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映画『権利への階段』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『権利への階段』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『権利への階段』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0042452

製作年 2017年
上映時間 114分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 ビレ・アウグスト
キャスト ヘレナ・ボナム=カーター
ヒラリー・スワンク
ジェフリー・タンバー
ヨハン・ヘルデンベルグ
製作国 ドイツ

映画『権利への階段』の登場人物(キャスト)

エレノア・リース(ヘレナ・ボナム=カーター)
精神疾患を抱える女性。入院した病院の医師に強制的に薬を投与されるため、病院を訴えることを決意する。
コレット・ヒューズ(ヒラリー・スワンク)
エレノアを担当した女性弁護士。患者の権利を守るためにエレノアと共に戦う。かつては看護師だった。
モート・コーエン(ジェフリー・タンバー)
コレットが助力を申し出た教授。勝てる見込みが薄い裁判だと思いながらも、コレットに同調していく。

映画『権利への階段』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『権利への階段』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『権利への階段』のあらすじ【起】

精神疾患を抱えるエレノア・リースは、病院のずさんな対応に耐えかねて「患者の権利を守る会」に助けを求めた。
彼女を担当したのはコレット・ヒューズだ。

コレットはエレノアに、弁護士費用は要らないことを話す。
勝訴すれば、それまでの労働が自給換算されてコレットに支払われるからだ。
その代わり、エレノアに賠償金は支払われないことも正直に話すコレット。
その上でコレットは『患者の人権を尊重し、同意なき投薬は認められるべきではない』と伝えた。
誠実なコレットを信用し、エレノアは彼女を雇う。

コレットはコーエン教授に『聖マリア病院は患者の同意を得ないで投薬している』と連絡。
エレノアは妄想型統合失調症と、軽度の知的障害も見られた。
彼女は死の恐怖から入退院を繰り返しているが、大量の投薬は拒否したがっている。
コーエンは『勝つまでは無報酬、さらにカリフォルニア州ではこの手の裁判の勝訴例がないから徒労に終わるかもしれない』と警告。
それでもコレットは『刑務所以下の病院にいる患者に人権を持たせたい』と言い、助力を求めるのだった。

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映画『権利への階段』のあらすじ【承】

自分の話ばかりをするエレノアに苦労するコレットだったが、なんとか13ページの訴状を完成させる。
それを裁判所に提出するが、病院側が提出したのは数百枚の答弁書。
時間稼ぎなのは明白だった。

裁判申請が通りエレノアは退院した一方、コレットとコーエンは裁判の打ち合わせを進めていく。
エレノアは鎮静薬を1日8回投与され、膀胱と脳細胞に悪影響が及んでいた。
それを知りながら医師は、投薬を続けていたのだ。

病院側の弁護士は、提出された書類の緻密さに驚く。
それもそのはず、コレットは弁護士になる前は看護師だったからだ。

コレットはエレノアに『上級裁判所の審問に出席してほしい』と頼む。
エレノアは飲んだ薬の種類や量、薬を飲んだ時期や、投薬後の症状などをノートにまとめていた。

やがて、審問の日が訪れる。
エレノア側は「患者の選択肢を奪って投薬をした」という点を糾弾。
さらに病院側自らが「改善が無い」と記録した薬を使用していたことも主張した。
しかし裁判長は、病院に違憲性は無いと判断。
その判決にエレノアは怒り、不満を叫ぶのだった。

映画『権利への階段』のあらすじ【転】

コレットはエレノアの母から、判断能力に問題が無いという証言を得た。
さらに彼女はラジオに出演し、判断能力がある患者には投薬の同意を得る義務があることを訴える。
エレノアは投薬量や、拒否すると強制的に投薬されることが問題だと訴えた。

不安になりがちなエレノアは、何度もコレットに電話をかける。
それにも対応し、医療改革のために奔走するコレットからは、とうとう帯状疱疹が出てしまった。
その甲斐あって控訴審には勝利し、エレノアとコレットはその後も拘留を続ける。
しかし病院側は、再審請求をするのだった。

病院側が専門家を証言者として立てようとするので、コレットたちも同じように専門家を集めようとする。
しかし医師たちは同業者や製薬会社との対立を避けたいため、消極的だ。
だが、名乗り出る医師たちはいた。
その中には、医師と患者が協力することで治療効果が高まるデータを持つ者もいる。
コレットの恋人も数ある文献から、裁判に有利になるものを見つけてくれた。
さらにコレットは意見書に、患者の「言論の自由」を組み込む。

映画『権利への階段』の結末・ラスト(ネタバレ)

多忙なコレットは、恋人からのメキシコ旅行の提案を断った。
それを知ったエレノアは、旅行を断った理由をコレットに問う。
そこから2人は、それぞれの「自分が恐れていること」について語り合うことに。
コレットは『人を落胆させること』と答えた。
さらに『人間らしい振る舞いが分からない』と吐露し、涙を流すのだった。
それを見たエレノアは『自分を大切にして、恋人の誘いは受けてあげて』とアドバイスする。
こうして2人は、心を開き合ったのだ。

やがて、コレットとコーエンは最高裁からの通知を受け取った。

後日にコレットは、エレノアを家具屋に連れて行く。
エレノアはかつて『裁判に勝ったら新しいソファを買いたい』と言っていた。
実は、最高裁は再審を棄却していたのだ。
この時点でエレノアの勝訴は確定したので、コレットは彼女を家具屋に連れて行ったのだった。

2人はエレノアの部屋で、新しいソファに座りながら話をする。
自分が幼い頃の父の話や、祖母の話だ。
そして2人は『愛がいっぱいだ』と言い、ハグするのだった。

映画『権利への階段』の感想・評価・レビュー

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映画『権利への階段』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『権利への階段』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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