この記事では、映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』 作品情報
- 製作年:2015年
- 上映時間:132分
- ジャンル:SF、アクション、サスペンス
- 監督:ウェス・ボール
- キャスト:ディラン・オブライエン、カヤ・スコデラーリオ、トーマス・ブローディ・サングスター、キー・ホン・リー etc
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★★★
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』 あらすじネタバレ(起承転結)
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』 あらすじ【起・承】
迷路から脱出したトーマス、テレサ、ミンホ、ニュート、フライパン、ウィンストンは、WCKD(ウィケッド)の手が届かないという施設に保護される。
施設主ジャンソンや、他の迷路で保護された子供たちと会ったトーマスたち。
理由もわからずテレサと引き離されて不安を覚えるトーマスは、古株エリスから施設への不信感を訴えられる。
カードキーを盗んだトーマスとエリスは、WCKDとつながりを持ち、子供たちに人体実験を行って原因不明の病フレアの薬を得ようとする施設の裏の顔だった。
テレサとも合流し、施設から逃げ出したトーマスたち。
追われるトーマスたちは近くにあった建物に忍び込んで必要な荷物を揃えるが、電気のスイッチを入れたとたん、フレア患者の末路クランクたちに襲われてしまう。
逃げる途中でクランクたちに怪我を負わされたウィンストンは、抗体を持つ体のはずが、徐々に具合が悪くなっていく。
朝になって、荒れ果て砂漠化した世界に絶望しつつも、WCKDの敵で山に住むRA(ライトアーム)を探しはじめる。
途中で自らの末路を悟ったウィンストンは死を選ぶ。
雷から逃げるため、近くにあった建物に逃げ込んだトーマスたちは、クランクを番犬代わりにするホルヘたちに会う。
敵とも味方とも付かないホルヘだったが、RAに対して希望を持っていて、トーマスたちと共にRAをそうと決めた。

映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』 結末・ラスト(ネタバレ)
ホルヘの仲間がWCKDに連絡し、トーマスたちを連れ戻すために襲ってきた。
ホルヘと逃げ出したニュートたち、ホルヘの家族同然のブレンダと取り残されたトーマス。
WCKDの追っ手は撒いたものの、ブレンダは地下に潜んでいたクランクに噛まれてしまう。
RAを知る男マーカスを探せば、ホルヘや友達と再会できると信じる2人だったが、友達がいるはずのパーティー会場でトーマスは倒れる。
目覚めると、ホルヘはマーカスからRAの住処を聞き出しており、テレサたちも一緒だった。
RAと連絡を取れる場所に向かうと、そこにはエリスと同じ迷路にいたハリエットとソーニャが。
2人には歓迎されたものの、ブレンダが感染している事に気付いたRAリーダーのヴィンスに殺されそうになる。
かつてWCKDにいたRAのドクター・メアリーは、トーマスが迷路に送られた原因、WCKDの情報流出先の人物だったとトーマスに教える。
自分の血で、一時的だがブレンダを救ったトーマス。
しかし、施設で記憶を引き出されていたテレサは、トーマスたちを裏切ってWCKDを呼ぶ。
安全だったRAの隠れ場所は戦場と化し、子供たちは捕らえられてドクター・メアリーは命を落とす。
遂に対面したエヴァとトーマスだったが、施設に戻るくらいなら自殺を選ぶと宣言するトーマス。
ホルヘとブレンダの助けが入り形勢逆転するが、ミンホはWCKDに連れ去られてしまった。
トーマスは、WCKDの暴走とエヴァ・ペイジへの復讐のために立ち上がる決意をした。
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
迷路が登場しないメイズ・ランナー
前作が迷路(メイズ)からの脱出だったにも関わらず、本作では迷路すら登場しないという、「メイズ・ランナー」2作目。
研究施設の外へ救出されたものの、WCKDとは関係ない安全できる場所だと言いながら見事に手を組んでいる施設からの脱出。
そして、外の砂漠化した世界でのゾンビにそっくりな設定のクランクから逃げつつ、WCKDと敵対する組織RAを探して保護してもらうというのが、本作でのミッションになっている。
迷路要素は無くなったものの、ゾンビ映画の要素が加わって面白さは倍増。
だが、未来の政府のようなWCKDと、レジスタンス組織RA、難病を治す鍵を握る救世主トーマスといった構図はどこかで見たことがある。
トーマスがWCKDとエヴァ・ペイジに復讐を誓い、残された仲間が賛同するというのも、どこかで見たことがある。
ゾンビのようなクランクやスリルのある展開
荒れ果てた世界の景色が細かく作られているのは圧巻。
仲間とはぐれて地下を進むトーマスとブレンダの前に現れるクランクの、ゾンビとはまた違う異様な姿もうまく出来ている。
