映画『最高の人生の見つけ方』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『最高の人生の見つけ方』のネタバレあらすじ結末

最高の人生の見つけ方の概要:初老を迎えた自動車修理工のカーターと大富豪のエドワードは余命宣告を受けたもの同士で意気投合。人生でやりたいことを全て実行する旅に出る。名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンを起用し、ロブ・ライナー監督が死というテーマを明るく描く。

最高の人生の見つけ方の作品概要

最高の人生の見つけ方

公開日:2007年
上映時間:97分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ロブ・ライナー
キャスト:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド etc

最高の人生の見つけ方の登場人物(キャスト)

エドワード・コール(ジャック・ニコルソン)
コール・グループ会長。16歳の時から金儲けを始め、一代で巨大財閥を築いたやり手。性格に少々難があり、4回離婚している。現在独身。2番目の妻との間にひとり娘がいるが、今は音信不通の状態。「コピ・ルアク」という希少なコーヒーを愛飲している。
カーター・チェンバーズ(モーガン・フリーマン)
66歳の黒人男性。歴史学の教授になりたくて大学へ入学したが、恋人だったバージニアの妊娠が発覚して退学。生活のために自動車修理工として45年間働き続けてきた。長男は税理士、次男は技師、年が離れて生まれた末娘も最近独立した。雑学王でクイズ番組が好き。
バージニア・チェンバーズ(ビヴァリー・トッド)
カーターの妻。ずっと共働きで看護師をしていた。夫や家族を愛するしっかり者で、カーターは奥さんに頭が上がらない。
トマス(ショーン・ヘイズ)
エドワードの秘書。本名はマシューだが、神様を信じないエドワードが聖書に登場するマシュー(マタイの英語表記)という名前を嫌い、勝手にトマスと呼んでいる。冷静沈着に仕事をこなす男。

最高の人生の見つけ方のネタバレあらすじ

映画『最高の人生の見つけ方』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

最高の人生の見つけ方のあらすじ【起】

自動車修理工のカーターは家族のために45年間オイルまみれになって働いてきた。そんなカーターにガンが見つかる。

カーターが入院した病院の経営者はエドワード・コールという大富豪で、わがままな変人だった。カーターと同年代のエドワードも突然血を吐き、カーターの病室へ運ばれてくる。エドワードは“個室に入れろ”と騒ぐが、そもそも“病院はホテルではない、一室二床が当たり前、例外はない”と主張し続けてきたのはエドワード本人だった。

2人は末期ガンだった。妻のバージニアや子供たちの見舞いが続くカーターとは対照的に、エドワードを訪ねてくるのは秘書のトマスのみ。しかしエドワードに悲壮感はなく、むしろ家族に縛られるカーターに同情していた。

似たような闘病生活を送る2人はしだいに打ち解けていく。お互いの身の上話もするようになり、2人に友情が芽生える。そんな時、2人はほぼ同時に“あと6ヶ月、長くて1年”という余命宣告を受ける。

カーターは人生でやりたいことを全部書き出す“棺桶リスト”を作成していた。これを見たエドワードはそのリストに自分のやりたいことを書き足し、今から2人でこれを全部実行しようと言い出す。今まで家族のために多くのことを諦めてきたカーターは、最後くらい好きに生きてみたいと考え、その計画をバージニアに打ち明ける。しかしバージニアには理解してもらえず、猛反対される。いつもは妻に従うカーターも今度だけは譲らず、強引に退院して2人はやりたいことをする旅に出る。

最高の人生の見つけ方のあらすじ【承】

最初の挑戦はスカイダイビング。高いところが苦手なカーターは震え上がるが、エドワードは余裕だった。エドワードは空中で生きていることを実感する。

次にエドワードはタトゥーを入れにいく。カーターは神への冒涜だとこれだけは拒む。カーターは66年間の人生で一度も浮気したことがないまじめな男なのだ。

今度はカーターが憧れ続けてきた車「マスタングGT350」に乗ってレースを楽しむ。いつもは冷静で温厚なカーターが子供のようにはしゃぎ、レース場を爆走する。

これらにかかる費用は全てエドワード持ちで、自家用ジェットに乗せられたカーターはエドワードの金持ちぶりに驚く。北極上空を飛行しながら美しい星空を眺め、カーターは“星は神の最高傑作だ”とうっとりする。信仰心のないエドワードは天国も信じておらず、人間は生きて死ぬだけだと考えていた。

南フランスに着いた2人は海の見える高級レストランでキャビアに舌鼓を打つ。話の流れでエドワードに娘がいることがわかり、カーターはリストに“娘と再会する”という項目を付け足す。しかしエドワードは絶縁状態の娘のことには触れたがらず、すぐにその項目を消してしまう。

最高の人生の見つけ方のあらすじ【転】

レストランでカーターの調子が悪くなり、2人は急遽フランスにあるエドワードの別宅に移動する。カーターがテレビ付きの風呂でクイズ番組を楽しんでいる時、エドワードにバージニアから電話がある。“夫を私に返して”というバージニアの訴えを聞き、エドワードはカーターに帰ろうと話す。しかしカーターは子供が独立してからの妻との向き合い方に悩んでおり、旅を続けたがる。

2人の旅は続く。アフリカのサバンナをジープで走り、その後エジプトでピラミッドを見る。雑学王のカーターは古代エジプトで信じられていた天国の門で受ける質問をエドワードにしてみる。“人生に喜びを見つけたか?”エドワードの答えは“イエス”。“他者に喜びを与えたか?”この質問にエドワードは口ごもり、娘と絶縁状態になった理由を語り始める。それは娘に酷い暴力を振るった夫を、エドワードが強引に娘から引き離したという内容だった。娘からは恨まれたが、エドワードは後悔していなかった。

