映画『バトル・ロワイアル』あらすじとネタバレ感想

バトル・ロワイアルの概要:『バトル・ロワイアル』は、高見広春による同名小説の映画化作。中学生が無人島で、最後の一人になるまで殺し合うというストーリーで話題を呼んだ。本作のヒットによりその後続編も作られた。

バトル・ロワイアル あらすじ

バトル・ロワイアル
映画『バトル・ロワイアル』のあらすじを紹介します。

経済的危機によって失業率15%となった社会。
子供は大人を馬鹿にし、学校では暴走して学級崩壊などが各地で起こっていた。
そこで政府はある法案を可決。「BR法」。それは中学の一クラスに無人島で三日間殺し合いをさせ、最後の一人になるまで戦わせるというとんでもない法案である。

今回選ばれたのが、岩城学園中学3年B組である。元担任のキタノが仕切る中で、食料と地図、懐中電灯、そして武器の入ったカバンを渡された生徒たちは、友人同士で殺し合うことになった。

戸惑う者、狂ったように殺す者、仲間と脱出方法を模索する者、生徒はさまざまな動きを見せる。
七原秋也は、死んだ親友が恋していた中川典子を守るため、転校生として参加させられた川田と共にこのゲームに立ち向かう。
川田は以前同様にゲームに参加させられ、生き残った人物で、今回は当て馬として無理やり参加させられたという。かつてこのゲームで生き残っただけあって、サバイバル術に長けた心強い味方となる。

数日前まで同じクラスの友人だった者達の無残な死に方や裏切りをたくさん目にして、くじけそうになりながらも、三人は最終日の最後まで生き残る。最後はキタノを倒して島を脱出するが、七原と中川は全国に指名手配され、これから先も逃げ回る運命にあった。

バトル・ロワイアル 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2000年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:アクション、ラブストーリー、サスペンス
  • 監督:深作欣二
  • キャスト:藤原竜也、前田亜季、山本太郎、栗山千明 etc

バトル・ロワイアル ネタバレ批評

映画『バトル・ロワイアル』について、感想批評です。※ネタバレあり

人間の弱さが見える

中学生が殺し合うというとんでもない設定。最初の頃は、登場人物の生徒たちと同様に、この状況に戸惑いながら観ていた。
生徒が死ぬ際に画面が暗転し、最後の台詞が文字で映し出される演出が妙に滑稽だったり、ゲームの説明ビデオは異様に明るく、ブラックユーモアたっぷりなのである。
「本当に友達を殺すことができるか」「本当は嘘なんじゃないか」と迷いながら始まる。
しかし生徒は次々と死んでいき、きれいごとを言っている場合ではなくなってくる。観ている方も、だんだんこれがコメディではないことに気付く。

七原は、一度灯台で数人の女子生徒に匿われる。
しかし、七原がある生徒ともみ合って相手に斧が刺さり死んでしまった場面を目撃した女子生徒は、七原が信じられずに毒殺しようとする。ところが誤って別の人物が毒を飲んでしまい、女子生徒たちは疑心暗鬼になって狂い、殺し合う。
この場面は本当に人間の姿がよく描かれている。信頼して団結しているはずの仲間が、一人の行動によって全員が互いに疑い始める。
自分が一番かわいいのが人間の心理である。自分を守るためなら武器を取り、親友であっても殺してしまう。

なぜ法案が可決したのか

「BR法」は、子供が大人を馬鹿にし、社会が崩壊し始めたため政府によって作られた法案である。
しかし、なぜ対象が中学生なのか、そしてなぜ殺し合いをすることが社会を良くすることにつながると考えるのか、謎である。
似たような設定で、『リアル鬼ごっこ』を思い出す。一国の王が、自分と同じ「佐藤」姓が一番多いのが気に入らないという理由だけで、全国の佐藤姓を持つ人を皆殺しにするストーリーだ。
なぜ全国の佐藤さんを殺したか、それは「国のトップである王が愚かだった」という一言に尽きる。
「BR法」も同じなのではないだろうか。失業率15%で、大人は自信を失い、子供は暴れる。社会は崩壊してしまっているのだ。そんな社会にした政府がまともであるはずがない。その狂った政府によって作り出された法案が「BR法」だったのである。

バトル・ロワイアル 感想まとめ

暴力的かつ残虐な映画で、目をそむけたくなるような内容なのだが、同時に青春ものでもある。中学生なので、誰が誰を好きだとかいう話が大好きな年ごろ。
友情を描いている一面もあるが、恋愛の要素が強かったように思う。主要人物の典子も七原に恋をしている。
疑問だったのが、七原が異様にモテていたことである。典子をはじめとして、作中で発覚するだけでも他に二人の女子生徒に思いを寄せられていたのである。
中学生ならよくあることかもしれないが、まるで漫画のような設定でリアリティにかけていると思った。
公開されたのが2000年。今観ると、塚本高史、柴咲コウ、栗山千明、高岡蒼佑、山本太郎などの若いころの姿を見ることができて面白い。他にも、ヒロインの前田亜季の姉である前田愛や、声優の宮村優子のカメオ出演している。

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