映画『アリス・イン・ワンダーランド』あらすじとネタバレ感想

アリス・イン・ワンダーランドの概要:ルイス・キャロルの児童文学「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」の主人公アリスが大人になった姿を描いた、2010年の作品。監督はティム・バートン、主演はミア・ワシコウスカ。

アリス・イン・ワンダーランド あらすじ

アリス・イン・ワンダーランド
映画『アリス・イン・ワンダーランド』のあらすじを紹介します。

貿易会社を経営する父チャールズの影響を強く受けて育ったアリス。
父が他界して会社が人手に渡り、20歳になったアリスにへイミッシュとの結婚話が持ち上がった。
そのパーティーの真っ只中、アリスは服を着たウサギを追いかけて穴に落ちてしまう。
底まで落ちたアリスは不思議な世界にたどり着くが、彼女はいつものおかしな夢だと信じ込み、覚めない夢に困惑する。
追ってきたウサギや双子のトウィードルディ、トウィードルダムたちに連れられて、博識の芋虫アブソレムに”アンダーランドの救世主”が自分だと教えられる。

突然襲ってきたバンダースナッチと赤の女王の兵隊から逃げるうちに、ニタニタと笑うチェシャ猫と遭遇。
案内された先には、奇妙なお茶会を繰り広げるマッドハッターたちがいた。
アリスを追ってきた赤の女王の手下から匿われ、白の女王の下へ元へ向かうように言われる。
だが、アリスを逃がそうとしたマッドハッターや双子たちは、赤の女王に捕まってしまう。

アリスは犬のベイヤードの協力を得て、マッドハッターを助けるべく赤の女王の城へ潜入。
無事に仲間たちを救出し、赤の女王の側近の隙を見てヴォ―パルの剣を手に入れることにも成功、そしてアリスに懐いたバンダースナッチは仲間になる。

白の女王に会ったアリスは、ようやく丁度いい大きさの体に戻る。
姉である赤の女王の凶行を止めるべく立ち上がった白の女王の戦士として、ジャバウォッキーを倒す運命の日を迎えたアリス。
そしてアブソレムの導きによって、かつて”ワンダーランド”と呼んでいた世界の記憶を取り戻すのだった。

アリス・イン・ワンダーランド 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ティム・バートン
  • キャスト:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ etc

アリス・イン・ワンダーランド ネタバレ批評

映画『アリス・イン・ワンダーランド』について、感想批評です。※ネタバレあり

アリスが好きな大人や子供にとっては楽しい映画

「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」の後日談という設定であり、大人になって不思議の国での出来事を全て”夢”と思い込んでいたアリスが、不思議の国の救世主として戻ってくるという迫力満点のストーリー。
「不思議の国のアリス」の登場人物がメインで、白ウサギ、マッドハッター、芋虫のアブソレム、チェシャ猫などが登場するが、「鏡の国のアリス」の登場人物である双子のトウィードルディとトウィードルダム、バンダースナッチ、ジャヴァウォッキーなども登場する。

ジャバウォッキーとバンダースナッチは原作の中でオリジナルの詩として読まれるものであり、それをマッドハッターが口ずさんでいるシーンがある。
アリスがウサギを追って落ちた穴の底の部屋での出来事は、原作にほぼ忠実に作られている。
だが、原作を知らなければマッドハッターが何を口ずさんでいるのか謎になってしまうし、なかなかドアにたどり着けないアリスを見ながら”昔と同じ事をしているから本物か偽物か”という議論をする白ウサギや双子の会話も意味がわからないだろう。

赤の女王の膨らんだ頭は印象的で、最先端のVFX技術とモーションキャプチャー、アニメーションも利用した世界観は息を呑むものがある。

アリスとマッドハッターに重点を置きすぎたストーリー

求婚されたところを逃げ出し、アンダーランドでも逃げ腰だったアリスが、”偉大なことを成し遂げる人はどこかおかしい”という父の言葉でマッドハッターを励ましたり、決められた道よりも捕らえられた仲間を助けるために動くアリスの成長が、しっかりと描かれたストーリーだ。
しかし、赤の女王と白の女王がどうして仲違いしたのか、バンダースナッチはなぜ赤の女王の言いなりになっていたのかなど、ハッキリしない部分が多い登場人物が多すぎる。
元の世界に戻ったアリスが結婚を破談にしたのにもかかわらず、へイミッシュの父とすぐに仕事の話をするという矛盾点もある。

運命の日にさなぎになったアブソレムが、アリスの世界で蝶として出会うという設定は面白い。
白の女王の作る、アリスの体の大きさを元に戻す薬の材料が口に入れるのもはばかられるものがあるが、”不思議の国だから仕方ない”と納得してしまう力強さがある作品だ。

アリス・イン・ワンダーランド 感想まとめ

最先端技術を使い、美しい映像で「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」という、ルイス・キャロル作の児童文学作品の、その後を描いた作品。
3D映画として公開され、迫力満点のストーリーを劇場で楽しむこともできた映画だ。

SF、ファンタジー、ホラーなどの映画の中から選ばれる「サターン賞」を受賞し、映画をモチーフにしたゲームや漫画も発売された。
また著名なアーティストも参加したサウンドトラックアルバムも2枚発売され、主題歌のアヴリル・ラヴィーンの「アリス」も収録されたことで話題になった。

ティム・バートン監督作品の常連となっているジョニー・デップがマッドハッターという強烈な印象のキャラクターとして出演しているが、ミア・ワシコウスカのナチュラルなアリス役も印象的な作品。

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