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映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の結末までのストーリー
  • 『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』を見た感想・レビュー
  • 『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』を見た人におすすめの映画5選

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0069109

製作年 2021年
上映時間 120分
ジャンル ドラマ
監督 木村ひさし
キャスト 松本潤
香川照之
杉咲花
片桐仁
製作国 日本

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の登場人物(キャスト)

深山大翔(松本潤)
班目法律事務所の弁護士。真実を追い求めることにこだわりを持つ。
佐田篤弘(香川照之)
班目法律事務所の所長に就任したベテラン弁護士。深山に振り回される。
河野穂乃果(杉咲花)
班目法律事務所に所属したばかりの新人弁護士。マンガの影響をよく受けている。
明石達也(片桐仁)
班目法律事務所に所属するパラリーガル。
南雲恭平(西島秀俊)
謎の弁護士。個人で活動している。
太田(ベンガル)
天華村の住人。祭りの模様をビデオカメラで撮影をしていた。
重盛守(道枝駿佑)
天華村の青年。深山たちに協力する。

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のあらすじ【起】

深山と河野、パラリーガルである明石は、ある事件の再現VTRを撮影していた。依頼人である漁師は被害者を崖から突き落として殺害した容疑がかけられており、彼は被害者に呼び出されて襲われたのだと正当防衛を主張していた。

検証の結果、砂利を踏む音で相手に気付かれることから被害者自身が付近に潜伏していた可能性が浮上する。現場近くに落ちていた吸い殻から被害者のDNAが検出される。

検察が新たな証人を出してくる。証人は吊り橋から一部始終を見ており、その後友人と会っていたらしい。

遺族から損害賠償の民事訴訟もされており、遺族の弁護人として弁護士の南雲がついていた。深山は新たな証人を怪しみ、南雲による何かの策略ではないかと考える。

深山は知り合いの検察官である丸川から事件に関する資料を受け取る。依頼人と被害者との間にはトラブルがあり、被害者が届けを出していたのだが警察は動いていなかった。

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映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のあらすじ【承】

深山は警察側の隠蔽のために依頼人が犯人として仕立てられた可能性を考え、明石らと共に現地でもう一度事件の再現VTRを撮影する。

撮り終えた河野と明石は深山の指示を受けて、証人が友人と会っていた料理店へと向かう。河野はタクシーで向かい、明石は乗り遅れたために走って向かうことに。

料理店には既に深山が来ていた。店主から証人が来た時間を聞く深山。河野はその時間までに到着し、明石はその時間には間に合わなかった。

公判の日。深山は証人に事件当日どのように料理店へ向かったのか質問する。彼はタクシーで移動したと証言する。深山から当日はイベントのため交通規制が敷かれていたためタクシーで行くことは不可能だったと指摘される。

証人はその後も次々と証言を変えるが、深山の指摘により不可能だと判明する。
事件の黒幕は証人だった。被害者に依頼人を襲うように手を回していたのだった。深山は、南雲の狙いはこのことを明らかにするためだったのではないかと推察する。

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』のあらすじ【転】

南雲の娘でピアニストのエリがコンクールで賞を取る。しかし、彼女の実の父は殺人犯の山本という男なのではないかという記事が週刊誌に載ってしまう。エリは班目法律事務所の所長に就任した佐田に連絡を取り、山本が起こしたとされる事件の再調査を依頼する。

15年前、山本は天華村でワイナリーを営んでいた。彼は村祭りの日にワインへ毒物を混入し、4人を殺害した容疑で逮捕され死刑判決を受けた。毒物とは山本がブドウの栽培に使用していた消毒液だった。その弁護は友人であった南雲が担当していた。その後、獄中死した山本に代わり南雲はエリを引き取ったのだった。

深山は山本の自宅の鍵を借り、明石らと共に天華村へと向かう。太田ら村人たちは終わったことだと深山たちを追い返そうとする。そこに守という青年が話をしたいと言ってくる。守にとって幼き頃の記憶は無かったが、彼の幼馴染が山本は犯人ではないかもと言っていたらしい。

深山たちは当時の映像を参考に、再現VTRを撮影する。山本には空白の時間があったが、太田も動けたのではないかと推察された。

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の結末・ラスト(ネタバレ)

