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映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の概要:スペース・オペラ『スター・ウォーズ』シリーズ旧3部作の完結編。時系列では6番目にあたる。反乱軍と帝国軍、そしてジェダイであるルークと父ダース・ベイダー、皇帝との最終決戦が描かれる。

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映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の作品情報

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

製作年:1983年
上映時間:133分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
監督:リチャード・マーカンド
キャスト:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アンソニー・ダニエルズ etc

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の登場人物(キャスト)

ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
精神(フォース)の力で戦うジェダイの血を引く青年。ジェダイマスター・ヨーダの元で修行を積み、フォースの扱い方を身に着けた。父親はダース・ベイダーで、彼とは互いに存在を感じ取る事ができる。
ダース・ベイダー / アナキン・スカイウォーカー(演:デヴィッド・プラウズ / 声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)
帝国軍の指令役で、皇帝の右腕。ルークの父親であることが前作で判明した。ルークと同じくジェダイだったが、暗黒面(ダークサイド)に堕ちた。本人は認めていないが、まだ息子に対し愛情を持っている。アナキン・スカイウォーカーは彼の本名。
ハン・ソロ(ハリソン・フォード)
ミレニアム・ファルコン号を操る密輸業者。借金の返済が遅れたせいで、炭素冷凍され闇取引の大物ジャバ・ザ・ハットに捕らえられている。前作で見事レイアと両思いになった。皮肉屋な性格。
レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)
反乱軍を率いる勇敢な姫君。ハン・ソロとはけんかばかりだったが、ソロが捕らえられたことで自分の想いに気づいた。実はルークの双子の妹で、彼とは強い絆で繋がっている。
チューバッカ(ピーター・メイヒュー)
ハン・ソロとともにミレニアム・ファルコンに乗るウーキー族。ソロに絶対の信頼を寄せている。
ランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)
ハン・ソロの元悪友。自分のせいでつかまったソロを救うため、レイアたちと行動を共にする。その操縦技術を買われ、反乱軍の将軍に任命される。
皇帝(イアン・マクダーミド)
帝国軍の皇帝。シスの暗黒卿で、ダークサイドの邪悪な力を使う。ルークをダークサイドに引き込もうとしている。
R2-D2(ケニー・ベイカー)
ルークとともに行動するドロイド。小柄で勇敢。機械の操作が得意。
C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)
細身の通訳ドロイド。R2-D2とはけんかしながらも名コンビ。イウォークに神様と間違えられる。
ヨーダ(フランク・オズ)
偉大なジェダイマスター。ルークにフォースの使い方を教えたが、ついに寿命が尽きようとしている。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のあらすじ【起】

ルーク・スカイウォーカーは友人のハン・ソロを闇取引の大物ジャバ・ザ・ハットから救うため、故郷である惑星タトゥイーンに向かっていた。そのころ帝国軍は、反乱軍を一網打尽にするため、要塞デス・スターを、以前破壊されたものよりさらに規模を拡大して建設中だった。

惑星タトゥイーン。C-3POとR2-D2はルークによってジャバの根城に派遣される。そこには炭素冷凍されたハンの姿があった。ルークはジャバとの取引メッセージを送るが、ジャバにはハンを手放す気はなかった。そこへ賞金稼ぎがチューバッカをつれてくる。賞金稼ぎの正体はレイア姫だった。彼女はハンの炭素冷凍を解いたが、ハンもろともジャバに捕らえられてしまう。

ルークがジャバの根城にやってくる。ジャバはルークとハンを砂の中に住む怪物に食わせようとしていた。ルークたちを乗せた船には衛兵の振りをしたランドも潜入していた。ルークたちは大暴れし、ジャバの息の根を止めた。しかしルークはヨーダからの呼びかけを感じ、再び惑星ダゴバへ向かう。

ヨーダの寿命は尽きようとしていた。ヨーダはダース・ベイダー、すなわちルークの父と対決したとき、ルークはジェダイとなるだろうということ、そして怒りや恐れによって暗黒面に落ちないよう言い残した。さらに死の直前、スカイウォーカーの家系にもう1人生き残りがいることを明らかにするのだった。ルークは実の父と戦う事にためらいを感じていた。そんな彼にオビ=ワンの霊は、ルークに双子の妹がいること、そしてその事を皇帝に悟られないよう忠告する。双子の妹とはレイアのことだった。

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映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のあらすじ【承】

反乱軍にとって大きなチャンスが訪れていた。現在建設中のデス・スターで、皇帝自らが指揮を執っているのだ。森の月エンドアに、デス・スターを守る防御シールドの発生器がある。彼らの作戦は、エンドアへ向かう部隊がこれを破壊し、ランド率いる戦闘機隊が反応炉を攻撃してデス・スターを破壊するというものだった。ハン、チューバッカ、レイア、そして反乱軍に帰還したルークがエンドアへ向かうことになった。

ルークたちは敵の戦闘機を装ってエンドアに入り込むが、それはダース・ベイダーの罠だった。ルークとダース・ベイダーは互いの存在を感じ取っていたのだ。ルークたちはエンドアで敵の兵士に出会い、レイアがはぐれてしまった。レイアは森の中で先住民族イウォークに出会う。

