映画『幸せの始まりは』の概要:2010年公開のアメリカ映画。31歳のリサはプロソフトボール選手。しかし遂に年齢から代表から外されてしまう。ショックを受けながら恋愛に踏み台していく等身大の女性を描いたラブストーリー。
映画『幸せの始まりは』 作品情報
- 製作年:2010年
- 上映時間:121分
- ジャンル:ラブストーリー
- 監督:ジェームズ・L・ブルックス
- キャスト:リース・ウィザースプーン、オーウェン・ウィルソン、ポール・ラッド、ジャック・ニコルソン etc
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映画『幸せの始まりは』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『幸せの始まりは』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『幸せの始まりは』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『幸せの始まりは』 あらすじ【起・承】
サリー(リース・ウィザースプーン)は31歳。
アメリカが誇るソフトボールチームのキャプテンであり選手である。
しかし年齢的にも厳しいと言われはじめ、ついに代表から落ちてしまう。
そんな時友人が強引に知り合わせた男性ジョージと食事をする。
しかしジョージにも身に覚えの無い投資詐欺で裁判を起こすという連絡が入り、お互い気が滅入った状態での食事だった。
二人は集中出来ず、会話も無くつまらない時間が過ぎた。
サリーにはメジャーリーガーのマーティーという、人気の選手のボーイフレンドがいる。
彼と一晩過ごしたことでマーティーはリサを気に入り、友人から付き合いたいと申し出た。
そしてマーティーは同棲しないかと提案する。
リサは承諾した。
ある日買い物帰りのマンションのエレベーターで、ジョージと再会する。
荷物が重そうにしているリサを思い、ジョージは部屋まで荷物を運んでくれた。
そこで帰ってきたマーティーと遭遇する。
誤解したマーティーはジョージに失礼な態度をとった。
リサは理由を説明したが、ジョージの怒っている理由や女性に対する考え方に怒り部屋を出て行った。
映画『幸せの始まりは』 結末・ラスト(ネタバレ)
行き場の無いリサはジョージに誘われマンションに。
そこで話を色々と聞いてもらう。
するとマーティーから電話が来て、やはり彼の元に戻ることに。
リサに惹かれ始めていたジョージは少し落ち込んだ。
マーティーの周りには常に人がいる。
人気のメジャーリーガーだし、女性も多い。
リサはこの人は本当に自分だけなのかといつも心配になる。
そして彼に不安そうな所を見せると「自分なりに君のために努力している」「行きずりのセックスはしない」などと余計不安にさせられるような回答が返ってくる。
また女性に対する考え方も好きでは無い。
いつも自分が正しく、同棲している家もリサを住まわしてやっているというような言い方。
リサはマーティーのことが好きなのかどうか。
ジョージと親密になっていく。
二人の間で揺れ始めるリサ。
しかし結局はマーティーのものである。
ある日ジョージとの帰り道、リサの誕生日パーティーをマーティーが開催すると知る。
そこに自分も参加したいと申し出た。
パーティー当日。
リサはジョージに話があると言われる。
マーティーに君を信用しているから行ってこいと言うと言われ、納得がいかないままジョージに会いに行く。
そこでジョージは改めてリサに告白した。
誠実で優しい彼。
リサはジョージを選ぶのだった。
映画『幸せの始まりは』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『幸せの始まりは』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
愛すべき女性
この作品の主人公はとにかく性格が良い。
だからこそ男性に良いように扱われてしまうということも言えるだろう。
一晩過ごした後、マーティーのバスルームに相当な数の新しい歯ブラシとサイズ豊富なピンクの上下スウェットの着替えに驚くリサ。
そしてそのスウェットに着替えるよう言われ、激怒する。
女性が訪れる家だという証拠であった。
怒ったリサは出ていくのだが、再び戻る。
それは『人を責める前に自分を正せ』という自分への戒めからだった。
このことにマーティーが感激し、付き合うことになる。
このシーンがリサの性格の良さを表現している。
しかもマーティーが理想的だと言った通り、男性の憧れが詰まっている女性だと言っても良いだろう。
男性を責める女性が多い中、自分のことをまず反省するのだから。
女性視点から見ても友人になりたい可愛い女性像を描けている。
どちらを選ぶのかの演出上手
この映画はありがちの三角関係。
それも女性がフラフラという尻軽に見えないから好意的で見られる。
本作品の良さはどちらに向くかわからないということ。
演出が巧みで、最後まで安心して見ていられない。
結果的にジョージをとるのだが、これには心底ほっとした。
もしかしたらマーティーを選ぶのでは?と思わされていたからだ。
そういう意味で本作品の脚本や演出は素晴らしいと言えるだろう。
リースの年齢不詳の魅力
彼女の年はいくつだろうか。
この映画を見ていると昔のまま。
笑顔もスタイルも変わっていないのだ。
多少皺が増えたような気もするが、それでも足を出すような短いワンピースがよく似合う。
リースはこの先も可愛い路線の中年の女優に成長していって欲しい。
キャストが最高すぎる今作。リース・ウィザースプーンが大好きな私としては、彼女がソフトボール選手の役を演じるなんて想像できませんでしたが、特別重要な選手らしい描写は無く、性格の良いキュートないつものリース・ウィザースプーンが見られるのでファンとしては大満足でした。
脇を固めるのはポール・ラッドにオーウェン・ウィルソン。本当に好きな人たちしか出てこないので、自然と笑顔になってしまいます。
淡々としたストーリーですが、それが逆に日常を感じられて違和感無く見ることが出来ました。(女性 30代)
映画『幸せの始まりは』 まとめ
リースが大好きだ。
彼女の映画は嫌みも無く、ただ単純に可愛くて面白い。
キャメロンのセクシー可愛いとはまた違って、愛くるしいのだ。
そんな彼女が出演しているラブコメは、どれもオススメ。
本作品はわかりやすく、それでいて最後までぶれていない内容が素晴らしい。
そして三角関係なのに女性が嫌われるような演出が無いのも、また見やすい仕上がりになっているのだ。
大して内容が無いようにも思われるが、それがラブコメの醍醐味と言っても過言では無い。
あくまで気楽に見て欲しい1本である。
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