『アラジン』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

千夜一夜物語とアラジン伝承を参考にしたディズニーの1992年の映画。世界中で大ヒットし、特にビデオの販売数がずば抜けていた。監督は『リトル・マーメイド』のロン・クレメンツとジョン・マスカー。

あらすじ

アラジン』のあらすじを紹介します。

アグラバという砂漠の中にある王国に住む一人の青年、アラジン。彼は宮殿から逃げ出した王女ジャスミンとひょんなことから接点を持ち、親しくなる。しかし、アラジンは逮捕され投獄されてしまった。その理由はアラジンが選ばれた人間しか入ることが出来ない魔法の洞窟に入る力を持っており、洞窟の奥にある魔法のランプを取ってこさせるためだった。
国務大臣のジャファーはアラジンと取引し、彼を脱獄させる代わりに魔法のランプを取りに行かせた。アラジンは魔法のランプを手に入れることに成功するが、手違いでランプの魔人・ジーニーの主人になってしまった。
ジーニーは3つの願いを何でも叶えてやるとアラジンに言い、アラジンはジャスミンとの恋を成就させるために王子アリ・アバブアに変身した……。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1993年8月7日
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ジョン・マスカー
  • キャスト:スコット・ウェインガー、ロビン・ウィリアムズ、リンダ・ラーキン、ジョナサン・フリーマン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『アラジン』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

ローマの休日との共通点

作品の元になった『千夜一夜物語』はとても有名な話なので、多くの作品が参考にしています。名画『ローマの休日』もその一つ。宮殿から逃げ出したジャスミンと一般人のアラジンが親しくなり、恋を成就させるという物語は、『ローマの休日』におけるオードリー・ヘップバーンとゲイリー・クーパーの関係と同じなんです。
『アラジン』を見る前に『ローマの休日』を見ておくと、比較しながら映画を見ることができるのでより楽しめると思いますよ。

受け身のヒロインから脱却した記念碑敵作品

かつてのディズニー映画のヒロインといえば、どいつもこいつも受け身でした。窮地に立たされたところを王子様に救われるという設定がディズニーの典型的パターンになっていました。確かにこのような物語は多くの少女たちに支持されましたが、さすがに飽きられてしまい、長くヒット作に恵まれない時期が続いたんです。
そこから脱却を図ったのが本作。ヒロインのジャスミンはか弱い少女ではなく、宮殿から逃げ出すほどアグレッシブな性格の持ち主です。
『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンとキャラクター設定が丸かぶりしているのが非常に残念なのですが、新しいディズニーヒロインの姿を見せたのがジャスミンでした。
強気なヒロインは世界中で受け入れられ、大ヒットを飛ばしたことでディズニーは息を吹き返したのでした。

まとめ

有名なお話を元にしている映画なので、残念なことに設定やキャラクターの性格が他の映画作品や小説と似通っているため、どこをどう切り取っても既視感があるのが『アラジン』のだめなところ。もっとアレンジすればよかったんです。ヴィランのジャファーも野望が弱いし、あまり魅力的な悪役ではありません。
本作はあくまで新しいディズニーの姿を示したこと、映像は相変わらずいいことが魅力の作品で、面白いものを見ようと思ってみると若干肩透かしを食らったかもしれませんね。
そういえば、ディズニーの過去作からゲスト出演しているキャラクターを全部探せましたか?ピノキオ、野獣、グーフィーがちらっと登場するんです。その他にも『リトル・マーメイド』と『ダンボ』の要素も登場するので、もしわからなかったという人はもう一度見て確かめてみてください。一つは曲、もう一つは呪文の言葉です。

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