに仕える大臣。しかし本当の狙いはアグラバーの支配であった。手に持つ蛇の杖でサルタンを催眠術にかけたり、アラジンからランプを奪ってジーニーに力を与えてもらったりなど手段を選ばない。相棒のオウムであるイアーゴと共に悪巧みをする。
ジーニー(ロビン・ウィリアムズ)
アラジンが洞窟で見つけた魔法のランプの精霊。主人に絶対服従であり、3つの願いを叶える。魔法の絨毯と仲が良く、チェスをしたりビリヤードをしたりする。最初はアラジンに仕えていたが途中から主がジャファーに代わり、悪用されてしまう。

アラジンのネタバレあらすじ

映画『アラジン』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

アラジンのあらすじ【起】

砂の王国アグラバー。そこで暮らすアラジンは今日も衛兵に追われていた。貧しい暮らしをしている為にパンを盗んだのだ。衛兵達はアラジンを追い詰めるが、彼は軽い身のこなしで追っ手を巻いてしまう。アラジンは盗んだパンを相棒のサルであるアブーと分けて食べていた。その様子を子供達が見ていた。彼らも貧しい暮らしをしているが故に食べ物に困っているのだ。心優しいアラジンは盗んだパンを子供達にあげる。

町の通りでは、どこぞの王が宮殿に向かっていた。ジャスミン王女の婚約相手候補だ。しかし、ジャスミンは気に入らず追い返してしまう。彼女は勝手に婚約相手を決められる事や窮屈な王宮の暮らしにうんざりしていたのだ。娘の様子に困り果てた父サルタン王は大臣のジャファーに相談する。ジャファーは最良の選択をするようにサルタンに話す。そして手に持っている蛇の杖を使ってサルタンを催眠術にかけて彼がつけていた指輪を手に入れる。この指輪は魔法の洞窟へ入れる人物を示す役割を果たすものだった。そしてその指輪が示す人物こそがアラジンだったのだ。

アラジンのあらすじ【承】

翌日、アラジンはいつもの様に食べ物を盗んでいた。そこへ城を抜け出したジャスミンがやって来る。顔を布で覆い隠している為、誰も彼女が王女だと気が付かない。ジャスミンは初めて見る市場に目を輝かせていた。しかしひょんな事からトラブルに巻き込まれてしまう。それを見たアラジンは彼女を助け出し、自分の家へ招待する。アラジンは家から見える宮殿の生活に憧れ、ジャスミンはアラジンの自由気ままな生活にお互い心惹かれていた。そこへ衛兵が現れる。アラジンは会っていた相手が王女とは知らず、誘拐の罪で逮捕されてしまった。王宮に戻ったジャスミンはジャファーからアラジンが誘拐の罪で処刑されたと聞かされショックを受ける。

ところがアラジンは生きていた。ジャファーはアラジンを捕まえて魔法の洞窟に入らせて魔法のランプを取ってこさせるのが狙いだった。アラジンは洞窟の中をゆっくりと進む。途中で宝の山に出くわすが決して手を出してはならなかった。手を出すと洞窟が崩れるからくりになっているからだ。アラジンは魔法の絨毯と出会う。絨毯は言葉を話せないが人間の様に意思表示ができ、ランプの所へ案内してくれた。アラジンはランプに近づき、手にする。しかしアブーが巨大なダイヤに目がくらみ手を出してしまう。洞窟は崩壊を始め、下は溶岩の海になってしまう。絨毯に乗って必死に洞窟からの脱出を試みるアラジン。しかし、ジャファーに裏切られて洞窟に閉じ込められてしまう。

目を覚ましたアラジン。ジャファーがランプを持って消えてしまったと思ったが、アブーがジャファーからランプを盗んでいた。アラジンは何故ジャファーが古びたランプを欲したのか不思議だった。そしてランプをさすると精霊ジーニーが飛び出した。ジーニーは呼び出してくれたアラジンを主人と呼び、願いを3つ叶えてくれるというのだ。ただし、人を殺したり、死者を蘇らせたり、誰かを恋に落とさせたりする事は出来ないというのだ。アラジン達はひとまず洞窟を脱出し、オアシスにやって来る。3つの願いをどうするか考えるアラジン。そこでジーニーに彼の願いは何かと尋ねると、ジーニーは自由と話す。自由になる事により、ランプから出る事ができジーニーとしての呪縛が解けるのだ。アラジンは最後の願いで自由にする事を約束する。その一方で、町であったジャスミンの事を思い出していた。そして身分の差を無くす為にジーニーに王子へと変えてもらいアグラバーへと向かった。

