映画『トワイライト ささらさや』あらすじ・ネタバレ結末と感想

トワイライト ささらさやの概要:2014年公開の日本映画。加納朋子原作小説「ささらさや」を基に、突然交通事故で落語家の夫を亡くしたサヤが子供を守るためにささらという村で人に出会い奮闘していく物語である。

トワイライト ささらさや あらすじ

トワイライト ささらさや
映画『トワイライト ささらさや』のあらすじを紹介します。

結婚してユウスケという子供を授かった落語家のユウタロウ(大泉洋)とサヤ(新垣結衣)。
三人の家族は貧乏ながらも幸せだった。
しかし不幸は突然訪れる。
ユウタロウが突然の交通事故で亡くなってしまったのだ。

葬儀の時、天涯孤独と聞いていたユウタロウの父親だと名乗る人物がさやの前に現れる。
そしてユウスケを跡取りとして迎えたいというのだ。
突然のことに困惑したサヤは、どうしてよいかわからない。
その時ユウタロウの師匠がサヤのまえに来て、まるでユウタロウのように話しかけてきた。
最初は慰めてくれているのだろうとお礼を言うサヤだったが、どうも様子がおかしい。
師匠にはユウタロウが乗り移っていたのだ。

サヤはユウタロウの言うまま葬儀場から逃げ、死んだ叔母が所有していた古い家がある“ささら”という田舎村へ向かう。
そこでひっそりと息子と二人で暮らすことに。
一人で生きるサヤにささらの人々は力を貸し、助けてくれる。

そんなサヤの前にたまに村民にのりうつり出てくるユウタロウ。
しかし長くはいられず、その人の体が痒くなると出ていかなくてはならない。
その時間を楽しみにするサヤだった。
だが次第にその時間も終わりに近づいてきた。
二人で最後の会話をした後、遂にユウタロウが消えてしまう。

トワイライト ささらさや ネタバレ結末・ラスト

その後ユウタロウの父親がユウスケに面会しにサヤの家を訪れる。
面倒を見てくれるささらのひとたちは、その様子を不安げに見守った。

すると突然父親はユウスケを連れて走り出す。
騒然となるサヤの周囲。
そこへ1本の電話が鳴った。
その電話からは病院でかかっているのが想像できる騒音だけが流れていた。
急いで病院に向かったサヤはユウスケの無事を確認すると共に、義父を叩く。
そして一人で立派に育てていくことを誓ったサヤ。

実は息子の危機を感じたユウタロウはユースケにのりうつり、危険を何とかサヤに伝えていたのだった。
しかし心も強くなり息子のことだけを考えているサヤには、もうユウタロウの姿に気が付くことは無かった。

今まで父を恨んでいたユウタロウも、本当の父の気持ちと人生を始めて目の当たりにしたことで納得して死んでいくことが出来るのだった。

トワイライト ささらさや 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:
  • ストーリー:
  • キャスト起用:
  • 映像技術:
  • 演出:
  • 設定:

作品概要

  • 公開日:2014年11月8日
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:深川栄洋
  • キャスト:新垣結衣、大泉洋、中村蒼、福島リラ、つるの剛士 etc…

トワイライト ささらさや 批評・レビュー

映画『トワイライト ささらさや』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

大泉洋すぎる大泉洋の映画

他の人バージョンも見てみたい作品である。
大泉洋のための映画に見えてしまうほど他の俳優が演じるということは考えられないのだが、若干いかにもすぎて途中で感情移入が難しくなる。
作りがちゃちく見えてきて、映画というよりスペシャルドラマ、もっというとコントに見える。
大泉洋でなければもう少しだけ感動要素の強いドラマになっていただろうに、これで良いと思いつつ勿体ない気もする。
作者の意図は読み取れないが、コミカルさを求めていたのなら大正解だろう。

脇役の面白さ

この作品の見所はヒロインさやを取り巻くささらの住人だ。
息子に出ていかれた元教師、一人息子をスナックでママをしながら育てるシングルマザー、独り身でのぞきが趣味のおばさんなどその個性はすさまじい。
しかしこの強烈な個性のキャラクターがかなり良い味を出していて新垣結衣を助けている。
少々力不足に感じられる彼女を周りからがっちりサポートすることで、新垣結衣の物足りなさを埋めてくれる良い仕事ぶりなのだ。
住人登場型のヒューマンドラマではやはり周りの面白さが重要。
この映画はそういう意味で良いドタバタ感を描いている。

設定の面白さ

ありそうでない乗り移り系映画。
しかも大体つまらないのが鉄板である。
アメリカ系の大型映画なら笑いも派手でコメディとして成立するのだが、日本ではその可能性は低いのが難点。
日本人は元来コメディ映画よりヒューマンや穏やかな映画を好む傾向が強いからだ。
しかしこの半コント的なヒューマンは規模も小さく、セットもわざと昼ドラのようにしたことで内容と描写のバランスがとれていたと思う。

トワイライト ささらさや 感想まとめ

大泉洋の出る映画は信用度が高い。
本人なのかスタッフなのか出演作品を選ぶのが上手いという印象が強い。
彼の演技力は確かであるが、大抵はコミカルになってしまうのが長所であり短所でもあるかもしれない。
例えばシリアスなものを見たい時に彼の映画を選ばない人は多いのではないだろうか。
自分もその一人であったが「探偵はBARにいる」など鑑賞すると、意外な彼の格好良さに気が付かされることになる。
この男っぽさは何だろうかと。

大泉洋が出ていると安心して観ることができるので好みではあるが、暗く泣きたいときに観ることができる映画は少ないように思う。
明るく元気になりたいときにはオススメかもしれないが、それもちょっと違う気もする。
コントのようで喜劇のようで実は意外と奥が深い映画に出ていることが多い大泉洋。
プライベートが見えず謎が多い役者さんではあるが今後も期待したい日本映画の俳優である。

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