映画『沈黙の要塞』あらすじとネタバレ感想

沈黙の要塞の概要:1994年公開のアメリカ映画(原題:On Deadly Ground)。監督・主演共にスティーブン・セガールが務めた。1992年公開の「沈黙の戦艦」とは何の繋がりもないが日本では沈黙シリーズ第2弾と呼ばれた。

沈黙の要塞 あらすじ

沈黙の要塞
映画『沈黙の要塞』のあらすじを紹介します。

今度の舞台はアラスカのイヌイット湾。
石油炎上事故消火のプロ、フォレスト・タフト(スティーブン・セガール)はある石油会社の炎上事故現場にいた。
それは巨大な石油コンビナートを持つエイジス石油会社の採掘場であり、被害は最小限で食い止めることができた。

しかし事故の原因を調べていると不審な点に気がついていくタフト。
エイジス社の社長は私欲のためならどんなものでも犠牲にするという考えの持ち主であり、石油採掘権を巡り現地の先住民族のイヌイット族を迫害していたのだ。
彼は自分の目的のためなら自然破壊も厭わなかった。

そんな時、同じくその事実に気がついたタフトの同僚が殺害された。
当然のごとく次に命を狙われたタフトは必死の攻防を続け、なんとか撃退。
イヌイット族の親子に助けられた。

しかし、しつこい彼らは親子の父親を殺してしまう。
タフトはそのイヌイット族の娘と強大な要塞のような採掘場に潜入して破壊、社長と戦い勝利する。
そして環境保護国際会議で企業の陰謀を暴き、環境保護の大切さを訴える演説をしたのだった。

沈黙の要塞 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1994年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:スティーヴン・セガール
  • キャスト:スティーヴン・セガール、マイケル・ケイン、ジョアン・チェン、ジョン・C・マッギンレー etc

沈黙の要塞 ネタバレ批評

映画『沈黙の要塞』について、感想批評です。※ネタバレあり

良い意味でも悪い意味でもセガールらしさの薄い作品

セガールと言えば人類最強の男である。
嘘みたいに強く、笑っちゃうようなアクションをこなし、そこに真面目なストーリー展開など期待していない人が多いのが事実である。
しかし本作はテーマが「環境保護問題」。
もちろん先住民族を殺害したり自然破壊をすることは良くないが、一歩間違えれば社会派映画になりうるような題材で少々思惑と違う展開であったのが残念であった。
メッセージ性が強い作品を製作したかったのかもしれないがそれは他の映画でやってほしいという個人的な意見だが、「沈黙の」という邦題自体日本でつけたものであるので彼は全前回のものとは全く違う意味合いの映画にしたかったのかもしれない。
そう思うとセガールにアクションばかり求めるのは可哀想だなとも思う。

爆発シーンが多すぎる

上記でも述べたようにアクションというものを期待してみるとそうでもない。
むしろ爆発シーンが多すぎて少々飽きてしまう。
やはり素手のアクションが見たいファンが多いのも事実。
その辺を考慮して制作に挑んで欲しかった。
白熊と戦うというシーンは笑えて面白かったのでぜひ見ていただきたい。

ラストの演説シーンは必要か?

全体を通して社会派のテーマを盛り込んでいるがラストシーンが絶頂である。
きっここのシーンを撮影したいがためにこの映画を作ったのではないかと思ってしまうほど。
もちろん他の俳優が出ている映画であれば感動したりそういうものだと思って鑑賞できるのかもしれないが、セガール映画なのである。
ラストの環境保護を訴える演説は何故か少々白けてしまう。
そんなに真面目に語られてもという気分になったのは自分だけなのか?
演説自体は最もだし素晴らしいのだが、映画と俳優のキャラクターに合っていないような気がする。

沈黙の要塞 感想まとめ

日本でいつまでもファンがいるスティーブン・セガール。
何故か邦題にいちいち「沈黙の」が付く謎の定番映画である。
もちろんその時々で彼の職業も違うし、キャラクター設定も若干違う。
一体いつからこのような自体になったのかというと、やはり本作が原因であろう。
セガールの沈黙シリーズはアクションが絶対で社会派テーマは皆無という暗黙の了解が出来上がってしまった。
言わば彼の人気は、この作り上げられた設定で保っているといっても過言ではないのである。
このことはある意味可哀想な事実であり、彼は日本で映画を上映する時は永遠に沈黙シリーズに出演することになるのだ。
本当のところはどうなのかわからないが、世界でのセガール人気の実態を知ってみたいもんどえある。