レイアを探すルークたちはイウォーク族の罠にかかり、捕らえられてしまう。危うく彼らに食べられるところだったが、イウォークはC-3POを神様だと勘違いし、ルークたちは解放される。レイアとも無事再会する事ができた。今までのいきさつを知ったイウォークは、ルークたちに協力しシールド発生装置まで案内してくれる事になった。宴のさなか、ルークは1人ダース・ベイダーの元に向かうことを決意する。自分が仲間といれば、ダース・ベイダーにかぎつけられるのは時間の問題だからだ。彼を見送ったレイアは、自分がルークの妹である事を告げられ悩んでいた。その姿を見て、ハンはレイアがルークに思いを寄せているのではと勘違いする。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のあらすじ【転】

ルークはダース・ベイダーの元に単身向かい、まだ善の心が残っている事を信じて説得するが、ダース・ベイダーには届かない。ルークは皇帝から、これが罠だった事を聞かされる。ハンとレイアはシールド発生装置のある施設を襲うが、待ち伏せしていた兵士たちに捕らえられてしまう。そのため出撃したランドたち「デス・スター破壊部隊」はシールドを前に苦戦していた。しかしその窮地をイウォークたちが救った。彼らの奇襲によりハンたちは解放され、シールド解除を試みる。しかし彼らの善戦を知らないルークは、皇帝の期待通り憎しみに支配されそうになっていいた。ルークはダース・ベイダーに切りかかり、皇帝はそれを見て喜ぶ。

憎しみを武器にしたルークは、ダース・ベイダーに対し優勢となっていた。しかし皇帝の言葉に我に返り、武器を収める。ルークはダース・ベイダーの中で、善の心が戦っているのを感じていた。ダース・ベイダーはルークの心を読み、妹の存在を知る。妹を引き合いに出されたルークは再びダース・ベイダーに刃を向ける。彼の怒りに満ちた一撃は、ダース・ベイダーの右手を切り落とした。「父を殺し暗黒面に身をゆだねろ」という皇帝の誘惑に、ルークはジェダイである自分の心を取り戻す。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の結末・ラスト(ネタバレ)

ハンたちは、シールド発生装置の破壊に成功した。ランドたち攻撃部隊は、デス・スターの反応炉めざし攻撃を再開する。皇帝はルークの取り込みをあきらめ、ルークにビームを放つ。ルークはその力にかなわず、父に助けを求める。その姿を見て、ダース・ベイダーの心に残っていた善の心がよみがえった。ダース・ベイダーは息子を救うため皇帝を投げ飛ばし、皇帝は反応炉に落ちて死んだ。しかしダース・ベイダーも皇帝の攻撃を受けており、瀕死の状態だった。

ダース・ベイダーは死を覚悟で、顔のマスクをはずしてもらう。一目息子の顔を見たかったのだ。ダース・ベイダーは最後にアナキン・スカイウォーカーとしての自分を取り戻し、亡くなった。ルークは父を連れ、デス・スターから脱出する。ランドの乗るファルコン号が反応炉を破壊、デス・スターは壊滅した。

勝利を喜ぶエンドアでは、ハンはまだレイアとルークの仲を勘違いしていた。2人の元から去ろうとするハンを見て、レイアは自分とルークが兄妹だと打ち明ける。ハンとレイアは口付けを交わすのだった。ルークはダース・ベイダーを火葬した。宇宙のいたる惑星で、帝国軍の壊滅を祝って宴が催されていた。仲間たちは無事再会できた事を喜び、勝利の宴に酔いしれる。ヨーダ、オビ=ワン、アナキンの霊は、その様子を喜ばしげに眺めるのだった。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の感想・評価・レビュー

SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」。初期三部作の最終章、反乱軍と帝国軍の決戦の中、主人公・ルークとダース・ベイダーの対決を描く。

前作で明かされたダース・ベイダーの正体と敗北、師・ヨーダとの死別、ルークを巡る環境が目まぐるしく変わる中で成長していき、真のジェダイへと至る姿が描かれている。
クライマックスの反乱軍と帝国軍の決戦シーンは壮大なスケールで展開され飛び交う戦闘機、幾多の爆炎は見るものを圧倒させる出来栄え。(男性 20代)


最後には息子を助け、父親として、ジェダイとしての自分を取り戻したダースベイダーですが、娘に一度も会えなかったのが少し残念です。
イウォークの神と間違えられたC-3POが、神を演じるのはプログラムに反する…といいながら悪い気はしていない様子で、ロボットが持つ感情とは思えないところも好きです。
高度な機械の未来的な部分があるかと思うと、原始的な場所もあるのが良いです。
イウォーク族たちがお気に入りです。(女性 40代)


