この記事では、映画『ファイブ・バンボーレ』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ファイブ・バンボーレ』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0051053
| 製作年 | 1970年 |
|---|---|
| 上映時間 | 80分 |
| ジャンル | ミステリー ホラー |
| 監督 | マリオ・バーヴァ |
| キャスト | ウィリアム・バーガー イラ・フルステンベルク エドウィジュ・フェネシュ ハワード・ロス |
| 製作国 | イタリア |
映画『ファイブ・バンボーレ』の登場人物（キャスト）
- フリッツ（ウィリアム・バーガー）
- 科学者。妻のトルッドと別荘にバカンスにやって来るが、自身が発見した公式を巡って骨肉の争いに巻き込まれる。
- トルッド（イーラ・フォン・フュルステンベルク）
- フリッツの妻。気が強い性格で、夫の発見した公式のことで再三取引を持ちかけられるが頑なに拒否する。
- マリー（エドウィジュ・フェネシュ）
- ニックの妻。節操がなく、ウェイターのチャールズと浮気している。
- ニック（モーリス・ポリ）
- マリーの夫。公式を買い取ろうとフリッツにしつこく絡む。マリーの浮気を容認しているどころか、妻にジョージやフリッツを誘惑させようとする。
- ジル（エディス・メローニ）
- ジョージの妻。ナイーブな性格で、何かあるとすぐ泣き出してしまう。トルッドに友人以上の好意を抱いている。
- ジョージ（テオドロ・コラ）
- ジルの夫。ニック同様フリッツの公式を狙っている。強欲で自己中心的。妻のジルにも平気で暴力を振るう。
- ペギー（ヘレナ・ロニー）
- ジャックの妻。面倒なことはなるべく避けて、夫のジャックと二人でただバカンスを楽しみたいと思っている。
- ジャック（ハワード・ロス）
- ペギーの夫。ニック、ジョージ同様フリッツの公式が気になってはいるが、彼らとは少し距離を置いている様子。
- チャールズ（マウロ・ボスコ）
- ウェイター。ニックの妻マリーと不倫している。
- イザベル（エリー・ガッレアーニ）
- 別荘の周りを彷徨いている少女。不審な行動からニックに咎められる。
映画『ファイブ・バンボーレ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ファイブ・バンボーレ』のあらすじ【起】
離島の別荘に富豪たちが集まってバカンスを楽しんでいる。ジョージとジル夫妻、ニックとマリー夫妻、ジャックとペギー夫妻、そして科学者のフリッツとトルッド夫妻の4組だ。彼らを乗せてきた船の船員たちは帰り、別荘には夫婦達とウェイターのチャールズだけが残った。
彼らは一日中馬鹿騒ぎに興じていたが、本当の目的はフリッツが発見した世紀の発見と言われる「公式」だった。とりわけジョージとニックの二人は、フリッツに公式の権利譲渡を執拗に迫っていた。しかし、300万ドルという大金を積まれてもフリッツは「金の問題じゃない」と突っ撥ねるので、二人は苛立っていた。ジョージとニックは、妻であるトルッドにも夫の説得をしてほしいと懇願するが拒否される。
二人の異常なまでのしつこさに命の危険を感じたフリッツは、公式が書かれた書類を燃やしてしまい、隙を見て島を脱出しようと考える。
一方、ニックの妻マリーはウェイターのチャールズと不倫していた。待ち合わせをしたボートにやって来たマリーだったが、チャールズが腹をナイフで刺されて殺されているのを発見する。
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映画『ファイブ・バンボーレ』のあらすじ【承】
死人が出たためジョージが外部へ連絡しようとするが、無線が何者かに壊されていた。さらに緊急用のボートも無くなっており、帰りの船がやって来るのも数日後。遺体をそのまま放置するわけにもいかず、ひとまず冷凍庫に保管しておくことで皆合意した。
