『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ガイ・リッチー監督の「シャーロックホームズ」シリーズの続編。ロバート・ダウニー・JRとジュード・ロウのコンビが復活。共演はノオミ・ラパス。冴え渡るアクションとホームズの兄登場が見逃せない。2011年米国映画。

あらすじ

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のあらすじを紹介します。

1819年、イギリス。ストラスブールでテロが発生した。シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・JR)は、変装して小包を運ぶアイリーン(レイチェル・マクアダムス)と会う。テロ事件にアイリーンも関与していると直感。なんと、アイリーンの持つ小包の中身は爆弾だった。

アイリーンは、その小包をホルマン医師に渡す。ホームズの助言で爆破は免れるが、モリアティーの1味にホルマン医師は暗殺され、アイリーンもまたその失敗で毒殺されてしまう。

ベイカー街、ホームズの下宿先。結婚を明日に控えたワトソン(ジュード・ロウ)がホームズを訪ねてくるが、部屋は熱帯雨林のよう。ワトソンはホームズにおもちゃの矢で撃たれてしまう。最後の事件を一緒に考えてほしいとホームズに言われ、承諾。2人は再結成することに。

ところが、また愛犬を仮死状態にされ怒る、ワトソン。”何度、愛犬を殺す気だ?”しかし、ある物を注入すると犬は飛び起きた。”結婚は人生の墓場だよ。”とホームズはやはりワトソンの結婚に反対しているようだ。ワトソンの結婚前夜のパーティで、占い師のシムザに会う。

ホームズはシムズに関わる男から襲われ、乱闘騒ぎを起こす。ワトソンもベロベロに酔っぱらってしまう。散々な2人だったが、翌日、ワトソンの結婚式がなんとか無事行われた。

ワトソンは妻メアリー(ケリー・ライリー)と新婚旅行に出かけるが、列車内でモリアティーの1味に襲われてしまう。ワトソンを助けるため、ホームズが女装をして乗り込んできて、メアリーを列車内から落とす!メアリーの生死は?

心配するワトソンにホームズは、兄マイクロフト(スティーブン・フライ)に任せてあるから無事だと説明。さらなる追手が2人を襲う!全ての事件の黒幕である、モリアティー教授(ジャレッド・ハリス)はワトソンの命を奪うと宣言していたのだ。2人はパリへ向かう。

占い師のシムザを彼女の村で探すと、シムザの兄レネイが秘密組織に関わっていることが判明。兄レネイの行方を追って、マインハルトの工場へ2人は忍び込む。塔をぶっ飛ばして、ホームズを助けたワトソンの活躍もあり、ヨーロッパを恐怖に包み込んだテロを阻止することに成功。

その後、2人はスイスへ。ホームズの兄マイクロフトも出席するという国際会議に政府関係者として潜入。その会議には、モリアティー教授も出席していた。その会議のパーティで、シムザは兄レネイの姿を発見。見破るが、彼もまた何者かにより命を落とす。

モリアティー教授に呼ばれ、チェスに興じるホームズ。彼の野望を阻止するため、ホームズはワトソンが見ている前でモリアティー教授と共に闘い、滝に落ちてしまう。

数か月後、2人の生死が不明のまま、ワトソンは”最後の事件”をタイプで打ち終えた。そして、席を外すと、ソファと思っていたものが実はホームズの変装だったことが分かります。変装を解いたホームズは、ワトソンのタイプしたTHE ENDに?を付けるのだった。こうして物語はまだ続いてゆく。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年3月10日
  • 上映時間:130分
  • ジャンル:アクション、サスペンス、アドベンチャー
  • 監督:ガイ・リッチー
  • キャスト:ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ、ノオミ・ラパス、ジャレッド・ハリス、レイチェル・マクアダムス etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

新しい解釈で楽しむ!ホームズ&ワトソン

男の友情というとなんだか照れくさいけど、ずっと憧れていたのがホームズ&ワトソンのコンビ。ガイ・リッチー監督の「シャーロックホームズ」シリーズは、原作をアクション主体で大胆にアレンジしている作品です!

