この記事では、映画『ピース オブ ケイク』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ピース オブ ケイク』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ピース オブ ケイク』 作品情報

- 製作年:2015年
- 上映時間:121分
- ジャンル:ラブストーリー、コメディ
- 監督:田口トモロヲ
- キャスト:多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃 etc
映画『ピース オブ ケイク』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『ピース オブ ケイク』 あらすじネタバレ(起承転結)
映画『ピース オブ ケイク』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ピース オブ ケイク』 あらすじ【起・承】
梅宮志乃は、いつも相手に好かれて流されるように恋愛をしてきた。それは仕事も同じ。恋人の正樹はあれやこれやと理想を押し付け、志乃を自分好みにしようとするが、志乃はそれが窮屈で仕方なかった。正樹はそれでも志乃が好きでしょうがないらしい。それがわからない。
ついに職場の男と浮気をしてしまい、それが正樹に発覚する。だましだまし付き合ってきたが、とうとう正樹と別れて仕事も辞め、引っ越して心機一転しようとする。
引っ越した先はぼろい庭付きのアパートだった。そこで隣に住む男を初めて見た瞬間、風が吹くのを感じた。
オカマの友人天ちゃんの紹介でレンタルビデオ店でバイトを始めることになったが、そこの店長菅原京志郎はなんと隣に住む男だった。
京志郎には同棲する彼女・あかりがいる。
フランクに接する優しい京志郎を好きになっていくのを実感するが、恋人がいる相手だ。今度は簡単に流されて恋愛しないように、志乃は自分をセーブする。
ところが、職場の飲み会の後、酔いつぶれて京志郎の家で目を覚ました志乃は、とうとう彼に恋していることを確信してしまう。
京志郎にアタックするも、彼はあかりと別れる気はないと相手にしない。
志乃は寂しさを紛らわすように、クワズイモの鉢植えを買って育てる。いつも植物を買って育てては枯らしてしまう志乃だったが、今度こそ大事に育てようと決心する。
映画『ピース オブ ケイク』 結末・ラスト(ネタバレ)
一方、京志郎とあかりはうまく行かなくなっていた。あかりはメールレディの仕事をしていたが、本当は小説家志望らしい。実はあかりという名前も偽名で、実家の住所もデタラメ。そしてある日、忽然と姿を消してしまった。
京志郎は志乃と付き合い始める。二人で過ごす時間は幸せなものだったが、京志郎とあかりははっきり別れようといって別れたわけではない。いつあかりが戻ってきて京志郎とよりを戻すか、志乃はそれが心配だった。
そして、やはり恐れていたことは起こった。京志郎は志乃と付き合いながらも、小説家となったあかりと再会し、行く当てがないらしい彼女の相談に乗っていたのだった。
志乃は隙を見計らって京志郎の携帯をのぞき、あかりとの繋がりを突き止める。
怒る志乃に、京志郎は「好きなのは志乃だけだ」と告げるが、志乃は信じることができず二人は別れる。
それからしばらく。
服飾の仕事で成功しつつある志乃は、恋愛から離れて一回り成長していた。生活は順調だが、京志郎を忘れられないでいた。
ある日、志乃は偶然京志郎と再会する。戸惑い逃げる志乃を京志郎は引き留め、志乃を忘れられない、やり直したいと告げる。それでもしぶる志乃を、京志郎はある場所に連れていく。
そこは京志郎が今住んでいる家の庭だった。そこには、志乃が置いていったクワズイモが成長し、株分けして庭じゅうに群生していた。
志乃があれだけ苦労していた植物の世話を、京志郎は簡単にここまで育ててしまったのだった。
映画『ピース オブ ケイク』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ピース オブ ケイク』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
多部未華子の新境地
今回主役の志乃を演じている多部未華子の、今までのイメージというと「清純派」。だから、原作の志乃のイメージとあまりにも違う配役なので、どうなるのか気になっていたが、予想外にはまっていた。
原作だと志乃は悪く言えば尻軽。見た目も派手だし、多部未華子がキャスティングされた時は意外だったが、いざ映画を観てみると今までの多部未華子のイメージとは違うキャラクターに仕上がっていて、イメージなんて演技やメイクやファッションでどうとでもなるもんだなあと感心した。
他の配役について
配役の意外性は多部未華子だけではない。京志郎役の綾野剛もイメージとは違った。これもどうなるのかと思っていたが、こっちは予想通り、どうもしっくりこないまま終わってしまった。これはこれでいいが、やっぱり原作の京志郎とは違う。
あとは、オカマの天ちゃん。これを演じたのは松坂桃李だが、この配役に関してはメディアでもいろいろ騒がれていたので気になっていた。オカマを演じるような俳優には思えなかったが、役への入り込み方がすごい。役作りは苦労したらしいが、女心を必死につかもうとした結果か、ちゃんとオカマだった。
