『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』あらすじとネタバレ映画批評・評価

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃の概要:「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(Star Wars Episode II: Attack of the Clones)は、2002年のアメリカの映画。シリーズ第5番目に発表された。監督・脚本・制作総指揮はジョージ・ルーカス。主演のオビ=ワン役にユアン・マクレガー。若き日のアナキン・スカイウォーカー役にヘイデン・クリステンセン。惑星ナブーの女王パドメ役にナタリー・ポートマン。

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 あらすじ

映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のあらすじを紹介します。

エピソード1から数年が経ち、銀河共和国から数千の太陽系が離脱。元ジェダイであるドゥークー伯爵が先陣に立ち、銀河共和国との関係に亀裂を作っていた。

その対応策から共和国軍の設立に関する評議会での投票へ、コルサントを訪れたパドメ議員(ナタリー・ポートマン)は爆破テロに遭い、パドメは危うく難を逃れるも部下に犠牲者を出してしまう。評議会の最高議長は、オビ=ワン(ユアン・マクレガー)とアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)をパドメのボディーガードに任命する。彼らはパドメを暗殺者から守ったが、証人として生かすべき犯人は別の暗殺者によって殺されてしまう。その事件で残された凶器を手掛かりに惑星カミーノへ向かったオビ=ワンは、カミーノの政府から歓迎され、そこでクローンの大軍隊を視察する。やがてそのクローンの遺伝子ホストである”ジャンゴ”が、事件の真犯人だと捕獲に挑むも取り逃がし、惑星ジオノーシスへ逃亡するジャンゴを再び追うが、追走劇の末に取り逃がしてしまった。

一方で、囚われの身に苦しむ母の悪夢に以前からうなされていたアナキンは、恋仲となったパドメと共に故郷を訪れる。そこで母は奴隷から解放され農夫の後妻となっていた事を知る。農夫の家を訪れたアナキンは、母が盗賊に誘拐されたと聞かされ必死の捜索で母を発見するが、衰弱していた母は息子の腕の中で息絶え、怒りに狂ったアナキンは盗賊たちを抹殺してしまう。

ジャンゴを追ってジオノーシスに着陸したオビ=ワンは、そこでドゥークーたちのバトル・ドロイド工場を発見するが、ジェダイの騎士団を脱退したシスとドゥークーに捕らえられ、アナキンとパドメはオビ=ワンの救出に向かうも、あえなくジャンゴに捕らえられ処刑宣告を受ける。3人が窮地を迎えた寸前にジェダイ軍が救援に現れるが、ドロイド軍団の圧倒的な物量の前には防戦一方だった。そこへヨーダの率いるクローン軍が救援に駆けつけ、ドロイド軍団との壮絶な戦いに発展してゆく。

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2002年
  • 上映時間:142分
  • ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
  • 監督:ジョージ・ルーカス
  • キャスト:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、フランク・オズ、イアン・マクダーミド etc…

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 批評 ※ネタバレ

映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』について、2つ批評します。※ネタバレあり

相反する敵と味方の裏に隠されていたストーリー

銀河共和国の崩れつつある平和問題を背景に、若き日のダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)が抱えていた青春の葛藤や、オビ=ワン、ヨーダとの関係性も紐解かれてゆく、シリーズの最初を飾ったエピソード4に至る人間関係の展開を克明に描いた、シリーズの中継地点に結びつくプロセスとなるストーリー。

新シリーズでは、明らかになる人間関係が過去に存在していた人物も併せ、やたらと数も多く複雑に見え、エピソード1と2ではしっかりと登場人物同士の関係や立場を確認しておかないと、エピソード3のシリーズを繋ぐ転換期の面白さが欠けてしまう。シチュエーションごとに登場人物が変化するシーンも後につながる話が多いので、特撮技術に目を奪われてばかりでは面白さが半減なのだが、エピソード1~3をご覧になった方は、多分エピソード4~6をもう一度観直してみたいという気分になる筈なので、2順目に観るときには随分と面白みが増してくるだろう。

ルーカスの映像魔術に脱帽

アニメでしか表現できないようなファンタジックな映像を実写化した、ジョージ・ルーカスの真骨頂が存分に楽しめる作品。エピソード4~6の特撮技術で満足することなく、自ら特殊撮影専門の会社を設立し、ハリウッドSFXの代名詞的存在となった「ILM」において、この作品を含む新シリーズ三部作が作られている。メカニックやキャラクターにCGを多用しながら、黒澤明監督が賞賛した「汚れ」のリアリズムも忘れることなく、目に飛び込んでくる作り物の映像とは思えないインパクトに釘付けになる。さらに制作費用が「スター・ウォーズ」関連商品の売り上げで巨万の富を得た、ジョージ・ルーカスの私費で全額が賄われている。制作面で誰にも文句を付けさせたくなかったルーカスの、「映画制作史上最大のライフワーク」と言わしめたこだわりにも驚かされる。できるなら大画面で観ることをお勧めしたい。

まとめ

この作品はどこかでまとめることが出来ない映画なので、エピソード2をひとつの作品として感想を述べれば、ダース・ベイダーが若き日を過ごした青春物語という括りでよいのだろうか。ダース・ベイダーの青春に暗い影を落とした母の死と、それを陰で支えた美しいパドメとの恋物語。オビ=ワンとの師弟関係など潜んでいた事実関係も明らかにされるのだが、深遠なテーマを持たせながら映画のシナリオに重きを置かず、唯々映像造りにこだわったジョージ・ルーカスの遊び心に共感してしまうのだ。

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