映画『エンダーのゲーム』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「エンダーのゲーム」のネタバレあらすじ結末

エンダーのゲームの概要:地球外生命体フォーミックの脅威にさらされた地球では、ゲーム感覚で戦える子供達を戦争の指揮官にする方針をとるようになっていた。指揮官候補生に選ばれた少年エンダーの成長と戦争への葛藤を描いたSF作品。

エンダーのゲームの作品概要

エンダーのゲーム

公開日:2013年
上映時間:114分
ジャンル:SF、アクション
監督:ギャヴィン・フッド
キャスト:エイサ・バターフィールド、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、ヴィオラ・デイヴィス etc

エンダーのゲームの登場人物(キャスト)

アンドリュー・“エンダー”・ウィッギン(エイサ・バターフィールド)
国際艦隊の指揮官候補生として選ばれた少年。3人兄弟の末っ子だが、第3子は非常にまれな存在である。優秀で頭が良く、暴力性と優しさも併せ持つ。
グラッフ大佐(ハリソン・フォード)
エンダーをスカウトした国際艦隊の大佐。エンダーの能力にほれ込んでいる。
ペトラ(ヘイリー・スタインフェルド)
エンダーと一緒に訓練をすることになった先輩候補生。チームリーダーから仲間はずれにされるエンダーに優しく接する。射撃の腕はピカ一。
メイザー・ラッカム(ベン・キングズレー)
50年前にフォーミックが地球を襲った際に、彼らを打ち負かし地球を救った英雄指揮官。世間一般には死んだとされていた。顔に入れ墨がある。
ヴァレンタイン(アビゲイル・ブレスリン)
エンダーの姉。優しすぎたため候補生から外された。エンダーの良き相談相手。
ボンソー(モイセス・アリアス)
エンダーが属することになった訓練チームのリーダー。エンダーを邪魔者扱いし、仲間外れにする。

エンダーのゲームのネタバレあらすじ

映画『エンダーのゲーム』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

エンダーのゲームのあらすじ【起】

50年前。地球外生命体のフォーミックが地球を襲い、数千万人が死亡した。指揮官のメイザー・ラッカムはその命を賭してフォーミックの母船を撃破、人類をフォーミックの襲撃から救った。以来、国際艦隊は次の襲撃に備え、子供達の中から指揮官候補生を選び訓練することに力を入れる。ゲーム育ちの彼らは、敵への攻撃に最適と考えられたのだ。

地球の学校に通うエンダーは優秀な少年で、指揮官候補生に選ばれることを願っていた。そんな彼にモニターから熱い視線を送る男がいた。国際艦隊のグラッフ大佐だ。ある日エンダーは、候補者に付けられる首のモニターを外される。落第してしまったと考えたエンダーは、落ち込み実家に帰る。実家のニュースでは、フォーミックの母星には前回襲撃の10倍規模の艦隊がいると告げていた。グラッフ大佐が家を訪ね、モニターを外したのは最終テストだったと打ち明ける。エンダーは指揮官候補生に選ばれたのだ。エンダーはグラッフ大佐と共に、宇宙の訓練基地へ向かう。

エンダーのゲームのあらすじ【承】

優秀なエンダーは、早々に同期生から孤立してしまう。新入生の彼らは、まだ指揮官候補生ではなかった。指揮官養成基地には落第する上級生が何名かおり、優秀な新入生は指揮官候補生としてその基地に進むことができるのだと言う。家族との連絡が遮断された環境で、エンダー達はさまざまな厳しい訓練を受ける。エンダーは同期生のバーナードが他の同期アンバーをからかったのに対し仕返しをする。それ以来、エンダーは他の同期生に受け入れられるようになった。

エンダーは指揮官候補生に昇格することとなった。指揮官養成基地では、候補生達がいくつかのチームに分けられ、リーダーの指揮の元チーム戦の訓練を行っていた。エンダーの入ったチームのリーダー・ボンソーは、エンダーを邪魔者扱いし、チーム戦でも入口から動かないようにと意地悪な指示をする。チームの紅一点・ペトラはエンダーに優しく、自由時間を使ってエンダーに訓練をしてくれた。ペトラの無重力空間内での的確な射撃技術を、エンダーも習得していく。

チーム戦で、エンダーはボンソーの命令を無視して戦いに参加、大活躍する。グラッフ大佐も満足げだ。

エンダーはタブレットで心理ゲームをしていた。すると昆虫のような謎の生物が現れ、廃墟の中へ進むと球体内に姉がいるという映像が出て来た。ゲームはエンダーの内面を反映しているのだが、エンダーには意味がわからなかった。

エンダーのゲームのあらすじ【転】

グラッフ大佐がエンダーを呼び出した。優秀だが指揮官(ボンソー)に反抗的なエンダーに、グラッフ大佐は新チームのリーダーをしてみないかと持ちかける。はみ出し者だが能力のある者達を集めたドラゴン隊だ。メンバーには同期のアンバーやバーナードもいた。

