『マッドマックス』あらすじとネタバレ映画批評・評価

マッドマックスの概要:「マッドマックス」(原題: Mad Max)は、1979年のオーストラリア映画。監督はジョージ・ミラー。主演はメル・ギブソン。両者ともにデビューとなった映画はヒットし、後に続編が制作される。

マッドマックス

マッドマックス あらすじ

映画『マッドマックス』のあらすじを紹介します。

荒廃した近未来の地球。マグナム44とショットガンで完全武装した暴走族専門の特殊警察「M.F.P.」に所属するマックス(メル・ギブソン)。彼は追跡用に改造されたパトカーである「インターセプター」に乗り、同僚のグースから連絡を受け、暴走族の「ナイトライダー」を追跡していた。ナイトライダーは警官を殺しパトカーを奪い、追跡車を次々に破壊させる暴漢の集団だった。彼らは追跡してくるマックスのインターセプターに恐怖心を抱き、運転を誤ってそのまま工事現場に突っこみ死亡する。

その事故以後、ナイトライダーの復讐に燃えるトーカッター率いる暴走族から、マックスは命を狙われる身となる。マックスの妻のジェシー(ジョアン・サミュエル)は彼の仕事に言いようのない不安を覚えていた。やがてナイトライダーの死で集まってきた彼の仲間たちが、復讐のために町の者を脅迫し、やりたい放題に町を荒らし始める。トッカーターを筆頭にした凶悪グループ「アウトライダー」により、マックスの同僚グースが見せしめのように惨殺されてしまう。

翌日、マックスは失意の下で上司に辞表を提出するが、上司の提案により休暇を取って、家族を伴い車で旅に出かけ伯母の牧場に到着する。しかし運悪くトッカーターを初めとしたアウトライダー達に遭遇してしまい、ジェシーは息子を抱いて逃げるも追跡してきたアウトライダー達にひき殺されてしまう。

愛する者を全て奪われたマックスの怒りは頂点に達し、復讐のためチューンアップした黒いインターセプターに乗り込み追走劇を開始する。

マッドマックス 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1979年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:SF、サスペンス、アクション
  • 監督:ジョージ・ミラー
  • キャスト:メル・ギブソン、ジョアンヌ・サミュエル、スティーヴ・ビズレー、ヒュー・キース・バーン etc…

マッドマックス 批評 ※ネタバレ

映画『マッドマックス』について、2つ批評します。※ネタバレあり

中央分離帯の車線の動きでスピード感とスリルを描く

SF映画というカテゴリーにしては特殊効果も未来的な記述も全くなく、現在でも存在している少々郊外のへんぴな町だという設定であり、その町全体も西部劇に出てくるゴーストタウンそのものである。ただ単にヘビメタの元祖みたいな暴走族が世間を荒らし回っている未来、という設定もどうなんだろうと思うが、まぁ、そんな未来も地域的にはあり得るのかと納得するしかない。撮影されたのがオーストラリアの大平原が舞台という、放ったらかしにしておけば数百年は風景も変わらないような土地である。意図的にカーチェイスの迫力を出すためだけに選ばれた舞台だろう。ブレーキなど踏む必要がない道が荒野の真ん中に1本存在している、ある意味恐怖を感じさせる風景であるが、この映画の舞台にはこの風景こそが凄まじく暴力的な描写を完成させたとも言える。クローズアップされるのが道路の中央分離帯の車線である。これを極端なローアングルで撮影することにより目眩がするような臨場感を持たせている。カメラマンがファインダーを覗いたら正視に耐えられないスピード感だろう。当時の撮影技術でここまでのカーアクションを撮影したというのは驚異である。死人が数人出たという噂も流れた映画であるが、それが本当であっても不思議ではないようなクラッシュシーンの連続で、ラストの緊迫感は今見ても背筋がゾクゾクする。

イカれた人間の見本市

近未来といえどもここまで無法地帯になってしまったら治安などというものが、何の役に立つのかという疑問も生じてくるわけで、警察官がこういった輩を取り締まる背景が小さすぎて、まるで西部劇の様相を呈している。警察と言うよりは自警団と言ったらいいのだろうか。さらに出ている人間がまともな役でも全てクレイジーに見えるような不思議な感覚がつきまとい、ヒッチコックが撮ったマカロニウエスタンといったイメージなのだ。ジョージ・ミラーという当時は素性の解らない監督が何に影響されたのかは不明だが、この画面から流れている妖しい空気は只者ではないという部分がひしひしと伝わってくる。

まとめ

後にジョージ・ミラーが撮った「イーストウィックの魔女たち」という画画があるが、コメディをやらせてもこの監督の作品は若干分裂症気味なところがあり、それが強烈な個性なのだというところが解る。しかしながらそのダイナミックなカメラワークというものが、それまでの常識を破ったという点では映画の撮り方に革命的なムーブメントを起こした人物だろう。そしてどこから引っ張ってきたのか解らないような役者の使い方も上手い演出の効果になっている。一説では本物の暴走族を使ったという説もあるが、どうやら本物の役者だったらしい。

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