『リミットレス』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

人間が潜在的に持っている能力を100%引き出す薬。そんな薬を手に入れたらあなたの人生はどうなるのでしょう?不思議な薬を手に入れた落ちこぼれ作家のエディが人生を一転させていくミステリアスなサクセスストーリー。

あらすじ

リミットレス』のあらすじを紹介します。

作家を志すエディ。出版契約がとれたにもかかわらず、作品の発想がひらめかない。身なりもぼろぼろで窮地に追い込まれていたところ、恋人メリッサの弟ヴァーノンから怪しい薬を手に入れる。

製薬会社のコンサルタントから手に入れたというこの怪しい薬は「人間の能の働きを100%にさせる」という。ヴァーノンは「これは医薬品局の許可はおりている」といい、エディに薬をすすめた。

半信半疑ながらも一か八かで薬を飲んだエディは、これまで自分が感じていた不安や恐怖といったものから解放され、なんでも出来るような感覚を感じた。人生の中で手に入れてきた情報や知識が頭の中で自然と連結し構築されていく。。。

何もひらめかなかったことが嘘のように、すらすらと作品を書き上げたエディは、もう一度薬を手に入れようとヴァーノンの元を訪れた。しかし、そのには何者かに殺され冷たくなったエディの姿が。

ヤバいことに巻き込まれるんじゃないかと感じたエディであったが、ヴァーノンが残した薬と所持金を手に、再び能力を開花させ投資を始める。さらに、多額の資金が必要となったエディは金額を増やすという約束で10万ドルを借り入れる。

しかし、次第にエディの能力が薬によるものだと周囲が気付き始め、エディの命を狙ってくるものが現れる。
エディはこの薬を使ってどんな人生を繰り広げることになるのか・・・?!

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年1月1日
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:SF
  • 監督:ニール・バーガー
  • キャスト:ブラッドリー・クーパー、アビー・コーニッシュ、ロバート・デ・ニーロ、アンナ・フリエル、アンドリュー・ハワード etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『リミットレス』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

人間の能力を高める薬?!

作品に出てきた「NZT」は”人間の能力を100%引き出す”という夢のような薬である。そんな薬が現実にあればなーっと思っていたところ、実際にこういう”能力や機能を高める薬”というのは「スマートドラッグ」と呼ばれており存在しているのだ。

このスマートドラッグは私たちの生活の中で意外と多く見る事ができる。
たとえば、今流行りのサプリメントや健康食品・栄養補助食品も含まれるのである。これらは脳に足りない栄養素を補う働きによって集中力を高めることができたりする。

また、鬱症状に対する精神安定剤や抗うつ剤もこのスマートドラッグに含まれている。抗うつ剤には神経伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)が含まれており、これらを供給することで鬱症状の特徴的な無気力や行動力の欠如を防ごうとするものである。

思い返してみると、登場人物のエディは作品が書けず、生活にも影響が出るほどのかなりの鬱に近い状態であったように思います。もしかしたら、劇中では非常にあやしい薬のように扱われた「NZT」も、単なる抗うつ剤だったのかもしれません!

結局のところ、「自分には出来る!」という考え方というか自信のようなものがあれば、人間はなんでも出来るのかもしれませんね。。。

エディがこの映画の原作を持っている??

映画の終わり頃にエディが小説を書き上げているシーンがある。
その小説のタイトルは『Illuminating The Dark Fields(暗闇を明るく照らす)』なのであるが、実はこの映画の原作とも言える作品のタイトル『The Dark Fields(暗闇)』(Alan Glynn著)によく似ている。

監督のちょっとユーモラスのある粋な計らいであるが、「Illuminating」を付け加えた意図はなんだろうか。
今回登場した、不思議な薬「NZT」によって、沈んだエディの生活が見違えるように変化したことを考えると、「NZT」が生活を明るくしてくれた照明的な働きをしたとも考えられる。

まとめ

1つの薬によって人生がどん底から最高潮に達する今回の作品。
こんな薬が存在すればいいなと思う反面、1度使ってしまうと手が離せなくなる感覚は、麻薬や覚せい剤に近いものを感じさせた。また、作品中のエディの言葉にあるように「人間の欲は求めれば求めるほど、限りないもの」であることを感じさせる。
まさに、作品のタイトル「リミットレス=限界のない」がぴったりと当てはまっている。

つまり、この「リミットレス」という言葉が指すものは2つあると考える。
1つは、薬の作用によって開花された人間の能力は限界ないこと。また、1つは人間の欲望に限界のないこと。である。

本作品では能力の開花によって欲望も開花する展開であるが、その行動は非常に動物的であり理性に乏しく感じられる。
私たちの能力が本当に100%開花されるとしたら、禁欲や自制という方向に思考や発想が展開してもおかしくはないはずなので、そういう展開の作品にも出会ってみたいものだ。

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