映画『アリス・イン・ワンダーランド』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『アリス・イン・ワンダーランド』のネタバレあらすじ結末

アリス・イン・ワンダーランドの概要:かつて不思議の国で大活躍した少女アリスは、成長して臆病な娘になっていた。アリスの再来を待ち望んでいた不思議の国の住人たちは、そんなアリスに失望する。ティム・バートン監督が描き出すあの有名な「不思議の国のアリス」の後日談。ファンタジックな映像が楽しい。

アリス・イン・ワンダーランドの作品概要

アリス・イン・ワンダーランド

公開日:2010年
上映時間:109分
ジャンル:ファンタジー
監督:ティム・バートン
キャスト:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイ etc

アリス・イン・ワンダーランドの登場人物(キャスト)

アリス・キングスレー(ミア・ワシコウスカ)
子供の頃からおかしな空想癖があり、19歳になった今でも穴へ落ちて不思議な生き物たちに会う同じ夢ばかりを見る。人と違う自分に自信を失くしていた時、再び穴へ落ちて不思議な世界へ迷い込む。
マッドハッター(ジョニー・デップ)
ワンダーランドの住人。白の女王御用達の帽子職人で、アリスの再来を心待ちにしていた。興奮すると暴走気味になる。嬉しい時はファッターワッケンという踊りを披露する。
赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)
ワンダーランドの支配者で巨大な頭をした残酷な女王。気に入らないことがあるとすぐに相手の首をはねる。赤の騎士団を部下とし、ジャバウォッキーやジャブジャブ鳥、バンダースナッチといった凶暴な怪物を操る。
白の女王(アン・ハサウェイ)
赤の女王の妹。心優しく美しい女王で、みんなから愛されている。ワンダーランドをもとの明るい世界に戻すため、姉から王冠と剣を取り戻そうとしている。
ハートのジャック(クリスピン・グローヴァー)
赤の女王の側近で愛人。赤の騎士団の隊長。大きいものが好き。

アリス・イン・ワンダーランドのネタバレあらすじ

映画『アリス・イン・ワンダーランド』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

アリス・イン・ワンダーランドのあらすじ【起】

アリスは穴に落ちて不思議な生き物たちと出会う夢ばかり見る、一風変わった少女だった。父はそんな娘を“優れた人はみんなおかしい”といつも励ましてくれた。

時は経ち、19歳になったアリスは美しい娘に成長していた。しかし今でも奇妙な空想をする癖があり、相変わらず同じ夢ばかり見る。良き理解者だった父も亡くなり、アリスは自分に自信を失くしていた。常識的な母は娘を貴族のヘイミッシュに嫁がせようとしていた。

何も知らずにパーティーへ参加したアリスは、これが自分とヘイミッシュの婚約パーティーだと知って驚く。大勢の人が見守る中、ヘイミッシュにプロポーズされたアリスは混乱し、返事をしないまま逃げ出してしまう。

逃げ出したアリスは服を着た白ウサギを追って穴へ落ちる。四方に扉のある部屋にたどり着いたアリスは、小さな扉と鍵を見つける。アリスはシロップを飲んで小さくなったり、ケーキを食べて大きくなったりしながら、何とかその扉をくぐる。扉の向こうには奇妙な世界が広がっており、おかしな生き物たちがアリスを待っていた。

白ウサギやヤマネらはアリスが本物かどうか確かめるため、青い芋虫のアブソレムのところ連れていく。そこでアリスはワンダーランドの絵暦「予言の書」を見せられ、自分がジャバウォッキーという怪物をヴォーパルの剣で倒すことになっているという話を聞く。アリスは“それは私じゃない”と言い張り、アブソレムからも“ほとんど違うアリス”と見なされる。

アリス・イン・ワンダーランドのあらすじ【承】

そこへ赤い騎士団を引き連れたハートのジャックと、巨大な怪物のバンダースナッチが現れる。白ウサギやドードー鳥が捕まり、アリスもバンダースナッチに追われる。ヤマネはバンダースナッチの目玉を獲って反撃するが、アリスはバンダースナッチに引っかかれて腕に怪我をする。双子はジャブジャブ鳥に連れ去られる。

フラブジャスの日にアリスがジャバウォッキーを倒すことを知った赤の女王は、アリスを捕まえるようハートのジャックに命じる。ハートのジャックは白の女王の愛犬ベイヤードの家族を犬質にとり、ベイヤードにアリスの行方を追わせる。

暗い森をさまよっていたアリスは姿を消せるチェシャ猫に案内されてマッドハッターのところへ行く。ハッターはアリスとの再会を喜び、本物のアリスに間違いないと言ってくれる。ハッターはアリスを小さくして自分の帽子に乗せ、白の女王の城へ向かう。

ハッターが王室御用達の帽子職人として白の女王に仕えていた頃、このワンダーワールドは平和で明るい国だった。しかし赤の女王が反乱を起こし、王冠とヴォーパルの剣を奪ってこの国の支配者となる。美しい国は怪物のジャバウォッキーに焼き尽くされ、国民は残酷な赤の女王に怯えて暮らす日々を送っていた。

アリス・イン・ワンダーランドのあらすじ【転】

ハッターとアリスは追っ手に追い詰められ、ハッターが敵に捕まってしまう。臆病になっていたアリスも本来の強さを取り戻し、ベイヤードに乗ってハッターの救出へ向かう。

赤の女王の城の堀には処刑された者たちの生首が浮かんでいた。その中には国王の首もあった。アリスはその首を飛び越えて、城の庭に侵入する。小さくなっていたアリスは体が大きくなるケーキを食べて大きくなる。巨大な頭の赤の女王は“アム”と名乗る大きなアリスを気に入り、自分の側に置く。