監督・田口トモロヲについて
監督の田口トモロヲは、俳優としても活躍し、ナレーターとしても知る人は多いと思う。あとはパンクバンドで活動していたり、元エロ劇画家だったりと、意外な一面がちらほら。一体どういう人なのかイマイチよくつかめない存在ではあるが、また恋愛映画の監督を務めるなんてこれも意外。
配役から何から予想外の事ばかりなのがこの作品だ。
特に真新しいことはない恋愛映画には違いないが、ところどころ「なるほど、田口トモロヲだ」と思えるような演出もあり、なかなか楽しめる映画だった。
多部未華子さんと綾野剛さんの空気感が素敵で、見ていると照れくさくなるほどお似合いの二人だなと思った。
恋人がいる人を好きになってしまった梅宮志乃。報われなかったり女の子側がボロボロになって終わることが多いが、本作品はハッピーエンドで終わっているところが良いなと思った。苦悩しながらも菅原京志郎と別れ、仕事で頑張って一回りも二回りも成長しているところが素敵。見て良かったなと思える恋愛映画だった。(女性 30代)
志乃がダメ男との同棲をやめて引っ越してくる冒頭から、恋愛のぐちゃぐちゃした現実がリアルに描かれていて引き込まれた。菅田将暉演じる京志郎は一見優しくて魅力的なのに、実はかなりの女好きという危うい人物で、志乃が振り回されていく展開にモヤモヤする。バイト先の梅宮との関係や周囲の恋愛模様も含めて、みんな完璧じゃない人間ばかりなのが面白い。最終的に志乃が自分の感情に向き合い、京志郎との関係を選ぶ流れは賛否ありそうだが、恋愛の不器用さを描いた映画として妙にリアルだった。(20代 男性)
恋愛映画なのにキラキラした感じがなく、むしろ恋の面倒くささがしっかり描かれているのが印象的だった。志乃は過去の恋愛で傷ついているのに、結局また京志郎のような危うい男性に惹かれてしまう。その流れがとても人間らしくて共感できた。京志郎が他の女性とも関係を持っていると分かったときのショックや葛藤もリアル。最終的に二人が再び向き合う結末は、理想的とは言えないけれど、恋愛ってこういうものかもしれないと思わせる終わり方だった。(30代 女性)
この映画は恋愛の美しさよりも、人間の弱さを描いている作品だと思う。志乃も京志郎も決して立派な人物ではなく、感情に流されながら生きている。それでも互いに惹かれてしまうところがリアルだった。特に京志郎の軽さと魅力のバランスが絶妙で、嫌な男なのにどこか憎めない。志乃が彼に怒りながらも離れられない気持ちは理解できる気がした。派手な展開はないが、恋愛の複雑さを丁寧に描いた作品として印象に残った。(40代 男性)
恋愛の不器用さがとてもリアルに感じられる映画だった。志乃は真面目で優しい性格なのに、なぜかダメな恋ばかりしてしまう。その感じがすごく共感できる。京志郎は魅力的だけれど信用できない部分も多く、観ていて何度も「やめておいた方がいいのに」と思った。それでも志乃が彼を好きになってしまう気持ちは理解できる。最後に二人がまた向き合うシーンは、完璧なハッピーエンドではないけれど、人間らしい選択だと感じた。(20代 女性)
恋愛映画としてはかなりリアル寄りの作品だった。登場人物たちは理想的な恋愛をしているわけではなく、それぞれの欲望や弱さが見えてくる。志乃が京志郎に振り回される展開は少しもどかしいが、それも含めて人間らしい。周囲のキャラクターたちの恋愛も一筋縄ではいかず、群像劇としての面白さもある。最後に志乃が自分の気持ちをはっきりさせる場面は、成長の瞬間として印象に残った。恋愛の現実を描いた作品だと思う。(50代 男性)
観ていて何度も志乃に感情移入してしまった。ダメだと分かっている相手を好きになってしまう感覚は、多くの人が経験しているのではないかと思う。京志郎は優しさと軽さが同居していて、本当に厄介なタイプの男性だと感じた。それでも彼の魅力に惹かれてしまう志乃の気持ちは理解できる。恋愛は必ずしも理想通りに進むわけではないという現実が描かれていて、とても人間味のある作品だった。(30代 女性)
この映画は登場人物のキャラクターがとても生きていると感じた。志乃の優柔不断さや京志郎の軽さ、周囲の人たちの個性が自然に描かれている。特に京志郎は典型的なモテるダメ男で、見ていてイライラする場面も多いが、その魅力もよく伝わってくる。志乃が彼に振り回されながらも自分の気持ちを整理していく流れは見応えがあった。恋愛の甘さだけでなく苦さも描いた映画として印象に残る。(40代 男性)
恋愛のリアルさがとても印象的な映画だった。志乃は過去の恋愛で傷ついているのに、また似たような恋に飛び込んでしまう。その繰り返しがとても人間らしい。京志郎は魅力的だけれど不誠実な部分もあり、観ていて複雑な気持ちになる。それでも志乃が彼を好きになる理由が理解できるのが不思議だった。最後の再会のシーンは、二人の関係がどうなるのか想像させる終わり方で余韻があった。(20代 女性)
全体的にゆったりした雰囲気の映画だが、恋愛の感情はかなり濃く描かれている。志乃の視点で物語が進むため、彼女の迷いや葛藤がよく伝わってくる。京志郎の行動には疑問を感じる部分も多いが、それでも人を惹きつける魅力があるのが面白い。恋愛は理屈ではなく感情で動くものだと改めて感じた。派手なドラマはないが、日常の中の恋愛を丁寧に描いた作品だった。(60代 男性)
映画『ピース オブ ケイク』を見た人におすすめの映画5選
花束みたいな恋をした
この映画を一言で表すと?
