映画『ファイト・クラブ』あらすじとネタバレ感想

ファイト・クラブの概要:巨匠として世界的に高い評価を受けているデビッド・フィンチャー監督作。彼の評価を決定づけた作品として今でもカルト的人気を誇る有名作である。本作は社会現象を引き起こすまでの影響があった。

ファイト・クラブ あらすじ

ファイト・クラブ
映画『ファイト・クラブ』のあらすじを紹介します。

主人公(エドワード・ノートン)は金融関係の仕事につき、裕福な生活をしているサラリーマンだった。気に入った家具をカタログ通販で買い揃え、都会のど真ん中の高層マンションに住んでいた。仕事は忙しく、上司とのすれ違いで彼は日々フラストレーションを貯めこんでいったのだった。彼は自分が生きている実感を求め、”がん患者の会”や”アルコール依存症患者の会”などのグループ・カウンセリングに出掛けては病に冒された会員と交流し、自分が生きていることを再作人することを唯一の安らぎとしていた。

ある日、彼は飛行機の中でタイラー(ブラッド・ピット)という男に出会う。タイラーは主人公の男とは対象的な性格をしていて、野性的で乱暴な男だった。タイラーと別れ、家に帰った主人公は自分の住むマンションが爆破されているのを目の当たりにする。住む家をなくした主人公はタイラーにもらった名刺にかかれていた番号に電話をかけ、しばらく泊めてほしいと懇願する。

タイラーと出会って交流を深めるうち、タイラーは「ファイト・クラブ」というクラブを主催する。毎日、深夜に開催されるファイト・クラブにはさまざまな人間が集まり、そこで殴り合いを始めるようになる。そして主人公は次第にファイト・クラブにのめりこんでいく。

ファイト・クラブ 評価

  • 点数:100点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1990年
  • 上映時間:139分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:デビッド・フィンチャー
  • キャスト:ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ミート・ローフ、デビッド・アンドリュース etc

ファイト・クラブ ネタバレ批評

映画『ファイト・クラブ』について、感想批評です。※ネタバレあり

はじめに

本作において、最も衝撃的なのは物語の途中で明かされるある構造である。そのため本作を語る上ではその結末部分についてある程度は触れざるを得ない。もし本作を鑑賞せずにこの文章を読もうとしているのであれば、できるだけ本編を鑑賞してからにしていただきたいというのが筆者の思いである。

家具を買う主人公

本作において主人公のキャラクターは、常に生きている実感を味わおうとしている存在として描かれている。それゆえに彼は、病に犯された患者の会に赴き自分が生きている実感を得ようとしている。だからこそ、殴り合いを通して自分が生きていると言う実感を得ると言うファイト。クラブに身を落としていくと言う話の流れは非常に納得のいくものである。これは、現代社会においてもよく見られる話で、自分が生きているという実感を得るために自らの体を傷つける若者は現に数多くいる。

しかしそういった構造の秀逸さ以外に触れておかなければならないこととして、主人公が高級家具をカタログ通販で買うと言う設定がある。実存を実感するために物を買うという方向に走ると言うそれだけの意味に取ることもできるのだが、こういった解釈も可能である。主人公が手にするカタログとは人生そのものなのである、という解釈である。つまり主人公は目の前に提示されている既製品の中から自分が最も好きなものを選ぶと言う人生をこれまで送っていたわけである。そこにタイラー・ダーデンがやってきて、自分の人生にこれまで存在しなかった新たな知見を提供するのだ。 つまり、自分が予想だにしなかったような道に自分から足を踏み入れると言う事の大切さを説いているのだ。

ファイト・クラブ 感想まとめ

今でこそ本作で描かれている3DCGの表現は少し安っぽく見えてしまうかもしれないが、当時の技術においては最高のレベルのものである。 デビッド・フィンチャーと言う監督が自分の作品の中で展開する映像表現は、徹底的に統御された画面構成下で展開される。それゆえにカチッとした映像それ自体が持つ求心力に観客を知らず知らずの内に取り込まれてしまうのだ。

最近ではゴーン・ガールの監督としても知られるデビッド・フィンチャーであるが、あの映画においても主人公の2人が恋に落ちお菓子工場の裏を歩くシーンにおいての空中を漂う粉砂糖は高度なVFXによって表現されている。 一つ一つの映像が、見るものを引き付けるほどに美しいというのはその一点においてだけでも評価に値するものだ。

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コメント

  1. けんたんか より:

    ここまで面白くない映画を観たのは久し振りで自分の中では点数などつけたくないし、2時間余りの時間を返して欲しいとさえ感じました。
    今までも観る機会はあったのですが、あらすじを読むとどうも面白い気がせず敬遠していました。
    しかし、ようやく決心してレンタルして観た感想が上記のものです。
    しかし一方では評価満点をつける方もいるという事に素直に驚いております。