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映画『007 黄金銃を持つ男』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『007 黄金銃を持つ男』の概要:イアン・フレミングの長編小説を映画化した、スパイアクション映画。ジェームズ・ボンドが黄金の銃を持つ、正体不明の男スカラマンガから挑戦状をもらう。謎に包まれた彼の実態を暴くため、ジェームズ・ボンドが調査に乗り出す。『007』シリーズ第9作目。

映画『007 黄金銃を持つ男』の作品情報

007 黄金銃を持つ男

製作年:1974年
上映時間:121分
ジャンル:アクション
監督:ガイ・ハミルトン
キャスト:ロジャー・ムーア、クリストファー・リー、モード・アダムス、ブリット・エクランド etc

映画『007 黄金銃を持つ男』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)
007という殺しが許されている番号を持つ、唯一のイギリス諜報員。紳士的で女性に大人気。また本人も美女が大好き。頭が良く切れ、難関を次々突破する。
スカラマンガ(クリスト・ファー・リー)
黄金の銃を持つと言われている伝説の男。正体は不明で、皆噂しか知らない人物。太陽エネルギーを悪用して、荒稼ぎしようと計画している。ハイファットに雇われている殺し屋でもある。
ハイファット(リチャード・ルー)
スカラマンガを雇って大金を稼ぐために殺しをお願いしている。確実な方法を好み、あまり無理をしない性格。
アンダース(モード・アダムス)
スカラマンガの愛人。彼の言いなりとなっており、この状況から脱したいと考えている。自由を求めてボンドに協力を要請する。
グッドナイト(ブリット・エクランド)
イギリス諜報部で、ボンドの助手をしている。少し抜けており、敵によく捕まってしまったり、問題を起こしてしまうことがある。ボンドのことがとても好き。

映画『007 黄金銃を持つ男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『007 黄金銃を持つ男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『007 黄金銃を持つ男』のあらすじ【起】

イギリスの秘密情報部に呼び出されたボンド。ボンド宛に、黄金の銃弾が送られてきたそうだ。その黄金の銃弾の持ち主は、正体不明の男スカラマンガで、長官はボンドに殺されないように対策しろと命令する。仕方なしにボンドは、謎に包まれたスカラマンガの実態調査を行うこととする。

ボンドは、スカラマンガに殺された男の恋人に会いに行く。その女性は、彼がスカラマンガに撃たれた時の銃弾を大切に持っていた。ボンドはその銃弾をドサクサに紛れていただき、弾の製造場所を突き止めようと博士に調査を依頼する。すると、極東で生産されていることが分かった。また、マカオにいるラザーという男性が製造していることが分かったため、ボンドはマカオへ飛び立つことに。

口を割らないラザーを脅して、スカラマンガにどうやって弾を届けているのか聞き出すことに成功するボンド。カジノで美女アンダースに弾を渡すと言う。そこで、弾をもらったアンダースがどこに行くのかつけることとする。

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映画『007 黄金銃を持つ男』のあらすじ【承】

アンダースについて香港までやってきたボンド。彼女の部屋に忍び込み、スカラマンガの特徴と落ち合う場所を聞き出す。ボンドは、アンダースの言った通り、スカラマンガがやってくる予定のクラブへ行き待ち伏せする。しかし、ボンドの隣にいた男性が黄金銃で撃たれて死んでしまう。そのままボンドは、現場に来た警察に連行される。

しかし、その警察は偽の警察で、ボンドはどこかへ連れて行かれそうになる。そこでなんとか逃げ出して、諜報部の基地へ。基地では、先ほどの事件について調査を進めており、殺された男性が億万長者であることが分かった。また、億万長者のハイファットが、スカラマンガに殺しをお願いしたのではないかという推測がされるのであった。ボンドは、ハイファットに会いに行く計画を立てる。

ボンドは、ハイファットの家の敷地へ忍び込む。すぐに見つかり、追い出されそうになるが、自身がスカラマンガであるフリをして、ハイファットと親しく話す。そして、今夜一緒にディナーをする約束を取り付ける。しかし、ハイファットは、ボンドがスカラマンガではなく、ジェームズ・ボンドだと分かっているのであった。

