映画『銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)』あらすじネタバレ結末と感想

銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)の概要:イギリスのダグラス・アダムスが書いた同名のSF小説をガース・ジェニングス監督が映画化。バカバカしさと哲学的要素の混在したこのシリーズの小説は6作出版され、世界中にコアなファンを持つ。2005年公開のイギリスとアメリカの合作映画。

銀河ヒッチハイク・ガイド あらすじネタバレ

銀河ヒッチハイク・ガイド
映画『銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

銀河ヒッチハイク・ガイド あらすじ【起・承】

イギリス人のアーサー(マーティン・フリーマン)はバイパス建設のため家の立ち退きを迫られていた。そこへ親友のフォード(モス・デフ)がやってきて、後少しで地球が無くなると言いだす。実は彼は宇宙人で、「銀河ヒッチハイク・ガイド」という本を執筆したライターだった。

地球は銀河系の開発計画に基づくバイパス建設のため一瞬で爆破される。アーサーとフォードは間一髪でヒッチハイクに成功しヴァゴン人の宇宙船に乗り込んだが、結局ヴァゴン人に捕まり宇宙空間へ投げ出される。

しかし奇跡の確率で黄金の心号に救出され、アーサーはそこでトリリアン(ズーイー・デシャネル)と再会する。トリリアンとは数日前の仮装パーティで知り合い意気投合したが、彼女はゼイフォード(サム・ロックウェル)という男に寝返ってしまった。ゼイフォードはフォードの遠い兄弟で、銀河系の最も無能な大統領だった。ここには根暗なロボットのマーヴィンもいた。

ゼイフォードはマグラシア星のスーパー・コンピューター「ディープ・ソート」が“生命 宇宙 そのすべて”について出した答え“42”に対する究極の問いを探していた。そのため黄金の心号を盗んで逃亡中だった。

ロントック副大統領とヴァゴン人に追われていた一行は、ゼイフォードに大統領選で敗れたカヴーラ(ジョン・マルコビッチ)のいる星に着陸する。そこでトリリアンがヴァゴン人たちに捕まってしまい、アーサーたちは彼女を救出するためヴォグスフィア星へ向かう。

銀河ヒッチハイク・ガイド あらすじ【転・結】

管理するだけの種族ヴァゴン人は何をするのも書類に従う。トリリアンは大統領誘拐の罪で怪物の餌食にされそうになるが、アーサーたちが釈放許可書を申請したため無事に釈放される。しかしそこでトリリアンは地球が爆破され、その書類にゼイフォードがサインしていたことを知り、大ショックを受ける。

一行はなんとかマグラシアに到着し、アーサー以外は異次元の入り口からディープ・ソートのもとへ行く。アーサーはスラーティバートファースト(ビル・ナイ)という男に導かれ、惑星の注文製造を請け負う超空間工業社へ行く。

実は地球は究極の問いを探すためディープ・ソートが設計した巨大コンピューターだった。しかし実験の途中で地球は爆破されてしまい、現在地球のバックアップが急ピッチで進められていた。アーサーはほぼ再建された地球の、自分の家に戻してもらう。

自宅には3人とマグラシアの傑出した2人の民が姿を変えたネズミがいた。ネズミはトーク番組出演のため究極の問いが必要で、足りないパズルのピースはアーサーの脳みそだと言いだす。脳みそを狙われたアーサーはネズミをペチャンコにしてしまう。

外は副大統領とヴァゴン人に包囲されており、アーサーたちは再びピンチを迎えるが、マーヴィンが究極の銃でヴァゴン人の軍団を撃つ。これは価値観転換銃で、マーヴィンの価値観になったヴァゴン人たちは生きる気力をなくす。アーサーたちは生命サイクルが作動される前に再建された地球を離れ、次は宇宙の果てのレストランを目指す。そして地球は多くの生命が共存する、元の地球に戻る。

銀河ヒッチハイク・ガイド 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:SF、コメディ、アドベンチャー
  • 監督:ガース・ジェニングス
  • キャスト:マーティン・フリーマン、サム・ロックウェル、モス・デフ、ゾーイ・デシャネル etc

銀河ヒッチハイク・ガイド 批評・レビュー

映画『銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

究極の問いとは何か

あらすじではとても書ききれなかったので、みんなが探し求める“究極の問い”とは何かを詳しく説明しておく。

マグラシア星には何百万年もの昔、超知的な高次元の種族がおり、彼らは生命の意味を口論し飽きて、最も傑出した2人の民にスーパー・コンピューターの「ディープ・ソート」を作らせた。そしてディープ・ソートに“生命 宇宙 そのすべて”に対する答えを求めるのだが、ディープ・ソートは750万年考えたいと言いだす。

750万年後、再びディープ・ソートに答えを尋ねると、“答えは42だが、問いの内容がわからないので答えの意味もわからない”という何とも不可解な返答をする。究極の問いはディープ・ソートの設計した「地球」という無限の複雑性を持った生命体を有する巨大コンピューターなら導き出せることがわかり、ネズミに姿を変えた2人は「地球」をオーダーメイドする。そしてずっと「地球」という巨大コンピューターを操作していたわけだ。

簡単に言うと、普通は“〇〇の答えは?”という問いがあって“42です”という答えが出るが、ディープ・ソートは先に“42です”という意味不明な答えを出してしまい、その意味を知るには〇〇が何かを知る必要があるということ。しかし結局ネズミも死んでしまい、究極の問いは謎のままなのである。本当に何が42なのだろうか…。

バカバカしいが天才的

イルカが“さようなら 魚をありがとう”と歌いながら地球を脱出する冒頭から、本作はずっとバカらしい展開が続くのだが、なぜか深い哲学的なものも感じる。自分と異次元の思考回路を持った人がずっと意味不明なことをしゃべっていて、その人が本物のバカなのか、それともすごい天才なのかを測りかねているような…そんな心境になる。

“銀河で生き延びるためにはタオルを忘れるな”とか地球を作ったスラーティバートファーストが“俺はノルウェーを作って賞をもらった”とか、あまりのバカバカしさに今思い出しても笑いがこみ上げてくるのだが、その発想はやはり天才的だ。面白すぎる。

銀河ヒッチハイク・ガイド 感想まとめ

この作品ほど“いいからとりあえず見て!”と言いたくなる映画もなかなかない。表面的にストーリーだけを追うとバカバカしいうえに意味がよくわからないと思うだろうが、それは事実なので仕方がない。しかしめちゃくちゃ面白いのが本作のすごいところで、この笑いは癖になる。アナログで作られたヴァゴン人や宇宙船内の美術も秀悦で、映画としても非常に丁寧な作りになっている。だがこの作品の真の面白さを言葉で伝えるのはとても難しい。というわけで、とりあえず見て欲しい。

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