『運命のボタン』あらすじとネタバレ映画批評・評価

運命のボタンの概要:宇宙飛行士になることを夢見るアーサーとその妻ノーマは、生活は厳しいものの息子のウォルターと一緒に穏やかな生活をしていた。しかし、お金の無さにはいつも頭を抱えており、そんな2人のもとに変な男性が訪れる。彼はボタンを2人に渡し、このボタンを押せば大金が入る。しかし、代わりに見ず知らずの誰かが死ぬという恐ろしい条件を提示する。2人ははたしてボタンを押すのであろうか。また、この男性の正体とは?!

運命のボタン

運命のボタン あらすじ

映画『運命のボタン』のあらすじを紹介します。

宇宙飛行士を夢見る夫アーサーと彼の夢を応援している妻のノーマは、生活費が十分でないにも関わらず、とても貧しいとは言えない生活をしていた。教師であるノーマは小学生の息子ウォルターの学費を割引してもらっていたが、非常に優秀な教員であったため、学費を来学期から通常通り払うよう校長から命じられる。ノーマがアーサーの夢を応援するように、夫のアーサーも妻をとても愛していた。実はノーマは幼い頃に医者の治療ミスによって足の指を切断し、歩行に難があったのだ。そんなノーマのためにアーサーは仕事の傍ら義足を作成していた。

しかし、生活の厳しさはいよいよ差し迫り、ノーマの悩みの種になっていた。

そんな一家のもとに、ある日の早朝、不思議な包みに入ったボタンが家に届く。
そして、突然現れた顔がエグれている男スチュワード。スチュワードはノーマに24時間以内の契約を告げる。
その内容は、このボタンを押すとどこかで知らない誰かが死ぬ代わりに現金100万ドルを差し渡すということであった。
アーサーに相談し、1日中悩み続けたが、迷った挙句にボタンを押してしまう。

現金を手にいれた2人。スチュワードとの約束でボタンについては誰にも話さないはずだったが、アーサーはスチュワードの正体を探ろうと様々な試みをする。

しかし。次第に2人の周りでは奇妙なことが起こり始める。パーティーで出会った奇妙な男。不思議な言葉を残したベビーシッターのデイナ。鼻血をだして倒れ始める周囲の人々。

いったい何が起こっているのか。スチュワードとは何者なのか。なんのためにボタンを渡しにきたのか。2人とウォルターの運命はどうなるのか。結末まで、先の読めないSFミステリー作品です!

運命のボタン 評価

  • 点数:100点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2010年5月8日
  • 上映時間:115分
  • ジャンル:サスペンス、SF
  • 監督:リチャード・ケリー
  • キャスト:キャメロン・ディアス、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ジェームズ・レブホーン、ホームズ・オズボーン etc…

運命のボタン 批評 ※ネタバレ

映画『運命のボタン』について、2つ批評します。※ネタバレあり

スチュワードの雇い主とは

雷に打たれて死んだはずのスチュワードは生き返り、どこか他の惑星の使者となってしまった。
彼の役割とは、地球上に生息する人間の夫婦に対してボタンを渡し、その夫婦の選択を見届けるということ。
スチュワードは言う。「ボタンを押さぬ者が多ければ試みは終わる」
人間が利己主義であり続ける限り、このボタンを渡す試みは続くということである。なんとも恐ろしいスチュワード。

しかし、ここでよく考えていただきたい。
映画の冒頭に電報が打たれるのであるが、書かれている文書はこうである。

”「ラングレー空軍基地:機密事項
国家安全保証局(NSA) 副長官 マーティン・ティーグ宛
入院患者 アーリントン・スチュワードの蘇生を確認
7月24日 やけど病棟を退院し未発表の場所へ移送
同患者は使用目的不明の装置を作製
装置の仕様は火星探査チームが認定
同患者はその装置を一般家庭に届けている
今後の情報が待たれる」”

この文面を見ると、国家安全保証局と火星探査チームは、スチュワードが開発した”運命のボタン”の使用を認定しているということがわかる。つまり、スチュワードは何者かの使者なのであろうが、彼の動きや採取された情報はこれらの組織が分析しているということである。全世界の夫婦を実験対象とした研究が行われていると言って良いだろう。

結果として自分の身に災いが

日本語でいう「因果応報」が当てはまる結末である。
”運命のボタン”と呼ばれる装置の魅力は”自分の知らない誰か”に被害が合う代わりに自分は利益を得るというところであるが、結局、赤の他人がボタンを押すことで自分の身近の人が死ぬのである。
自分だけ良い思いしようとしても無駄だよと言われているような作品である。

まとめ

見ていて最も以外だった点は、ボタンを押すかどうかの選択はほぼストーリーの前半1/3で終わるということである。
そこからがこの作品のおもしろいところであり、ボタンを押した後に急にサスペンスドラマへと変貌し、恐怖と心の葛藤が2人を襲うのである。「自分たちの選択は正しかったのか」その疑問が彼らの頭から離れないのが映像から伝わる。

物語の中盤は正直なところよく理解できない。アーサーとノーマが別々に行動しているので、それもあるのだろうが、なぜ図書館に行き着いたのか、なぜ図書館から抜け出せなくなったのかなど、疑問なところは多い。また、スチュワードの存在はまだ謎のままである。

のこり30分になったところでようやくスチュワードが「利他主義」「人類の滅亡」という話をする。
ここにきてようやく、なるほどねーと思った。スチュワードはどうやら地球ではない他の惑星からの使者のような存在みたいだ。
全体として飽きのこない作品で、ここまで前半から後半にかけてストーリーが激変し先の読めない作品は見た事がない。

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コメント

  1. 映画大好き ホリー より:

    私は 面白く 最後まで みました。なぜ? 何? 疑問が解決されるまで ハラドキで。
    キャメロンディアス 少しお年を召しました。寂しい・・・