12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の概要:「ビルとテッドの大冒険」から31年後。ビルとテッドは世界を救う音楽を作ると期待されながら未だ作れず、地球は滅亡の危機にあった。2人はタイムマシンで未来の自分に会いに行き、完成した曲をゲットしようとする。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の作品情報

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

製作年:2020年
上映時間:91分
ジャンル:SF、コメディ
監督:ディーン・パリソット
キャスト:キアヌ・リーヴス、アレックス・ウィンター、クリステン・シャール、サマラ・ウィーヴィング etc

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の登場人物(キャスト)

テッド・ローガン(キアヌ・リーブス)
相棒のビルと「ワイルド・スタリオンズ」を結成し、1曲だけヒットするがその後は落ち目となり、地球を救う音楽を作れずに2020年を迎える。妻は中世から連れて来たエリザベス王女(エリン・ヘイズ)。
ビル・プレストン(アレックス・ウィンター)
テッドの相棒。自分たちでは世界を救う曲を作れないため、電話ボックス型タイムマシンで未来の自分たちから完成した曲をもらうことを思い付く。妻は中世から連れて来たジョアンナ王女(ジェイマ・メイズ)。
シーア・プレストン(サマラ・ウィーヴィング)
ビルの娘。テッドの娘のビリーとは親友で、一緒に好きな曲をミックスして楽しんでいる。父たちに協力するため、タイムマシンで偉大なる音楽家を集めようとする。
ビリー・ローガン(ブリジット・ランディ=ペイン)
テッドの娘。シーアといつもつるんでいる。祖父のローガン警察署長からは、父親の悪影響を受けていると思われている。
デニス・ケイレブ・マッコイ(アンソニー・キャリガン)
刺客ロボット。未来からビルとテッドの暗殺を命じられる。見た目は強そうだがヘマばかり。ロボットなのに情緒不安定な性格である。
ケリー(クリステン・シャール)
未来から地球の危機を伝えに来る使者。父は「ビルとテッドの大冒険」の使者ルーファス、母は2720年のサン・ディマスの指導者。
死神(ウィリアム・サドラー)
ビルとテッドとは「ビルとテッドの地獄旅行」以来の因縁の関係で、2人に訴訟を起こしている。地獄に落ちた2人と再会する。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のあらすじ【起】

サン・ディマスに住むビルとテッドは、音楽で世界を一つにする期待されながら、2020年になっても未完成。中世の王女と結婚し、成人の娘がいる。親族の結婚パーティーでハチャメチャな新曲を披露するが、テッドの父からまともな仕事に就けと怒られた。

ビルとジョアンナ夫妻、テッドとエリザベス夫妻は揃ってセラピーを受けるが、セラピストは夫たちがいつも一緒であることに困惑する。ジョアンナが「夫が無駄な努力をしているのを見るのがつらい」と本音を告白すると、ビルとテッドはセラピーを退出した。

自宅ガレージでは、2人の娘シーアとビリーが音楽作りに熱中。父に新曲は最高だったよと伝えた。そこへ、未来から使者のケリーが現れ、ビルとテッドを未来へ連れて行く。

2720年のサン・ディマス。ビルとテッドは指導者から、ルーファスの予言を聞かされる。それは、「本日午後7時17分、場所はMP46で、プレストンとローガンの曲がこの現実を救う」というもの。今から77分後までに曲が完成しなければ、時空が消滅して世界が滅びると言うのだ。ビルとテッドは「一見無意味なことも、結末を見るまで分からない」と刻印された時計を預かってタイムトラベルに出発した。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のあらすじ【承】

テッドは何十年頑張っても作れなかったのに、75分で作れる訳がないと落胆。ビルは未来の自分たちから曲をゲットしようと提案し、まずは2年後へ。そこには寂れたライブハウスでバンドの前座をしている自分たちがいた。世界を救う曲は作れず、妻は幸せを探す時空の旅に出てしまい、娘は口も聞いてくれないと言う。焦った2人は現代に戻り、妻たちに旅に出るなと言い残して、5年後に向かった。

一方未来では、予言の別解釈、「ビルとテッドの死が世界を救う」ことを実行すべく、刺客ロボットが派遣される。また現代では、シーアとビリーがタイムマシンを借りて、父のために偉大な音楽家を集める旅に出た。

