映画『俺たちフィギュアスケーター』あらすじネタバレ結末と感想

俺たちフィギュアスケーターの概要:ライバルだった男子フィギュアスケーターが成り行きで、男同士でペアを組むことになる爆笑コメディ。有名なフィギュアスケーター等が多数カメオ出演しているのも注目だ。

俺たちフィギュアスケーター あらすじネタバレ

俺たちフィギュアスケーター
映画『俺たちフィギュアスケーター』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

俺たちフィギュアスケーター あらすじ【起・承】

フィギュアスケート世界選手権男子シングル部門決勝。
一人の男性が「孔雀」をモチーフとした衣装で華麗に演技をしていた。
彼は、「ジミー・マッケロイ」。
幼少時に富豪だった養父に引き取られ英才教育でここまでやってきたのだ。

演技は高得点を叩き出した。現在の所トップだ。

そんなジミーに減らず口を叩く男が、リンクへ出て行った。「チャズ・マイケル」だ。
彼は華麗な演技をするジミーとは対照的に大胆でワイルドだ。
演技の途中で観客に熱烈なキスをお見舞いしたりする。

しかし、そのふざけた演技ながら得点はジミーと同点でトップへと登りつめた。

表彰台の上で二人は嫌味を言い合い、乱闘騒ぎとなる。勢いがつきすぎて、大会マスコットのスパツッエルが火だるまに!
大乱闘となり大問題に…。

スケート連盟は即座に審議会を開き、二人の処分を決める。
審議会でジミーは模範的な発言をするものの、
チャズは「ナンシー・ケリガン」をナンパする始末。
処分は、今大会の金メダル剥奪と男子シングルスとして、
今後の如何なる大会においても出場を禁止するというものだった。

あまりの処分の重さに二人は落胆した。
ジミーにいたっては、養父から養子縁組の解消までされてしまう。

それから3年半後、ジミーは小さなスケート用品店でチャズはアイスショーで働いていた。
チャズは、もっぱら酔ったままアイスショーに出演し、張りぼてのマスクの中で吐いてしまう始末。
ジミーは元来の生真面目さから、客商売に向かずもっぱら倉庫作業をする始末。

そんなジミーの元へ、彼の昔からのストカー、ヘクターがやってくる。
「接近禁止命令があるだろ」というジミーにヘクターは協会のルールブックを手渡す。
「追放された部門には復帰できない」という一文を指し示すヘクター。
それは裏を返せば「追放された以外の部門には出場できる」ということだ。
自分にはスケートしかないと思っていたジミーは、すぐこの他の部門「ペア部門」に挑む事にした。

元コーチに声をかけては見たがペアの相手も探していない。しかも、準備期間が短すぎると言われてしまう。
それでも諦められないジミーは、アイスショーの楽屋へ相手探しに向かう。
そこはチャズが所属しているアイスショーだった。
だが、ショーで失態を重ねていたチャズはクビになったトコロだった。
チャズはジミーの姿を見かけると、ついけんか腰に声をかけた。
ジミーもそれに答えてしまう。

またまた乱闘騒ぎをおこし、TVのニュースで流れてしまう。
そのニュースを偶然ジミーの元コーチが見ていた。
チャズが豪快に投げられる映像にコーチは何かを直感した!

コーチは、留置所に二人を訪ねていき、ある提案を二人に出した。
この二人でペアスケートを!前代未聞の男性同士のペアスケーティングだ。

二人は始めその提案を受け入れようとはしなかったが、売り言葉に買い言葉、
なりゆきでペアを組むことになってしまった。

二人は並んでスケート協会へ登録赴くと、マスコミが殺到してきた。
それを好ましく思わない人間がいた。
いままでペアで常に王座に君臨してきた、「ウォルデンバーグ兄妹」だ。
チャズとジミーが元メダル保持者ゆえ、この異色ペアは世間の注目が半端なかった。

好ましく思っていないウォルデンバーグ兄妹は、
二人の妹のケイティをスパイに使い二人の特訓を隠し撮りすることに。
ケイティが撮ってきた映像を見て大笑いのウォルデンバーグ兄妹。
まだ、しっかりとした形になっていないペアの様子に大ウケなのだ。

二人は大きな冷凍倉庫を練習場にいがみあいながらも練習を続けていた。
あまりのいがみあいに、コーチはいかなる場合も一緒に過ごすようにと、寝食を一つの家で常に過ごすことに…。

チャズには大事にしているものがあった。
それは違法なクジラの骨を使ったブラシ。チャズの艶やかな髪はこれが秘訣なのだという。
ジミーも少し、うらやましい気分でそのブラシを見つめていた。

とうとう、このペアの初の公式大会!
世界大会に出場する為の大会が開催された。
もちろんウォルデンバーグ組は会場を沸かせる盛り上がる演技を見せた。

続いて待望のチャズとジミーのペアだ。二人は炎と氷をイメージしたコスチュームで演技を始めた。
スローイングジャンプの技でチャズがジミーを放り投げた時、ジミーは着氷を失敗し、
氷の上に倒れ込んでしまった。
いままでいがみ合って演技にもまったくかみ合わない二人だったが、
この出来事で一つになった。倒れたジミーにチャズが手を差し伸べたのだ。
会場はその友情に、拍手がなりやまなった。
そして結果、二人はなんとか選手権にでられる得点をたたき出した。