ドラゴン隊は急な訓練を命じられる。しかも障害物の多い中で2チームを相手に戦うことになった。けがをしたメンバーの代わりにペトラも加入し、訓練が始まった。結果はエンダーの作戦勝ちだった。

ボンソーにケンカをふっかけられて重傷を負わせてしまったエンダーは、自ら候補生を辞めると言い出した。グラッフ大佐は、彼の理解者である姉のヴァレンタインに説得させる。エンダーは再び訓練に戻る決意をし、フォーミック母星に近い星に作られた基地で最終テストを受けることとなった。

グラッフ大佐と共に基地に着いたエンダーは、死んだと思われていたラッカム元指揮官に出会う。公にはされていなかったが、中核となる女王を倒せば他のフォーミックの船も機能を停止するようだ。基地にはドラゴン隊のメンバーも来ていた。ドラゴン隊はより実戦に近いシミュレーション訓練を行う。ペトラが高威力の破壊砲「リトルドクター」を担当する。

エンダーのゲームのあらすじ【結】

国際艦隊の提督も合流し、最終テストが始まった。エンダーはメンバーの指揮をとる。エンダーは輸送艦を犠牲にし、発射準備中の「リトルドクター」護衛に無人機すべてを投入する。エンダーの狙いはフォーミックの艦隊ではなく、母星そのものだった。ぎりぎりまで母星に近づいた「リトルドクター」は、破壊砲を発射する。攻撃を受け、フォーミック母星は壊滅状態となった。

「ゲームクリアだ」と喜ぶドラゴン隊だったが、上層部の様子がおかしい。しかもシミュレーションは終わったはずなのに、画面にはまだ死の惑星となったフォーミック母星が映し出されていた。グラッフ大佐達は、「戦争に勝った」とエンダーに感謝する。これは今までのシミュレーションとは違い、現実の戦争だったのだ。もし真実を知っていれば、輸送艦の人々を死なせずに済んだかもしれない、敵は対話する気だったかもしれないと、エンダーは後悔する。

その夜、エンダーは心理ゲームと同じ夢を見た。エンダーはそれがフォーミックの女王からのテレパシーだったのではと気づき、夢で見たのと同じ廃墟を見つけ出す。そこにはフォーミックの女王がいた。彼女は余命わずかで、次の女王をエンダーに託す。

指揮官となったエンダーは、その権力を使って、フォーミック達が新たに生きていける星を探す旅に出るのだった。

エンダーのゲームの解説・レビュー

こどもが主人公だよ!

優秀なこどもが世界を救うという設定でとても面白かった。個性豊かな仲間で組織されたチームにはトラブルがつきものであり、ストーリー中も子どもらしい喧嘩が繰り広げられるあたりは大人がヒーローとなる作品とはちょっと違った雰囲気であった。
主人公のエンダーの知能レベルが高く、理解力・体力ともに優秀、そして統率力もありリーダーとしてチームをまとめる力もある、最強の少年である。

彼の名シーンはやはり、訓練と思って行った最終テストであろう。チームをまとめ、指示を出すシーンであるが、最後の一撃を決定する際に、戸惑う仲間の戦闘員に対して落ち着いているエンダーはまさしくリーダー。
このエンダー役を演じたエイサ・バターフィールドの知的で凛とした表情がまたこのシーンの緊迫感とうまくマッチしていて、見ているこっちも戦いの終了後に「やった!」と思えるシーンであった。

ちょっと切ない結末

エンダーは訓練だと思いフォーミックを撲滅させるのであるが、それが訓練でなく実際の戦闘であったと知りショックを隠しきれない。

しかし、グラッフ大佐からしてみればフォーミックが人類を殺傷したのと同じことであるというのだ。
エンダーはフォーミックという生命体を絶滅させたことに、自分がはたして正しいことをしたのか悩み、結果としてフォーミックの卵を抱えて、彼らの住める新たな惑星を探すという選択をとる。
この卵を見つけた時、彼はフォーミックの女王のいる廃墟の塔にいた。その入り口に入る前に、エンダーの目にはヴァレンタインの姿が見えている。

このシーンであるが、おそらく、エンダーはヴァレンタインの優しい性格・相手を思いやる心を自分の中に感じたのではないだろうか。きっと、塔の中にはフォーミックがいるとわかっていたエンダーは彼らに対して自分が絶滅に導いてしまったことへの謝罪の気持ちでいっぱいだったのだと思われる。

エンダーのゲームの感想まとめ

慈悲深い姉のヴァレンタインに似たところのあるエンダーが、フォーミックとの戦いに疑問を持ちながら訓練を受けるあたりがこの作品の見どころであろう。

どんな相手でも、戦いは常に負けるものと勝つものが居て、それが生死を伴う戦いであればどちらかが命を絶つことは必然的である。

やられたらやり返すという考えのもとでは、いつまで経っても戦いは終わらず、エンダーのように相手に慈悲を持って、最終的に相手の命を守ることを選択する考えの方が戦いを別の方向で終わらせる賢い手段なのではないかと思う。
宇宙を舞台にした作品であったが、宇宙に限らず戦うことについて、それが正しいことなのかを考えさせられる作品であった。

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