原作好きな人には、こんなのホームズじゃないと怒る人もいるかも。みんなそれぞれのホームズ像があるだろう。筆者はガイ・リッチー監督の新しい解釈も面白いと思う。舞台は18世紀のロンドンだが、ホームズもワトソンも実に現代的な人物です。

ホームズは引きこもりの変人探偵だし、ワトソンはお人よしでかつ元軍人を生かしていて強い!ホームズもアクションが強いが、やっぱりワトソンがいないとダメ。そのダメっぷりが1番発揮されているのが本作だといえよう。

本作では、2人の関係性とアクションを楽しんでほしい。特に結婚式を阻止されかけたワトソンにホームズが謝るシーンがいい。それから新婚旅行に出かけるのだが、そこでもやはりホームズに巻き込まれてワトソンは闘うハメになってしまう。

前作と同様にスローモーションで魅せるアクションは、まるで超能力を持つ人の脳をスキャンして動きを見せているようだ。ホームズを演じる、ロバート・ダウニー・JRは、「アベンジャーズ」のでの強烈な個性が印象的だが変人がハマっています。

相棒のワトソンを演じる、ジュード・ロウはまじめで良い奴!ホームズに振り回されているのがかわいそうなくらいだが、彼なしにこの物語は成立しない。今回はそんな2人にホームズ兄も登場。どうしてこんなに怪しい人たちばかりなんだ?

「シャーロックホームズ」シリーズのベスト1を探せ!

イギリスを代表する作品として、世界中で愛され、常に新しいタイプのホームズの物語が作られています。最近のものでは、ドラマ版「SHERRLOCK/シャーロック」(10~14)の大ヒットで主演を務めたベネディクト・カンパーバッチとワトソン役のマーティン・フリーマンが人気になりました。

21世紀のロンドンを舞台にスマートフォンやパソコンを駆使して事件を解決するという物語。時代性やハイテク機器の活用など見どころが多く、ホームズの多様な物語性に魅力を感じました。2016年にはドラマの映画版「SHERROCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」が公開予定です。

またドラマも好調でシーズン4の撮影が来年から予定されており、ドラマも映画も見逃せない!

次に原作好きにおすすめなのが、過去にNHKで放映されていた、ジェレミー・ブレッド主演の「シャーロック・ホームズの冒険」(84~94)です。19世紀のロンドンを舞台に、原作小説を忠実に再現したと好評のホームズ・シリーズ。バイオリンを奏でる、知的なホームズ像と紳士的なワトソンが忘れられません。

最後に若き日のホームズの物語として編み出された、「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」(85)。スピルバーグ監督と、のちに「ハリー・ポッター」シリーズの脚本家クリス・コロンバスの作品です。ホームズ&ワトソンの少年時代という設定がスピルバーグらしい。スリルと冒険にワクワクしますよ。
3作とも、見比べてみるのも面白い。著者の中では、原作ファンが最高だと評価した、ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」がおすすめです!

まとめ

「シャーロック・ホームズ」が映画やドラマ化され、世界中で愛される理由が本作を観るとよく分かります。引きこもりで悩んでいる人も、もしかしたらホームズのような探偵の才能があるかもしれません。

人の可能性は無限大で、観察力を磨けば何かを発見することができるかもしれない。ホームズのように初対面で会った人の職業や生活を一目で見抜けるような観察力・推理力が欲しい。

そんな憧れがあるから、時を超えて新しいホームズ&ワトソンの物語が作られてゆくのです。最近のホームズ像は、変人な点がすごく強調されているところが魅力。またワトソンが強くなっている気がします。

ワトソンは、ホームズと唯一対等に向き合える無二の親友。もしかしたら、ホームズよりも最強の存在かもしれません。本作で、ジュード・ロウが演じるワトソンは歴代のワトソンの良さに色気と強さが加わって申し分なし!

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