映画『セブン』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

1995年のアメリカ映画、日本では1996年に公開。連続殺人の犯人を退職間近の老刑事と若き刑事のコンビが追い詰めていく。監督はデヴィッド・フィンチャー、出演はブラッド・ピット、モーガン・フリーマン。

あらすじ

映画『セブン』のあらすじを紹介します。

月曜日にスパゲティに顔をつっこんだ状態の巨漢の男性が発見された。部屋は食料品で埋め尽くされて薄暗い、男性は食事中に心臓発作が起きてしまったと考えるのが自然だろう。だがよく調べると男性の両手両足は縛られていた、殺人事件だ。解剖の結果毒殺ではない事、銃で脅され胃が破れそうな程食べ続けられそうな事が分かった。

サマセット刑事は感じていた、これは始まりなのだと。定年まであと6日の自分が担当するべき事件ではないと分署長に断るのだが他に担当するものはいないとサマセットに担当するように命令する。

火曜日にグールド弁護士が事務所の一室で死んでいるのが発見された。床には血で“GREED強欲”と書かれていた。担当はミルズ刑事だが異様な犯行現場に思わず頭を抱えてしまう、文字の横の天秤に被害者の一部がのせられていたのだ。GREEDの文字の話を聞いたサマセットはあの巨漢の男性の家に改めて行き冷蔵庫をどかしたところ脂で“GLUTTONY大食”の文字と“地獄より光に至る道は長く険しい”の文章を見つける。これは7つの大罪になぞらえているからあと5件の殺人事件が起こると考えたサマセットは担当をはずしてもらう。だがあの文章はミルトンの失楽園からの引用だと考えたサマセットは図書館へと行きカンタベリー物語やダンテの神曲を調べミルズにこの2冊を読むようにメモを残しておく。そして木曜日新たな犠牲者がでた、“SLOTH怠惰”の文字と共に。

評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1995年
  • 上映時間:126分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:デヴィッド・フィンチャー
  • キャスト:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、ジョン・C・マッギンレー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

映画『セブン』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

七つの大罪とは

私達にはあまり馴染みがない言葉ですが、主にカトリック教会の言葉で人間が罪を犯すかもしれない人間の欲や感情を戒めるために定義されたものらしいです。物語では書物通りに罪を裁くための殺人が行われていると言っています。

最初に殺された巨漢の男の罪は大食い、次は弁護士のグールドは強欲のため殺されます。弁護士は次のターゲット怠惰のアランの弁護を務めたことがあります、お金の為にアランの罪を軽くしたため目をつけられました。次は肉欲の金髪女性が殺され翌日には高慢の女性が顔をひどく傷つけられ両手には電話と睡眠薬が糊づけされた状態で発見されました。残る憤怒と嫉妬の罪は・・・それはラストで確認してみてください。

犯人は一体何者なのか

犯人はジョン・ドゥという人物ですがこの人物の素性など最後まで一切分かりません。とにかくお金を持っているという事と指紋を削り取っているため犯行現場で指紋がなかったということだけです。ジョン・ドゥという名前も日本でいうところの“名無しの権兵衛”のような意味合いです。

自分は選ばれた人間で救世主だと言っていました、自分のしたことが人々の心に残り悔い改める機会が与えられると。サマセットも捜査中に犯人は殺して痛悔を強いたと言っています、痛悔(つうかい)とは神を信じていなくても悔いることを指すのだそうです。

まとめ

とにかくラストの衝撃が強すぎる映画でした、何年経ってもこのインパクトは計り知れないほど強くて映画のセブンと聞いただけであのシーンが甦ります。無関心という鎧を纏って定年まで刑事として過ごしてきたサマセットと熱血というかキレやすい新米刑事ミルズという対照的なキャラクターという王道の組み合わせで物語が進んでいきます。これがラストであんなに衝撃的な事になるとは思いもよりませんでした。もっと冷静に考えるようにしたらどうだというサマセットのアドバイスにミラズは“自分は感情で動く人間なんだ”と開き直りますがその時アドバイスを受け入れていたら・・と本当に悔いが残ります。実際に殺されるのではなく心を殺すこともできるんだと考えさせられた作品でした。

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