南雲から娘を助けてほしいと依頼された佐田は深山らの集めた証拠などから再審請求は可能だと判断し申請をすることに。それに対し太田ら村人は記者会見を開き、班目法律事務所を非難する。深山らは再審妨害のために村人らが罠に掛けてきたのだと推察した。

深山らは再度事件を再現することに。検証の結果、深山は山本以外でワインに何かを入れることが出来た人物は村の子供たちしかいないと結論づけた。

真犯人は当時子供だった守と彼の幼馴染だった。混入された消毒液はワインが美味しくなる薬だと聞いていた彼らは善意からワインに混ぜたのだった。村人らはそれを隠すために山本に罪を擦り付けることにしたのだ。

村人らや守を非難する南雲。隠されていた真実が明らかになり再審請求は通ったものの、当時子供だった彼らを裁くことは出来ず、村人らの隠蔽も時効が成立していた。

後日、深山は山本の墓前に真実を見つけることが出来たと報告した。

班目法律事務所はまた新たな訴訟に取り組む。

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

TVドラマの続編として期待していた通り、深山弁護士のキャラは健在で、ユーモアとシリアスのバランスが絶妙でした。今回の映画では15年前の村の爆発事故をめぐる冤罪事件がテーマで、事実の裏に隠された真実に迫る展開は見応えがありました。新キャラの舞子との掛け合いも面白く、彼女の成長も丁寧に描かれていて好印象。終盤の法廷シーンはドラマ以上に迫力があり、正義の意味を再確認させてくれました。(20代 男性)


深山の変わらぬテンションと、松本潤の安定した演技にまず安心。TVシリーズのファンとしては、懐かしい登場人物が多く出てくる点も楽しめました。映画ではよりスケールが大きくなり、村を巻き込んだ冤罪事件に切り込んでいく構成が良かったです。真実を明かすためのロジックも説得力があり、見応えありました。ラストのどんでん返しと真犯人の動機には驚かされました。(30代 女性)


シリーズのファンとして大満足の映画化でした。コミカルな掛け合いと、法廷での知的バトルが健在で、2時間があっという間でした。特に深山が推理を組み立てていくプロセスは圧巻で、視聴者も一緒に謎解きしている感覚になれます。ドラマからのファンも、映画から観る人にも分かりやすく構成されていて、完成度が高いと感じました。ラストで語られる”本当の正義”に胸を打たれました。(40代 男性)


弁護士ものにしては珍しく、コメディとシリアスが自然に融合している点が魅力的です。特に新ヒロインの舞子が成長していく姿が良く描かれており、深山とのコンビも板についてきて、今後もシリーズ化してほしいと思いました。事件の背景には地方の闇と企業の癒着があり、社会派な一面もあって深く考えさせられます。テンポの良さもあって、飽きることなく楽しめました。(30代 女性)


法廷ドラマとしての完成度が非常に高い作品でした。深山のロジカルで柔軟な発想が事件の真相を少しずつ解き明かしていく過程は、まるで謎解き推理を見ているかのようでした。特に中盤からの伏線回収が見事で、予想を裏切る展開の連続に引き込まれました。最後には人間ドラマとしての側面もあり、ただのサスペンスでは終わらない余韻がありました。(50代 男性)


個人的には、新キャラの舞子が物語を引き締める存在になっていたのが嬉しい発見でした。最初は頼りなかった彼女が、深山の信念に触れながら成長していく姿は見応えがありました。また、事件の構造が複雑で、視聴者を飽きさせない仕掛けも多く、何度でも観返したくなる作り。松本潤の深山役は本当にハマり役で、演技の緩急が素晴らしかったです。(20代 女性)


今回の事件は、冤罪というテーマを真正面から扱っていて、重いながらも見ごたえがありました。被告人の無念さや、証拠の不完全さがもたらす恐ろしさがよく伝わってきて、胸が締めつけられました。それでも、深山たちが真実を突き止めていく姿には希望を感じます。裁判制度の限界と、それでもなお正義を追求しようとする姿勢に共感しました。(60代 女性)


スリリングな展開の中にも、時折入る小ネタやギャグが心地よく、シリーズの特徴がしっかり継承されていました。個人的に好きだったのは、深山のボケに対して真顔で返す仲間たちのテンポ感です。裁判の現場の緊張感と、事務所内のゆるさのギャップが絶妙で、笑いながらも感動できる珍しい作品です。映画だからこその映像表現も効果的でした。(30代 男性)


