『名探偵コナン 紺碧の棺』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

劇場版シリーズ第11作品。ある島に旅行でやって来た江戸川コナン一行と、海底に眠る財宝を狙うトレジャー・ハンターたち。ある事件を境に彼らの行動は激しさを増していき、ついには毛利蘭と鈴木園子が囚われの身に…!

あらすじ

名探偵コナン 紺碧の棺』のあらすじを紹介します。

都内で強盗犯とカーチェイスを繰り広げる佐藤刑事と高木刑事。佐藤の巧みなドライビングテクニックにより犯人の車は横転し、大きな怪我もなく無事逮捕。犯人の一人は「神海(こうみ)島…ジョリー・ロジャー…」という言葉を残し、意識を失った。

毛利小五郎が応募した新聞のパズルの賞金で旅行にやって来たコナンたち。訪れた神海島は観光客で賑わっており、その理由は近くに沈む海底神殿から財宝が見つかったからである。観光客に混じりトレジャー・ハンターらしき男たちも目撃するが特に気にすることなく、観光課に勤める岩永城児に連れられ宿泊施設へ向かうコナンたち。美馬和男が経営する民宿にたどり着いたあと、蘭と園子はダイビングへ、阿笠博士はのんびり、毛利小五郎は地酒と美人女将のいる店へ、コナンと少年探偵団は岩永が用意した宝探しゲームに挑戦することになった。島を満喫するにつれコナンたちは2人の女海賊、アン・ボニーとメアリ・リードの存在を知る。さらに神海島には2人が隠した財宝が隠されているらしく、それが宝探しゲームの起点となっていたのだ。最初は興味の無い素振りを見せたコナンだったが第一の暗号「夕陽が落ちずとも海賊はかがやく」のカードを渡されると、その表情はやる気に満ち溢れていた。

一方ダイビングショップを営む馬淵千夏とインストラクターの山口喜美子に案内され、ダイビングを満喫する蘭と園子。貴美子の指示に従いつつ海底神殿に近づいてみると、なんと鮫に遭遇してしまう。さらにその近くには腹を負傷し血を流す男性と、彼に群がる鮫を2人の男が必死に撃退する姿があった。この緊急事態に全員海上に上がり、男性に治療を受けさせるも残念ながら死亡してしまう。ところが死亡事故としては不可解な点が多く、殺人として立証するにも証拠が不十分だった。この件を徹底的に調べようとするコナンだが、少年探偵団にも頼りにされ宝探しゲームも解かねばならない。果たして事件の真相とは?そして海底神殿に眠っている財宝とは…?

評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2007年4月21日
  • 上映時間:107分
  • ジャンル:ラブストーリー、サスペンス
  • 監督:山本泰一郎
  • キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、茶風林、山口勝平 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『名探偵コナン 紺碧の棺』について、3つ考察・解説します。※ネタバレあり

アン・ボニーとメアリ・リード、神海島は存在する?

本作のモチーフとなった2人の女海賊は、実際18世紀頃に活動していました。しかし2人だけで活動していたのではなく、ジョン・ラカムという海賊の手下として船に乗り込んでいたのです。今回登場した海賊旗も彼がデザインしたものであり、他の創造作品で見たことがある方もいると思います。

そして事件の舞台となった神海島ですが、公式的にはっきりと参考にされた場所があるわけではないようです。ただ伊豆諸島にある神津(こうづ)島の光景がよく似ていると話題になっています。

冒頭の強盗犯と神海島の関係は?

恐らく、トレジャー・ハンターの仲間入りをしたいがために犯したのだと思われます。国際指名手配犯の2人に命令されれば、従うしかないでしょうしね…。

岩永の動機、行動

あまりにあっさりと謎解きシーンが終わったので理解しにくいのですが、序盤で鮫に襲われて亡くなった男性のBCジャケットに魚の血を仕込んだのも、カットラスとピストルを盗んだトレジャー・ハンターをライフルで撃ったのも岩永です。全ては宝を彼らに奪われたくないため。ただし自白のシーンも無いためいまいち岩永が犯人だという印象が残らず、悪人面をしたトレジャー・ハンターの2人組みばかりが加害者のような気がしてしまいます。

まとめ

コナンシリーズの中で一番印象が薄く、もう一度見たい気が起きない作品です。海底神殿のワクワクもミステリーのドキドキも中途半端で、皆無といっても過言ではありません。実は岩永本人が宝目当てで観光客に解かせるのはいい手だと思ったのですが、わざわざトレジャー・ハンターを鮫に襲わせたりライフルで狙うメリットはあったのでしょうか…?宝探しゲームの暗号がもろに宝の地図であること、ライフルの薬莢のそばに自転車のタイヤの跡、など犯人の手がかりが全て岩永を連想させたのもガッカリです。子ども向けのアニメ映画だから、と言われればそれまでですが…。

蘭と園子の友情が一つのテーマとなっており、アン・ボニーとメアリ・リードの姿に重ねあわせるワンシーンはかっこいいです。しかし結局犯人を撃退したのは蘭とコナンのサッカーボールなので、いつもどおりです。テーマに沿ったインパクトもなければ、映画ならではの特別感も感じられず残念でした。友情という意味でいえば「瞳の中の暗殺者」で蘭が記憶喪失になり、園子が「たとえ記憶が戻らなくても私は一生友達だからね…」と涙を流すシーンの方がよほど記憶に残っています。

つまりコナンらしい謎解きも無ければ、過去の作品を超えるインパクトも感じられないのでオススメできません。見所はコナンと灰原のコンビネーションぐらいです。

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