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映画『ブラッド・ダイヤモンド』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ブラッド・ダイヤモンド』の概要:アフリカのシエラレオネで、内戦が続く要因となっていたブラッド・ダイヤモンドと、動員される少年兵の問題を主題とした、社会派アクション映画。密輸人、住民、ジャーナリストの三者の視点で描かれている。

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映画『ブラッド・ダイヤモンド』の作品情報

ブラッド・ダイヤモンド

製作年:2006年
上映時間:143分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:エドワード・ズウィック
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン etc

映画『ブラッド・ダイヤモンド』の登場人物(キャスト)

ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)
ブラッド・ダイヤモンドを密輸する商人。アフリカ生まれの白人で、元傭兵。アフリカの外で生活することを夢見ている。
マディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)
アメリカ人のジャーナリストの女性。正義感が強く、世界中の紛争地域を取材している。ブラッド・ダイヤモンドの取引ルートを調べている。
ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)
シエラレオネで妻と子供たちと暮らす男性。家族を愛している。息子の将来に期待している。
ディア・バンディー(カギソ・クイパーズ)
ソロモンの息子。勉強が得意な真面目で素直な少年。毎日5㎞先の学校まで徒歩で通っている。
大佐(アーノルド・ヴォンスルー)
アーチャーを指導し、指示している人物。傭兵部隊の大佐。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ブラッド・ダイヤモンド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』のあらすじ【起】

舞台は1999年、アフリカのシエラレオネ。内紛の激しいこの国で産出されるダイヤモンドは、ゲリラの資金源となっていた。このダイヤモンドはブラッド・ダイヤモンドと呼ばれ、世界的に問題視されていた。

シエラレオネで家族と暮らすソロモンは、ある日ゲリラ革命統一戦線(RUF)の襲撃にあう。村を襲うRUFから家族を守り、逃がすことに成功するが、ソロモン自身はRUFに拘束される。ソロモンはRUFのダイヤモンド採掘場で働かされることとなる。

アフリカ出身の白人アーチャーは、ダイヤモンドの密輸を行っている。傭兵の大佐の指示で、ゲリラからダイヤモンドを受け取り、換わりに武器を渡している。しかしある時、ダイヤモンドを持ち出そうとして、シエラレオネの軍に見つかってしまい、逮捕される。

ダイヤモンド採掘場で強制的に働かされているソロモンは、偶然大きなピンクダイヤモンドを見つける。それをRUFに渡さず、隠そうとするが、RUFの戦士に見つかってしまう。

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映画『ブラッド・ダイヤモンド』のあらすじ【承】

RUFの戦士がソロモンを殺そうとした、ちょうどその時、RUFをシエラレオネの政府軍が襲撃する。その隙にソロモンはピンクダイヤモンドを採掘場そばに隠す。

その後、ソロモンはシエラレオネの刑務所に収容される。刑務所の中で、ソロモンは自身を殺そうとしたRUF戦士と再会する。戦士はソロモンに、ピンクダイヤモンドを返すよう脅す。しかし、ソロモンは拒否した。

アーチャーは、刑務所の中で、ソロモンと戦士のやりとりを聞いていた。ソロモンのピンクダイヤモンドを手に入れようと画策する。

シエラレオネには、RUFが侵攻していないフリータウンがある。フリータウンのバーで、アーチャーはアメリカ人のマディーと出会う。マディーはジャーナリストで、ブラッド・ダイヤモンドの取材に来ていた。アーチャーは取材を申し込まれるが、断る。

アーチャーが払った釈放金により、刑務所を出たソロモンは、フリータウンにとどまる。そこで家族の居場所を調べようとするが、見つけることができない。

ソロモンの家族はRUFから逃げ続けていたが、息子のディアだけはRUFに捕まってしまっていた。RUFではさらって来た少年を、あらゆる方法で洗脳し、RUFの戦士にしていた。
ディアも洗脳を受け、RUFの一員となろうとしていた。

大佐もピンクダイヤモンドを狙っていることを知ったアーチャーは、ソロモンにピンクダイヤモンドの場所を何度も尋ねるが、ソロモンはアーチャーを信用せず、答えない。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』のあらすじ【転】

フリータウンにもRUFが迫る。アーチャーは、ソロモンの家族を探すことを条件に、ピンクダイヤモンドの在り処を話すよう説得する。説得の最中、街で政府軍とRUFの銃撃戦が始まる。多くの市民が犠牲となる中、ソロモンはアーチャーの助けで生き延びる。一日が終わるころには、街は廃墟と化し、RUFに占拠されていた。

ソロモンとアーチャーは、市外へ脱出し、マディーを訪ねる。アーチャーは、マディーにブラッド・ダイヤモンドの取引ルートを教え、その引き換えにソロモンの家族を探させる。