殺人事件が起きたにも関わらず、ニックは相変わらずフリッツの公式に執着していた。マリーの浮気を容認するどころか、今度はフリッツを誘惑しろと言い出す。
犯人は島にいる誰かに違いなく皆に緊張が走る。ジョージの妻であるジルは恐怖で泣き出してしまうが、夫の態度は冷たく暴力的だ。
一方、ニックはジョージを出し抜いて「俺一人に公式を売れ」とフリッツに迫る。そして小切手を無理矢理渡し、暗証番号を伝えて部屋に戻る。フリッツはすぐに追いかけて、ニックの部屋のベッドに小切手を突き返す形で置いた。
皆がやって来た時から島を彷徨いている少女イザベル。彼女は何かと不審な行動をしているため、ニックに捕まり「何をしている？」と詰め寄られる。そこにフリッツがやって来て、イザベルをかばいニックを追い払った。
ニックは、「公式を買い取ったので契約成立だ」と一方的にフリッツに告げる。フリッツは「小切手は返したはずだ」と言って、ニックの部屋に確かめに行くが小切手は無くなっていた。
映画『ファイブ・バンボーレ』のあらすじ【転】
海岸で話をしていたトルッドとジルは、突如銃声を聞きフリッツが何者かに撃たれて倒れているのを発見する。二人は別荘に戻り皆に知らせるが、海岸に戻ってみるとフリッツの死体は海に流されてしまったのか消えていた。
翌日の朝には、別荘のベランダでペギーが何者かに射殺され犠牲となる。続け様に今度はマリーが殺されているのが発見された。さらにジルはパニック状態になり、遺書を残し手首を切って自殺してしまう。冷凍庫にまた一人また一人と死体が運ばれていく。
残されたジョージ、ニック、ジャック、トルッドの四人は、リビングで事態の打開策を練る。しかし、収拾がつかず苛立ったニックが出て行ってしまう。
その後、トルッドとジョージ、ジャックの三人は酒を飲んで落ち着くことにするが、全員酔いつぶれて寝てしまった。
翌朝、迎えの船が島にやって来る。しかし別荘には誰も居らず、不思議がりながらも船員は引き揚げて行ってしまう。
その後三人は、誰かに睡眠薬を盛られ、船員がやって来た時に別の場所に運ばれていたと気付く。さらに、いなくなっていたニックがいつの間にか殺され、冷凍庫に吊るされていた。
映画『ファイブ・バンボーレ』の結末・ラスト（ネタバレ）
ニックの小切手をくすねていたのはジョージで、彼はトルッドに小切手を渡して取引を持ちかける。さらにボートを隠していたのもジョージで、自分一人で逃げようとするがエンジンが壊されていた。
仕方なくジョージが別荘に戻って来るや否や、ジャックに銃を向けられる。一連の殺人犯はジャックだった。彼は「フリッツは殺していない」と言ってジョージを射殺する。実は黒幕はトルッドで、初めから公式をネタにジャックを操っていた。
トルッドは、公式が撮影されたネガをジャックに渡して小切手を受け取る。そしてそのまま用済みのジャックを射殺しようとするが、反撃を受けて相討ちになり二人とも死亡する。そこへイザベルがやって来て、ネガと小切手は彼女が持って行ってしまった。
数日後、イザベルがとある刑務所にやって来る。面会の相手はフリッツだった。フリッツを撃ったのはイザベルで、麻酔銃で気を失っていただけだったのだ。さらにこのフリッツは偽物で、本物のフリッツを殺害して公式を奪ったゲリーという人物だった。
ゲリーとイザベルはグルだったが、銃弾に自白剤が入っていたためゲリーはフリッツ殺しを自供してしまい捕まったのだ。イザベルはゲリーにニックの小切手の暗証番号を聞き出し、さっさと帰ってしまう。結局全てを手にしたのはイザベルだった。
映画『ファイブ・バンボーレ』の感想・評価・レビュー
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映画『ファイブ・バンボーレ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ファイブ・バンボーレ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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