テレサの裏切りも意外だが、なぜかテレサにベッタリなトーマスの、2人の関係が明らかにされずに気になるところ。
断片的な記憶でしかなかった、トーマスが迷路に送り込まれた理由も明らかになるが、若者からしか作れない薬と若い命を失えば人類は続かないという矛盾と問題点も発覚。
前作よりもストーリーのテンポやスリル感が増していて、謎も明らかになって明確な目的ができたことで、スッキリとした作品になった。
邦題が『メイズ・ランナー』なので混乱するが、今作は迷路要素はほとんどない。どうやら、シリーズものであることを分かりやすくするためにそのタイトルだという。
主人公がモタモタしているので、危機感がないように感じてハラハラが置き去りになっている。それにとにかく展開が早いので、まるでドラマの総集編を見せられているかのような感覚になった。それでも、次の3で完結ということなので最後まで完走したいと思うが、あまり期待値は高くない。(男性 30代)
前作の迷路から抜け出した後、トーマスたちが向かった先が、さらに過酷な世界だったことに驚かされました。WCKD(ウィケッド)の真実が徐々に明らかになる過程や、仲間の裏切りなど、ハラハラする展開の連続で飽きる暇がありませんでした。特にテレサの選択には胸が痛みましたが、彼女なりの正義があったのだと思います。アクションのスピード感も増していて、シリーズとしての成長を感じました。(20代 男性)
本作は、人間の心理や信頼関係がより深く描かれていて、前作よりも感情移入しやすかったです。特に新キャラクターのブレンダとホルヘの登場で、物語に新たなスパイスが加わり、一気に世界が広がりました。終盤のWCKDの施設への突入シーンは手に汗握る展開で、最後のテレサの裏切りには本当にショックでした。次作への引きを強く感じさせる終わり方も良かったです。(30代 女性)
正直、前作の方がスリルがあったかなと感じつつも、本作は世界観の広がりを楽しめました。砂漠でのゾンビのような感染者との遭遇シーンはまるでホラーで、かなり緊張感がありました。キャラクター同士の関係性に変化が出てきていて、特にトーマスとミンホの友情が光っていたと思います。物語の軸が明確になってきたことで、シリーズとしての今後がより楽しみになりました。(40代 男性)
スリリングな展開の連続に、2時間があっという間でした。荒廃した世界を彷徨う少年少女たちの姿は切なくもあり、それでも生き抜こうとする姿に胸を打たれました。特にトーマスのリーダーシップと、それに従う仲間たちの信頼関係が丁寧に描かれていて良かったです。ただ、テレサの裏切りには納得がいかず、感情的になってしまいました。今後彼女がどうなるのか気になります。(10代 女性)
WCKDという組織の実態が少しずつ明らかになる中で、誰を信じていいのか分からなくなるような展開がリアルでした。感染者の描写がかなりリアルで、グロテスクさも相まってドキドキしっぱなし。個人的にはホルヘというキャラクターがかなり魅力的で、シリーズの中でも好きな人物になりました。社会的メッセージも込められているようで、深読みするのも面白かったです。(50代 男性)
砂漠のシーンがとにかく印象的で、サバイバル感が一層強まっていました。WCKDの陰謀に翻弄される若者たちの姿に、思春期の不安や葛藤が重なるようで切なかったです。特にトーマスの信念の強さと、ブレンダとの信頼関係の構築は、今後の物語にどう影響するのか気になります。エンタメ要素とドラマ性のバランスが取れていて、シリーズものとしてはかなり完成度が高いと思いました。(30代 女性)
1作目では迷路という限定的な舞台だったのに対し、今回は一気に世界が広がり、終末世界のサバイバルの様相を呈していてテンションが上がりました。ゾンビ的な存在との戦いもスリリングで、まさにSF×アクション×サスペンスという感じ。トーマスの人間としての成長が強く感じられ、彼の葛藤や決意がよく描かれていました。ラストのテレサの行動は衝撃的で、次作も期待大です。(20代 女性)
終末世界を舞台にしたアクション映画としてはテンポが良く、演出も派手で見応えがありました。トーマスを中心に展開される物語は前作以上にスピード感があり、迷路からの脱出だけで終わらないスケールの大きさを感じました。感染者の存在やウイルスの問題など、現代の疫病を彷彿とさせるリアルさもあり、考えさせられる部分も。ティーン向け作品と思いきや、大人でも楽しめます。(40代 女性)
感情的なシーンが増えたことで、キャラクターの内面により共感しやすくなっていました。中でもミンホの活躍と、ブレンダとの絆の深まりが印象的で、WCKDという組織の冷酷さが一層際立っていました。アクションも大規模で、映像美も前作より進化しており、映画館で観たらもっと迫力を感じられたと思います。裏切りというテーマが強く、信頼がいかに脆いかを痛感しました。(60代 男性)
映画『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』を見た人におすすめの映画5選
ダイバージェント
この映画を一言で表すと?
