『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

大人気SFシリーズの第三作目にして旧シリーズの完結編。前作から一年後の銀河系を舞台に、反乱軍と帝国軍、ジェダイとシスの熾烈な戦いの決着を描く。ジョージ・ルーカスが製作総指揮を務める。

あらすじ

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のあらすじを紹介します。

前作のラストから一年後、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)とレイア姫(キャリー・フィッシャー)は炭素冷凍されたハン・ソロ(ハリソン・フォード)を救出するため惑星タトゥイーンに来ていた。相手の不意をついてジャバ・ザ・ハットの元からハン・ソロを助け出すと、ルークは瀕死のヨーダの元に向かい、自らの出生の真実を知らされる。ダースベイダーの正体はルークの父アナキン・スカイウォーカーであり、さらにレイア姫もまたアナキンの子供、つまりルークの妹であった。事実を知ったルークは改めてダースベイダーを止める決意をする。

一方帝国軍は新たなデス・スターの建造を進めており、視察のためにダースベイダーと皇帝パルパティーンが訪れていた。この情報を掴んだ反乱軍は、銀河系の命運をかけたデス・スター襲撃作戦を決行する。まずデス・スターの防御シールド発生装置を破壊するために森の惑星エンドアへ向かったルーク達だが、そこで原住民のイウォーク族と遭遇する。C3POを神と崇める彼らを味方につけると、激戦の末に制御装置を破壊することに成功する。そしてルークは単独デス・スターに乗り込むと、宿敵ダースベイダーとの最後の戦いに挑むのだった。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1983年7月
  • 上映時間:132分
  • ジャンル:SF
  • 監督:リチャード・マーカンド
  • キャスト:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、アンソニー・ダニエルズ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

新たな神話へ

前作で提示されたルークとダースベイダーの親子関係によって、エディプス神話との関係性がしばしば指摘される今作だが、ルーカスは今作で神話に一つの決着をつけた。救いを求めるルークの必死の叫びに応えたダースベイダーは、ダークシディアスを裏切り闇の底へと叩き落とす。本来の神話をなぞるのであればルークがダースベイダーを倒した時点で終幕であろうが、ルーカスは新しい神話の幕引きとして父と子の和解を持って来た。神話の崩壊した20世紀の、元々神話の無い国アメリカで新たな神話をつくるためには大衆の支持が必要不可欠だった。世界大戦とベトナム戦争を経験したアメリカで受け入れられるのは、悲劇のギリシャ神話ではなく希望の神話だったのだ。

アナキン・スカイウォーカーの霊体について

今作のラストでルークの元には霊体化したオビ=ワン、ヨーダに並んで素顔のダースベイダーがやってくる。しかしこのシーンは後日公開された特別版(恐らく今最も多く鑑賞されているバージョン)では、新シリーズでヘイデン・クリステンセン演じる若き頃のアナキン・スカイウォーカーに差し替えられている。これに関しては、若い頃のアナキンの姿をルークが知る筈がないなどと批判がある。確かに整合性を考えるならその通りである。しかし正しきフォースを持つジェダイのみが霊体へとなれるのだ。そう考えると霊体化したダースベイダーが、まだジェダイであった頃の若い姿をしていることにも得心がいくのではないだろうか。

まとめ

名作SF映画の完結編にふさわしい出来になっている。前作は物語のターニングポイントとなる大きな展開を含むせいか、それ以外ではやや語り口にもたつきがあったように感じられた。その点今作はルーカスが前作の後に製作を務めたインディ・ジョーンズの影響もあるのか、全体的に活劇としての出来がよい。悪党ジャバ・ザ・ハットのもとにルークとレイアが潜り込むくだりはワクワクするし、イォーク族との共同戦線は可愛いイォークの動きもあってユニークだ。

ラストの演出もなかなか秀逸だ。惑星エンドアで勝利に酔う反乱軍たちの姿から物語の高揚感を得る一方で、一人森の中でかつてのジェダイの英雄たちと静かな交流をするルークから精神の充足を感じ取れる。まさにスターウォーズサーガを象徴するようなラストだろう。

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