中東から万里の長城。そしてカーターの“荘厳な景色を見る”という望みを叶えるため、エベレストの麓まで来る。しかし吹雪で足止めをくらい、エベレスト登頂は春までおあずけとなる。エドワードはそろそろ潮時だと考えていたが、カーターは納得しない。

香港での夜。ひとりでバーにいたカーターは美しい女性から声をかけられる。自分の誘いを断ったカーターに女性は“幸せな奥さんね”と微笑み、カーターは“私が幸せな夫なんだよ”と答え、すぐに妻のところへ帰ろうと思い立つ。エドワードの狙い通りだった。

最高の人生の見つけ方のあらすじ【結】

帰国したエドワードはカーターを送ってから自宅へ帰るつもりだったが、トマスはなぜか別の道を走る。車はエドワードの娘の自宅前で停車する。カーターはエドワードが娘と会うべきだと考え、トマスに娘の居場所を調べてもらっていた。窓越しに娘の姿を見たエドワードは“余計なお世話だ!”と怒り出し、ひとりで帰ってしまう。

帰宅したカーターはバージニアに優しく迎えられ、子供や孫たちと温かい時間を過ごす。一方、エドワードは以前のように孤独を楽しむことができず、寂しさに耐えかねていた。

カーターとバージニアが若い頃のように愛し合おうとしていた夜。突然カーターが倒れる。カーターのガンは脳へ転移していた。手術を受けることになるが、助かる見込みは薄かった。

連絡を受けたエドワードは手術前のカーターを見舞う。カーターは明るい顔をしており、エドワードが愛飲する「コピ・ルアク」という希少なコーヒーがジャコウ猫のフンから取った種でできていることを教えてやる。驚いたエドワードの顔を見て、カーターは涙を流して大笑いする。そしてリストの“泣くほど笑う”という項目にチェックを入れる。カーターは“後は頼むよ”と言い残し、手術室へ。そのまま帰らぬ人となる。

カーターはエドワードに手紙を残していた。エドワードはカーターの助言に従い、娘を訪ねる。そこには可愛い孫娘もいた。孫にキスをしたエドワードは“世界一の美女にキスをする”という項目にチェックを入れる。

カーターの葬儀で挨拶をしたエドワードは、3ヶ月前まで見ず知らずの他人だったカーターを人生の恩人だと語り“見ず知らずの人に親切にする”というカーターのリストにチェックを入れる。

その後エドワードは81歳まで生きて人生を全うした。カーターとエドワードの遺灰は遺言通りナッツの空き缶に入れられ、トマスによってエベレスト山頂に仲良く埋葬される。そしてトマスは“尊厳な景色を見る”という項目にチェックを入れる。

最高の人生の見つけ方の解説・レビュー

さあ、棺桶リストを作ろう

自分の死期が迫ってきたら、自分はどうするのだろうか?そんなことを考えたことはないでしょうか。この映画の主人公二人は、そんな状況に立たされ、これまでの人生を振り返り、やりたいことを行っていきます。二人が歩んできた人生は正反対で、どちらもうらやましい人生の一面がありますが、死が迫ってきたときにはどちらの人生でも公開が残るものです。そんな中で、何をやりたいのか考えるのは自分の人生を最高な形で終わらせるために必要なことではないでしょうか。映画を見ているのかで、自分の人生を振り返り、自分の棺桶リストを作成して明日からすぐにでも取り組みたくなるようなパワーとエネルギーを与えてくれる作品です。

死を重く扱わないのがこの映画の魅力、そしてそれを演じ切るキャスト達

人に誰でも訪れる死、この映画の中で登場人物二人もはじめは死期を宣告され男三、苦しみます。しかし、棺桶リストを作成し、やりたいことを一つずつ消化していく二人の姿はとてもイキイキとした姿をしています。目の前に迫る死を恐れるのではなく、今確かに存在している生を全力で生きようとする姿が、この映画の大きな要素である「死」というキーワードから出てくる暗くて重い雰囲気を全く感じさせない作品になっています。今までの人生で生きてきた瞬間、そしてこれから生きていく時間を精一杯生きていくこと、その為に棺桶リストがあり、やりたいことをするために生きる二人の姿にパワフルさを感じ、自分自身の人生を生きる上での勇気をもらうことが出来るのです。主演二人を演じるエドワード役のジャック・ニコルソンとカーター役のモーガン・フリーマンの演技がそれをさらに魅力的に見せています。映画全体の明るい雰囲気はこの映画の魅力です。

やりたいことはどう実現していくのか

映画の中で重要な位置を占める棺桶リスト、これに書かれていることをどう実現していくのがメインストーリーです。このやりたいことリストを考えている時、消化している時の二人はとても楽しそうです。やりたいことの大体はお金でどうにかなるものが多いようですが、「世界一の美女とキスすること」「最高に死ぬほど笑いたい」「赤の他人に親切にする」などはどの様に実現していくのか、それがこの映画を見る上での見どころなのかもしれません。

最高の人生の見つけ方の感想まとめ

「死」を目前にして、何をすべきなのかという普段なら重く考え、描かれてしまいそうな内容ですが、この映画はそうはなりません。死ぬまでにやりたいことというのを残り僅かな余命の中で考え、行動し、消化していく姿は生きていることの喜びを最大限に感じられる瞬間ではないでしょうか。この映画を見た今日が、残りの人生の始まりの日だと考え、自分自身の生き方を見つめなおし、やりたいことを考え、リストを作り、今すぐにでも行動したくなるようなわくわくする映画です。そんなパワフルさをこの映画のストーリーやキャストが伝えてくれています。

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