映画『007 黄金銃を持つ男』のあらすじ【転】

ハイファットとのディナーのため、彼の家へ向かったボンド。中に入ると、不思議で奇妙なエントランスが広がっていた。本物のような人間の置物がいくつかあり、それに見とれていたボンドは、その中の一部が本物の人間であることに気がつき驚く。相撲取りの人形だと思っていたそれは、本物の人間で、二人掛かりでボンドに襲いかかる。撃退するボンドだったが、小さな男に頭を殴られ、気絶してしまう。

目が覚めると、ボンドは道場に運ばれていた。目の前で空手が行われる中、ボンドも空手の試合に参加させられる。規則を破ってボコボコに相手を倒し、ボンドは外へ逃げ出す。

ボンドが逃げ出したと聞いたハイファットは、スカラマンガに計画を中止しようと話す。ボンドを殺してお金にしようと計画していたのだった。しかし、弱気なハイファットを邪魔に思ったスカラマンガは、彼を銃で殺してしまう。

夜、ボンドの部屋へアンダースがやってくる。実は黄金銃の銃弾をボンド宛に送りつけたのは彼女であったと言う。スカラマンガに囚われているアンダースは、ボンドに彼を殺して欲しくて送っていたのだ。アンダースと作戦を立て、スカラマンガが大切にしている〝ソレックス〟を奪うこととする。ソレックスにスカラマンガの秘密が隠されているようだ。

映画『007 黄金銃を持つ男』の結末・ラスト(ネタバレ)

ボンドは、アンダースとの約束通り、ボクシング場へやってきた。隣に座り、アンダースに話し掛けるが、彼女は座ったまま、スカラマンガに銃で撃たれて死んでいた。驚くボンドは、バレないようにソレックスを彼女のカバンから取る。そのすぐ後、隣にスカラマンガがやってくる。後ろには小さな男がいつの間にかおり、銃を向けられてしまう。咄嗟に諜報部の仲間たちが状況を判断し、ソレックスをボンドからもらう。

スカラマンガと小さな男は、ボンドに忠告し、席を立つと車に乗り込む。彼らを追いかけた諜報部の仲間のグッドナイトは、ソレックスを持ったまま、トランクに閉じ込められて連れ去られてしまう。その車をボンドは追いかける。しかし、車は途中で翼を生やして飛行機となり、空へ飛んで行ってしまうのであった。

ボンドはグッドナイトを助けるため、彼らのアジトの島へ行く。そこに到着すると、スカラマンガと小さな男が大歓迎でボンドを迎え入れる。スカラマンガから、同志として一緒にやっていかないかと提案され、ボンドは却下する。怒ったスカラマンガはボンドに決闘を申し込む。

ボンドとスカラマンガ、二人の決闘が始まる。不気味なカラクリだらけの部屋へ案内されたボンド。そこでお互いに撃ち合うこととなる。ボンドは、自分の人形が飾られていることに気がつく。人形になりきって、最終的にスカラマンガを撃つことに成功するのであった。

ソレックスは、スカラマンガが企んでいた太陽エネルギーで荒稼ぎするための重要な装置であったことを知るボンド。装置ごと破壊して、無事にグッドナイトと共に船で島から脱出する。船では、一件落着しくつろぐ二人であったが、あの小さな男が狙っていた。それに気がついたボンドは、暴れまわる小さい男をスーツケースの中に閉じ込めてしまう。そして、やっと本当にのんびり過ごせるボンドであった。

映画『007 黄金銃を持つ男』の感想・評価・レビュー

今回の007では、相撲や道場での試合など、ボンドのアジアらしい戦いが見れて面白かった。相変わらず敵が多く終始狙われるボンドだが、様々な方法で敵を撃退し、無理難題をやってのける姿には勇気がもらえる。ボンドのように機転を利かせて、現実社会でも難しいことに挑戦し、成功を導き出せるようになりたい。(MIHOシネマ編集部)


前作『007 死ぬのは奴らだ』でムーアボンドのコミカルでおちゃめな雰囲気に一気に魅了されてしまいましたが、今作も、ムーアらしいユーモアたっぷりの展開でニヤッとしながら鑑賞してしまいました。
今作の敵は殺し屋・スカラマンガ。演じているのは『スターウォーズ』のドゥークー伯爵でお馴染みのクリストファー・リーです。個人的なイメージもあるかもしれませんが、やはり悪役が似合いますね。
正統派なスパイアクションと言うよりも、娯楽映画として楽しめるのでロジャー・ムーアボンドの中でもすごく好きな作品です。(女性 30代)

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