映画『13日の金曜日 完結編』の概要:前回のラストで殺されたはずの殺人鬼ジェイソンは、その日の夜に遺体安置所で復活する。クリスタル湖に舞い戻り、新たな虐殺を開始。湖畔の別荘で暮らすトミー少年とその家族にも迫るのだった。
映画『13日の金曜日 完結編』の作品情報
上映時間:91分
ジャンル:ホラー
監督:ジョセフ・ジトー
キャスト:クリスピン・グローヴァー、キンバリー・ベック、バーバラ・ハワード、エリック・アンダーソン etc
映画『13日の金曜日 完結編』の登場人物(キャスト)
- トミー・ジャーヴィス(コリー・フェルドマン)
- クリスタル湖の別荘に住むホラーが好きな12歳の少年。母(ジョーン・フリーマン)と姉トリッシュの3人暮らし。モンスターマスクを作ったり、怪奇メイクをしたりするのが得意。
- トリッシュ・ジャーヴィス(キンバリー・ベック)
- クリスタル湖の別荘に住むトミーの姉。隣の別荘に来た騒々しい若者たちとは距離を置き、車を修理してくれたロブに好意を抱く。
- ロブ(エリック・アンダーソン)
- PART2でジェイソンに殺されたサンドラの兄。ジェイソンに復讐をするため、クリスタル湖にやって来る。
- ジミー(クリスピン・グローヴァー)
- クリスタル湖の別荘にやって来た男女6人(テッド、ダグ、ポール、サラ、サマンサ)のひとり。彼らは湖を全裸で泳いだり、夜の別荘でダンスをしたりするなど騒がしく過ごしていたが、ジェイソンにひとりずつ殺される。
- ティナ(カミラ・ムーア)
- 地元に住む双子の美人姉妹。もう一人のテリー(ケイリー・ムーア)と一緒に、ジミーたちと親しくなる。
- ジェイソン(テッド・ホワイト)
- 白いホッケーマスク姿の連続殺人鬼。前作でヒロインに倒されたはずだったが、収容先の遺体安置所で息を吹き返す。クリスタル湖に戻り、新たな殺戮を開始する。
映画『13日の金曜日 完結編』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『13日の金曜日 完結編』のあらすじ【起】
クリスタル湖で高校生7人とバイクの運転手3人の死体が発見された夜。殺人鬼ジェイソンの死体は、病院の遺体安置所に運ばれた。冷蔵庫に保管していたはずが、いつの間にか動き出す。ジェイソンは手術用のこぎりで男性の首を切り、メスで看護師を殺害した。
一方、ホラー好きの少年トミー・ジャーヴィスは、自然豊かなクリスタル湖畔の別荘で母と姉トリッシュと平穏に暮らしていた。彼の特技はモンスターマスクを自作することで、お気に入りのマスクをいつも被っている。
若い男女6人を乗せた車はクリスタル湖を目指しながら、道に迷ってパメラ(ジェイソンの母)の墓場に来てしまう。道路に戻ったところでヒッチハイクの女性を見つけるが、外見でスルーした。女性は文句を言いながら道端に腰を下ろし、バナナを食べていたところをジェイソンに殺される。
若者たちはジャーヴィス家の隣の別荘に到着した。トミーは自分の部屋から裸で抱き合うカップルが見えたので大興奮するが、母親にブラインドを閉められる。
映画『13日の金曜日 完結編』のあらすじ【承】
翌朝、若者たちは地元の双子美人姉妹ティナとテリーと出会い、一緒に湖へ行った。彼らは湖に着くと全裸になり、大騒ぎで泳ぎ始める。トリッシュはトミーを連れて湖に来たものの、彼らの姿に呆れて引き返すことにした。
トリッシュは車がエンストして困っていると、通りすがりのハンター、ロブに助けてもらう。2人はロブを自宅別荘に招き、トミーは自慢のモンスターマスク・コレクションを披露した。
その夜、若者たちは別荘でダンスを踊るなど、騒々しく過ごしていた。サマンサは恋人のポールが双子のテリーと踊ろうとしたため、怒って別荘を飛び出して湖へ行った。全裸になって湖の真ん中に浮かぶボートまで泳ぐが、水中から現れたジェイソンに腹を刺されて殺される。
好きな女の子に振られたばかりのジミーは、双子のティナと意気投合して寝室に入った。ポールはサマンサの様子を見に湖へ行き、彼女の死体を発見する。逃げようとして桟橋でジェイソンに捕まり、槍でひと突きされて殺された。
映画『13日の金曜日 完結編』のあらすじ【転】
森でテントを張って野宿していたロブは、悲鳴が聞こえたため様子を見に行った。テントに戻ると、猟銃がへし折られているのを見つける。
双子のテリーは、ティナがジミーとベッドインしたため、ひとりで帰ることにした。しかし、別荘を出た直後にジェイソンに刺殺される。
ジャーヴィス家の別荘では、母親がジェイソンに襲われた。トリッシュとトミーは外出中だったため難を逃れる。2人は帰宅後、姿を消した母親を探した。
ジェイソンの出没を知らずに、残りの若者たちは別荘で寛いでいた。ジミーはワインを探そうとした時、ジェイソンにコルク抜きで指を固定されて殺される。ティナは2階の窓から投げ飛ばされて死んだ。8ミリポルノ映画を楽しんでいたテッドも、スクリーンの背後からジェイソンに刺殺される。シャワーを浴びていたカップルも襲われ、ダグは頭を砕かれ、サラは斧で惨殺された。
ロブはトリッシュに、自分はジェイソンの犠牲者の兄であり、復讐のために湖に来たことを明かした。
映画『13日の金曜日 完結編』の結末・ラスト(ネタバレ)
トリッシュはロブと共に、トミーが待つ自宅別荘に戻った。電話線はジェイソンに切られていたため誰とも連絡が取れず、隣の別荘の様子を見に行くことに。しかし、ロブは地下室でジェイソンに襲われてめった刺しにされる。
トリッシュは別荘から出ようとしたが、出口を死体で塞がれる。どうにかして自宅に戻ったところ、窓からロブの死体が投げ込まれ、続いてジェイソンも現れた。トリッシュはトミーを守るため、ジェイソンと死闘を繰り広げる。
トミーはジェイソンを錯乱させる作戦を考えた。自分の髪の毛を剃り落としてメイクを施し、ジェイソンの子供時代の顔で「彼女は悪くない。思い出すんだ。」と語りかける。ジェイソンは油断をした隙に襲われて、醜い素顔が明らかになった。トミーはジェイソンの顔を刀で刺すと、倒れた後も何度も何度も刺し続けた。
その後、病院に保護された姉弟は無事を喜び合う。しかしトミーは、邪悪な魂が目覚めたかのような表情を浮かべるのだった。
映画『13日の金曜日 完結編』の感想・評価・レビュー
13日の金曜日シリーズの4作目。前回のラストで死んだはずのジェイソンは、遺体安置所で再び動き出し、クリスタル湖に戻って殺戮を繰り返す、というお話。ジェイソンに狙われるのは、湖に来た若者たち、双子の姉妹、隣に住む一家、過去の犠牲者の兄ロブなど多数。シリーズを追うごとに死者の数は増えており、ジェイソンの仕事も早業になっている。今回もジェイソンはラストに殺されて終わったが、次回はどのように生まれ変わるのかを注目したい。(MIHOシネマ編集部)
みんなの感想・レビュー