俺たちフィギュアスケーター あらすじ【転・結】

世界選手権に向け、新必殺技がなくてはいけない。
チャズとジミーは、コーチが持ってきたVTRを見ることに…。
その技は「アイアン・ロータス」。
北朝鮮のペアが編み出した技らしいが、そのVTRでは技を決めた直後、女性の首がコロンと落ちたのだ!!
驚愕する二人!
しかし、コーチはあっさりとこの技に挑戦することを宣言した。
ここから、世界選手権に向けて二人の特訓が始まった。

先だっての大会でジミーには気になるの子がいた。
ウォルデンバーグペアの妹のケイティだ。

チャズの計らいで、デートすることになった二人。
寒い中アイスを食べながら二人はあれこれ話をした。
なぜか、ケイティはスケートを嫌っているようだ。
そんな彼女にジミーはスケートは素晴らしいと熱く語り、二人はぎこちないキスを交わした。

アイアン・ロータスの特訓は続いていたが、成功はしていなかった。
練習場にはたくさんの人形の首が落ちていた。
しかし、成功のしないまま世界選手権が始まってしまった。

記者会見で人気者の二人にウォルデンバーグ兄妹はおもしろくない。
ケイティを使ってまた悪巧みを思いついた。

世界選手権最中だというのに、チャズが出かけようとしていた。
どこへ行くのかというジミーの問いに「セックス中毒のカウンセリングの会」だという。
出かけようとするとドアの前にかわいいぬいぐるみが置いてあるのに気が付いた。
チャズは、宛名をみてジミーにぬいぐるみを投げる。
ぬいぐるみはケイティからだ。そこには「12時に部屋で待っている」と書かれていた。

意気込んでいったチャズのカウンセリングの会に、あのケイティがやってきた。
彼女もセックス中毒なのか!
驚くチャズに会合終了後、「自分の部屋に11時55分に来て」と言うケイティ。
困惑する、チャズ。彼女はジミーの思い人なのだ。

11時55分がやってきた、断るつもりでケイティの部屋を訪ねたチャズ。
ドアが開くと艶めかしい下着姿で立っているケイティ。
戸惑いながらも苦労しつつケイティの誘惑に打ち勝つチャズ。
しかし、そこへジミーがやって来てしまう。
結果、二人の姿をみて勘違いをして飛び出すジミー。

ジミーの勘違いを解きたくて、一晩中チャズは電話をかけるが毎回留守番電話。
とうとう朝まで電話をかけてしまった。

一方、その頃同じようにジミーに電話を掛けていたケイティ。
そこへウォルデンバーグ兄妹がやってきて、首尾はどうだったかと尋ねる。
ジミーを本気で好きになったケイティは、「本当のことを話す!」と言って出て行った。

このままではせっかく仲違いさせた、チャズ・ジミーペアが!
そう思ったウォルデンバーグ兄妹は、今度は自分達で手を下すべく動き始めた。

朝まで電話をかけていたチャズは、かなり寝過ごして目が覚めた。
大慌てで会場へ向かおうとタクシーの乗り込むと、なんとタクシーの運転手はウォルデンバーグ兄だった!
チャズはガツンと一発殴られて気絶した。

一方、ジミーはウォルデンバーグ妹に無理やりトイレに連れ込まれ、排水パイプに手錠で動けないように固定されてしまった。
去り際ウォルデンバーグ妹に、ケイティはチャズと寝なかったと聞かされる。
ジミーを思って出来なかったのだと。

目を覚ましたチャズが周りを見ると、どこかの倉庫の中のようだ。
壁にはたくさんのスケート靴がある。
捨て台詞を残してウォルデンバーグ兄がドアの向こうに消えた。
今だ、とばかりに壁にかかっているスケート靴の歯で縄を切り、脱出を図るチャズ。
凍った川を会場に向かってスケートで走り始める。
それに気が付いた、ウォルデンバーグ兄もスケートで追いかける。

なりゆきで、川の側のスポーツ店に逃げ込んだ二人は、
エスカレーターの溝にはまってみたり、歩行には四苦八苦だ。
ウォルデンバーグ兄はボーガンでチャズを狙うが、
側にいたマスコットのスノーフちゃんに当たってしまうなどの失態ぶり。

チャズはいよいよ追いつめられると、川に飛び込んだ。
氷が割れ、水面からはチャズの大事にしていたブラシが浮かんでくる。

会場では、ウォルデンバーグ兄妹の演技が終わっていた、しかも高得点だ。

苦労して、鍵を手に入れトイレから脱出できたジミーが会場へ駆け込んできた。
チャズは現れてはいなかった。
チャズを信じて、リンクへ上がるジミー。

そこへ、凍った川から生還したチャズが会場へ現れた。
「ケイティはヤリマンじゃないぞ~」と叫びながら、チャズは自分の股間のサポーターを取り出すと、リンクへ向かってサポーターを使い滑り降り早着替えをして、ジミーと向き合う。「夢をつかもう」を合言葉として…。