リアルすぎる恋愛の始まりと終わりを描いた、共感度の高い恋愛ドラマ。
どんな話?
終電を逃したことをきっかけに出会った男女、麦と絹は共通の趣味を通して急速に距離を縮め、恋人同士になる。最初は理想的に見えた二人の関係だったが、社会に出てそれぞれの生活が変わるにつれ、少しずつ価値観の違いが表面化していく。恋愛の現実を丁寧に描いた物語。
ここがおすすめ!
恋愛の甘さだけでなく、すれ違いや現実の重さも描かれているのが魅力。等身大の会話や日常の描写がリアルで、観る人が自分の恋愛と重ねてしまう作品だ。恋の始まりと終わりを丁寧に描いたドラマが好きな人におすすめの一本。
モテキ
この映画を一言で表すと?
恋愛に翻弄される男の青春を描いた、ポップで切ないラブコメディ。
どんな話?
冴えない人生を送っていた藤本幸世に突然訪れた“モテ期”。複数の女性との出会いを通して、彼の人生は大きく動き始める。しかし恋愛は思い通りにはいかず、期待と失敗を繰り返しながら自分自身と向き合うことになる。
ここがおすすめ!
音楽とテンポの良い演出で進むポップな恋愛映画で、恋の楽しさと苦しさが同時に描かれている。登場人物の感情がリアルで、恋愛の不器用さが共感を呼ぶ。恋愛の迷いや葛藤を描いた作品が好きな人におすすめ。
勝手にふるえてろ
この映画を一言で表すと?
妄想と現実の恋に揺れる女性の心を描いたユニークな恋愛映画。
どんな話?
恋愛経験の少ない女性ヨシカは、中学時代から想い続ける男性への気持ちを抱えたまま社会人になっていた。そんな彼女の前に突然現れる別の男性。妄想の恋と現実の恋の間で揺れ動きながら、ヨシカは自分の本当の気持ちに向き合うことになる。
ここがおすすめ!
主人公のリアルな感情や妄想の描写が非常にユニークで、恋愛に対する不安や期待が共感を呼ぶ。コメディと切なさが絶妙に混ざったストーリーで、恋に悩む人の気持ちを軽やかに描いた魅力的な作品だ。
ナラタージュ
この映画を一言で表すと?
忘れられない恋に囚われた男女の切ないラブストーリー。
どんな話?
大学生になった泉は、高校時代に想いを寄せていた教師・葉山と再会する。かつての感情がよみがえる中、二人は徐々に距離を縮めていくが、叶わない関係であることも分かっている。愛と葛藤の中で揺れる二人の関係が静かに描かれる。
ここがおすすめ!
静かな雰囲気の中で描かれる切ない恋愛が魅力。登場人物の心の揺れや迷いが丁寧に描かれており、感情のリアリティが強く伝わってくる。恋愛の苦さや複雑さを描いた作品が好きな人におすすめ。
君は月夜に光り輝く
この映画を一言で表すと?
限られた時間の中で育まれる、儚くも美しい恋の物語。
どんな話?
高校生の卓也は、不治の病で入院している同級生のまみずと出会う。彼女の「死ぬまでにやりたいこと」を代わりに体験して報告するという約束をきっかけに、二人は少しずつ心を通わせていく。しかし彼女の命には限りがあった。
ここがおすすめ!
青春の恋と人生の儚さを丁寧に描いた感動作。限られた時間の中で育まれる関係が胸を打ち、観る人に強い余韻を残す。恋愛の喜びと切なさを同時に感じられる物語が好きな人におすすめの作品だ。



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