1967年のロンドン。シーアとビリーはジミ・ヘンドリックスに会い、父の曲作りの手伝いを依頼するが断られる。ならばと、1922年のニューオリンズからルイ・アームストロングを呼び寄せ、ジミヘンに説得してもらった。次は1782年のウィーンへ。ジミヘンとモーツァルトは即興演奏ですっかり意気投合する。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のあらすじ【転】

5年後のビルとテッドは豪邸暮らし。ついに書き上げたという感動的な曲を聞かされるが、それは人気ミュージシャン、デイヴ・グロールの曲。豪邸も彼の所有だった。追われたビルとテッドは刺客ロボットのビームをギリギリで回避。ビームはテッドの父のローガン署長に命中した。

2030年のビルとテッドは刑務所で、囚人のリーダーとなって雄叫びを上げていた。そこに刺客ロボットが現れるが、囚人にボコボコにされる。幸せ探し中の妻たちは未来の夫の姿にショックを受け、ビルとテッドは次の時代へ向かった。

シーアとビリーは紀元前2600年から伝説の奏者リン・ルンを、紀元前10000年からドラマーのグロムを集めて現代に戻るが、街にはピラミッドが出現するなど時空が歪みまくっていた。ラッパーのキッド・カディも合流し、彼女たちは早速曲作りを始めようと意気込む。しかし、刺客ロボットが現れ、偉大なる音楽家たちもろとも地獄へ落とされてしまった。

一方、ビルとテッドは2067年で老人ホームの自分たちに会い、MP46で録音した「フェイス・ザ・ミュージック」という音楽データを受け取った。喜ぶ2人の前に刺客ロボットが出現し、間違って娘を殺したことを告げられる。ビルとテッドは娘を助けるため、音楽データを壊して刺客と共に地獄に落ちた。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の結末・ラスト(ネタバレ)

ビルとテッドは、地獄で娘と父と再会する。父は息子の時空の旅をようやく理解した。現世に戻るため、そしてベーシストとして、死神の協力が必要である。ビルとテッドは死神と気まずい関係にあったが、娘たちに促されて謝罪して和解した。

死神のパワーで現世へ。高速道路M46地点に降り立つと、上空にブラックホールが現れる混沌とした状況だった。残り11分。ビルとテッドは、「世界を救う曲を作るプレストンとローガン」とは、娘のシーアとビリーだと気付く。そして自分たちの役割は、全ての時空に楽器を配ることだと悟るのだった。

そこに、幸せを探す旅を終えた妻たちが戻り、今が一番幸せだと分かったと告白する。彼らは電話ボックスの中で口づけすると、無限ボタンをプッシュ。電話ボックスは無限に増殖し、彼らは全ての時限に楽器をばら撒くのだった。

土星による日食で地球が闇に包まれる中、シーアとビリーの指揮で偉大なる音楽家のライブが始まった。最初はバラバラだったが、やがて調和の取れた美しい曲に。全ての時空の人々の演奏が加わるとさらに盛り上がり、無限の旅を終えたビルとテッドがギターで参戦すると、ライブは最高潮を迎えた。

そして予言の時刻。歪んだ時空は正常に戻り始める。偉人たちはそれぞれの時代へ、土星やピラミッドも元の場所へ戻った。皆で力を合わせた結果、地球に平和が戻るのだった。

映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の感想・評価・レビュー

1989年の「ビルとテッドの大冒険」から31年後。2人とも年は取っているものの、見た目の雰囲気が変わっていなかった。ビル役のアレックス・ウィンターは、今は主に脚本や監督業を行っているらしい。キアヌ・リーブスは爽やかさが消え失せているが、怪しい雰囲気で久しぶりのおバカコメディと楽しんでいるようだった。

2020年のコロナ禍の上映となってしまったが、人類が力を合わせて地球を救うという本作のメッセージは、コロナと戦う世界の人々の心に届いたのではないだろうか。ラストシーンのライブは意外にも感動的で、エンディングの世界中の人たちが音楽を楽しむシーンもとても良かった。(MIHOシネマ編集部)

みんなの感想・レビュー