12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『キネマの神様』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『キネマの神様』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『キネマの神様』の作品情報


出典:https://topcoatshop.jp/product/36887/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8C%E3%82%AD%E3%83%8D%E3%83%9E%E3%81%AE%E7%A5%9E%E6%A7%98%E3%80%8D%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%89%88Blu-ray

製作年 2021年
上映時間 125分
ジャンル ドラマ
監督 山田洋次
キャスト 沢田研二
菅田将暉
永野芽郁
野田洋次郎
リリー・フランキー
製作国 日本

映画『キネマの神様』の登場人物(キャスト)

円山郷直(通称ゴウ:沢田研二 / 若き日のゴウ:菅田将暉)
現在78歳。酒とギャンブルに溺れるダメ親父。映画が好きで、若い頃は映画監督を夢見て、とある撮影所で助監督を勤めていた。
円山淑子(現在:宮本信子 / 若き日の淑子:永野芽郁)
若き日のゴウが務める撮影所の近くにある食堂「ふな喜」の看板娘だった。現在はゴウの妻で、テラシンの経営する名画座「テアトル銀幕」でパートとして働いている。ゴウがどんなに落ちぶれても、見放さず献身的に尽くす。
寺山新太郎 (通称テラシン:小林稔侍 / 若き日のテラシン:野田洋次郎)
ゴウの親友。かつてゴウが助監督をしていた撮影所で、映写技師として勤めていた。現在は名画座「テアトル銀幕」を経営している。
桂園子(北川景子)
昭和の銀幕スター。ゴウとテラシンが勤める撮影所の、誰からも慕われる存在。華やかで気高い実力派女優だが、気さくで豪快な性格。
円山歩(寺島しのぶ)
ゴウと俶子の娘。現在は出版会社の契約社員。前職の退職金は全てゴウの借金返済に充てたこともあり、ゴウのだらしなさに怒りを感じている。
円山勇太(前田旺志郎)
歩の息子。ゴウと俶子、歩と4人で暮らしている。感情的になることはほとんどなく、行動も言動も淡々としている。

映画『キネマの神様』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『キネマの神様』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キネマの神様』のあらすじ【起】

円山郷直、呼び名はゴウ。78歳にして、酒と、借金前提のギャンブル漬けの毎日を送っている。
公園掃除のアルバイト代と年金はギャンブルに消える。妻の淑子、娘の歩、歩の息子の勇太と4人で暮らす家にも、ゴウの借金の取り立てが来る日々。「ゴウをギャンブル依存症とアルコール中毒から救うためには、家族が尻拭いをする現状を打破するしかない」-淑子と歩はゴウの通帳を取り上げ、自分で借金の返済をするように告げる。
「俺から博打を取ったら何も残らない」と嘆くゴウに、淑子と歩は「映画があるじゃない」と励ます。ゴウが映画を愛していることを、2人はよく知っていた。

ゴウは親友の、テラシンこと寺山新太郎の経営する名画座「テアトル銀幕」で一人、映画を観る。今夜は、出水監督がスター女優桂園子主演で撮った代表作だ。
ゴウの隣にテラシンが座ると、ゴウは「次のシーンだ。園子さんのアップをよく見てくれ、園子さんの瞳に俺が映っているんだ」と言う。園子の瞳がクローズアップされると、そこにはカチンコを持った50年前のゴウがたたずんでいる。

映画『キネマの神様』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。

映画『キネマの神様』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『キネマの神様』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『キネマの神様』のあらすじ【承】

若き日のゴウは映画監督を目指し、助監督をしながら映画関係者と交流し、名監督の元で貪欲に学んでいた。
映写技師のテラシンと出会うと意気投合し、仕事が終わると、撮影所の近くにある食堂「ふな喜」で、酒を飲みながら、映画を愛する者同士語り合う仲になった。

ゴウは、テラシンが「ふな喜」の看板娘である淑子に惚れていると知ると、仲を取り持とうとする。しかし淑子が本当に好きなのはゴウで、ある雨の夜、食堂にやってきたゴウに淑子が告白すると、ゴウは彼女を抱きしめた。

ゴウの積み重ねてきた努力が報われる機会が飛び込んできた。ついに監督デビューを果たすことになったのだ。ずっと温めて来たゴウの脚本「キネマの神様」、主演は桂園子。
準備は順調に進み、撮影所の仲間や淑子たち、皆がゴウを応援していた。しかしクランクイン当日、ゴウは緊張から下痢が止まらず、トイレに駆け込む度に撮影を何度も中断してしまう。さらに、カメラのアングルについてスタッフと意見が衝突し、言い合いをするうちに、ゴウは撮影用のセットから落ちて怪我をしてしまう。

映画『キネマの神様』のあらすじ【転】

完全に自信を失ったゴウは撮影を中止し、撮影所からも姿を消すことにしたが、それを知ったテラシンは、ゴウに「淑子ちゃんのことはどうするんだよ!」と詰め寄る。
ゴウが「お前に譲るよ」と答えると、テラシンは「彼女はものじゃないぞ」と激怒。テラシンとゴウの友情も危うい状態となる。

ゴウが故郷に帰ることを知った淑子は、彼に付いていくことに迷いはなかった。周りが「ゴウは君を幸せにできない」と止めても、「私がゴウちゃんを幸せにするの」と、ゴウの後を追った。

そして時は流れ、現代。淑子はテラシンの経営する名画座「テアトル銀幕」でパートをしている。
ゴウの書いた脚本「キネマの神様」をテラシンから受け取った勇太は、これを読んで感銘を受け、「この脚本をリメイクして、映画の脚本賞に応募しよう」と、ゴウに持ちかける。初めは乗り気ではなかったゴウも、勇太の熱意と賞金100万円という魅力に引き寄せられ、勇太と一緒に脚本のリメイクを始める。

映画『キネマの神様』の結末・ラスト(ネタバレ)

完成した脚本は見事、日本映画の有名な脚本賞「城戸賞」を受賞し、テラシンと共に驚きと喜びを分かち合うが、名画座「テアトル銀幕」で祝賀会が行われた後、もともと良くなかったゴウの体調は悪化し、入院することになる。
城戸賞の受賞式には、歩がゴウの代理として登壇し、ゴウの書いたスピーチを読み上げた。そこにはゴウの、家族への愛情と感謝の気持ちが溢れており、歩も淑子も涙を堪えることは出来なかった。

体調が悪化していく中、ゴウは家族に頼んで「テアトル銀幕」を訪れる。テラシンはコロナ禍の影響を受け、「テアトル銀幕」を閉館するしかないと決めていたが、ゴウは賞金の一部を寄付し、経営継続を応援した。

その日は園子の主演映画が上映されていた。園子が列車の座席に座っているシーンで、スクリーンの中の園子と目が合うゴウ。園子はゴウに語り掛けた後、スクリーンを越えて客席のゴウのそばへ行き、「撮影が始まるわ」と、ゴウの手を引いてスクリーンの中へ導く。
家族が近くの席で映画を楽しむ中、ゴウは眠るように息を引き取った。

映画『キネマの神様』の感想・評価・レビュー

この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。

映画『キネマの神様』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『キネマの神様』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

映画『キネマの神様』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『キネマの神様』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。

ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『キネマの神様』を視聴してみてはいかがでしょうか。

映画『キネマの神様』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『キネマの神様』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

みんなの感想・レビュー