『エンダーのゲーム』あらすじとネタバレ映画批評・評価

エンダーのゲームの概要:バトル・スクールと呼ばれる施設では世界中で知能レベルの高い子どもたちを招集し、宇宙での戦争に向けてエリート司令官を養成していた。エンダーの家では、兄のピーターと姉のヴァレンタインの頭脳レベルが高かったため3人目の子どもを産むことが許されていた。この時代、一家に子どもは2人と決められていたのだ。エンダーの名前は「終わらせる者」という意味を込めた名前、そう、彼は宇宙戦争を終わらせるために生まれた運命の子どもであったのだ。迫り来るフォーミックと呼ばれる異星生命体との戦いに向けて訓練を重ねるエンダー。はたして、この戦いの結末はどうなるのか?!

エンダーのゲーム

エンダーのゲーム あらすじ

映画『エンダーのゲーム』のあらすじを紹介します。

兄ピーター、姉ヴァレンタインの下に生まれたエンダーは訓練学校で成績優秀。ゲームの腕も人一倍であった。
ある日、スティルソンと遊んでいた時にズルをしたと難癖をつけられたエンダーは学校を追放されてしまう。しかも、兄のピーターにはいじわるを言われる始末。

ついていないエンダーであったが、そんな彼のもとにグラッフ大佐が訪れバトル・スクールへの入学をすることとなる。グラッフ大佐はエンダーに戦闘能力があると感じ取ったのだ。
バトル・スクールは宇宙に存在している。ここでは世界中から集められた優秀な少年少女がいる。最初に友達となったアーライ、射撃の訓練をしてくれたペトラ、さまざまな個性あふれる仲間が居た。

訓練の中に、マインド・ゲームと呼ばれる仮想訓練がある。その訓練中、姉のヴァレンタインがフォーミックの姿から変身したり、兄のピーターが登場してきた。このゲームはただのゲームではなく、エンダーの精神と結びついていた訓練だったのだ。

エンダーは姉ヴァレンタインと会いたかった。一度地球に戻り、ヴァレンタインと再会したエンダーはこの戦いの意味を姉に問う。人類を守るためだと諭す彼女に背中を押され、再び宇宙へと戻るエンダー。
彼は訓練の中で素晴らしい能力を発揮していくが、どこかこの戦いに違和感を感じずにはいられなかった。そして、彼は意外な行動をとることとなる!!

エンダーのゲーム 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2014年1月18日
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:ギャビン・フッド
  • キャスト:エイサ・バターフィールド、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、ビオラ・デイビス、ヘイリー・スタインフェルド etc…

エンダーのゲーム 批評 ※ネタバレ

映画『エンダーのゲーム』について、2つ批評します。※ネタバレあり

こどもが主人公だよ!

優秀なこどもが世界を救うという設定でとても面白かった。個性豊かな仲間で組織されたチームにはトラブルがつきものであり、ストーリー中も子どもらしい喧嘩が繰り広げられるあたりは大人がヒーローとなる作品とはちょっと違った雰囲気であった。
主人公のエンダーの知能レベルが高く、理解力・体力ともに優秀、そして統率力もありリーダーとしてチームをまとめる力もある、最強の少年である。

彼の名シーンはやはり、訓練と思って行った最終テストであろう。チームをまとめ、指示を出すシーンであるが、最後の一撃を決定する際に、戸惑う仲間の戦闘員に対して落ち着いているエンダーはまさしくリーダー。
このエンダー役を演じたエイサ・バターフィールドの知的で凛とした表情がまたこのシーンの緊迫感とうまくマッチしていて、見ているこっちも戦いの終了後に「やった!」と思えるシーンであった。

ちょっと切ない結末

エンダーは訓練だと思いフォーミックを撲滅させるのであるが、それが訓練でなく実際の戦闘であったと知りショックを隠しきれない。

しかし、グラッフ大佐からしてみればフォーミックが人類を殺傷したのと同じことであるというのだ。
エンダーはフォーミックという生命体を絶滅させたことに、自分がはたして正しいことをしたのか悩み、結果としてフォーミックの卵を抱えて、彼らの住める新たな惑星を探すという選択をとる。
この卵を見つけた時、彼はフォーミックの女王のいる廃墟の塔にいた。その入り口に入る前に、エンダーの目にはヴァレンタインの姿が見えている。

このシーンであるが、おそらく、エンダーはヴァレンタインの優しい性格・相手を思いやる心を自分の中に感じたのではないだろうか。きっと、塔の中にはフォーミックがいるとわかっていたエンダーは彼らに対して自分が絶滅に導いてしまったことへの謝罪の気持ちでいっぱいだったのだと思われる。

まとめ

慈悲深い姉のヴァレンタインに似たところのあるエンダーが、フォーミックとの戦いに疑問を持ちながら訓練を受けるあたりがこの作品の見どころであろう。

どんな相手でも、戦いは常に負けるものと勝つものが居て、それが生死を伴う戦いであればどちらかが命を絶つことは必然的である。

やられたらやり返すという考えのもとでは、いつまで経っても戦いは終わらず、エンダーのように相手に慈悲を持って、最終的に相手の命を守ることを選択する考えの方が戦いを別の方向で終わらせる賢い手段なのではないかと思う。
宇宙を舞台にした作品であったが、宇宙に限らず戦うことについて、それが正しいことなのかを考えさせられる作品であった。

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