「選ばれし者が体制に立ち向かう、スリル満点の近未来アクション!」
どんな話?
舞台は秩序で管理された未来都市。人々は性格に応じて“派閥”に振り分けられますが、主人公トリスはどの派閥にも属さない“異端者(ダイバージェント)”。その特異性ゆえに追われる立場となりながら、巨大な陰謀に立ち向かっていきます。
ここがおすすめ!
システムに抗う若者たちの戦いは、『メイズ・ランナー』と通じるテーマ。トリスの成長や恋愛要素も見ごたえありで、続編にかけてどんどん世界が広がっていくのも魅力。近未来SF好きにはたまらないシリーズです。
ハンガー・ゲーム
この映画を一言で表すと?
「命を懸けたゲームと独裁国家への反逆が交錯する衝撃のドラマ!」
どんな話?
独裁国家「パネム」で行われる“ハンガー・ゲーム”とは、若者同士が殺し合う究極のサバイバルゲーム。主人公カットニスは、妹の身代わりとして参加しながらも、やがて国家への反乱の象徴となっていきます。緊張感あふれる展開が続きます。
ここがおすすめ!
ゲームの緊張感とサバイバル要素、そして強いヒロイン像が際立つ本作。政府の支配に抗う姿勢や戦いの中での葛藤など、『メイズ・ランナー』ファンが共感できるテーマが満載。シリーズとしても非常に完成度が高いです。
ザ・5番街の殺人
この映画を一言で表すと?
「謎解きと逃亡劇が絶妙に絡み合う、予測不能なサスペンス!」
どんな話?
ある日突然、自分の存在を国家に消され、全てを失った若者が、過去の事件の謎を解き明かすために奔走するストーリー。記憶、陰謀、裏切りといった要素がスリリングに絡み合い、一瞬も気が抜けません。
ここがおすすめ!
『メイズ・ランナー2』のような逃亡劇と謎解きが好きな人にぴったりの一作。スリル満点の展開と緻密に張られた伏線が、最後まで観る者を引き込んで離しません。ラストの衝撃も必見!
ザ・ロード
この映画を一言で表すと?
「終末世界を親子で旅する、切なくも力強いヒューマンドラマ」
どんな話?
文明が崩壊した地球を舞台に、生き延びることを目的に旅を続ける父と息子。人間同士の争い、飢え、絶望が渦巻く世界で、彼らは希望を捨てずに進み続けます。サバイバルと人間愛が胸に響く作品です。
ここがおすすめ!
『メイズ・ランナー2』のような荒廃した世界観が好きな方にぴったり。派手なアクションではなく、静かに心を揺さぶるタイプの終末ドラマ。人間らしさを試される世界での希望と絆に涙します。
アイ・アム・レジェンド
この映画を一言で表すと?
「たった一人で崩壊した世界を生き抜く男の孤独と戦い」
どんな話?
ウイルスによって人類が崩壊したニューヨーク。たった一人生き残った科学者ロバート・ネビルが、感染者と化した人間たちから身を守りながら、ワクチン開発に挑む姿を描きます。静寂の都市に響く孤独が印象的。
ここがおすすめ!
感染者というテーマは『メイズ・ランナー2』にも通じ、スリリングなサバイバルと人間の本質を問いかける重厚なストーリーが魅力。ウィル・スミスの孤独な演技が心に残る名作です。
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