映画『ゲットバッカーズ』あらすじネタバレ結末と感想

ゲットバッカーズの概要:人前に姿を見せない謎の作者が書いた自己啓発本が大きな反響を呼び、この本に刺激を受けた人々の人生を変えていく。2014年公開のアメリカ映画。日本では劇場未公開。

ゲットバッカーズ あらすじネタバレ

ゲットバッカーズ
映画『ゲットバッカーズ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ゲットバッカーズ あらすじ【起・承】

最近アメリカでは「救いの手」という自己啓発本が話題になっていた。この本を読んで人生が変わったという人気ラッパーのイラプションは、テレビ番組でこの本の凄さを熱弁し、コレット(キーラ・セジウィック)は、刑務所でそれを見て感動する。

作家志望だが生活のためにネット新聞の記者をしているロジャー(ケヴィン・コナリー)は、ボス(シルべスター・スタローン)にこの本の作者テディ・レイモンド(トム・ベレンジャー)について記事を書けと命令される。しかしテディは決して人前に姿を現さず、謎に包まれた人物であった。

マフィアのフランク(トム・サイズモア)は部下のタンパとドミニクに10万ドルを返さないトミーを半殺しにして飼い犬を殺せと命令する。タンパはトイレで拾った「救いの手」を夢中で読んでおり、自分の生き方に疑問を感じ始めていた。

刑事のウルフィーは何人も犯人を射殺してきたことに罪の意識を感じ、教会のポール神父(ダニー・アイエロ)に懺悔を繰り返していた。しかし何度懺悔しても反省することはなく、神父を呆れさせる。

コレットは出所し、女優志望の姪のイブに車で迎えに来てもらう。帰りにイブの不注意でウルフィーの車に激突してしまい、2人はウルフィーを家まで送って看病する。

ゲットバッカーズ あらすじ【転・結】

ロジャーはテディの娘であるケイト(ローレン・コーハン)と接触し、ようやくテディ本人を捕まえることに成功する。しかしロジャーはテディを信じていなかった。テディは禁煙できないというロジャーを海岸へ連れて行き、彼の喫煙を止めさせることに成功する。

タンパとドミニクはテディの本に刺激され、組織を抜けることにする。それを聞いたマフィアのボスは激怒し、部下もトミーも始末しないと、フランクを殺すといいだす。

テディは群衆恐怖症で人前に出ることを恐れていた。ロジャーはもし今日の朗読会に出席しなければテディはペテン師だと記事に書くと半ば脅しのような形で、テディの背中を押す。テディはようやく納得し、それを喜んだケイトはロジャーにキスをする。

朗読会にはカップルになったウルフィーとイブ、コレットや神父、タンパとドミニク、さらにトミーとその彼女など、大勢の人が集まっていた。ロジャーは怯えるテディの記事を書けというボスに歯向い、記者を辞める。舞台に出たテディは優しそうなコレットだけを見て話を始める。

トミーや部下たちを始末するためフランクが会場へやってくる。不穏な空気に気づいたウルフィーはフランクを止めようとして撃たれ、会場は大パニックになる。しかしウルフィーは防弾チョッキに守られ無事であり、フランクはトミーの犬が撃退する。怯えるテディにコレットが手を差し伸べる。

18ヶ月後。タンパとドミニクは夢だったレストランを始め、ロジャーは自分の本を出版し、ケイトとうまくやっていた。ウルフィーとイブもラブラブであり、テディとコレットもカップルになっていた。

ゲットバッカーズ 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:92分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:ジョン・ハーツフェルド
  • キャスト:ダニー・アイエロ、トム・ベレンジャー、ローレン・コーハン、ケヴィン・コナリー etc

ゲットバッカーズ 批評・レビュー

映画『ゲットバッカーズ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

群像劇の典型的な失敗例

テディという男が書いた自己啓発本が軸となり、それに影響を受けた人々の人生を変えていくというのが本作の大きな流れだ。元々は関係のない人物が次々と登場し、最後にその人たちが一堂に会してクライマックスを迎えるという群像劇の形を取っているのだが…脚本があまりにひどくて“群像劇もどき”にしかなっていない。

多くの登場人物を奥行きのあるキャラクターに仕上げ、さらに彼らをうまく(必然性のある理由で)出会わせてひとつの束にしていくというのはかなり高度な技術が必要だ。それに失敗すると本作のように魅力のない人物たちが行き当たりばったりの設定で何の必然性もなく出会って適当なクライマックスを迎え、よくわからないけどハッピーエンドで終わるという…典型的なつまらない群像劇(のようなもの)ができる。

雑な出会いとカップル成立

そのひどい脚本の中でも特に雑だったのは登場人物の出会い方。ウルフィーとイブはとてもわざとらしい事故で出会い、ロジャーはテディを調べているからと、なぜかテレビ局に呼ばれる。別に出演するわけでもないのに。そこでケイトに出会う。テディとコレットは朗読会の会場で出会い、互いに一目惚れ?結局3組の新カップルが誕生したが、それに自己啓発本の中身は関係なかった。何なんだ、一体…。

キャストだけはなぜか豪華

どういう流れでこの映画の製作が決まったのかは知らないが、キャストだけを見ると妙に豪華だ。テディ役はトム・ベレンジャーであり、ポール神父はダニー・アイエロ、ロジャーのボスはシルベスター・スタローンである。さらにすぐに殺される銀行強盗というちょい役をダニー・トレホが演じている。これだけのメンツが揃えばものすごく渋い犯罪映画が撮れそうだが、仕上がったのは超駄作のクライム・コメディ?なのか?と、ジャンル分けにさえ戸惑ってしまう意味不明の一本であった。

ゲットバッカーズ 感想まとめ

これだけ“つまらない”“駄作だ”と言われると、意外にも人は“どれだけつまらないか”を確認したくなる。実は私も本作の評価があまりに低いので、逆に興味をそそられてつい鑑賞してしまったわけだが…。予想を超えるひどさだった。驚いた。

くだらないけど笑えるコメディというわけでもなく、ハラハラするようなアクションもなく、ドキドキするようなラブストーリーもない。しかし、一応それらの要素を詰め込んでいる。詰め込んでいるのにスカスカなのが、本作のすごいところなのかもしれない。もちろん褒め言葉ではない。

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