ソロモンの家族は、ギニアの難民キャンプにいた。ギニアに向かったソロモンは、ディアを除く家族と再会する。そして、ディアがRUFにさらわれたことを知る。

ソロモンはアーチャーにピンクダイヤモンドの在り処を教え、三人はシエラレオネに戻る。
アーチャーはマディーの協力を得るため、ブラッド・ダイヤモンドの取引ルートの具体的な証拠を渡す約束をする。

三人は、ピンクダイヤモンドを隠した採掘場へ向かう。採掘場そばの街には、大佐が軍を率いていた。大佐はダイヤモンド採掘場を得るために、シエラレオネ政府軍に協力している。アーチャーはマディーに、脱出するよう伝え、自分のダイヤモンド取引情報が書かれたノートを渡す。マディーは、別れを惜しみ、自分の連絡先をアーチャーに渡した。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』の結末・ラスト(ネタバレ)

採掘場はRUFが占拠していた。アーチャーは、大佐にRUFを空爆するよう頼む。空爆が開始されるまでの間に、ソロモンはRUFの中からディアを見つける。しかし、洗脳されたディアは、ソロモンと共に逃げることを拒む。

大佐による空爆が開始され、RUFを殲滅する。アーチャーとソロモン、ディアは空爆の中生き残った。

アーチャーは大佐に脅され、ソロモンにピンクダイヤモンドを掘り返させる。隙をついて大佐と見張りを殺し、ピンクダイヤを渡さずに済んだが、アーチャーは致命傷を負う。

アーチャーの仲間が助けに来る場所まで、三人は急いで向かう。しかし、アーチャーはあと少しのところで動けなくなる。死期を悟ったアーチャーは、ソロモンとディアが生き延びることを優先させ、二人と別れる。一人になったアーチャーは、マディーに電話する。ディアとソロモンのことを頼み、別れを告げる。

ロンドンでソロモンとマディーは再会する。ソロモンがかつてのアーチャーの取引相手とダイヤモンドの取引をする。その取引により、ソロモンは家族をロンドンに呼び寄せる。

マディーはソロモンのダイヤモンド取引の写真を撮り、ブラッド・ダイヤモンドの取引ルート全てを記事にした。

映画『ブラッド・ダイヤモンド』の感想・評価・レビュー

タイタニックで名を馳せたレオナルド・ディカプリオは、本当に良い歳の取り方をしたなぁ、と心から思った作品です。
悪役になり切れないアフリカ出身白人の主人公と現地住民のタッグを描く今作ですが、我々日本人こそ見るべき作品だと思います。
富の象徴とされるダイヤモンドの裏側を見たら、簡単に「欲しい。」とは言えなくなるでしょう。
とはいえ、エドワード・ズウィック監督らしいアクション要素も豊富にある為、比較的鑑賞しやすい社会派映画だと思います。(女性 20代)


アフリカで実際に起きている内戦を元にした映画。それぞれに同じダイヤの行方を追う、全く別の目的を持った3人が、協力し合いながら困難を乗り越えていく。それぞれの思いが交差しとても複雑な物語になっているが、アフリカでは絶えない恐怖が日常に起こっていると思うと心が痛む。内戦によって家族を引き裂かれたソロモンの必死の思いも、軍によって潰されていくやるせなさが残っていく。世界では今もなお怒っている紛争の現実に、深く考えさせられるだろう。(女性 30代)


実際に起きているダイヤの違法採掘と密輸の裏で、何が起こっているかを描く社会問題を描いた映画で非常に見ごたえがある。特にレオナルド・ディカプリオの、悪人だが悪に徹しきれない感じが実によく演じられていて感心した。登場するキャラクターが良くできていてそれが映画をシリアス一辺倒にしていない。

とはいえ結構えぐいシーンがあり、子供が犠牲になる場面は目を逸らしたくなるほどだが、現実にこういうことが起こっているのだから目を逸らすわけにはいかない。現実を正面から見事に描き、同時にエンターテインメントとして成立させた傑作。(男性 30代)


ただただ綺麗で高価な宝石というイメージしかなかったダイアモンドに、まさかこんなにも血なまぐさい背景があったとは。私たちの市場に当たり前に出回るそれらは、もしかしたら多くの人間の犠牲によって成り立っているのかもしれない、その視点を得られただけでもこの映画を観る価値は十分にあったと思う。
そのほかにも、少年兵の育成や不法な武器取引など、紛争地域の実態がリアルに描かれており、重苦しいが非常に見ごたえがある。
レオナルド・ディカプリオ演じるアーチャーというキャラクターがとても魅力的で、彼を中心に描かれる人間ドラマも映画の見所の一つ。(女性 30代)

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