王宮ではジャファーがサルタンに話をしていた。アグラバーの事を考えて早急に結婚相手を見つける必要があると。ランプを失ったジャファーは相棒のオウムであるイアーゴの考えで自分がジャスミンと結婚し、王になると考えていた。そんな矢先、アグラバーにアラジン扮するアリ王子がやって来る。アラジンはサルタンに謁見し、ジャファーにも挨拶する。ランプの際にジャファーは老人に変装していたため、アラジンは目の前の男がその老人とは気が付かない。そしてジャファーもアリ王子がアラジンとは気付かずにいた。アラジンが2人に挨拶しているとジャスミンが現れた。3人が勝手に結婚の話をしている事からジャスミンは腹を立ててその場を去ってしまう。

夜になり、アラジンはジーニーに相談する。ジーニーは自分らしくあれとアドバイスを送る。アラジンは意を決して、ジャスミンを空のデートに誘う。彼女はアラジンの面影に気が付き彼が町で会った青年だと見破る。アラジンは本当の自分を隠す為に町での姿は仮であると話す。ジャスミンは自分にも思い当たる節があり、同じ境遇であるアリ王子に惹かれる。宮殿に戻った2人はキスをして別れる。しかし、その直後アラジンはジャファーの命令で衛兵に暗殺されそうになり。足に重りを付けられて海に落とされてしまったのだ。しかし、間一髪の所でジーニーが助け出してくれて、アラジンは王宮に戻る。

アラジンのあらすじ【転】

王宮ではジャスミンが幸せそうにしていた。そこへサルタンがジャファーと結婚するように話す。ジャスミンはアラジンと結婚すると話すが、サルタンはジャファーに操られていた。そこへアラジンが現れ、サルタンの催眠を解いて全てを話す。追い詰められたジャファーはその最中にアラジンが持つランプに気づき、行方をくらます。サルタンはジャファーに裏切られた事を悔やんでいたが、娘が結婚相手を見つけて大喜びだった。アラジンもジャスミンと結婚できる事に幸せを感じていたが、自分が本当は王子ではないという事実を隠している事に罪悪感を抱いていた。

一方ジャファーはアラジンのランプを奪ってくる様にイアーゴに告げる。翌日アラジンは悩んでいた。しかしジーニーはアラジンが幸せになる事を喜び、同時に最後の願いで約束通りにアラジンが自分を自由にしてくれると考えていた。ところがアラジンはジーニーを自由にしてしまったら今の王子としての姿が保てないと渋っていたのだ。そこへアラジンがランプから目を離した隙に、イアーゴがアラジンの部屋を訪れて、ランプをまんまと盗み出す。

ジャスミンの所を訪れたアラジンは全てを話そうとする。しかしその暇もなくアラジンは国民の前に次期国王として紹介されてしまう。その様子をジャファーが塔の上から見ていた。手には魔法のランプ。ジーニーを呼び出したジャファーはアグラバーを支配し始める。宮殿を高台に移動させ、サルタンを王座から下ろしてしまう。アラジンはジーニーを止めようとするが主人が代わってしまったことにより、ジーニーはどうする事も出来ない。ジーニーの魔法で力を得たジャファーはジャスミンやサルタンを支配下に置き、アラジンにかかっていた王子の魔法を解く。その姿を目にしたジャスミンは驚きを隠せない。そしてジャファーはそんなアラジンを塔に押し込み、塔ごと雪が降る山岳地帯へ飛ばした。

