『LUCY ルーシー』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2014年フランス映画、脳が覚醒し人間性が失われていく女性ルーシーを描いた作品。監督は「レオン」のリュック・ベッソン、主演は「真珠の耳飾りの少女」のスカーレット・ヨハンソン。

あらすじ

LUCY ルーシー』のあらすじを紹介します。

台湾に留学中のルーシーは1週間前に知り合ったばかりの男リチャードにアタッシュケースをある人物に届けて欲しいと頼まれる。リチャードにこの荷物を運ぶためにいくらもらったかと尋ねたところ1,000ドルだという。そんな大金がもらえるなんて胡散臭すぎる・・・必死で断るが手錠でケースと繋がれてしまい仕方なく荷物を届けに行くルーシー。すると屈強な男達に無理矢理ボスのところまで連れて行かれ、今度は別の仕事を押し付けられてしまう。

目が覚めた彼女は腹部を切開されたことに気づく。薬(CPH4)の運び屋にされたルーシーは監禁中にチンピラに腹部を蹴られてしまう。そのショックで袋が破れて体内に薬が放出された、その瞬間CPH4がルーシーの体に影響し脳が覚醒される。ルーシーはチンピラたちを撃ち殺して脱出、その足で病院に向かった。

病院で体内のCPH4を取り出したルーシーはフランスの警察に連絡して他の運び屋達を捕まえ薬を押収して欲しいと頼む、それと同時に脳科学の権威ノーマン博士にコンタクトをとる。

ノーマン博士と話し、自分のなすべきことに気づいたルーシーは自分の得たものを次世代に残すためにノーマン教授の元へと向かう。そんな彼女に24時間のタイムリミットとマフィアのボスの魔の手が迫るのだった。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年8月29日
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:SF、アクション、サスペンス
  • 監督:リュック・ベッソン
  • キャスト:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド、ジュリアン・リンド=タット etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『LUCY ルーシー』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

ルーシーはどうなったのか?

脳科学者ノーマン博士は講演中に“自己が得た情報をどのようにつないでいくか”その方法を2つ示していました。

1つは生存環境が合わないときは不死を選び、もう1つは生存環境が合うときは繁殖をするということです。

ルーシーは途中こんなことを言っています、「私は24時間以内に死ぬ」と。そうなるとまず繁殖という選択肢はなくなります、となるともうひとつの方法“不死”しかありません。フランスへのフライトの途中ルーシーの身体が崩れかけるシーンがありますが、そこでバックにノーマン博士の不死のくだりが流れます。そしてルーシーが消えた後ラストの「私はどこにでもいる」というメール・・・それらを考えると24時間以内に死ぬというのは物質的な肉体の損失のことで、自我はすべての物質と同化した状態つまり不死の存在になったという解釈もできますね。

大量のCPH4が必要だった訳

ルーシーは自分の体内にあった分だけでなく、他の運び屋が持っていたCPH4も必要としていました。それはどうしてなのでしょうか。

脳が活性化されたことで生命の誕生、宇宙という空間の発生、これらを含むすべての事を知りました。それを24時間以内に何とかして次代に伝えなければならない、そこでありったけのCPH4で100%脳を活性化させるという方法をとったのでしょう。100%脳を活性化させたルーシーは自身がスーパーコンピュータとなって自分が得たものをデータとして作成しノーマン教授に渡したのかもしれません。

まとめ

脳の活性化というテーマとモーガン・フリーマンに惹かれて観ました。リュック・ベッソン監督といえばド派手なアクション映画というイメージが強かったので、超能力に目覚めた女性が敵を派手にやっつけるストーリーなのかと思っていました。ですがこの映画ではあまりそういうシーンがないので派手なアクションを期待していた方には物足りないと感じるかもしれません。ただカーチェイスは本当にすごかったです!

ノーマン博士の講義とシンクロしてルーシーの脳がどんどん活性化していく様子にのめり込んでしまいあっという間に終わったと感じる映画でした。ラストシーンに少し戸惑いましたがモーガン・フリーマンがどっしりした雰囲気で “この人に託せば大丈夫”感全開でまとめあげてくれたので少し悲しいけれど後味のいい映画に仕上がったなと思います。

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