音楽が鳴り出す、演技のテーマはSFだ。音楽はクィーンの「フラッシュのテーマ」。
演技は順調に進んでいく。

そこへウォルデンバーグ兄妹が妨害として、衣装についていた真珠を一粒リンクへ投げ入れた。
その一粒の「真珠」に躓くチャズ。
チャズが大きな声を出す。
どうやら、その真珠に躓いたとき足首に怪我をしたようだ。
このままでは練習に練習を重ねた「アイアン・ロータス」ができないっ!!
そう思った時、ジミーがそれぞれのパートを交換することをとっさに思いつく。
いままで投げる役だったチャズの役をジミーが担うことに。

二人は向き合い、アイアン・ロータスの体制に入った。
ジミーがチャズの足首を持ち放り投げ、
自らは体制を交わしチャズの喉元をスケートの歯が空を切っていく。
チャズの剃り残しのヒゲを数本切り、ジミーのスケート靴が通り過ぎていく。
アイアン・ロータスは成功したのだ!大歓声の会場!

リンクの側ではケイティがジミーを待っていた。こんどこそ感動的なキスを交わす二人。

そんな感動のシーンの側に現れるボーガンの矢がささったマスコットのスノーフちゃん。
ボーガンを刺したのはあいつだ!とばかりに、ウォルデンバーグ兄を指差し、ついに二人は手錠をかけられてしまった。

もちろんジミーとチャズは優勝!
そして、なぜか空高く舞い上がっていくのだった。

俺たちフィギュアスケーター 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2007年
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン
  • キャスト:ウィル・フェレル、ジョン・ヘダー、ウィル・アーネット、エイミー・ポーラー etc

俺たちフィギュアスケーター 批評・レビュー

映画『俺たちフィギュアスケーター』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

真剣なモノはおかしい?

フィギュアスケートって冷静に見るとおかしくないでしょうか?
素晴らしい演技は見ていてうっとりとするけれど、どこか自己陶酔しているようにみえて、
どこか滑稽に見えなくもないですよね。

そこをうまい具合に茶化しているのがこの作品です。
主演は、「ウィル・フィレル」と「ジョン・ヘダー」。
ウィル・フィレルは最近ですとチラリホラリとみかけるようになりましたが、
この作品で彼自身がよく知られるきっかけになったのではと思います。

ペアの相手のジョン・ヘダー君は以前、ちょっとの間日本に在住していたという事で
(少しだけだけど)日本語をしゃべったりするシーンも、作品の中で披露しています。

敵役の兄妹ですが、実はご夫婦でらっしゃいます。
その後、2014年に離婚されましたけど…。

兄妹の妹役の「エイミー・ポーラさん」は、
アメリカのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でヒラリー・クリントンさんのモノマネで人気の方です。

ウィル・フィレルさんも、このサタデー・ナイト・ライブに出ていらっしゃった方です。
このサタデー・ナイト・ライブに注目してアメリカのコメディ映画を見ると、興味深いです。

しかし、この作品実はけっこう「下ネタ」が多め。
ひどい下ネタはないけれど、そういうのが苦手な方には向かないかも。

有名スケーターが出演

きっとフィギュアの好きな方なら、ピーンと来そうな選手や選手の名前がたくさん出てきます。
二人が処分を待つ審議委員会では「ナンシー・ケリガン」が!
ラストのシーンでは、「サシャ・コーエン」がチャズの投げたサポーターを受け取りうっとり。
チャズとジミーの会話の中でも、有名な選手の名前がポンポンと飛び出してきます。

とりあえず笑いたいときには

なんか、ちょっと心が疲れているときにぜひ見て笑っていただきたい作品です。
掛け値なしに、「おかしい」作品なのです。

チャズやジミーの振付は、スケートを茶化したものです。
本当にこんな振付では、現在ではまったく点数は稼げません(採点方法は、以前の6.0方式です)。
ですが、その茶化さ加減が絶妙で見ていて楽しいです。
実際には、こんなルールはないそうです(ルールによると、男女のペアでなければならないようです)。

海外のコメディ作品だと、少しわかりづらい所があったりしますが、
この作品にいたっては、そんなことはありません。
単純でかつ「くだらない」、
そのくだらなさがたまらなく楽しい、そんな作品です。

俺たちフィギュアスケーター 感想まとめ

スケートで演技してる人たちってすごいと思うんです。
でも、どっかナルシスティックな可笑しさがあると思うんですよ。

そこをうまくついてきた感じがあって、
しかも、およそスケートと縁遠いような「ウィル・フィレル」が演じるなんて!

しかし、個人的に「ツボ」ったのは二つの大会マスコットでした。
前半戦に登場したのは、クマをモチーフにした感じの「スパツッエル」。
二人の乱闘に巻き込まれて火だるまに!

後半戦には、しぽーつ用品店いた「スノーフちゃん」。
ボーガンの矢で刺されたりしますけど、最後にはよい仕事をしてくれます。
ゆるキャラ好きの自分としては、こういう小ネタ的なところも楽しく見れました。

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