アリスは白ウサギからヴォーパルの剣のありかを聞き、その小屋へ入る。しかしヴォーパルの剣はバンダースナッチに守られていた。アリスはヤマネが持っていた目玉を返し、バンダースナッチを手なずける。バンダースナッチはアリスの傷口を舐めてくれ、剣を保管する箱の鍵もくれる。アリスはついにヴォーパルの剣を手に入れる。

正体がバレたアリスを逃がすためハッターやヤマネはハートのジャックと戦い、バンダースナッチはアリスを城の外へ連れ出してくれる。しかしハッターとヤマネは囚われの身となり、赤の女王から処刑を言い渡される。

無事に白の女王の城へ辿り着いたアリスは、アブソレムと再会する。アブソレムは今のアリスを見て“アリスらしくなった”と言ってくれる。

アリス・イン・ワンダーランドのあらすじ【結】

翌朝、赤の女王の城ではハッターとヤマネの処刑が執り行われようとしていた。しかしチェシャ猫がハッターに化けており、本物のハッターは民衆や家来たちに“赤の女王を倒せ!”と呼びかける。混乱に乗じてハッターたちは逃げ出し、白の女王の城へ帰ってくる。

いよいよフラブジャスの日。アリスはまだ迷っていた。白の女王は戦士になることを強要せず、自分の意志で決めればいいとアリスに言ってくれる。悩めるアリスは蛹になろうとしているアブソレムと話して、幼い頃の記憶を取り戻す。夢だと信じてきた不思議な出来事は、すべて本物だったのだ。アリスはついに戦士となって戦う覚悟を決める。

決戦の場で、赤の女王と白の女王は睨み合い、アリスと怪物ジャバウォッキーの戦いが始まる。アリスは6つのあり得ないことの最後に“自分がジャバウォッキーを倒すこと”を想像して、自らを奮い立たせる。激しい戦いの末、アリスはついにジャバウォッキーの首をヴォーパルの剣で切り落とす。それを見た赤の女王の家来たちは、赤の女王を見捨てる。そして王冠は自然に赤の女王の頭から白の女王の頭へ移動し、赤の女王は完全に力を失う。

白の女王は赤の女王とハートのジャックをアウトランドへ追放し、ハッターは喜びのファッターワッケルを披露する。強くなったアリスはハッターに絶対に忘れないと約束して、もとの世界へ戻っていく。

戻ってきたアリスはヘイミッシュのプロポーズを断り、父が残した事業の手伝いを始める。貿易をするために中国へと旅立ったアリスは、船上で蝶になったアブソレムを見る。

アリス・イン・ワンダーランド ネタバレ批評

映画『アリス・イン・ワンダーランド』について、感想批評です。※ネタバレあり

アリスが好きな大人や子供にとっては楽しい映画

「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」の後日談という設定であり、大人になって不思議の国での出来事を全て”夢”と思い込んでいたアリスが、不思議の国の救世主として戻ってくるという迫力満点のストーリー。
「不思議の国のアリス」の登場人物がメインで、白ウサギ、マッドハッター、芋虫のアブソレム、チェシャ猫などが登場するが、「鏡の国のアリス」の登場人物である双子のトウィードルディとトウィードルダム、バンダースナッチ、ジャヴァウォッキーなども登場する。

ジャバウォッキーとバンダースナッチは原作の中でオリジナルの詩として読まれるものであり、それをマッドハッターが口ずさんでいるシーンがある。
アリスがウサギを追って落ちた穴の底の部屋での出来事は、原作にほぼ忠実に作られている。
だが、原作を知らなければマッドハッターが何を口ずさんでいるのか謎になってしまうし、なかなかドアにたどり着けないアリスを見ながら”昔と同じ事をしているから本物か偽物か”という議論をする白ウサギや双子の会話も意味がわからないだろう。

赤の女王の膨らんだ頭は印象的で、最先端のVFX技術とモーションキャプチャー、アニメーションも利用した世界観は息を呑むものがある。

アリスとマッドハッターに重点を置きすぎたストーリー

求婚されたところを逃げ出し、アンダーランドでも逃げ腰だったアリスが、”偉大なことを成し遂げる人はどこかおかしい”という父の言葉でマッドハッターを励ましたり、決められた道よりも捕らえられた仲間を助けるために動くアリスの成長が、しっかりと描かれたストーリーだ。
しかし、赤の女王と白の女王がどうして仲違いしたのか、バンダースナッチはなぜ赤の女王の言いなりになっていたのかなど、ハッキリしない部分が多い登場人物が多すぎる。
元の世界に戻ったアリスが結婚を破談にしたのにもかかわらず、へイミッシュの父とすぐに仕事の話をするという矛盾点もある。

運命の日にさなぎになったアブソレムが、アリスの世界で蝶として出会うという設定は面白い。
白の女王の作る、アリスの体の大きさを元に戻す薬の材料が口に入れるのもはばかられるものがあるが、”不思議の国だから仕方ない”と納得してしまう力強さがある作品だ。

アリス・イン・ワンダーランド 感想まとめ

最先端技術を使い、美しい映像で「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」という、ルイス・キャロル作の児童文学作品の、その後を描いた作品。
3D映画として公開され、迫力満点のストーリーを劇場で楽しむこともできた映画だ。

SF、ファンタジー、ホラーなどの映画の中から選ばれる「サターン賞」を受賞し、映画をモチーフにしたゲームや漫画も発売された。
また著名なアーティストも参加したサウンドトラックアルバムも2枚発売され、主題歌のアヴリル・ラヴィーンの「アリス」も収録されたことで話題になった。

ティム・バートン監督作品の常連となっているジョニー・デップがマッドハッターという強烈な印象のキャラクターとして出演しているが、ミア・ワシコウスカのナチュラルなアリス役も印象的な作品。

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