映画『続・座頭市物語』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「続・座頭市物語」のネタバレあらすじ結末

続・座頭市物語の概要:1962年4月に公開された「座頭市物語」の大ヒットを受け、続編となる「続・座頭市物語」が同年10月に公開された。実の兄弟である勝新太郎と若山富三郎(当時の芸名は城健三朗)が共演し、劇中でも過去に因縁のある実の兄弟を演じている。前作からの流れを汲んだ物語となっている。

続・座頭市物語の作品概要

続・座頭市物語

公開日:1962年
上映時間:72分
ジャンル:時代劇
監督:森一生
キャスト:勝新太郎、水谷良重、万里昌代、城健三朗 etc

続・座頭市物語の登場人物(キャスト)

座頭市(勝新太郎)
盲目のヤクザで居合いの達人。表稼業は旅按摩。1年前の約束を果たすため笹川の浄勝寺へ向かう途中、厄介ごとに巻き込まれる。昔お千代という女に命がけで惚れたことがある。
渚の与四郎(城健三朗)
市からお千代を奪って左手を切り落とされた市の実兄。左手を失ったことで三蔵という子分とともに殺しも厭わない盗賊に成り下がり、多くの罪でお尋ね者になっている。尚、城健三朗とは、この映画の撮影当時若山富三郎が使っていた芸名である。
お節(水谷良重)
関宿の飯盛女。お千代にそっくりで、追われる身の市をかくまってくれる。
おたね(万里昌代)
1年前、飯岡に来た市に惚れる。しかし市に置いていかれ、近々大工の女房になる予定。
関宿の勘兵衛(沢村宗之助)
関宿の貸元。黒田家の家臣に市の始末を頼まれ、子分を引き連れて市の行方を追う。
飯岡助五郎
下総飯岡の貸元。狡猾な腹黒い親分で、市の腕を利用したが恩は感じていない。

続・座頭市物語のネタバレあらすじ

映画『続・座頭市物語』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

続・座頭市物語のあらすじ【起】

座頭の市は下総取手川の渡し舟の中で眠り込んでいた。そこへ因縁をつけてきたヤクザ者の顔を、市は一瞬で斬りつけて川へ飛び込む。仲間たちは市が有名な座頭市だと気づき、岸辺で昼寝をしていた市の寝込みを襲う。そこへ渚の与四郎と子分の三蔵が現れてヤクザ者たちを斬り捨て、その懐から財布を奪う。与四郎が再び岸辺へ戻った時には、市はすでにいなかった。

夜。市は関宿の本陣に宿泊中の黒田越前守の按摩を頼まれる。しかし殿様は完全に正気を失った狂人で、家臣たちはお家のお取り潰しを恐れてその事実をひた隠しにしていた。市はそれを人にしゃべるような人間ではなかったが、家臣は口封じのため市を始末しようとする。しかし市を襲った侍たちはあっという間に斬り捨てられてしまう。

黒田家が躍起になって市の行方を探している時、市はとある飯屋にいた。そこへ飯盛女たちがやって来て、黒田家が旅の按摩を探していると教えてくれる。その中のお節という女は父親が流しの按摩だったこともあり、市に今晩は私に付き合ってと声をかけてくれる。ところが与四郎と三蔵が店へ入って来て、お節を見た与四郎がお節を買うと言い出す。お節はかつて与四郎が死ぬほど惚れ抜いたお千代という女にそっくりだった。しかしお節はそれを断り、市と消えていく。

続・座頭市物語のあらすじ【承】

黒田家は大金を支払って市の始末を関宿の勘兵衛に依頼する。ヤクザの親分の勘兵衛は多くの子分を使って市の行方を探す。その頃、お節と一夜を共にした市は川べりの小屋にいた。そこへ勘兵衛の子分たちがやってくるが、市には敵わない。市はお節が用意してくれた船で笹川を目指す。

勘兵衛は飯岡の助五郎に助けを求める。助五郎は1年前に笹川の繁造との出入りで市に助けられていたが、助五郎の不義理を罵った市を恨んでいた。そこへ渡世の義理を重んじる市がわざわざ挨拶にやってくる。市の強さを知る助五郎は勘兵衛に機会を待つようアドバイスする。市は堂々と助五郎の屋敷を出て、笹川の浄勝寺へ向かう。

一方、飯岡にいたお尋ね者の与四郎と三蔵にも追手が迫っていた。殺しや盗みを繰り返しながら旅を続けて来た与四郎たちも、笹川方面へ逃亡する。

1年前、飯岡にいた市に恋心を抱いていたおたねは、与四郎たちを尾行していた助五郎の子分から市が狙われていることを聞く。おたねは善良な大工との婚礼が決まっていたが、その話を聞いてすぐに浄勝寺へ走る。

続・座頭市物語のあらすじ【転】

笹川へ着いた市はいろいろなことを思い出す。1年前、飯岡の助五郎のところで草鞋を脱いだ市は笹川の繁造の用心棒をしていた浪人の平手造酒と知り合った。腕は立つが様々な事情でヤクザの用心棒に成り下がっていた平手は、市がやっと人間として付き合えると思えた人物だった。しかしその平手を市が斬ることになってしまった。市は平手の眠る浄勝寺へ、一周忌の供養に来たのだった。

浄勝寺の本堂で手を合わせていると、おたねが急を知らせにやって来る。市はおたねに礼を言って、一緒に平手の墓参りをする。そこへ勘兵衛一味がやって来たので、市は寺に迷惑がかからないよう場所を変えて、大勢の子分どもを斬り捨てていく。

与四郎と三蔵はその様子を物陰から見ていた。反対側からは与四郎たちを捕まえるために助五郎に扇動された役人の一行がやってくる。三蔵は早く逃げようと与四郎を促すが、与四郎は動こうとしない。子分を全て片付け、市と勘兵衛の一騎打ちが始まろうとした時、与四郎は“市は俺に切らせろ”と言って、市の前に歩み出る。

続・座頭市物語のあらすじ【結】

市は与四郎に“しばらくだったね”と声をかける。市と与四郎は実の兄弟で、与四郎の左手を斬り落としたのは市だった。与四郎は市が将来を誓ったお千代という女を横取りし、市はその恨みを晴らした。与四郎は左手を失ったことで人生がめちゃくちゃになり、押し込み強盗に成り下がってしまったのだ。腕の立つ2人の真剣勝負はなかなか決着がつかなかったが、“お千代は俺が斬った”という与四郎の言葉を聞いて市は与四郎の腹を刺す。

動けなくなった与四郎を役人たちが取り囲む。邪魔をすると同罪だと役人に脅されるが、市は与四郎を抱えて川へ飛び込む。周辺は大捜索網が張られるが、市と与四郎はおたねや小僧の助けを借りて、近くの納屋に身を隠していた。市は瀕死の重傷を負った与四郎を手厚く看病する。与四郎はお千代が左手を失った自分を置いてどこかへ逃げたのだと打ち明ける。兄弟は思わず笑い出すが、与四郎はそのまま息を引きとる。

市は自ら助五郎と勘兵衛の前に姿を現す。市にとって大切な人だった平手も与四郎も結局は腹黒い助五郎によって殺されたようなものだった。市は恨み言を吐いて、素手で助五郎に襲いかかる。そして子分が抜いた刀を巧みに奪い、助五郎を斬る。
 
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