アラジンのあらすじ【結】

邪魔者がいなくなったジャファーは大喜びをしていた。サルタンをいい様に使い、ジャスミンを奴隷の様に扱う。一方のアラジンは助けに来た絨毯によって再びアグラバーに戻って来た。そしてジーニーのランプの奪還に挑むアラジン。しかし途中でジャファーに気付かれて邪魔をされてしまう。ジャファーは邪魔になるジャスミンやアブー、絨毯に魔法を浴びせて動きを封じる。アラジンもジャファーの魔法に苦戦していた。更にジャファーは巨大な蛇となってアラジンに襲い掛かる。必死に攻撃するアラジン。しかしジャファーに巻かれてしまう。勝利を確信したジャファーは自分が世界一であると話す。それを聞いたアラジンはある作戦を考える。彼はジャファーにジーニーがいる限り世界一にはなれないと告げる。世界一に固執するジャファーはジーニーに持っている力全てを授けるように命令する。ジーニーはアラジンの作戦を信じ、ジャファーをジーニーに変える。ジャファーは宇宙一の力を手にしたと大喜び。その隙にアラジンは閉じ込められたジャスミンを助け出す。そしてジャファーの足元に出てきたランプを手に取る。ジーニーの全てを手に入れるという事はランプも出現するという事だった。巨大な強さに固執していたジャファーはそれに気付かなかった。それがアラジンの作戦であり、ランプの中にジャファーを封じた。それによってジャファーがかけた魔法は解け、アグラバーに平和が戻った。ジャファーが入ったランプはジーニーによって洞窟に封印された。

アラジンは元のドブネズミの姿に戻ってしまった事によりジャスミンとの結婚は出来なくなってしまった。ジーニーは最後の願いで王子に戻れると勧めるが、アラジンはジーニーの自由の事を考えて拒んだ。ジャスミンの気持ちは変わらず、アラジンとの結婚を望んだ。そんな2人の様子とアラジンの勇敢さを称えてサルタンは2人の結婚を認める。そしてアラジンは最後の願いでジーニーを自由にされる。感動したジーニーは世界一周の旅をする事にし、涙ながら最高の主人であるアラジンに別れを告げる。そしてアラジンはジャスミンと結ばれて本当の自分として幸せに暮らすのだった。

ネタバレ考察・ストーリー解説

『アラジン』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

ローマの休日との共通点

作品の元になった『千夜一夜物語』はとても有名な話なので、多くの作品が参考にしています。名画『ローマの休日』もその一つ。宮殿から逃げ出したジャスミンと一般人のアラジンが親しくなり、恋を成就させるという物語は、『ローマの休日』におけるオードリー・ヘップバーンとゲイリー・クーパーの関係と同じなんです。
『アラジン』を見る前に『ローマの休日』を見ておくと、比較しながら映画を見ることができるのでより楽しめると思いますよ。

受け身のヒロインから脱却した記念碑敵作品

かつてのディズニー映画のヒロインといえば、どいつもこいつも受け身でした。窮地に立たされたところを王子様に救われるという設定がディズニーの典型的パターンになっていました。確かにこのような物語は多くの少女たちに支持されましたが、さすがに飽きられてしまい、長くヒット作に恵まれない時期が続いたんです。
そこから脱却を図ったのが本作。ヒロインのジャスミンはか弱い少女ではなく、宮殿から逃げ出すほどアグレッシブな性格の持ち主です。
『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンとキャラクター設定が丸かぶりしているのが非常に残念なのですが、新しいディズニーヒロインの姿を見せたのがジャスミンでした。
強気なヒロインは世界中で受け入れられ、大ヒットを飛ばしたことでディズニーは息を吹き返したのでした。

まとめ

有名なお話を元にしている映画なので、残念なことに設定やキャラクターの性格が他の映画作品や小説と似通っているため、どこをどう切り取っても既視感があるのが『アラジン』のだめなところ。もっとアレンジすればよかったんです。ヴィランのジャファーも野望が弱いし、あまり魅力的な悪役ではありません。
本作はあくまで新しいディズニーの姿を示したこと、映像は相変わらずいいことが魅力の作品で、面白いものを見ようと思ってみると若干肩透かしを食らったかもしれませんね。
そういえば、ディズニーの過去作からゲスト出演しているキャラクターを全部探せましたか?ピノキオ、野獣、グーフィーがちらっと登場するんです。その他にも『リトル・マーメイド』と『ダンボ』の要素も登場するので、もしわからなかったという人はもう一度見て確かめてみてください。一つは曲、もう一つは呪文の言葉です。

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