映画『エンドレス・フィアー』あらすじネタバレ結末と感想

エンドレス・フィアーの概要:2013年のアメリカ映画。ヤクに溺れ育児放棄のだめな女がある男に拉致され、恐怖と失意の中何とかその場所から逃げようとするシチュエーションホラーサスペンス作品。

エンドレス・フィアー あらすじネタバレ

エンドレス・フィアー
映画『エンドレス・フィアー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

エンドレス・フィアー あらすじ【起・承】

物語は刑務所内、一人の女が取り調べを受けている。
彼女の名前はリンダ。
捕まった理由、それは彼女が薬物中毒で金欲しさに売春を繰り返していたこと。
その結果自分の子に対する育児放棄を疑われて裁判にかけられているのだった。
そこでリンダは何を語るのか。

ある夜、リンダはいつものように売春をしようと、1台の車に声をかけた。
しかしリンダは声をかけた中年の男性に連れ去られてしまう。
そして目が覚めたとき。
リンダには信じられない状況が待っていた。
それは誰にも助けを求めることも出来ないような山奥で、しかも首に自分では外すことの出来ない首輪を付けられているではないか。

現実を受けいれることもやっとな過酷な状況下で、リンダは必死に何が起こっているのかを理解するため周囲を見渡す。
するとパイプが地面から出ていることに気がつく。
恐ろしいことにそのパイプから声が聞こえてくるのだ。
「水をくれないか」と。
しかもこうも言う。
「自分は棺桶の中にいて土の中に埋められている」と。
混乱状態のリンダ。
再び周囲を見回すとそのパイプの断面のような突起が、地面からたくさん出ていることを知る。
彼らは全員拉致され埋められた。
そしてこのパイプから食料や水をもらい何とか生き延びているというのだ。
リンダはここから逃げることも出来なかった。

エンドレス・フィアー あらすじ【転・結】

リンダを拉致したあの男性がやってきた。
元々娼婦をしていたリンダは、男性を誘惑しようとする。
しかし男性は「体の関係は要らない」と突っぱねる。
そして彼がリンダに求めてきたもの。
それはこの埋められている人々は全員何らかの犯罪者であり、このパイプだけで生きている。
明日までにどの人を殺すか決め、実行しろという。
強制命令だった。

リンダはパイプに話しかけ、埋まっている人と会話をしてみた。
しかし誰を殺すかなんて決められるはずもない。
モタモタしていると男性が「やらないなら自分が」とパイプを引き抜いた。
当然狭い棺桶に砂が入り、死んでしまうという仕掛けである。

同じようなことを何度もさせられ、精神的に追い詰められていったリンダはついに逃げ出した。
そしてたまたま通ったトラックに助けを求めたところ、病院につれて行ってくれた。
しかしそこで無事に治療を受けることが出来た後、何故かリンダは逮捕されてしまう。

その理由。
それはこの拉致事件自体が、麻薬やネグレクトなどで怠惰な生活をしていたリンダのような人間を更生させるというプログラムだったからだ。
このことでショックを与え、まともに生きることを選択するリンダだった。

エンドレス・フィアー 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:アンソニー・ピアース
  • キャスト:マイケル・マドセン、ウナ・ジョー・ブレイド、ハンク・カートライト etc

エンドレス・フィアー 批評・レビュー

映画『エンドレス・フィアー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

新しいタイプのホラー・サスペンス

この映画の見所はなんと言っても斬新な脚本と演出だ。
普通ホラー系の拉致サスペンスと言えば、つれて行かれた場所で性的暴力を強いられ繋がれる、いかにも痛いシチュエーションに陥るのだが本作品は全く違う。
SEXは全く必要とされず、言われるのは誰を殺すか決めろということだけ。
それも恐い話である。
最初のシーンからはいかにもB級な感じが漂っているが、実は見ていくとそんなことはなく何と斬新な発想であるかと思わされる。

記憶に残る異例のラストシーン

本来ならばラストシーンで助けを求めるトラック運転手が再び犯人というオチが付きものだが、何と本当に病院に連れていってもらえるという意外なラスト。
しかし本当の最後はここから。
何とリンダの更生プログラムだったという、考えもしない結末が待っている。
最後までホラーだと信じていた側からすると少々残念な気もするが、結構恐くて痛いシーンが多かったのでハッピーエンド風な終わりには後味は悪くならなかった。

パイプだけを出すアイデア作品

一体誰がこんなことを想像するだろうか。
全くもって不思議な発想だ。
地面から無数に出るパイプに砂を落とすという、人間が生きている中で恐怖に値する死の淵である。
本作品は鑑賞者側の恐怖を煽るのが上手く、心理戦として非常に高度なテクニックを見せてくれる。
数多くのソリッドシチュエーションを見たが、中々インパクトの強い作品であった。

エンドレス・フィアー 感想まとめ

この映画は面白い。
数ある作品の中でも脚本や演出におけるバランスの良さが魅力だ。
そして何より斬新なアイデアで心理状態を窮地に立たせる。
B級であることにはB級だが、内容自体はかなり素晴らしく多くの人に見てもらいたい。
もう少し大きな予算で製作することができるならば、かなりの大作になるかもしれない可能性を秘めている。

ソリッドシチュエーションホラーは極限の心理戦である。
それは最近出来た新しいジャンル。
女性はあまり好みでは無い人が多いが、こんな風に良い方法で騙されハッピーエンドに向かう作品ならばたまには見ても良いかもしれない。

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