『猿の惑星 新世紀(ライジング)』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

名作SF映画『猿の惑星』の前日譚を描くシリーズ2作目。猿と人類の戦争を描く。監督は『クローバー・フィールド』のマット・リーヴス、脚本は『猿の惑星:創世記』のリック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー夫妻。

あらすじ

猿の惑星 新世紀(ライジング)』のあらすじを紹介します。

前作から10年後の世界。人類の大半は死滅し、生き残った僅かな人類はコロニーを形成して助け合うように生活していた。
一方、猿たちはシーザーをリーダーとし、「猿は猿を殺してはならない」というルールのもと、平和に暮らしていた。

ある日、森を訪れていた人間グループが川で漁をする猿に遭遇し、うち1人が猿に向けて発砲してしまう。すぐさま他の猿たちに取り囲まれた人間たちは、シーザーの「立ち去れ」という叫びを聞く。言葉を手にしたサルの存在を知ってしまったグループは、パニックを恐れ、コロニーの住人にこの事実を隠すことにした。

猿側でも、今回の事件について論争が起きた。なぜ人間を殺さなかったのかという批判の声が上がったため、シーザーはコロニーを訪ね、人類と猿の境界線を示し、二度と猿の世界に近づかないように警告した。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年9月19日
  • 上映時間:131分
  • ジャンル:SF
  • 監督:マット・リーブス
  • キャスト:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『猿の惑星 新世紀(ライジング)』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

バカっぽさを通り越している

前作を見た時にもちょっと感じたのですが、CGの猿が喋るとバカっぽい。CGの猿が動きまわるとバカっぽい。

元のシリーズは着ぐるみだから魅力的だったんですよ。『2001年宇宙の度』を差し置いてアカデミー賞美術賞を受賞したのは全く納得いきませんが、デフォルメされた猿の表現は秀逸でした。さすがに英語をしゃべるシーンは馬鹿っぽいですが……。猿も英語をしゃべるのかよ。翻訳こんにゃく食え。

本作は猿と人類の戦争を描いているので、CGの猿が大暴れするわけです。アクションシーンの途中で笑っちゃいましたよ。動きがスムーズすぎて。生き物らしいムダな動きがあっていい。
CGの欠点が如実に現れた感じですね。計算しつくされた動きは時にバカバカしさを生み出します。

ストーリーはどうか

前作に引き続き、脚本が素晴らしいですね。猿側の葛藤と人類側の葛藤が上手く描かれており、表情一つで感情を全て表現するシーザーに泣かされました。バカっぽいなぁと思いつつ。

ストーリーはケチのつけようが無いです。シーザーが追い込まれる過程はコレ以外にないし、人類側の決断も理解できます。パニック演出を得意とするマット・リーヴスが監督を務めたこともプラスに働いているのでしょう。なかなか腕のある監督です。

まとめ

面白いことはまちがいないです。見て損はしないし、前作を見ている人は絶対に見に行くべき。

ただ、相変わらずCG技術を上手く使いこなせていないハリウッドの実態が見えてきて、ちょっとがっかりしましたね。
表現する技術ばかりが向上していく一方で、演出が技術に追いつかない。というか、育てるつもりがないのかな。
『GODZILLA』を参考にするべきですね。あの映画は、ガッツリ計算されたCGを採用していません。
特撮映画にありがちな不自然さを残しています。それが逆にリアルに見えてくる。ハリウッドのCGは、計算され尽くしているから。面白く見えないんです。
今こそ、特撮映画の時代の演出法に学ぶべきでしょう。魅力的な映像とは何かを再確認することで、新たなCGの演出を考えるべきだと思います。

Amazon 映画『猿の惑星 新世紀(ライジング)』の商品を見てみる

関連作品