映画『エボリューション』あらすじネタバレ結末と感想

エボリューションの概要:大ヒット映画「ゴーストバスターズ」を手掛けた、アイヴァン・ライトマンが今度はエイリアン相手のSFコメディ映画を監督したことで話題となった。主演は「X-ファイル」のデビット・ドゥカブニー。

エボリューション あらすじネタバレ

エボリューション
映画『エボリューション』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

エボリューション あらすじ【起・承】

ある日、突如アリゾナ州の砂漠地帯に巨大な隕石が落下した。以前は陸軍の伝染病研究所に勤めており、今は大学で生物学の教師をしているアイラは、地質学者のハリーと共にその調査に向かった。採取した細胞を分析してみると、それははじめただの単細胞生物だったのに、みるみる進化を遂げ、数時間後には多細胞生物になっていた。計算すると地球上で46億年かかるような進化を、わずか一ケ月たらずで成し遂げてしまうことになる。さらに、再び落下地点を調査してみるとすでに虫のような生物が発生し、独自の生態系が生まれていたのだ。この驚異のエイリアンの存在を知った陸軍上層部のウッドマン将軍たちは、隕石落下地点を封鎖してアイラ達を研究させない様にしてしまう。

同時期、街では見たこともない様な生物が続々と現れ、人々を驚かせていた。軍による封鎖をもろともせず、エイリアンたちは徐々に進化を遂げながら街へと進出していたのである。

エボリューション あらすじ【転・結】

事態の収拾を急いだ軍は、ウッドマン将軍筆頭にエイリアンをナパーム弾で焼き払う計画を立てる。軍で働いている研究者のアリソンは、しかしエイリアンに熱を加えると急激に進化が進むことを警告するが、聞き入れてもらえない。そのため軍に反発し、アリソンもアイラ達の仲間になった。

アイラ達が研究を続けた結果、あるフケ取りシャンプーに含まれているセレンがエイリアンにとって猛毒となることを発見した。学生や消防士たちの協力を得ながら、消防車にフケ取りシャンプーを大量に積み込んでエイリアンに立ち向かう。

ウッドマン将軍の計画のせいで、超巨大な軟体生物に成長したエイリアン。アイラ達はそのエイリアンの肛門とおぼしき穴を発見し、そこに消防車のホースを突っ込んで大量のシャンプーを注入。エイリアンは猛毒を注入されて大爆発し、街は救われることになった。アイラはアリソンと結ばれ、彼らはふけ取りシャンプーのCMに出演することになったのだった。

エボリューション 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2001年
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:コメディ、SF
  • 監督:アイヴァン・ライトマン
  • キャスト:デヴィッド・ドゥカヴニー、ジュリアン・ムーア、オーランド・ジョーンズ、ショーン・ウィリアム・スコット etc

エボリューション 批評・レビュー

映画『エボリューション』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

モルダーなのに

デビット・ドゥカブニーといえば、もちろん「X-ファイル」のモルダー捜査官だ。ちょっと蒼白な顔で、クールに超常現象に立ち向かう、ハードボイルドな役どころのイメージが強い。が、今回はもちろんそうはいかない。モルダーのイメージなんてすぐに吹き飛ぶぐらい、はじける。ゴーストバスターズの監督が手掛けただけあって、全編を通して軽快でくだらないセリフ回しばかりだし、アイラもかっこいい主人公というよりはちょっと間抜けな愛すべきキャラクターである。それを演じるD・ドゥカブニーがまた最高に面白いのだ。

エイリアンのリアリティがコメディを盛り上げる

コメディ色の強い映画とはいえ、出てくるエイリアンたちは非常に手の込んだ作りになっている。ロボットやCGを駆使して描かれているのだろうけれど、適度にキモチワルイし、適度にユーモラスな見た目で映画の中の一般人と共に観客の私たちも、ギャー!と驚くシーンが満載。ただのコメディとはいいがたいハイレベルな作りになっている。また、軍がエイリアンに立ち向かってうまくいかないシーンの描き方もなかなか秀逸である。ナパーム弾で焼き払うシーンも大迫力だ。だからこそ、コミカルなストーリー展開が生きてくるし、シャンプーをエイリアンのお尻の穴に突っ込んで倒すなんて馬鹿げた方法も、笑いながら応援できる出来に仕上がっている。恐らく細かい部分の作り込みが雑だったら、世界観に入り込めず楽しむことができないはずである。そういった「渾身のコメディSF」という点において、非常に良作である。

エボリューション 感想まとめ

はちゃめちゃなストーリーに突っ込みを入れる暇もないくらいに、ハイレベルな作りのエイリアンたちとコミカルなやりとりが魅力的な作品である。ゴーストバスターズのノリが好きな人になら、存分に楽しめる。また、クールで悲壮なイメージのD・ドゥカブニーの新しすぎる一面を見ることができるのもこの映画の大きな魅力だと思う。深い事や難しい事など、何も考えずに家族や友達、カップルで大笑いしながら観る映画としてぴったりの作品。

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