TVドラマではできなかったスケールの大きさを映画でしっかり活かしていたと思います。村全体を巻き込んだ事件と、15年越しの冤罪というテーマが重く響きました。中でも印象的だったのは、真相が明かされた後の村人たちの反応。加害者と被害者、正義と保身が交差する複雑な人間関係にリアリティがあり、単なる解決だけで終わらせない深みを感じました。(40代 女性)


エンタメ性と社会性が両立している優れた法廷映画でした。子どもと一緒に観ましたが、難しすぎることもなく、スリル満点で楽しめた様子。冤罪というテーマは重たいですが、ユーモアのある演出で見やすく、自然と「正義とは何か」を考えさせられました。深山と舞子のコンビに今後も期待したいです。シリーズを超えて愛される理由が分かる作品でした。(50代 女性)

映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

リーガル・ハイ

この映画を一言で表すと?

毒舌×超天才弁護士が法廷を笑いで制圧する、痛快コメディ法廷ドラマ!

どんな話?

偏屈で毒舌だが圧倒的な勝率を誇る弁護士・古美門研介が、真面目な新人弁護士・黛と共に、次々と難事件に挑む。風刺と皮肉に満ちたユーモアと鋭い論戦が繰り広げられる爽快なリーガルエンタメ。

ここがおすすめ!

『99.9』同様、型破りな弁護士が活躍し、テンポの良い会話劇と巧みな法廷戦術が見どころ。シリアスとコメディのバランスも絶妙で、社会問題への切り込みも鋭い。笑いながら考えさせられる一作です。

HEROS 島の警察官

この映画を一言で表すと?

小さな島の交番で起きる、心温まる“正義”の物語。

どんな話?

大都会から小さな離島に赴任してきた警察官が、地域の人々と触れ合いながら、ささやかな事件を一つひとつ解決していく。法と人情の狭間で揺れる姿に共感必至のヒューマンドラマ。

ここがおすすめ!

『99.9』のように法律や正義のあり方を描きながら、人と人との繋がりや温かさを丁寧に描いている作品。派手な展開はないけれど、じんわりと心に沁みるドラマです。真の正義を問いたい人におすすめ。

アンナチュラル

この映画を一言で表すと?

“死”の裏にある“真実”を暴く、法医学ミステリーの傑作。

どんな話?

不自然死究明研究所(UDIラボ)の法医解剖医・三澄ミコトが、解剖を通じて死の真相を突き止め、事件の裏にある人間ドラマを浮き彫りにしていく。緻密な構成と感情の深さが融合した社会派ドラマ。

ここがおすすめ!

『99.9』と同様に、ロジカルな推理とチームでの解決劇が魅力。テンポよく進むストーリーと、毎回心を動かされる展開に引き込まれます。科学と正義が交差するリアルなミステリーを求める方に最適です。

逆転裁判(実写映画版)

この映画を一言で表すと?

異議あり!奇想天外な法廷バトルが繰り広げられる異色のリーガルミステリー。

どんな話?

人気ゲーム「逆転裁判」を実写化。新米弁護士・成歩堂龍一が、不可解な事件に隠された真相を探りながら、型破りな法廷で検事と対決していく。コミカルかつスリリングな展開が魅力。

ここがおすすめ!

『99.9』のコミカルな部分が好きな人にピッタリ。ユニークなキャラクターと、あり得ないようで説得力のある論戦がクセになります。エンタメとして法廷劇を楽しみたい人に強くおすすめです。

七人の秘書 THE MOVIE

この映画を一言で表すと?

陰で動く“影の軍団”が、腐敗した権力を裁く痛快リベンジドラマ!

どんな話?

表向きはごく普通の秘書たちが、裏では“影の仕事人”として腐敗した権力や不正に立ち向かう。映画では国家規模のスキャンダルに挑み、命がけで正義を貫く。

ここがおすすめ!

法の抜け道や権力の闇といった『99.9』にも通じるテーマを、アクションと人間ドラマで描いた快作。緻密な策略とチームワーク、そして「正義とは何か」に迫る姿勢が心に響く作品です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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