シリーズ第3弾、エピソード6までの完結話。今作はイウォークの暮らす緑茂る惑星が主な舞台。そのせいかエピソード5程「宇宙」に出ている感はない。
長い間最後のルークの「父さん助けて」が拍子抜けに感じられて仕方がなかった。そりゃないだろう、と。しかしこのエピソード6までのシリーズはルークではなくダースベイダー(アナキン)の話だと思えば納得。文字通りの大団円。
エピソード1~3が登場して以降、ラストシーンにナブーの映像等が差し込まれ音楽も変わりテンポが悪くなってしまったのが残念。(男性 40代)


ジョージ・ルーカス監督による『スター・ウォーズ』シリーズの6作目。時系列では6番目だが、公開は3番目にあたり、ルークとダースベイダーとの因縁に終止符が打たれる親子のストーリーが全面に描かれている。
前作で宿敵が自分の父親だと知ったルークがフォースを覚醒させ、父親と知りながらも戦うその正義に感動させられる。そして、ダースベイダーがアナキンへと戻り、ルークに仮面を外させるシーンは親子の絆が垣間見られる。
壮大なSF映画ながら、こうした人間愛がきっちり描かれてることが超大作たる所以だろう。(男性 40代)


エピソード4から続くルーク編の最終章。
デス・スターの再来とその打倒に燃える同盟軍の奮闘、工程との直接対峙、レイア・ソロの恋、そして、最大のライバルであり父であるダースベイダー卿との最終決戦と、物語のラストを飾るにふさわしい盛り上がりとドラマが展開される。
ルーク編は全編通して話が比較的わかりやすい印象で、展開もオーソドックスながらその壮大な冒険譚は改めて見直したくなる作品の一つだ。(男性 20代)


古い映画なので今見ると稚拙に感じる映像技術も多々あるが、それでも名作は色あせない。

かつて「宇宙に調和をもたらす存在」と予言されていたダースベーダーが、ついにその役割を果たすシーンは長い物語の終止符に実にふさわしい。追加されたシーンである最後の場面、アナキンがヘイデン・クリステンセンの姿であることも、自分としては違和感なく受け入れられた。何故なら、その方がエピソード1から順に見た時に一連の繋がりとして認識しやすいからだ。

スカイウォーカー家の物語がこれで終わるのだな、という感動を感じられるこの作品が好きだ。(男性 30代)


初めてこのシリーズを見た時は本当に衝撃的でした。だって物語はこの作品で終わりなんです。エピソード1~3は旧三部作である4~6の前の物語。アナキンが子供の頃の話から始まるのでシリーズ作品を最初から順番に公開しないなんてやり方があるのか…ととても驚きました。
ダース・ベイダーのことも、レイア姫のこともそうだったのか…とかなりメンタルがやられますよね。知っていればエピソード4のダース・ベイダーのレイア姫に対する態度も納得なのですが、初見でここまで推理するのは無理でしょう。
『スター・ウォーズ』シリーズの凄さを改めて感じる作品でした。(女性 30代)

関連作品

前作 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
次作 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    前作で提示されたルークとダースベイダーの親子関係によって、エディプス神話との関係性がしばしば指摘される今作だが、ルーカスは今作で神話に一つの決着をつけた。救いを求めるルークの必死の叫びに応えたダースベイダーは、ダークシディアスを裏切り闇の底へと叩き落とす。本来の神話をなぞるのであればルークがダースベイダーを倒した時点で終幕であろうが、ルーカスは新しい神話の幕引きとして父と子の和解を持って来た。神話の崩壊した20世紀の、元々神話の無い国アメリカで新たな神話をつくるためには大衆の支持が必要不可欠だった。世界大戦とベトナム戦争を経験したアメリカで受け入れられるのは、悲劇のギリシャ神話ではなく希望の神話だったのだ。

  2. 匿名 より:

    名作SF映画の完結編にふさわしい出来になっている。前作は物語のターニングポイントとなる大きな展開を含むせいか、それ以外ではやや語り口にもたつきがあったように感じられた。その点今作はルーカスが前作の後に製作を務めたインディ・ジョーンズの影響もあるのか、全体的に活劇としての出来がよい。悪党ジャバ・ザ・ハットのもとにルークとレイアが潜り込むくだりはワクワクするし、イォーク族との共同戦線は可愛いイォークの動きもあってユニークだ。
    ラストの演出もなかなか秀逸だ。惑星エンドアで勝利に酔う反乱軍たちの姿から物語の高揚感を得る一方で、一人森の中でかつてのジェダイの英雄たちと静かな交流をするルークから精神の充足を感じ取れる。まさにスターウォーズサーガを象徴するようなラストだろう。

  3. 匿名 より:

    今作のラストでルークの元には霊体化したオビ=ワン、ヨーダに並んで素顔のダースベイダーがやってくる。しかしこのシーンは後日公開された特別版(恐らく今最も多く鑑賞されているバージョン)では、新シリーズでヘイデン・クリステンセン演じる若き頃のアナキン・スカイウォーカーに差し替えられている。これに関しては、若い頃のアナキンの姿をルークが知る筈がないなどと批判がある。確かに整合性を考えるならその通りである。しかし正しきフォースを持つジェダイのみが霊体へとなれるのだ。そう考えると霊体化したダースベイダーが、まだジェダイであった頃の若い姿をしていることにも得心がいくのではないだろうか。